潮谷験のレビュー一覧

  • ミノタウロス現象
    特殊設定でもSF感強めなものは苦手なのですが、この作品は論理的にすっと入っていけるものなので大丈夫でした。
    ライトな陰謀論や、元ベーシストの市長のキャラもそこはかとないユーモアセンスも好みでした。
    (重たくて後味の悪いイヤミス系を読みすぎてるかも)
  • スイッチ 悪意の実験
    メフィスト賞受賞作品で、人の心の闇、人の悪い部分や弱い部分に迫った作品。そこに、宗教も絡んできて「人はどう自分を見つめ受け入れ、自分自身を社会の中で育てていくか」ということを考えさせてくれる作品。ある意味、人って何考えているのかわからないし、何をするのかもわからない怖い生き物だよねとも感じさせるぶっ...続きを読む
  • スイッチ 悪意の実験
    思ったより展開が早い段階で進んでびっくりしました。人間の心理とか難しいことは言いませんが、こうやって複雑に絡み合うんだろうなって思いました。
  • 本格王2022
    2023.06.30
    こういう読み比べはとても楽しいです。
    やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
    私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。
  • 本格王2021
    方丈さんが好きで方丈さん目当てで買った。
    アミュレットホテル、とても楽しく読めて好き。

    他にも初読みの作家さんが多く、楽しく読め気になる作家さんが増えた。
  • 本格王2022
    みんな良かったです!
    読んだことのない作家さんのお話は興味深く、次に読む本をどれにしようかな~、と迷ってます!
  • ミノタウロス現象
    楽しかった。ちょうどこんな小説が読みたい気分だった。
    田舎のとある場所に同時に2体現れたミノタウロスのうち、1体は着ぐるみを着た市議会議員。
    怪物と一緒に駆除された彼はどうしてそんなことになってしまったのかというミステリー。
    地方政治が絡み、陰謀論や都市伝説の要素も出てきて、事態はやがて世界規模に。...続きを読む
  • ミノタウロス現象
    世界各地に人を襲う怪物が突如として現れるようになるが、その怪物は『案外弱い』ため、人類滅亡の危機とまでは至っていない、という独特な設定のお話。実際にもしそうなったら人々はどう対応するか、社会はどう変わるか、という思考実験は面白い。主人公の性格がさっぱりしていて小気味良い。
  • ミノタウロス現象
    最初、ホラーだと思いながら、よんでいたらまさかの特殊設定ミステリだった。
    でめ、なんか設定は面白かったし、楽しかった。
  • スイッチ 悪意の実験
    義理の妹に誕生日でもらった小説

    前半は主人公の暗さが読みづらかったけれど、後半から面白くなってきてラストは一気に読めた

    荒削りだけれど勢いがあり、デビュー作らしい小説でした
  • ミノタウロス現象
    何コレ?! 怪物とゆるふわキャラが大暴れする荒唐無稽SF×政治社会派ミステリー #ミノタウロス現象

    ■あらすじ
    世界各国で怪奇現象が発生、各所で突然に牛の怪物が出現するようになってしまった。舞台が変わり日本の眉原市では、最年少女性市長である利根川翼が市政の様々な問題に苦慮していた。ある日、翼と議員...続きを読む
  • スイッチ 悪意の実験
    驚く展開が続いて面白かった。
    キャラクターがそれぞれ興味深い。
    もしかしたら香川さんが最強かもしれないなぁ
  • あらゆる薔薇のために
    病気の特性が犯人を特定するキーになったりもするのだけれど、さすがにこれを特殊設定ミステリと呼ぶのは無理があるだろう。お話の軸になるのは犯人当てではなく、謎の病気の正体を巡る探求だし。最後にはそこからあれれと言うような大風呂敷を広げる。この世界観はやっぱりSFと呼ぶべき。SFの読者に歓迎されるかという...続きを読む
  • 時空犯
    SF味の強いタイムリープ小説。自分はあまりSFというジャンルを全くというほど読んでこなかったのですが楽しく読めましたし、何より新鮮で面白かったです。
    内容が複雑で、特に序盤は読みにくい所もありましたがラストにかけての展開が爽快であっという間に読んでしまいます!読み応えありです☺︎
    主人公や他の登場人...続きを読む
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~
    前作も読んだけど、やっぱり面白いなぁ。
    デビュー10年以内という条件がいいのかも。

    記憶が薄れたからかもだけど、前作のほうが読み応えがあったかなあ。作家さんも好きな人が多く。

    読者遍歴聞くと似通った感じになるならかなぁ。

  • スイッチ 悪意の実験
    一ヵ月間何もしなくても百万円もらえるアルバイト。ただし、「押せば幸せな家族が破滅するスイッチ」を持って生活しなければならない・・・
    軽妙な語り口だが、テーマは決して軽くないので、様々な読み方ができる作品だと思う。
    内容紹介では「本格ミステリー長編」と書かれているが、私は「若者の成長とトラウマ克服の過...続きを読む
  • スイッチ 悪意の実験
    宇治でパン屋を営む幸せな家族を破滅に導くスイッチを押すかどうかのアルバイトに駆り出された女子大生。スイッチの機能を持ったスマホを置き忘れたら押されてしまった。押したのは誰で何のために押されたのか?
    ゲーム小説かと思ったら、救いや悟りにつながる宗教の話だった。
    二重三重に貼られた嘘や仕掛けがどんどん炸...続きを読む
  • スイッチ 悪意の実験
    あらすじを読んだときの印象より、意外と難しい話だったなぁと思う。宗教や哲学チックな内容もあった。純粋な悪を現実世界で考えたくないが、どこかにあるのかなぁ。
  • スイッチ 悪意の実験
    大学生の箱川小雪は他の学生たちと一緒に、スイッチを押したら支援するパン屋の家族が不幸になるという悪意の実験に参加するというストーリー

    宗教によって人が悲しんだり、悩んたりするのはいつの時代も変わらないのかなと思います。勿論、純粋に人を幸せにはしたいという人もいたのかもしれない。

    根拠もないのに人...続きを読む
  • スイッチ 悪意の実験
    読みやすく面白かったのです。
    個人的には主人公箱川が自分を大事にしようと変わったきっかけ(友人の言葉)が薄っぺらいと感じ、そこが気になってもやもやしてしまいました。