潮谷験のレビュー一覧

  • 誘拐劇場

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    良かった。中盤まで物語が進まなかったが動き出してから二転三転の楽しさがあり、回収された物語はすごいって感じた。

    3014冊
    今年242冊目

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    2025年09月17日
  • スイッチ 悪意の実験

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    ネタバレ

    思ってた話と全然違った。もっとスイッチのことに触れてくると思っていたけど、、、
    行きすぎた思考や宗教って怖いなって思ってしまう作品でした。ひん曲がっている人が多かった気がします。犯人や真相は意外性があって面白かったですが、動機や真相がごちゃごちゃで狂っててなんだか怖かったです。特に園長先生‥
    家族の子供たちが可哀想だと思った。そして、安楽も中々にやばい人物だった。

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    2025年09月05日
  • 誘拐劇場

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     滋賀県大津市にある水倉地区で、小学生が麻薬を摂取するという事件が起こった。他のベッドタウンに比べれば決して犯罪件数も多くない素朴な田舎町で起こったLSDの過剰摂取による被害者が増えていく中で、有名俳優だった師道一正が水倉地区の薬物犯罪撲滅キャンペーンに参加してくれることになった。やがて師道と刑事の義永は事件の真相に辿り着く。それから長い月日が経ち、政治家になった師道は、水倉地区の象徴のような存在になっていた。この事件とこの事件で相棒を果たした刑事の死が、彼を政治の世界にのめりこませる重要な出来事になったことは、有名な話だが、そんな彼に疑いの目を向ける人間もいて――。

     ということで本書は、

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    2025年08月07日
  • 伯爵と三つの棺

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    フランス革命時期のヨーロッパを舞台にした小説で、革命や戦争が起こる血なまぐさい時代だけど、民衆が比較的豊かな領地が舞台で、伯爵の税の取り立てもゆるやかなので、中世暗黒時代的な暗さは全く無く、おだやかに読みすすめられた。伯爵を始め貴族が偉ぶっておらず、ならず者までもなんとなく優しくて理性的という牧歌的な国なので、後半に戦争が始まるまでは殺人事件以外そんなに血生臭くない印象だった。さらに書き手は貴族の子息である主人公の一人称で、ですます調の品のある文章になっていて、ヨーロッパ文学の堅苦しいところがなくて読みやすい小説だった。
    殺人の謎解きも、科学捜査のない時代なのであまり凝ったトリックはなく、一見

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    2025年06月15日
  • 伯爵と三つの棺

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    ネタバレ

    ・面白かった!ミステリという謎とかそういったことより作者の文章が好きかもしれない。明瞭でわかりやすく感じた。
    ・三つ子の謎については最初は伯爵かと思ってたけど、そうなると会った瞬間にわかるよねと諦めた。当たらずとも遠からずだったか。
    ・そうなると最初の四つの棺は誰のものになるのだろう?もしかしてクロなのか?そうだとするならば誰が収めてくれたのだろう。
    ・D伯爵のキャラクターがとても好き。このかたのミステリじゃなくてもいいからサイドストーリーが読みたい。
    ・フランス革命の戦況がミステリに絡んでくるのも面白い。

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    2025年06月15日
  • 名探偵再び

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    ミステリー書評
    読書レベル 初級〜中級
    ボリューム 270頁
    ストーリー ★★★★★★!
    読みやすさ ★★★★★
    トリック  ★★★★
    伏線・展開 ★★★★★★!
    理解度   ★★★★
    読後の余韻 ★★★★★★!

    一言書評:
    文句なし!これは大当たり!メチャクチャ面白い!

    名探偵コナンで例えるなら、日常生活の中で起きる事件を解決していく中で、黒の組織編(本編)が並行して進むような感じ!これはうまいなー

    日常編は、そこまでハラハラドキドキしないけど、各章の冒頭で語られる謎の文章が気になって仕方ない(笑。そして誰やねんコイツは!と。

    そしてラストで語られる衝撃的な真相で自分の中にできていた

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    2025年06月14日
  • スイッチ 悪意の実験

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    「スイッチ」から想像つく話じゃなくて、色々裏切られた!でも最初と最後が綺麗に繋がってて、読み終わったときの達成感は他とは比べ物にならないです。話は長いけど登場人物の名前も感覚的に覚えられたから、読書始めたばかりの人でも、読みやすいと思います。

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    2025年06月08日
  • 伯爵と三つの棺

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    ネタバレ

    まさかまさかのどんでん返し。返されたなと思ったらまた返されて、しかしそれは真実ではない。真実は一体。
    自分の中の真実は一つだとしても、それは物事の本当の姿のかということを考えさせられるミステリー小説。
    伯爵と三つの棺の伯爵は初めはD伯爵だと思っていたけれどこれはたぶんクロのことなのだろう。三つ子とクロの4人の関係。一度読むだけではもったいない。2度目に読む時また新たな真実に辿り着けるかもしれないと思うとワクワクが止まらない。

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    2025年04月30日
  • ミノタウロス現象

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    めちゃ面白かった! 元バンドマン市長とクール形秘書の女子バディの最強感が良い。ミノタウロスに地方行政として対応するの、胃がキリキリする。読書人のインタで言ってたコロナって実は怖くないんじゃ……期に書かれたの納得だし、今読むのが1番面白いと思う!

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    2025年04月29日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

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    2025年04月29日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の一文目が同じアンソロシリーズ。お気に入りは、桃野雑派「「アイドル卒業」一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」岸田奈美「声」、そしてさすがすぎる米澤穂信「時効」。求めてる面白さ!の人もいればこんなのも書くの、な人もいるのが良き。

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    2025年04月29日
  • 名探偵再び

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     学園の名探偵だった大叔母を持つ主人公、大叔母と黒幕・Mの関係性、私立雷辺女学園、30年の時を経て当時の事件を彷彿とさせる事件が連続して起こるなどそこかしこにホームズのパスティーシュ要素が散りばめられた学園ミステリーで、ちやほやされたいと目論む主人公の性格が面白く事件解決の方法も探偵らしからぬアナーキーなものでコメディタッチで進むなか、巧妙に仕掛けられた仕掛けは流石としか言いようがなかった。

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    2025年04月21日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • 伯爵と三つの棺

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     フランス革命の影響を受けつつある十八世紀のヨーロッパ小国で起きた殺人事件、容疑者の三つ子、生き生きとした登場人物達、DNA鑑定や指紋鑑定といった科学捜査が存在しない時代で純粋な論理のみでフーダニット、ホワイダニットを解明する推理劇など色々な魅力的な要素が満載の歴史×本格ミステリーで、この時代だからこそ成立するトリックと動機の作り込みが素晴らしかった。

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    2025年03月06日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • 伯爵と三つの棺

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    ネタバレ

    ほんタメから知り手に取った
    導入は盛り上がらないけど、読み終わると全て大事であることがわかる
    盛り上がってきてからテンポよく進みとても面白い
    最後まで取りこぼしなく、無駄なく、全てがつながる
    これって本当にフィクションなのか
    当時は似たようなことがあってもおかしくなかったんじゃないか
    そんな風にすら感じてしまう

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    2025年02月12日
  • スイッチ 悪意の実験

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    おもしろかった。悪意かぁ。当然に私たちの中にはあるんだろうけど、それを文章に、物語にして、曝け出してくれる素晴らしい作品です。自分の中の悪意を観てもいいよなと思える清々しい読後感でした。

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    2025年02月01日
  • 伯爵と三つの棺

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    あの時代であったからこその悲劇。最後の解き明かされた真実は驚愕だった。200年以上も前の外国の話だけれど、現代に通じる問題提起もあり、面白いミステリーでした。

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    2025年01月21日
  • 伯爵と三つの棺

    購入済み

    そーきたか

    塩谷験
    知らなかった。こんなにスゴいとは。ダメ元で買ったら大当たり。
    大どんでん返しのシナリオにはびっくり。
    楽しかった

    #ドキドキハラハラ

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    2025年01月18日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日