潮谷験のレビュー一覧

  • 時空犯

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    タイムリープ系の半SFミステリー!
    時間が巻き戻るのはなぜなのか
    巻き戻った世界で起こる殺人の犯人は誰か
    SF要素の部分と推理小説としての論理性が噛み合っていて面白い!!
    ガチガチのミステリーもいいけど、こういう遊び要素がある作品も特徴があって好きです。

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    2025年12月13日
  • 誘拐劇場

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    ネタバレ

    面白かったなー。
    師道一正という人物を中心に魅力的(興味深い)な登場人物たちが物語を展開させていく。途中、師道さんが悪者っぽかったけど、義永刑事への思いが最後の方で確認できてホッとしました。自動車事故に見せかけてどこかで生きていてくれたらとも考えてしまいましたが…。映像化できそうな感じがします。キャスティング考えるのも楽しい。

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    2025年12月12日
  • 名探偵再び

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    ネタバレ

    ほう…またやられた。こういう系のミステリーにいつもしてやられる。主人公の高校生の他力本願キャラが秀逸。

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    2025年12月03日
  • 名探偵再び

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    ネタバレ

    かつて大叔母が在校生探偵として名声を馳せた私立雷辺女学園。
    主人公、時夜翔(ときや しょう)の家庭は父の営む探偵事務所の閉所に端を発し、高校進学すら危ぶまれる状況だったが、かつての大叔母の学園への貢献にあやかり無償での学園生活の切符を得ることができた。
    だが、入学後に待ち受けていたのは大叔母の親族という宿命。
    何かにつけて手に余る相談事を持ち寄られ、手枷足枷になるかと思いきや、持って生まれたその場を取り繕う能力をここぞとばかりに発揮し、満更でもない日々を送る。。。

    惜しいな。
    もうひと声、もうひと捻り、もうひと角度違う切り込みがあれば星5。
    『探偵小石は恋しない』に続いてゆるめな探偵ものを読んだが、あっちが良すぎただけにどうしてもやや上っ面な物足りなさを感じてしまう。

    ただ、この主人公のキャラはありそうでない、たぶん自分はこれまで出会ったことなかったタイプなので面白かった。
    純粋にデキる、健気に頑張る、表面上ちゃらいけど実は能力高い、のほほんの中に煌めきを潜めている、男性社会への反骨的なものも含めてか、世には色んなパターンの女性主人公がいるけれど、言っては悪いがいわゆる「くず」パターンできたかと。

    「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という発言に「清々しいまでの俗物」と評され、美術部員にスケッチを描いて貰えば、それを観た先輩からは「小賢しい感じがよく出てる」と皮肉られる。
    自身のスタイルや矜持を尋ねられても、「その場しのぎて嘘を重ね、他人に頼るのが私のスタイルなんですけど」、「プライドってなんでしょうね」。

    ここまで素直にさらけ出されると一周回ってかっこいい!
    まぁさらけ出しているのは、自身の評判に影響を与えない者や読者にだけで、基本は良いカッコしぃでやってるわけだが。。。

    謎解きだったり、二重底の部分は可もなく不可もなくといったところだろうか。

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    2025年11月23日
  • 新しい法律ができた

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    隙間時間に読みやすい短編だけど、しっかり読み応えのある話ばかり
    突拍子もない法律と思いきや、腑に落ちるものがよかった。

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    2025年11月21日
  • ミノタウロス現象

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    特殊設定ミステリ。ちょっとSF。
    不思議な世界観のミステリ。
    ミノタウロスが登場するという設定はもちろん、若い女性市長が主人公であることや、主人公の楽観的な性格から感じるゆるい雰囲気も面白い。
    他に特徴的な要素としては、市長が主人公で周囲の登場人物も秘書や議員が多く、政治的な要素が多いこと。
    ミステリ的には無難に終わったかな、という感じ。
    変な作品が好きな自分には高評価。

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    2025年11月10日
  • 誘拐劇場

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    麻薬撲滅キャンペーンで成功した水倉地区。その立役者の一人であり、元俳優で現職の国会議員・師道一正には、違法薬物の売買に関わっているという噂が流れていました。元子役で今は契約社員として鳴かず飛ばずの日々を送るの彼方は、殉職した刑事を父に持つ真理子と組み、師道の疑惑を突き止めるべく位置情報アプリを作成します。そんななか真理子が誘拐されてしまいます。

    小学生が引き起こした薬物事件や師道の推理、薬物撲滅キャンペーンの中心人物だった真理子の父の死。ショッキングな導入から一気に引き込まれグイグイ読み進めました。アプリ開発のSNSグループの会話も面白かったです。AIの「詩人」の存在が後に事件の突破口になるだろうとは思いましたが、勝手に想像していたのとは違った展開でした。もうひと捻りある意外な展開でした。でもちょっとあっけなかったかな。師道が自殺したのもなんか違うなあーと思ってしまいました。面白かったけど期待値が高すぎたかも。

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    2025年11月05日
  • 名探偵再び

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    ネタバレ

    マンガだと思って読むとちょうどいい
    キャラ設定やわかりにくい名前もしっくりくる
    先の展開は見えつつも、テンポよく進み、ずっと感じてた師匠の違和感も最後に納得。意外と素直に騙されてしまった…
    また読みたいかって言われると悩むけど面白かった

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    2025年11月04日
  • スイッチ 悪意の実験

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    え、めっちゃ良かった。
    結構ぶっ飛んだ描写とかありましたが、ミステリとしたら結構好きな展開。
    3051冊
    今年279冊目

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    2025年11月01日
  • 誘拐劇場

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    潮谷さんの小説はセリフが面白い。
    詩人の「風の中、立ち尽くすだけ」は、間がよく、彼の正体を思い浮かべるとほっこりする。
    位置情報を収集するアプリや若年層のドラック使用など、今どきの要素が盛りだくさん。
    最後まで暗い空気にならずに面白いのは、軽妙な会話あって、なのだと思う。
    映画ネタがちょくちょく出てくるのも好き。マドンソク!

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    2025年10月29日
  • 誘拐劇場

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    ネタバレ

    小学生。麻薬。LSD。バニッシュ。水倉地区。師道。俳優。政治家。義永。父親。真理子。
    彼方。アプリ。MK2。位置情報。誘拐ゲーム。刑部。ゲームマスター。詩人。AI。

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    2025年10月25日
  • 新しい法律ができた

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    この書き出しも好き。架空の法律が多い中、締めの五十嵐さんはさすが。このシリーズたぶん初登場のくどうれいんさんも良かった。

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    2025年09月18日
  • 誘拐劇場

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    いきなり小学生が麻薬を摂取する所から始まるなんて衝撃的だなぁと思いました。それも健康薬のように見せかけ道端に置いてあったとの証言に驚き、薬物をなくすためのイメージキャラクターとして俳優の師道がやり後に政治家になってしまう。誘拐をテーマにしたミステリーAIやチャット、位置情報アプリまで出てくる近代的なミステリーし仕上がっています。二転三転ラストの衝撃的な結末に拍手喝采、あなたも誘拐ミステリーを読んで堪能して下さい。

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    2025年09月17日
  • 時空犯

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    潮谷先生の「伯爵と三つの棺」が面白かったので他の作品も読みたいと思って、こちらを手に取りました。

    「伯爵と…」は中世ヨーロッパの話でこちらは現代日本でタイムリープがテーマと全然毛色が異なりますが、面白かったです。

    科学者や天才少年が出てきて科学理論の話をしたり、センミウアートなる科学者の論文が出てきたり(こちらは架空のものみたいですね)と科学の素養がないと難しいのかな…と不安になりましたが杞憂でした。潮谷先生がそんな読者を置いてきぼりにするようなことをするはずなかったです。失礼しました。

    殺人犯を探すのに使うのはごく普通の論理ロジックで、絶対に無理な人を除外していくというオーソドックスなものです。ものですが私はいつもの如くよく分からないまま先に進んでしまいました。でも面白いです。他の方も書かれてますがオバチャン最高です。

    最後がちょっともどかしい感じで終わります。あと10ページ書いて〜と思いましたが、これはこれで余韻を残した感じで良いのかもです。文体も読みやすくサクっと読めます。オススメします。

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    2025年09月11日
  • 名探偵再び

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    著者の作品を読むのは二冊目。前に読んだものとは随分世界観が違うなと思っていたが、なるほど舞台とかトリックとかじゃなくこういう構造が得意な作家なのかな。違和感にちゃんと理由があるミステリは大好きです。

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    2025年09月06日
  • 誘拐劇場

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    展開が二転三転、こんな誘拐ミステリーは初めて! 位置情報アプリを使った誘拐の謎を追え #誘拐劇場

    ■あらすじ
    滋賀県大津市の水倉地区で小学生が麻薬を摂取するという事件が起きた。自治体は薬物をなくすため、イメージキャラクターとして俳優の師道に依頼。さらに彼は地元の刑事と連携して、麻薬事件の真相を突き止めることに成功したのだ。

    その後師道は政治家となるも、後ろ暗いうわさがあった。彼の素顔に迫ろうとする真理子と彼方は、仲間たちと水倉地区を調べ始める。しかし真理子が誘拐されてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    本作は誘拐をテーマにしたミステリー、またもや潮谷験先生がやってくれましたね。先生はどんな題材でもエンタメにしちゃうし、しっかり謎解きミステリ―になってるし、しかもTVドラマ見てるような感じで読めちゃうんすよねー。そういった意味では、今後は脚本にも挑戦して欲しいと思いました。

    さて本作は誘拐がテーマにはなっているのですが、これまで読んできたような誘拐ミステリーではありません。金銭や怨恨といった単純な目的ではないのです。本作のメイン題材は麻薬、使われるツールはITやAI、語られるのは善悪の価値観です。かなり密度の濃いミステリーに仕上がっています。

    まず推したいのはプロットですね、よく組み立てました、素晴らしい! まず一行目から惹きつけるし、序盤なんてあっという間に読めちゃいます。前半でもう展開が二転三転するんですから、全く目が離せない。

    面白いのがストーリーに取り込んだツールですよね。位置情報アプリ、チャット、AIなど現代的。個人的には位置情報アプリを誘拐ミステリーに使ったのが興味深く、謎解きにも絡んでくるし、さすがだと思いました。

    そして謎解きですよ。最初っから怪しすぎの師道一正がどう事件に関わっているのか、いないのか。特に動機や背景がよくわからずで、終始煙に巻かれちゃうんですよね。もちろん誘拐犯やその背景もぶ厚く解きごたえあり、位置情報アプリとの関連が唸りましたね~。

    また本作は薬物についてよく描けています、恐ろしさが伝わってくるんですよ。薬物に手を出してしまう人のリアルが描かれていて、読んでるとしんどくなってくる。なんか小学生が被害者になってしまうなんてのも不気味、現実では絶対やめてほしい。

    この物語では力がある者とない者の運命が露骨に出てる感じがしますね。何が正義で、何が善なのでしょうか。

    ■ぜっさん推しポイント
    仲間っていいもんですよね。私も長らく今の会社で仕事をしてますが、チームメンバーには本当にお世話になっています。チャットのやり取りログを見てると、いつもの自分みたいでニヤニヤしちゃいました。

    本作でも同じ志をもった仲間たちのやりとりが微笑ましくて好きですね~、でも中身はアツくて力強い。励まし合える仲間がいるってのは、幸せなんだろうなと思いました。

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    2025年08月31日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」で始まる短編集。古今東西の人気作家さんが顔を揃える。好みに合う話、合わない話さまざまなのは仕方ない。

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    2025年08月29日
  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • 名探偵再び

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    表紙のイラストが可愛くて店頭で一目惚れしました。
    真相が明らかになったとき、なるほど、そういうことか…!と電流が走ったかのようでした。

    漫画やアニメのような設定ですがミステリとしての野心に満ちた作品です。

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    2025年08月24日
  • 誘拐劇場

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     過去に薬物事件を解決した元俳優の政治家・師道一正に主人公が疑念を持つところから始まり、彼への調査が始まってから起きる誘拐事件と人質解放のゲームが融合した誘拐ミステリーで、メインの謎である『師道一正とは何者なのか?』の推理が徹頭徹尾描写されていて真相が早く知りたくて頁を捲る手が止まらなかった。

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    2025年08月23日