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夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。
第63回メフィスト賞を受賞した思考実験ミステリが文庫化!
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Posted by ブクログ
30日間、日当1万円の言う条件下で1ヶ月の間、インストールされたアプリのスイッチを押す権利が与えられ、その間毎日1万円が振り込まれる。
しかも、30日後にはボーナス100万円が振り込まれると言う奇妙なバイトに参加することになった大学生他6名。
主催者は「最大の悪」とは何かを「実験」土称して私財を投じて行う心理コンサルタント。
このスイッチを押すと、説明会中に寄りランチをいただいた家族操業の「ホワイト・ドワーフ」と言うベーカリーの資金援助が中止となる。
援助により何とか経営していけるベーカリーにとっては死活問題であり、路頭に迷うことになるのは時間の問題。
押しても押さなくても1ヶ月後には100万円手にすることが出来るなら、誰もスイッチを押さないだろうと6人は答えるが、「純粋な悪」が存在したなら・・・と意味ありげに語る。
そんな中、最終日に自分のスマホが盗まれスイッチを押されてしまった!!
犯人は?コンサルタントの思惑は?ベーカリーの不思議な家族関係は?動機は?幼少期のトラウマ?新興宗教?心のコイン?
分厚い1冊にギュッと詰め込まれ、発想や先の展開が読めなくて、予想できない終わり方でした。
登場人物の其々の考え方が軽かったり、重かったり、優しかったり、突き放したりと中々面白い1冊でした。
Posted by ブクログ
第63回メフィスト賞受賞作。
『名探偵再び』が面白かったので、著者のデビュー作も読んでみた。
良くも悪くもすごい作品でした!!
賛否両論が多いメフィスト賞らしいといえば、らしいのか。
設定はめちゃくちゃ面白い。そして登場人物のキャラクターも様々で、とても良い。
心理実験の一環で、とあるスイッチを押すか押さないか…で悩まされる被験者。押しても押さなくても多額の報酬は貰える。
二択を迫られるドキドキと、まさかの展開。二択と思わせておきながら、その背景に隠される真実。
最後まで真実は見破れなかった。
ところがどっこい。
後半、犯人がサイコパスかのように暴走を始める。発言も元も子もない感じで、興醒め。
アレがなければ☆5でも良かったかな。
勿体ない。
やはり犯人には冷静で、事件を起こすような信念などの一貫性が必要だと思った。いや、この犯人にも一応それがあるのだけれど、あまりに身勝手で納得など出来なかった。
もう少し内容を精査して、詰め込みすぎた内容を減らし、ページ数が少なくなったら、もっと評価が上がりそうな気がします。
とはいえ、有名賞の受賞作なんですけどね。
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