潮谷験のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私立大学に通う女子大生の箱川小雪は、友人らとあるアルバイトに参加することに。それは「押せば幸せな家族が破滅するスイッチ」を持って1ヶ月生活するというものだった。何もしなくても毎日1万円、一月後には100万円がもらえるというが…。
タイトルからスイッチを押すか押さないかという特殊な状況における人間関係を描いた話なのかと思っていたが違っていた。
スイッチを使うか使わないかが焦点なのかと思っていたが、序盤の二章の最後でスイッチが使われてしまう。ただし、スイッチを使った人間が誰かはわからず、小雪は押した人間を探すことになる。またスイッチが押されたことによって最悪の事態が起きてしまい、小雪は自身の過去 -
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Posted by ブクログ
表紙の感じから、中高生が読む本かなと思いながら手に取った。まぁ、そうなのかもしれないが、大人としても普通に楽しめた。
高校が舞台で、事件は段々過激になる。
主人公は、若くして亡くなった名探偵である大叔母の力を借りながら、自分の手柄として事件解決に導く。
まず、生きていれば40代という大叔母の存在に衝撃。
大叔母といえば自分の祖父母の姉妹。高校生の祖父母世代が40代?いや〜、孫がいたとしても乳幼児・児童くらい?ここに引っかかってしまったが、兄弟との歳が離れた妹だったのだろうと推測して飲み込んだ。
主人公が万人受けする良い子というわけではない、名声に弱い、いわば私欲のある?貪欲な?高校生とい -
Posted by ブクログ
ほんタメ(YouTube)を見てから読み始めたので、序盤でどんでん返しのからくりに気づいて、(予備知識無しで読んだ方が良かったやつだったかも…)とはなりましたが、それを差し引いても面白かった!
シャーロック・ホームズを通ってなくて、“M”とか“ライヘン”とか有名どころのオマージュしか分からなかったけど、知ってたらもっと楽しめたかな?
潮谷さんのほかの作品はスイッチしかまだ読んだことがないけど、主人公のキャラが感情薄めと言うかちょっとドライに描かれていて、すごく読み進めやすい印象です。
あ、そうそう。初版は人物紹介に誤植があって、珍しいなぁと思いました。笑 -
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Posted by ブクログ
すみません 辛口で評価させてもらいます
天才的な推理力を持った大叔母さんのおかげで高校に入学できた主人公が凡人が露見しないように奮闘する物語?
取り敢えず読み進めます。
最後に大どんでん返しが待っているらしい
逆に言うとそれに気付ければ楽しいかも
う〜ん
あれを大どんでん返しと呼ぶのだろうか?
確かに意外性はありました
そもそもで読者が推理するネタが少ないように思えます
従って解決編でこうだと言われれば確かに!と言わざるを得ませんが何かが違うようなモヤモヤ。
推理小説には謎の中国人を登場させてはいけないのですが、比喩的にそんな感じ。
そのあたりは実際に読んでいただいて自己評価して -
Posted by ブクログ
ネタバレ再び…と書いてあるが何かの続編ではない。多分。
主人公は女子校に入学する。その女子校には30年前に大叔母が通っており、数々の難事件を解決したため銅像や名所や読み物にまでなっている。
ポラロイドカメラで下着姿を撮りあって大浴場でその写真を撮られて脅された事件。大叔母の亡霊と滝壺で出会い、推理してもらう。写真は持ち込んだ後水に流されたので、脅迫状に写ってた人は犯人。
美術室でイーゼルで殴られて昏倒した傷害事件。最後に入室したヤツが犯人。
新聞部合宿で先生側が刺殺された事件。先生が自分でイタズラしてて落ちた拍子に腹を刺してしまった。
これら三つの事件が、名探偵大叔母が挑んで最後に滝に真犯人 -
Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -
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