潮谷験のレビュー一覧
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購入済み
サンプルとしてとても良い試み
今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。
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Posted by ブクログ
何度も何度も6月1日が繰り返す。タイムリープ中に発生した殺人、時間の狭間に隠れた犯人は? #時空犯
■きっと読みたくなるレビュー
もうね、天才的発想。
時間を行き来するミステリーはいくつかあれど、こんなにも鋭角なプロットを放り込んでくるミステリーは他にないよ。突拍子もなくリアリズムに欠ける部分もありますが、逆に良くぞこの設定で本格ミステリーを成立させましたね。すごいよ。
時間遡行の原理や説明シーンなんかの書きっぷりは、まさに鬼才のなせる技。はじめて森博嗣先生や西尾維新先生を読んだ時の感覚に近く、あまりにも先鋭的な内容で、未来を感じさせてもらいました。
誰が時空犯なのか、犯行方法の解法が -
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公 時夜翔には名探偵である大叔母がいた。その大叔母の母校である学園に入学し、そこで起きる何事件を解決していくストーリー。
手助けしてもらっていた亡霊はすっかり大叔母だと思い込んでいた。「学園でも見た顔」と称していたが、あれは銅像までになっている大叔母ではあなく元理事長だから見たことがあったというミスリードだった。
事件自体は難しいトリックなどはなく比較的簡単な印象だった。探偵役の亡霊が現場に赴けないからしょうがないかもしれない。
先代の犯罪者がMと称されていた為、勝手に「真舟か水間がその親族で2代目Mなんだろうな」と思っていたが、特にそういうことはなくただの遊とMのファンだった真舟が犯 -
Posted by ブクログ
ネタバレ市立雷辺女学園に次々と起こる怪事件、それはひとりの黒幕「M」が学園全体の人々を操り引き起こした遊戯なのだが廃校の危機に繋がりかねないものだったが、伝説の高校生名探偵がMと対立した結果、争った二人は滝つぼに消えたのであった、そんな名探偵を大叔母に持ったのが主人公の時夜翔(トキヤ ショウ)「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という性格は清々しいまでの俗物、プライド・矜持とは自分を飾る時だけ発揮するモノらしい、そんな彼女が父親の経営破綻で高校進学が危ぶまれる・・・なんとくだんの学園が大叔母への恩義で無償の学園生活をサポート、大叔母ありきの生活を強いられると自然と事件に巻き込ま
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Posted by ブクログ
よいミステリーでした。
フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。
容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。
五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。
三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。
DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?
フランス革命あたりの時代に設定することで物語の流れが自然になっていたり、ふとした文章でその人物の性格などが知れたりして、最近の和製ミステリーにしては文圧が高いが、そういった細かいところに良さを感じる。
トリック自体は