潮谷験のレビュー一覧

  • 誘拐劇場

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    師道一正とは一体何者なのだろう。何を考えているのだろう。何を成し遂げたいのだろう。彼方たちとともに、その答えを探し求めていた。

    最後の最後まで、楽しめる作品だった。
    MK2を作り上げた仲間たちがそれぞれ個性的でとても心惹かれた。

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    2025年08月12日
  • 名探偵再び

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    鮮やかなどんでん返し!
    決まったね、ニシシ(≧∇≦)

    突然ですが、ちょと考えてみた
    物語における犯人の動機について考えてみた
    良い悪いの話じゃなくて、わいはそう思うってだけの話ね

    よくレビューとかでお見かけする「犯人の動機が理解できなかった」ってやつ
    でもってそのせいで、作品をつまらなく感じたり、評価が低くくなってしまうパターンがちょっと分からんのよ

    まぁ、わいが感情移入型の読者じゃないからってのもあるんだけど、「え?理解できなくて当たり前じゃない?」って思うのよ

    特に殺人者の理由なんてさ
    現実世界でも、「むしゃくしゃしてやった」とか「死刑になりたかった」とかあるやん
    うーん理解できん

    いやどんな理由でも理解できん

    むしろどんな理由なら、人を殺しても当然なの?あーそれなら納得っていう理由ってそもそもあるの?って思うんよ

    唯一理解できるのは、「子どもを殺された」なんだけど、小説に出てくる殺人者がみんなそんな理由だったら、つまらないことこの上ない

    だいたいだよ
    人を殺そうなんてするやつは基本どっか壊れているわけだよ
    真っ当な理由なんてないのよ

    逆に言うと、”どんな理由だろうと”人を殺す動機になりうるのよ

    なんてことを考えた今日なのだか、次のレビューで「犯人の動機に納得いかなかったので★2」とかやってる可能性はある
    大いにある

    そん時は見逃して下さい

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    2025年08月12日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch law if you can」
    真梨幸子「ある死刑囚の回顧録」
    東川篤哉「『ラ禁法』ディストピア」
    霜月流「忘却加害」
    矢樹純「密室の獣」
    高田崇史「御首塚の風」
    潮谷験「ネーミング」
    献鹿狸太朗「試み」
    高田大介「魔法罪」
    大沼紀子「もう、ディストピア」
    矢部嵩「自転車武装条例」
    柾木政宗「ありがとう、虎太郎」
    くどうれいん「ショートケーキの夜」
    白井智之「ぜんぶミステリのせい」
    赤川次郎「帰り道の行先は」
    五十嵐律人「革命夜話」

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    2025年08月11日
  • 時空犯

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    1000回近く繰り返される6月1日。
    タイムループを認識し研究する博士とそれに巻き込まれた8人。その中に巻き戻しを操作し、殺人を起こしている時空犯が...。

    タイムループもの(映画も含めて)は結構好きなので楽しく読めました。SFチックで哲学的なループの仕組みもオバチャンのおかげでとてもわかりやすかったです。
    犯人を特定していくロジックがとても秀逸で、探偵さんすごいと思いました。
    それがそうなってなるほど!という感じ。
    犯人と犯人の動機、そして終わり方もとても好きです。おもしろかったです。

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    2025年07月13日
  • 本格王2025

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    ネタバレ

    それ目的で買い、彼の短編と解説部しか読んでいないため、白井智之の「誰も読めない」だけのレビューです

    作品自体は先行して
    「もの語る一手」講談社刊 アンソロジー
    に掲載済みだが、購入を迷っていたところだったので安価なこちらは有難い

    ストーリーは
    プロ棋士が対局中に拉致され、ある男に冤罪を証明して欲しいと頼まれる
    彼の正体は、弟子を取らないポリシーがかつて一度だけ揺らいだ、将棋イベントで出会ったことのある家庭環境の思わしくない少年だった

    現在と過去の対局シーンや駒の動きが本気めで描写されているし、ミステリー要素にもゆるく絡んでくるので将棋が全くわからないという方には読みにくいかも

    有名な戦術くらいは分かる自分でも読み流したけど、序盤から僅かに作風の違和感があるなと思った

    エロ なし
    グロ なしと言えるレベル
    下品 微弱
    げろ 異なる表現でアリ

    やはり作風を変えているのかな

    固有名詞の名前(全ておかしいが特に玉城ジャコモ海・玉城バルトロメオ洋)には声出して笑ったし、多重推理パズルに「らしさ」はあるんだけど

    変化球を投げてきているので評価は分かれそう、はっきり言うと否が増えそう

    乾くるみが、いみじくも黒白井ならぬ「白白井」と表現していたが、それダメなやつやん(笑)
    ※ど素人の個人の感想です

    読み終わる前から星5確定の「ぼくは化け物きみは怪物」を併読しているところなので、相対評価なら星3かな
    大ファンというバフが掛かっていても星4どまりです

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    2025年06月13日
  • 時空犯

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    SFモノは苦手イメージでしたが、割とすんなり読むことができました。超次元的な話はそれとして、ミステリの部分はちゃんとルールに則ってて面白かった。

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    2025年06月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還る』
    麻耶雄高『探偵ですから』

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    個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
    また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?

    潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色んな短編があって面白かった。
    ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

    こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

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    2025年04月13日
  • ミノタウロス現象

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    この本の前に読んでいたのが重たい内容だったこともあって、この本の軽快な感じがすごく楽しかった。
    ミステリーだし人は死ぬけど、序盤の殺人事件よりも「怪物とはなんぞや?」にどんどん話が持って行かれて怪物が話題をかっさらっていって、けど、終盤の犯人を当てる時には「あ。確かにこの人しか犯人いないわ……」ってなるのがいい。真剣に犯人あてをしようと思えばヒントはあちこちに散りばめられているから中盤ぐらいで犯人が分かりそうだけど、私はまったく気づきませんでした!

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    2025年03月20日
  • 時空犯

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    著名な博士から「実はこの6月1日が1000回近くタイムリープしている」と言われ、そのタイムリープを体感できる薬剤を口にする探偵姫崎。その夜、言われた通りの時刻になると時間が巻き戻りまた6月1日の朝に。そしてその朝、博士が他殺体で発見される。

    おもしろかったです。ミステリとSFのいい感じのバランス具合が。若干途中込み入ってきたなー・・とは思ったりもしましたが、その設定というか世界観の難しさに比べて、真相や「時空犯」を特定したやり方なんかがとてもシンプルでわかりやすい。
    ただただ、好みでした。星5よりの4くらいです。

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    2024年11月25日
  • エンドロール

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     自殺を『生命自律』と称して、服毒自殺を遂げた気鋭の哲学者、陰橋冬の死と言葉は、自殺を肯定する多くのフォロワーを生んだ。その肯定を強めるために、難病でこの世を去った作家の姉の小説が使われている。その状況への憤りから、自殺の否定を訴える作家の弟は、生命自律を肯定する三人の人物と対談することになるのだが――。

     これが本作の導入。読み心地自体は軽やかですが、テーマは、『自殺』とかなりヘビーな話題を扱っていて、端々に、心の触れてほしくない部分に触れてくる言葉が置かれているのが印象的でした。書かれた時期がミステリとそして物語を形作る上で、切り離せないところも魅力的。

     結末をどう判断するかで、評価は大きく分かれそうで、どう捉えても、多少はもやもやとしたものは残るかもしれません。でも扱われているテーマ的に、そのほうがいいのかもしれないなぁ、なんて思ってしまいました。

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    2024年11月18日
  • ミノタウロス現象

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    ミステリーかと思ったけど、メインはモンスターパニックかな?
    それでもパニックは深刻じゃなく、軽い感じもしたのでサクッと読めました。

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    2024年11月14日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    近年、活躍が目覚ましいミステリー作家10名へのインタビューをまとめた作品。

    私にとっては著作を読んだことがあったり、積んでいたりする作家さんが大半。そんな彼らの作家としてのバックボーンや創作に関することは、とても興味深く読めました。

    これらの面白く読めたのも、インタビュアーの若林踏さんが持つ話を引き出す力に依ると感じています。氏のきらりと光る分析力、古今の作品に対する理解力あってのクオリティ。

    このインタビュー集はシリーズ2作目とのことで、1作目も気になるところです。

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    2024年09月23日
  • エンドロール

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    物語は物語であり、それ以上で以下でもない。とても深い言葉に共感です。だからこそ没頭して楽しめるのが読書ですよね。素敵なエンドロールでした。

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    2024年08月05日
  • 時空犯

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    ある1日が繰り返されるタイムリープミステリー。
    何故、時間が巻き戻るのか?
    時間を巻き戻す目的。
    主人公とヒロインの間にある重い過去。
    ミステリーとしてではなく、SF小説としても楽しく読めました。

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    2024年07月01日
  • 時空犯

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    時が進むという、至極当たり前の事に幸をみる。
    勿論、時を遡る事に憧れを抱いた時期もあった。ただ、私は皆と一緒に歳を重ねる楽しみも知っている。

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    2024年05月02日
  • ミノタウロス現象

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    楽しかった。ちょうどこんな小説が読みたい気分だった。
    田舎のとある場所に同時に2体現れたミノタウロスのうち、1体は着ぐるみを着た市議会議員。
    怪物と一緒に駆除された彼はどうしてそんなことになってしまったのかというミステリー。
    地方政治が絡み、陰謀論や都市伝説の要素も出てきて、事態はやがて世界規模に。
    市長が弾くベースが武器になるのかと思ったら違った。
    テンポよくゲームのような面白さだった。

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    2024年04月10日
  • ミノタウロス現象

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    世界各地に人を襲う怪物が突如として現れるようになるが、その怪物は『案外弱い』ため、人類滅亡の危機とまでは至っていない、という独特な設定のお話。実際にもしそうなったら人々はどう対応するか、社会はどう変わるか、という思考実験は面白い。主人公の性格がさっぱりしていて小気味良い。

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    2024年04月06日
  • ミノタウロス現象

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    最初、ホラーだと思いながら、よんでいたらまさかの特殊設定ミステリだった。
    でめ、なんか設定は面白かったし、楽しかった。

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    2024年03月15日