潮谷験のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ再び…と書いてあるが何かの続編ではない。多分。
主人公は女子校に入学する。その女子校には30年前に大叔母が通っており、数々の難事件を解決したため銅像や名所や読み物にまでなっている。
ポラロイドカメラで下着姿を撮りあって大浴場でその写真を撮られて脅された事件。大叔母の亡霊と滝壺で出会い、推理してもらう。写真は持ち込んだ後水に流されたので、脅迫状に写ってた人は犯人。
美術室でイーゼルで殴られて昏倒した傷害事件。最後に入室したヤツが犯人。
新聞部合宿で先生側が刺殺された事件。先生が自分でイタズラしてて落ちた拍子に腹を刺してしまった。
これら三つの事件が、名探偵大叔母が挑んで最後に滝に真犯人 -
Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
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