潮谷験のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
突如として世界各地に突然あらわれたミノタウロス。人類存亡の危機か?!と思われたが野生動物くらいの脅威でしかなかったので普通に駆除できてしまう。しかしそれでもそこそこ危険な野生動物程度には危機ではあるので各自治体はそれぞれ対処に追われる中でのとある市長のお話。
なんだろうな。バカバカしさとSFとかミステリとかのシリアスさが混然一体となった・・・面白かったですけどね。いろんな方面に手を伸ばしすぎというかその割にどれも半端は器用貧乏感というか。でも根底はコメディなんじゃないかと。起きている事件はどれもそれなりに深刻で人死にも出てるのに台詞回しが概ねコメディな感じ。そのあたりで好みが分かれそうな作品 -
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Posted by ブクログ
新年1発目にふさわしいサービス精神あふれる作品でした。
事件とは直接関係ないところですが、「未来があるからこそ、それに備えて勉強させてもらえるんだ」という趣旨の言葉があり、確かにその日をやり過ごすだけの一生では何か勉強する・させる動機は生まれないよな、じゃあ大人としてこれからの学びとは……と少し立ち止まって考えました。
その点も年始に読めて良かったなと思います。
フランス革命期ヨーロッパが舞台とはいえ、文体は堅苦しくなく素直に読めました。
ただ、若干ですが言い回しに現代日本寄り(「生暖かい視線」など)の部分があり、一瞬雰囲気が崩れるのが惜しいです。 -
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Posted by ブクログ
時は18世紀末フランス革命の頃、欧州の小国で貴族として育ったクロは、三つ子の兄弟と出会い友人となる。やがてクロは官僚となりD伯爵の政務書紀を務め、三兄弟もクロの伝手でD伯爵の所有する荒れ城「四つ首城」の改修に携わることとなった。やがて「四つ首城」で殺人事件が起きる。殺されたのは三つ子の父親•アダロ。目撃状況と父親とのただならぬ関係性から、三つ子の兄弟が容疑者として疑われるが…
淡々と殺人事件が起きて、「公偵」と呼ばれる探偵によって淡々と捜査が進み、物語の中盤過ぎたあたりで早々と事件の真相が明らかになる展開。えっ!いくらなんでも時期早尚では?と思いきや…からのひねりツイストうっちゃり劇は予測不 -
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