江戸城作品一覧

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  • 刺客、江戸城に消ゆ
    続巻入荷
    -
    1~2巻605~660円 (税込)
    江戸城の警備を担う伊賀同心。伊賀の四天王と呼ばれる忍びたちは、自分たちの存在価値が低下していることを嘆き、起死回生の策を練る。大御所・徳川吉宗を狙った刺客として伊賀の里から江戸へ連れてこられた伊賀忍びのコノハズク。しかし、事態は急展開し、江戸城の森を舞台に忍びたちとの死闘が始まる。そして衝撃の結末が――。風野真知雄の超絶技巧作品。
  • 土下座奉行
    続巻入荷
    3.0
    土下座は屈辱にあらず、悪を斬る正義の剣だ! 廻り方同心・小野寺重吾は、ただならぬものを見てしまった。 昼下がりの北町奉行所で土下座をする、牧野駿河守成綱の姿だった。 土下座相手は三十代半ばの侍で、身なりからしてどこぞの用人あたりであろう。 歳といい、武士としての格といい、奉行よりうんと下のはず。 しかし、重吾は、 (……なんと、きれいな土下座であろうか) 風で桜の舞い散る中、奉行の姿に見惚れていた。 まるで茶道の名人か、あるいは剣の達人のする謝罪ではないか、と――。 小悪を剣で斬る同心、大悪を土下座で斬る奉行の二人組が、江戸城内の派閥争いがからむ難事件「かんのん盗事件」「竹五郎河童事件」に挑む! そして、いま土下座の奥義が明かされる!! 小野寺重吾……北町奉行所の廻り方同心。あだ名は「しゅうとめ重吾」。 牧野駿河守成綱……北町奉行。江戸城内で「どげざ駿河」と呼ばれる。 八重……重吾の妹。「黙っていれば小町」と囁かれるほどの美形。 遠山左衛門尉景元……南町奉行。人呼んで「いれずみ金四郎」。 財前孝三郎……南町奉行所の廻り方同心。周りは「花がら孝三郎」と呼ぶ。 夜目鴉の菊……関八州を股にかけた大盗賊。
  • 歴史民俗学資料叢書V 生贄と人柱の民俗学
    4.0
    大正14年(1925)皇居(江戸城)二重櫓の下から多数の白骨死体が発掘され、にわかに「人柱」論争が巻き起こった。南方熊楠・柳田国男・中山太郎の人柱論といった強烈な個性で知られる民俗学者の「人柱論」をとおして日本文化の基層を探る。 目次 1.「人柱に関する研究」布施千造(一九〇二) 2.「宗教学と仏教史」加藤玄智(一九一一) 3.「掛神の信仰に就て」柳田国男(一九一一) 4.「本邦供犠思想の発達に及ぼせる仏教の影響を論じて柳田君に質す」加藤玄智(一九一一) 5.「人柱伝説〈『日本伝説集』より〉高木敏雄(一九一三) 6.「人身御供論」(序論)高木敏雄(一九一三) 7.「一つ目小僧」久米長目(一九一七) 8.「松童神」桂鷺北(一九一七) 9.「松浦小夜姫」榎本御杖(一九一七) 10.「人身御供」ジェームス・ビー・スミレー/三上義夫訳(一九一八) 11.「農に関する土俗」柳田国男(一九一八) 12.「人柱の話」南方熊楠(一九二五) 13.「二重櫓下人骨に絡はる経緯」中央史壇編輯部(一九二五) 14.「人身御供と人柱」喜田貞吉(一九二五) 15.「人身御供の資料としての『おなり女』伝説」中山太郎(一九二五) 16.「上代に於ける殉葬の風について」後藤守一(一九二五) 17.「動物を犠牲にする土俗」駒込林二(一九二五) 18.「尾張国府宮の直会祭を中心として見たる及び人身御供と人柱」加藤玄智(一九二五) 19.「松王健児の物語」柳田国男(一九二七) 20.「人柱と松浦佐用媛」柳田国男(一九二七) 21.「人身御供考」〈『変態風俗の研究』より〉田中香涯(一九二七) 22.イケニエ」〈『大百科事典』より〉守田有秋(一九三一) 23.「埴輪の原始型態と民俗」中山太郎(一九三二) 24.「裸祭りと人身御供の話」木曽惠吉(一九三四) 25.「人身御供とシトミゴク」田村吉永(一九三七)26.「天香山神社に残れる『ゴータク』歌」松田定一(一九三七) 27.「講談本に登場する『人身御供』は存在」歴史公論編輯部(一九三七)

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  • 新・浪人若さま 新見左近 : 1 不穏な影
    3.8
    浪人新見左近を名乗り、弱きを助け悪を討つ。王者の秘剣、葵一刀流を遣うその男の正体は、のちの名将軍、徳川家宣――! 五代将軍綱吉のたっての願いで、世継ぎとして江戸城西ノ丸に入って三年。徳川綱豊としての平穏な日々を過ごしていた左近だが、ひそかに想いを寄せていたお琴の身に危難が訪れていることを知り、再び浪人新見左近として市中に出ることを決意する。大人気時代小説新シリーズ、堂々開幕!
  • 江戸時代はアンダーグラウンド
    -
    古今東西を問わず、どの地域や国家にも表と裏の社会がある。江戸時代の日本にも、無法者たちが集う裏社会は存在したが、実は表の社会でも、法を無視したアンダーグラウンドな光景は珍しくなかった。金で不祥事を解決しようとする武士、違法な賭博や遊女遊びにハマる庶民、将軍の極秘情報がダダ漏れの江戸城、御家安泰のため幕府に虚偽報告をしてばかりの大名家など、江戸のアンダーグラウンドな実態に迫る!
  • 【極!超合本シリーズ】まじかる☆タルるートくん1巻
    完結
    -
    全4巻2,200~2,376円 (税込)
    至高のマンガをもっと一気に読みたいアナタへ…ついに出ました! 合本よりも超合本、1つに超絶多くの巻数が含まれた【極!超合本シリーズ】! あの傑作マンガ「まじかる☆タルるートくん」が【極!超合本シリーズ】に登場! 主人公・江戸城本丸は、勉強と運動が不得意、喧嘩も弱くイジメられっ子だった・・。だがある時、家にあった大魔法百科で「魔法使いのタルるート」を召喚!魔法を悪用してイタズラや騒動を巻き起こしていたが、ライバルに勝つためにタルるートとの魔法特訓をすることに・・!? ※『まじかる☆タルるートくん』1~5巻を収録しています。
  • 増補改訂版 東京「地理・地名・地図」の謎
    -
    東京は50区からはじまった!? 都内23区が誕生するまで 「江戸幕府が長期政権を維持しえたのは江戸城の立地にあった!」 「じつは環状線ではなかった山手線」 「品川駅が港区にあり、目黒駅が品川区にあるなんとも不可解な理由」 「人気漫画の舞台・葛飾区『亀有』もともとの地名は『亀なし』だった」…… など、東京の地理や地名、地図に隠された、意外な歴史の数々を収録! 観光するだけではわからない、住んでいる人も驚く知的好奇心をくすぐる一冊。 【目次】 第一章 「江戸」から「東京」へ巨大都市のルーツをさぐる 第二章 地図から浮かびあがる東京変貌の謎 第三章 交通の発達にみる東京の過去・現在・未来 第四章 地形に隠された地理の不思議 第五章 地名から読み解く東京の歴史 ※本書は2013年5月に小社より刊行された『東京「地理・地名・地図」の謎』の一部文章を加筆・修正し再刊行したものです。
  • 江戸城―本丸御殿と幕府政治
    4.3
    松之廊下にはどのような役割があったのか? 老中の登城から退出までを追ってみると?「奥」の側用人が「表」の老中より権力をふるえたしくみとは? 大名統制において殿中儀礼が持った意味とは? 大奥女中にはどのような仕事があったのか? 江戸城における政務は、本丸御殿の構造と密接に関係している。部屋の配置とその役割を詳しく紹介し、「表」「奥」「大奥」それぞれで展開した幕府政治のしくみを読み解く
  • まじかる☆タルるートくん【極!単行本シリーズ】1巻
    完結
    -
    全21巻396円 (税込)
    主人公・江戸城本丸は、勉強と運動が不得意、喧嘩も弱くイジメられっ子だった・・。だがある時、家にあった大魔法百科で「魔法使いのタルるート」を召喚!魔法を悪用してイタズラや騒動を巻き起こしていたが、ライバルに勝つためにタルるートとの魔法特訓をすることに・・!?
  • 決定版・日本史[女性編]
    -
    古代から現代まで、社会、政治、文化分野などから女性30人を選び、その業績や影響などについて解説。「強さと優しさ」を備えた輝く女性たちを通して歴史を捉える。 * ◎神宮皇后=「三韓征伐」の伝説を残す“和歌三神”と称された絶世の美女 ◎松下禅尼=第5代執権・北条時頼に倹約精神を教えた賢母 ◎日野富子=抜群のビジネスセンスで蓄財、義政の道楽を支えた妻 ◎加賀千代=江戸デモクラシーを象徴する俳人 ◎皇女和宮=徳川家存続のために尽力した江戸城無血開城の真の立役者 ◎昭憲皇太后=国民の敬愛を集め女子教育に力を注いだ才女 ◎与謝野晶子=反戦思想でしか語られない歌詠みの真の姿とは ◎クーデンホーフ光子=「全欧に輝く日本女性、汎ヨーロッパの母」 ほか合計30人。 *2009年6月発行の『なでしこ日本史』を改題。
  • 本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人
    4.0
    権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち 仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし── 「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。 「武家の鑑」目付の活躍! 早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。
  • おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記
    4.0
    「息子を閉じ込める牢だって?」采配屋の与吉から普請仕事を請け負うおんな大工のお峰に、珍妙な依頼が舞い込んだ。笊職人の亀造の九つになる息子が、腕白を通り過ぎて長屋住人に迷惑をかけ続けており、女房と相談のうえ、家に牢を作る苦渋の決断をしたという。江戸城小普請方の家に生まれるも父を亡くし、大工として生きるお峰がひねり出した、痛快な代案の普請とは? ほっこり心が温かくなる人情時代小説!
  • 桜田門外ノ変(上下)合本版(新潮文庫)
    5.0
    1巻1,276円 (税込)
    安政七年(1860)三月三日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた一発の銃声と激しい斬りあいが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安政の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊大老を暗殺したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷思想は、倒幕運動へと変わっていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききった歴史小説の大作。 ※当電子版は新潮文庫版『桜田門外ノ変』上下巻をまとめた合本版です。
  • 享保のロンリー・エレファント
    -
    享保十三年、第八代征夷大将軍・徳川吉宗が招聘したのは、巨大な「象」であった。海を越えてはるばる旅をしてきた象は、長崎の港に着いたのち、陸路、徒歩で江戸城に向かう。多くの人間を引き連れた象の行く先々は、珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり、さまざまな人間模様を見せる……。史実を元にファンタジックに描かれた連作短篇時代小説。 *わらしべの唄 *獺祭の湊 *象鳴き坂 *半鐘さん *マン・オン・ザ・ムーン *千日手の解法 *エピローグ 象を引く ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 江戸の格付事情
    -
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【ランキング好きは国民性!】 格付と序列の江戸時代 泰平の世が到来した江戸時代は、新たな生活システム「格付」が浸透していった。令和時代を生きる我々からすると、窮屈な印象を抱きがちだが、秩序を守るためには必要な制度だった。大名よりも身分が高い旗本、領地は多いが身分の低い大大名など、武士の人事にも触れる。現代の名刺代わりとなる「○○守」「△△介」など、武士には様々な格付があった。また、江戸時代後半に大流行した「見立番付」。神社仏閣、グルメ、遊び場、温泉、あるいは仕事に火事と、ありとあらゆるもののランキング。日本人のランキング好きは江戸の昔も今と変わらない。二百有余年の平和が続いた徳川の世に存在した様々な「序列」や「制度」。将軍・大名・侍から町人・遊女まで、江戸を生きる人々を支えたシステム「格付」の基礎知識! 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸の格付事情【将軍・大名篇】 〈一〉武士の種類/〈二〉官位とは/〈三〉官職名/〈四〉大名の種類/〈五〉大名の領地/〈六〉大名の序列/〈七〉大名の詰所/〈八〉大名の服装/〈九〉大名屋敷/〈十〉参勤交代/〈十一〉登城風景/〈十二〉江戸城の正月/〈十三〉大老になれる家/〈十四〉徳川家一門衆/〈十五〉御三家vs.御三卿/〈十六〉姫の嫁ぎ先 コラム マウンティングが反映された出世双六 ■第二章 江戸の格付事情【幕臣・陪臣篇】 〈一〉将軍直属の家臣/〈二〉幕臣の給与/〈三〉幕府の役職/〈四〉江戸の警察/〈五〉家来(供)の人数/〈六〉屋敷のスペース/〈七〉大奥のヒエラルキー/〈八〉大名の家来衆/〈九〉武家女性の呼称/〈十〉金で武士を買う コラム 象は果たして官位をもらったのか ■第三章 江戸の格付事情【職業篇】 〈一〉公家/〈二〉医師/〈三〉学者/〈四〉絵師/〈五〉役者/〈六〉力士/〈七〉商家/〈八〉儲かる商売/〈九〉遊女/〈十〉職人/〈十一〉盲人/〈十二〉町人/〈十三〉女性の名前/〈十四〉火消/〈十五〉火事/〈十六〉農地 コラム 江戸の家賃 ■第四章 江戸の格付事情【見立番付篇】 〈一〉見立番付の流行/〈二〉江戸の五つ星/〈三〉菓子屋/〈四〉死後の世界/〈五〉大食い大会の流行/〈六〉人気おかず/〈七〉宿泊施設/〈八〉駕籠と乗物/〈九〉牢屋/〈十〉江戸の名湯/〈十一〉寺社仏閣 コラム 意外や意外な番付 〈プロフィール〉 安藤優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』『江戸の給与明細』(監修)をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『徳川家康「関東国替え」の真実』(有隣堂)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。最近刊は『大名廃業』(彩図社)。

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  • 剣客大名 柳生俊平 将軍の影目付
    4.0
    久松松平家の十一男が将軍家剣術指南役・柳生家第六代藩主に! 実在の大名の痛快な物語、新シリーズ第1弾! 伊予小松藩主の一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と一万石大名の契りを結んだ俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられた。 徳川家御一門である久松松平家の越後高田藩主の十一男は、将軍家剣術指南役の柳生家一万石の第六代藩主となった。享保十五年(一七三〇)九月朔日、江戸城表御殿菊の間において柳生俊平は、伊予小松藩主一柳頼邦、筑後三池藩主の立花貫長と初体面で意気投合、一万石大名の契りを結んだ。同じ頃俊平は、八代将軍吉宗から密かに影目付を命じられ難題に取り組むことに……。
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)
    4.2
    江戸国からの阿片流出事件について、日本から査察が入った。団長は大御所議員の印西茂樹。江戸城で評定が開かれる中、印西は秘密裡にゴメスに接触し、江戸国の開国と明け渡しを迫る。印西の目的は江戸国深くに眠る白緑石で、この資源を元にロケット燃料を開発し暴利を貪る算段だ。拒絶すれば江戸国は消滅――。開国以来の危機に襲われる江戸国をゴメスは守り切れるか。書き下ろし長編。
  • 徳川家康「関東国替え」の真実
    -
    1巻1,078円 (税込)
    徳川家康と北条氏の関係に焦点を当てながら、小田原合戦の後、 秀吉から北条氏旧領への国替えを命じられるまでの経緯を追う とともに、家康がどのようにして転封を受け入れ、江戸城と 城下町を整備して、天下人へと至るステップとしたのか、 ピンチをチャンスに変えた家康像を描く。
  • 日本史を変えた 「最後の〇〇」
    -
    日本の歴史を見渡してみれば、「最後の〇〇」が様々あり、そこには、教科書には出てこないドラマ、意外すぎるラストが遺されていました。本書では、鎌倉幕府の幕を下ろした「最後の将軍」守邦親王の謎、後北条氏を滅亡に導いた「最後の君主」北条氏直の“その後”、大奥「最後の御年寄」が立ち会った江戸城明け渡しの顚末など、時代の転換期に登場した(せざるをえなかった)最後の人物たちの運命の結末に迫ります。
  • 浪人若さま 新見左近 決定版 : 1 闇の剣
    -
    甲府藩主の徳川綱豊は次期将軍の座をめぐる争いに巻き込まれるのを嫌い、病と称して藩邸に籠もる体を装いながら、谷中のぼろ屋敷で一人暮らし。浪人新見左近を名乗り、将軍家に伝わる秘剣、葵一刀流で悪を成敗しつつ、自由を謳歌するこの男の前途には、激動の運命が待ち構えていた――。剣戟、恋、人情、そして勧善懲悪。時代小説のど真ん中を行く、最強の傑作王道シリーズ、決定版として、双葉文庫から堂々刊行スタート!
  • 勘定侍 柳生真剣勝負〈一〉 召喚
    3.4
    大坂商人、柳生一族の陰謀に巻き込まれる! 時は寛永十三年――江戸城黒書院に呼び出された、惣目付を務める柳生但馬守宗矩。 上段の間の襖が開くと、老中の堀田加賀守より、「役目に奨励をもって、四千石を加増する」との旨が伝えられた。 本禄の六千石と合わせて、ついに一万石となり、晴れて大名となった柳生家。 だが、宗矩の顔は沈んでいた。 大名を監察する惣目付が、大名になっては都合が悪いためだ。 案の定、宗矩は即日惣目付を解かれ、監察される側に回されてしまう。 惣目付時代に買った恨みから、痛くもない腹まで探られてはかなわない。 なにしろ旗本から大名になれば、典令や家政が大きく変わるため、隙を生みやすいのだ。 一族最大の危機から逃れるべく、策を講じなければならなくなった宗矩は、なかでも武士が苦手とする金勘定が危ういと考え、ある秘策を思いつく。 なんと、大坂一と言われる唐物問屋淡海屋七右衛門の孫である一夜を召し出すという。 いったい柳生家と一夜は、どんな関わりがあるのか? 武士となった一夜に、宗矩の嫡男である十兵衛は、柳生家の者として剣術を身につけよと新陰流を指南するが……。 果たして一夜は柳生家を救えるのか? 痛快時代小説シリーズ第一弾!
  • 恐竜傳 1
    完結
    -
    『八代目将軍・徳川吉宗の治世』。江戸城は甲賀忍群・伊賀忍群によって警護されていた。その中から【総番】と呼ばれる特に優秀な忍び一人が将軍の側近で警護をおこなっていた。総番の決め方は血筋や推薦ではなく、深夜に精鋭の忍びを集め城内にて果し合いをおこない、生き残った一人が総番として認められるという過酷なものであった。そして、[享保六年]のある日。次期総番を決めるべく八人の精鋭が集められ果し合いが開始される。この中に異彩を放つ忍びが…男の名は『恐竜(おそれりゅう)』。次々と強者を倒し最後の生き残りとなったが、すぐに任務が与えられる。「前代総番を殺せ!」と言い放たれたと同時に前代が恐竜に襲い掛かり…!!
  • 江戸城仰天 大奥同心・村雨広の純心 新装版
    5.0
    紀州、尾張、水戸の忍者が江戸城に集結!? 痛快時代エンタメ 御三家の野望に必殺の一撃! 江戸城が血の海に――!? 月光の剣vs.謎の能面忍者! 将軍・徳川家継の命を狙い、次期将軍の座を狙うのは紀州藩・徳川吉宗だけではなかった。尾張藩の徳川吉通、水戸藩の徳川綱條ら御三家が、手下の忍びを江戸城に潜入させ城内を大混乱に陥れる。大奥年寄・絵島の怪しい動きに加え、大奥同心たちに立ちはだかるのは紀州、水戸のくノ一や能面の忍者・無阿弥。村雨が命を懸ける最後の戦いが始まった!
  • 猫君
    3.7
    茶虎で金目銀目の猫みかんは、病に伏せる育ての親のお香から「お前さんは『猫又』になりかかっている」と告げられた。20年生きた猫は、人に化けて言葉を操る妖になるというのだ。この世を去った飼い主を取り殺したと疑われ、追われるみかんは先輩猫又によって吉原遊郭に匿われ、江戸城内に新米猫又の学び舎「猫宿」があると教わる。さらに猫又史のその名を刻む英雄「猫君」の再来が噂されているらしく……。「猫宿の長」と呼ばれる謎の人物をはじめ、様々な師匠のもと、みかんが仲間とともに数々の試練に挑む江戸ファンタジー開幕!
  • イラストで思わずわかる 日本近現代史
    -
    1巻1,980円 (税込)
    近代日本は超大河ドラマ!! 明治維新から安倍元首相国葬まで、 155年の歴史を1年ずつイラストで解説!! 1868~2022年の出来事を徹底的にわかりやすく、 楽しみながら知り、学ぶことができる、 大ボリュームの画期的近現代史ガイドブックです! 永久保存版!! 本書は、明治元年(1868年)から令和4年(2022年)にいたる日本の歴史を1年ずつ切り取って、 その年に何があったのかを詳細に描いた文章とPOPなイラストで解説する、近現代史入門の一冊です。 日本の近代化のきっかけとなった嘉永6年(1853年)のペリー来航から、 封建体制が解体され、近代国家を建設し、国際社会で欧米列強と併立する強国となり、 民主主義が根づく民主国家となった歴史を、 見開きページでどこまでもわかりやすく解説した、格好の歴史書です。 1868年の江戸城無血開城から伊藤博文暗殺(1904年)、第一次世界大戦(1914年)、真珠湾攻撃(1941年)、 バカヤロー解散(1953年)、三島由紀夫割腹自殺(1970年)、グリコ・森永事件(1984年)、 バブル崩壊(1990年)、地下鉄サリン事件(1995年)、リーマン・ショック(2008年)、安倍晋三元首相銃撃事件(2022年)まで、 はるか昔の教科書にしか出てこない事柄から記憶も鮮やかな近年の出来事まで、 この一冊ですべて理解できるような構成になっています。 学校の授業では駆け足になってあまり詳しく教えてもらえない日本の近現代史は、本書一冊ですべてフォローできます。 勉強に活用するのもよし、教養を深めるのもよし、ちょっとした歴史雑学として身につけるのもよし。 352ページの大ボリューム、一家に一冊、必携の近現代史本です!
  • 大名格差
    3.5
    江戸時代の日本は徳川将軍家が率いる幕府と、三百諸侯と称された大名家が率いる実数約260もの藩が共同統治する時代であった。 大名といっても100万石から1万石まで格差は大きかったが、石高以外にも様々な基準で格付けされた。そうした区分が組み合わされることで家格は決まったが、その基本は将軍との関係である。将軍に近いほど優遇され、遠いほど冷遇された。 そんな幕府による大名統制の実態を、五つの視点から解明。「 石高でみる格差」「将軍との関係でみる格差」「江戸城でみる格差」「江戸藩邸でみる格差」「参勤交代でみる格差」という切り口を通して、未曾有の泰平の世を可能にした、幕府の巧妙な仕掛けに迫る。
  • 忍びの副業 上
    3.4
    1~2巻1,463円 (税込)
    忍びは再び輝ける? いつの間に我らは、ただの警護になっていたのだ? 滝川弥九郎は甲賀忍びの末裔。かつて戦国の世では、伊賀者と並び勝敗の鍵を握る者だったのに、今や日がな一日、江戸城の警護をするために番所に座っているだけ。忍びの技はひっそりと伝えられているが、それを使って何かをなす機会もない。おまけに上がらない禄を傘張りの内職などで補わなければならぬ始末……。 大人気シリーズ「しゃばけ」の著者による軽快な忍者もの
  • 消えた将軍 大奥同心・村雨広の純心 新装版
    -
    「大奥同心・村雨広の純心 新装版」シリーズ第2弾! 大奥に忍び込む暗殺集団を撃て! 怒濤の時代エンターテインメント!! 新将軍、危機一髪! 異形の忍者が将軍を襲う―― 一途な愛で大奥を守り抜け! 自らが将軍となるため、幼い将軍・家継の暗殺を目論む紀州藩主・徳川吉宗。 配下の忍び・川村幸右衛門は御三家尾張藩の忍びの頭領・柳生幽斎たちを心理的に操り、家継を狙わせる。 異形の忍者たちが江戸城に潜入していることを察知した村雨広たち同心との対決の行方は? 一方、大奥を仕切る年寄の絵島は歌舞伎役者の生島新五郎に心奪われて…。
  • 教養としての日本の城
    4.0
    姫路城、江戸城、熊本城……なぜ日本の城は豊かな発展を遂げ、消えたのか。16の城を世界史の中で読み解き、新たな視座でとらえ直す
  • 坂本龍馬を英雄にした男 大久保一翁
    -
    官軍の志士も畏怖し続けた徳川幕府最大の頭脳。龍馬も海舟も西郷も桂も師と仰いだ士(サムライ)。船中八策も大政奉還も日本国存続に命を賭けた直参旗本の発案だった! 大久保一翁とは何者であろうか。軍艦奉行となった海舟の活躍で、諸藩にその名と思想は知られていた。薩摩の家老・小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、長州の木戸孝允(桂小五郎)、周布政之助、土佐の坂本龍馬、公家の岩倉具視など、幕末維新の数多の傑物が揃って大久保一翁に期待し、一翁が幕閣に登用されれば、「討幕を止める」とまで声を揃えたほどである。 討幕派の西郷や大久保、木戸からも一目置かれ尊敬されていたことは、幕末維新の複雑な政局を知るうえで、一翁その人を避けては通れないことを意味する。一翁の最大の功績は、幕府の中枢にありながらも、私心を捨て、広く意見を聞き、深く洞察して結論を出すと、その主張を公言して憚らないことにあった。そのひとつが諸藩の重役や志士を驚かせた「大開国論」である。 ●一翁に心酔する志士たち ●大政奉還の裏で進む謀略 ●江戸城開城までの真の主 ●「慶喜斬るべし」に悩む西郷 ●江戸城総攻撃延期の真実 ●無禄覚悟でごった返す駿府輸送船 ●あだ名は「もののふ」 ●昇進は受けても昇給は受けず ●要職復帰後5日でまたもや罷免 ●隠居後も幕府の知恵袋
  • 裏切老中~闇御庭番(一)~
    5.0
    将軍・家慶の公儀御庭番である菅沼外記は、老中・水野忠邦の命により、佞臣・中野石翁を罠に嵌めるが、口封じのために水野に命を狙われてしまう。外記は試練を経て、水野とその配下の御目付・鳥居耀蔵の悪政を正す「闇御庭番」として生まれ変わる。家慶の密命を帯び、仲間とともに巨悪に立ち向かう正義の男。時代小説の醍醐味が詰まった傑作シリーズ、ここに始まる。(『闇御庭番 江戸城御駕籠台』改題)
  • 東京彰義伝
    値引きあり
    4.5
    江戸城無血開城から上野戦争へ、江戸の庶民にとっていつから東京になったのか。明治維新の歴史からこぼれ落ちた秘められた恋の行方。
  • 将軍の跡継ぎ 御庭番の二代目1
    3.0
    世継ぎの家重を護れ! 宮地家二代目「加門」に将軍吉宗から直命下る。 側室が懐妊したばかりの、家重の病は果たして偶然か。 加門の幼馴染み、十八歳の田沼意次は、家重の小姓。加門と意次は合力して闘う。 享保元年(一七一六)、吉宗は跡継ぎのいなかった家継の養子となり、将軍を継いだ。紀州藩主であった吉宗は、紀州から多くの家臣を伴って江戸城に入った。そのなかに、宮地家も含まれていた。紀州から連れて来た薬込役(くすりごめやく)十七家を御広敷伊賀者(おひろしきいがもの)として置いたのである。江戸城に入ったとき、宮地友右衛門は二十五歳、三年後に二代目となる加門が生まれている。 十八歳の若きヒーロー! 新シリーズ第1弾
  • 江戸城御金蔵破り
    -
    徳川の城を盗んだのだ― 一介の素浪人は腹の中で昂然とつぶやいた。 厳重な警備をくぐり抜けて江戸城に忍びこみ、二百五十余年、一度も破られることのなかった御金蔵を破って、まんまと二千両箱二つを盗み出した漢、藤岡藤十郎を痛快に描く。
  • 討ちて候(上)ぜえろく武士道覚書
    -
    門田泰明時代劇場 祥伝社第1弾、遂に開幕! 幕府激震の大江戸――孤高の剣が、舞う、躍る、唸る! 武士道『真理』を描く決定版ここに――忘れ得ぬ女のために江戸を訪れた京の剣客・松平政宗は、柳生宗重邸で謎の黒忍び群に奇襲される。将軍家剣術師師範代の屋敷を蹂躙した豪胆な一党は、市中を不安に陷れている旗本・大名屋敷連続襲撃事件の犯人集団か? 比類なき剣の腕を持つ政宗さえをも脅かす彼らの正体は? その凶刃はやがて御三家水戸光国、そして江戸城にまで迫る! 凄絶華麗な時代小説登場! ※電子版に口絵は含まれません
  • 殿、恐れながらリモートでござる
    5.0
    病と称して江戸城に現れない毛利家2代目当主を引っ張り出せるのか。痛快! 凄腕コンサル時代劇第2幕。 本作の舞台は江戸。戦国の毛利元就からつながる長州藩2代目当主の毛利綱広は反骨心が強く、徳川家に仕える身でありながら、病と称して江戸城に行かないことがあった。大江戸コンサル、戸ノ内兵庫はどうやって綱広を引っ張り出すのか。
  • 春色天保政談
    -
    御家人の次男坊で無役の波岡進次郎は、剣の腕はからきしだが、色の方は凄腕。女をたらすことにかけては天賦の才を見せ、春画の絵師としても一流の技を持つ。人妻に手を出して追手がかかり、身を隠すべく逃げ込んだ寺は、女参詣客を相手にするとんだ売淫寺だった。さらには、お相手した大奥女中から預かった密書がもとで、江戸城内の権力争い巻き込まれる。御政道には無縁の遊び人・進次郎が味わう、地獄と極楽の顛末とは……。長篇時代小説。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 図説 日本の城と城下町3 江戸城
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸城は今も東京の中心に息づいている――。徳川家康の入城を機に発展し、大火と再建を繰り返しながら拡大してきた大城下町・江戸の見どころを徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、巨大都市・東京に埋もれた歴史の地層を掘り起こし、町々の随所に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第3弾。城を愛する落語家・春風亭昇太氏の巻頭インタビューも収載。
  • 斬るは主命 奥小姓裏始末1
    -
    失脚した田沼意次の甥、世を憚る身の竜の之介がなぜ将軍の奥小姓に? 将軍家斉の個室御用の間。将軍家に害をなす輩を人知れず駆逐せよ! そのためこれを下げ渡す! 下されたものとは……? 大型新人、登場! 新シリーズ第1弾! 竜之介さん、うちの婿にならんかね──。 故あって神田川の河岸で真剣勝負に及び、腿を傷つけた田沼竜之介を屋敷で手当した、小納戸の風見多門のひとり娘・弓香。多門は世間が何といおうと田沼びいき。隠居した多門の後を継ぎ、田沼改め風見竜之介として小納戸に一年、その後、格上の小姓に抜擢され、江戸城中奥で将軍の御側近くに仕える立場となった竜之介は……。
  • 歴史作家の城歩き 1 【新府城 / 躑躅ヶ崎館 / 岩殿城】
    -
    1~9巻110円 (税込)
    【新府城 / 躑躅ヶ崎館 / 岩殿城 収録】 過去500以上の城跡を訪れた歴史作家・伊東潤による ラジオ番組の人気コーナー「城歩きのすすめ」の原稿をマイクロコンテンツとして電子書籍化! その城が作られた背景や起こった出来事などを地域ごとにわかりやすくまとめています。 城歩きを始めてみたいというビギナーの方にもおすすめです。 <本書に収録の城> - 新府城 - 躑躅ヶ崎館 - 岩殿城 ※原稿は常に更新していますが、 著者の既刊『歴史作家の城めぐり』『城を攻める 城を守る』の内容と重複する箇所もございますので ご了承ください。また、ラジオ原稿がベースとなります関係で、図表等はございません。
  • 空鉄 空撮鉄道旅情
    -
    1巻1,936円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『空鉄 諸国鉄道空撮記』の続編です。 ローカル線の特徴的な風景やランドマークとともに写し込まれた鉄道風景。 広く切り取られた風景には、その土地の地形や歴史をうかがい知ることができます。 古墳や古代都市、城、海外など、前作では掲載されなかったユニークなシチュエーションも多数掲載。 バラエティに富んだ、見ごたえ充分の一冊です。 第1章 空鉄的旅情 旅情誘う鉄路を追って(新幹線四季折々/春・夏・秋・冬) ローカル旅情(素朴な北限の私鉄 津軽鉄道 ほか) 第2章 躍動する煙 蒸気機関車のフォルム(C58-239、C61-20、D51-498 ほか) 第3章 望郷の鉄路 去った列車たち(札沼線 石狩月形~豊ヶ丘、石勝線夕張支線 夕張駅) 有終の美を飾った寝台列車(北斗星推進運転、トワイライトEXP.大阪発 ほか) こんな列車も去った 第4章 悠久の時を越えて 古墳(三国ヶ丘駅と大山古墳、奈良の古墳群) 古代都市(平城京宮と近鉄) 城(江戸城と東京駅、小田原城と小田原駅、高松城と琴電 ほか) 第5章 異国のかおり 鉄道発祥国の首都を撮る(ロンドン) 南欧の広軌鉄道とトラム(リスボン) 鉄道は貨物輸送が主流(シアトル)
  • 将軍の子
    4.2
    名君・保科正之の来歴を、爽やかに描きだす。 生まれた直後に養子に出された徳川秀忠の庶子、保科正之。 不遇にも見える生い立ちの陰には、彼を思いやる多くの人々がいた。 養母となった武田信玄の娘、見性院。 人徳の高さを買われ、養父となった高遠藩主、保科正光。 そして陰に日向に力になってきた老中、土井利勝。 江戸城の外で育った「将軍の子」は、 いかにして稀代の名君と呼ばれるに至ったのか。 今もっとも注目される歴史時代小説の新鋭が、その半生を辿る。 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 江戸老人旗本夜話
    -
    勤務先・江戸城。職業・旗本。天野弥五右衛門(やごえもん)81歳、赤裸々な日々の記。時代小説ではわからない武士の真実――。武士道とは長生きして出世競争に勝ちぬくことなり。武芸とは健康法なり。性は「接して泄(も)らさず」が善し。ある老旗本が書き残した、組織・仕事・カネ、家庭の悩み、性生活、老いへの惑い。江戸の「性」と「老い」を語れば当代随一の著者が武士の実像を生々しく描く、目から鱗(うろこ)の傑作エッセイ。(『元禄養老夜話』改題)
  • まんが・イラストでみる江戸の暮らし衣・食・住
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 徳川家康が征夷大将軍に任ぜられた1603年から、15代将軍の徳川慶喜が江戸城を明治政府に明け渡すまでの265年間。太平の世ともいわれた江戸時代、人々はどんな暮らしをしていたのでしょうか? アパート・マンションオーナー向け情報誌『ポケット倶楽部』の人気連載「お江戸の賃貸住宅事情」が1冊の本になりました。江戸時代の住宅や暮らしだけではなく、衣服や食についての書き下ろしコラムも満載。衣・食・住、そして暮らしそのものに焦点を当て、あらゆる方面から江戸時代をひも解いていきます。 桐丸ゆいさんのかわいいまんが・イラストももちろん盛りだくさんの、目にも楽しい1冊です。
  • 近世城郭 見尽くし、撮り尽くし
    -
    1巻2,200円 (税込)
    (内容紹介) 著者が、はじめて訪れた近世城郭は、小田原城だった。小学校一年生のころ。 高校へ進学すると、国鉄全線制覇を目指しながら、日本各地の城を巡り、大学三年生の時には備中松山城を訪れることにより、現存十二天守のすべてをめぐった。 大学卒業後は出版社に務めるかたわら、仕事で城や史跡を巡り、フリーランスになってからもその城熱は変わらず今日にいたっている。 城といえば、天守や櫓や城門といった建築物のイメージが強かったものの、近年では、石垣への関心も高まり、石垣こそが城の見どころとみなす「城好き」が勢力を拡大しつつある。 従来からの「城マニア」「城オタク」のみならず、そんな「城好き」のための一冊です。 --------------------------------------------------------- オールカラー・豊富な図解 「城好き」も堪能できる大人の城巡り術を網羅! 城の魅力は天守だけではない。櫓や城門などの建築物をはじめ、石垣も面白い! 現存12天守、近世城郭175城全リスト付 序章 大人の城巡り術 ・近世城郭を見尽くす――近世城郭175城全リスト ・近世城郭を撮り尽くす ・すべての近世城郭を巡るには?――全175城を見尽くす意義とは? ・藤堂高虎と小堀遠州――近世城郭をつくり上げた異才 1章 現存十二天守を巡る ・姫路城――白亜の変遷 ・彦根城――紅葉の名城 ・犬山城――魅惑の古城と城下町を見極める ・松本城――日本最古の現存天守は? ・松江城――松江城は「徳川の城」へと変貌 2章 最強の近世城郭を巡る ・天空の山城――竹田城・備中松山城・越前大野城…… ・雪景の名城――モノトーンの絶景を楽しむ ・熊本城 蘇る! ――震災から復興への道程を追う ・大坂城――未来への伝承 ・江戸城――柳営から皇居へ ・名古屋城――天守木造復元の是非 3章 平成から令和へ――新時代の城巡り ・平成生まれの城郭建築――そして新時代へ ・御城印を集めてみる――小田原城・駿府城・水戸城など計12城 ・国護(くにまも)りの最前線――兵庫県の城と台場を見極める ------------------------------------------------------- 著者について 1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、現在、歴史アナリスト。徹底した史料の調査と、史跡の現地検証によって歴史の真実を再構築しながら、わかりやすく解き明かす手法により、歴史ファンの支持を集める。戦国から幕末維新までの軍事史を得意分野とする。足腰が自由なうちは城や台場を巡り続け、その後は探査成果の集積に余生を過ごす予定。 著書に『明智光秀の生涯』(三笠書房知的生きかた文庫)、『愛蔵版 地図から読み解く戦国合戦』『日本の名城30─城通になるために』(以上、ワック)、『早わかり戦国史』『早わかり幕末維新』『戦国大名勢力変遷地図』『城下町・門前町・宿場町がわかる本』(以上、日本実業出版社)、『完全制覇 関ヶ原大合戦』(立風書房)、『歴史現場からわかる河井継之助の真実』『天災と復興の日本史』(以上、東洋経済新報社)、『名言で読む幕末維新の歴史』(講談社)、『しぶとい戦国武将伝』(河出書房新社)、『戦国時代用語辞典』(学習研究社)、『信長 戦国城盗り物語』(だいわ文庫)、『直江兼続─戦国史上最強のナンバー2』『坂本龍馬─手紙にみる真実の姿』(以上、アスキー新書)、『新説前田慶次』(新人物往来社)、『徳川幕府・創業三代の百年闘争』(成美文庫)、『天守を巡れば歴史が見える』(ソフトバンク新書)などがある。
  • 上様の飛脚
    完結
    -
    【本作品は同人誌となります】 主人公のそうべえが死んだ飛脚に代わって 江戸城に書状を届け上様の飛脚となる話 ■総ページ数:45ページ
  • 影丸極道帖(上)
    -
    天保13年9月、江戸を襲った台風の日、怪盗・影丸が脱獄した。江戸城内、大奥にまで侵入した剽盗だけに、奉行所の召喚状をすりかえて脱獄する、前代未聞の牢破りだった。同じ日、名与力・松並白亭の養女・小夜も何者かに誘拐された。そして、白亭と配下の同心・志賀三平は、この2つの怪事件を結ぶ謎に立ち向かう。不敵にも影丸は、「目指す相手は八丁堀!」と、かれらに挑戦してきたのだ。だが、目明し伝六、紋十郎ら悪党の名は浮かんでも、当の影丸は神出鬼没。しかも事件の背後には、将軍家継嗣をめぐる暗闘までも絡んでいる……。著者が秘材を傾けた本格派時代物推理の妙。<上下巻>
  • 東京の城めぐり
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京には実は多くの城跡があります。有名なところでは江戸城や八王子城がありますが、その他にもこんなところに! とか、ここも?など驚くようなところが実は城跡で、今もその面影を残すところも多いのです。本書では近郊地域を含めその中から120か所をオールカラーで紹介。それぞれの城跡の歴史や城のつくりを専門家によって懇切丁寧に説明しています。アクセスを始めとした各種データも掲載した、東京の知らざれる歴史に触れる知識欲をそそるガイド書です。

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  • 江戸―平安時代から家康の建設へ
    4.0
    徳川家康が入城し、将軍の本拠地として大都市へ変貌した江戸。その始まりは平安時代末、秩父平氏一族の江戸氏が拠点を置く低湿地だった。太田道灌の江戸城築城、戦国大名北条氏の支配を経て、入府した家康の大工事によって、城と町は発展を遂げる。江戸の繁栄はいかにして築かれたのか。本書では新知見をふまえ、中世から近世への変遷過程を解明。平安時代の寒村から、豪華絢爛な都市が成立するまでの500年を描き出す。
  • 城下町奉行日記 熊本城の罠
    -
    加藤清正が仕掛けた熊本城最大の謎に挑む! 「諸国の城を見聞してまいるのだ!」 江戸城の天守を再建すると言い出した八代将軍・徳川吉宗の鶴の一声で突然、御城奉行に任じられた旗本の一色駿之介。 許嫁・結実との祝言を挙げる暇もなく、中間の金作を供として、涙ながらに肥後熊本へ出立する羽目に……。 着いたら着いたで、公儀隠密に間違われるわ、人さらいに巻き込まれるわ、ついには藩主・細川家の御家騒動にまで足を突っ込むことになるわで……。 『城下町事件記者』で活躍する遊軍新聞記者・一色駿作のご先祖様が難事件の謎を叩っ斬る! 奉行から読むか、記者から読むか? 「城下町・一色家シリーズ」の江戸時代版!
  • 跳ぶ男
    4.1
    切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男・屋島剛。15歳の剛は、急逝した藩主の身代わりとして江戸城に送り込まれた。「能」を使った秘策によって、貧しい藩は生き延びることができるのか。 藩の命運を握った剛は、「想いも寄らぬことをする」決意をした――。 天保年間の土地も金もない弱小藩を舞台に、ひとりの少年武家が辿る過酷な運命が、圧倒的リアリティを通して描かれる。 謎と謀(はかりごと)、美と畏れ。研ぎ澄まされた文章と壮大なる謎、唯一無二の武家小説! 「弱冠十五歳の少年が、柳営の棟梁たる将軍に対して、己の能の技量のみを武器に文字通り徒手空拳で命がけの闘いを挑む。しかも与えられた期間は、わずか七ヶ月しかない。これぞまさにミッション・インポッシブル 」  ――川出正樹 (解説より) ※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 名城の石垣図鑑
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証担当の小和田哲男先生が監修! ★ まだまだたくさんの謎が残る城のおもしろさが楽しめる ★ 北海道から沖縄まで全国75の名城を紹介。日本史の豊かさを実感できる ★ 通説をくつがえした新しい発見や学説がわかる 解き明かされていない数々のミステリー、 築城の名手によるスゴい技術、 人々に力を与えてきたパワースポットとしての役割、 随所に見られる戦の知恵を解説。 城好き、歴史好きはもちろん必読。 歴史が苦手な人も歴史がおもしろくなる! 【小和田哲男「はじめに」より】 「石垣の城」の魅力であるが、私は大きく二つあったと考えている。一つは、石垣の積み方の多様さと、見た目のよさである。本書の中でも詳しく触れるが、積み方の基本は、自然石を積んだ野面積、石をある程度加工して積んだ打込接、石を整形して隙間なく積んだ切込接の三つで、この順で築かれた年代が推移していく。ただ、おもしろいのが、この三種の積み方を一つの城で見ることができるところもあるという点である。  魅力の二つ目は、石垣には謎が多く、謎解きの楽しさもあると言われることである。石垣を実際に見ることで、築城者の知恵と工夫の足跡を追体験できることが少なくない。同じく築城名人と言われながら、加藤清正の積んだ石垣と、藤堂高虎が積んだ石垣はちがっており、そのことを知って石垣を見ると楽しさは倍化されるのではないだろうか。  また、今日のような機械がない時代、巨石をどのように運んだのか、どのように積んだのか、実際の石垣を見ながら先人の知恵に思いを馳せるのもいい。 【主な内容】 第一章 知っておきたい石垣の基本知識 石垣の歴史/石垣の種類/石垣のつくり方/刻印石/石垣の構造/石垣の維持・修復/石垣と職人 第二章 名城の石垣 北海道・東北・北陸・関東・東海編 江戸城/金沢城/名古屋城/松前城/五稜郭/盛岡城/仙台城/会津若松城/二本松城/白河小峰城/松本城/上田城/甲府城/駿府城/弘前城/九戸城/白石城/唐沢山城/新発田城/高岡城/福井城/丸岡城/小諸城/松代城/大垣城/苗木城/岩村城/浜松城/相良城/岡崎城 第三章 名城の石垣近畿・中国・四国・九州・沖縄編 大坂城/姫路城/彦根城/丸亀城/熊本城/二条城/大和郡山城/和歌山城/備中松山城/岡山城/広島城/鳥取城/松江城/萩城/高松城/伊予松山城/宇和島城/観音寺城/福知山城/丹波亀山城/丹後田辺城/岸和田城/高取城/伊賀上野城/鳥羽城/松坂城/竹田城/石垣関連用語集/篠山城/明石城/洲本城/津山城/福山城/月山富田城/高知城/徳島城/今治城/福岡城/小倉城/佐賀城/人吉城/延岡城/飫肥城/鹿児島城/首里城/今帰仁城
  • 大江戸コボルト -幻想冒険奇譚 江戸に降り立った犬獣人-
    -
    時は享保。異界と現世が混ざりあった江戸の町にて―― 徳川綱吉が治める貞享の世にて、突然現れた“異界の門”より、子犬人――コボルトが江戸に降り立った。その愛らしい姿を見た綱吉公は彼らを深く愛し、保護をするよう命じる。 その後、時を置いてやって来たえるふやどわあふとも幕府は友好関係を築き、異界の知識を得ることになった江戸の世は一足早い文明開化を迎えていた。 さらに時が流れ――徳川吉宗が治める享保の時代では、コボルトをはじめとした異界の住人が江戸っ子としてすっかり町に馴染んでいた。 江戸城内に秘匿された異界の門の残滓、異界迷宮(ル:ダンジョン)によって得られる資源を求めた吉宗公は、御庭番の青年、犬界狼月とコボルトのポチに異界迷宮攻略を命じる。 その日から、狼月とポチの、花のお江戸と迷宮を行き来する奇妙な生活が始まる――!! 第2回アース・スターノベル大賞 奨励賞受賞作品
  • 【6冊 合本版】忍者本コレクション『忍者の歴史』『忍者の精神』『忍者の掟』『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』『忍者の兵法 三大秘伝書を読む』『戦国の忍び』
    -
    日本国内のみならず海外からも人気の高い忍者。いつ生まれ、その実像はどのように変遷してきたのか? 忍者の通史を著した『忍者の歴史』。忍術書に書かれた哲学をまとめた『忍者の精神』。甲賀忍之伝を継承する甲賀伴党21代宗師家が、秘密のベールに隠されてきた実像を明かす『忍者の掟』。江戸時代、天下太平の時代に下級武士であった忍者の子孫たちはどのように暮らしていたのか、貴重な伊賀者の古文書を読み解く『忍者の末裔』。「万川集海」「正忍記」「忍秘伝」などを読み解き忍者の実像に迫る『忍者の兵法』。史料を丹念に読み解き気鋭の歴史学者がこれまでの戦国合戦研究を覆す『戦国の忍び』。近年の研究成果を反映し、これまでのイメージを覆す6冊の書籍合本版。 ※本電子書籍は『忍者の歴史』『忍者の精神』『忍者の掟』『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』『忍者の兵法 三大秘伝書を読む』『戦国の忍び』を1冊にまとめた合本版です。
  • 小説太田道灌の戦国決戦: 江戸城を築城・関八州平定始末記
    -
    江戸城や川越城を築城したことから「築城名人」と呼ばれた文武の名将、太田道灌の劇的な生涯が今よみがえる!詳細な調査をもとに、当時の情景が鮮明に語られる。
  • 東大教授がおしえる 忠臣蔵図鑑
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 映画『決算!忠臣蔵』の原作者、山本博文教授が監修(東京大学資料編纂所)、 一級資料にもとづき「討ち入り」という一大プロジェクトを解説 前代未聞の危機にあたり、リーダー・大石内蔵助はメンバー(藩士300人)と資金(8300万円)をどうデザインしたか!? 驚くほどたくさん史料が残されている「赤穂事件」をイラストとたくさんの図版で学ぶことができる一冊。プロジェクトドラマとして、江戸時代、武士の社会を面白く大づかみ! 【第一章 江戸城松之廊下事件】 「赤穂事件」の発端/松之廊下刃傷事件/吉良・浅野の事情聴取/下された幕府の裁定/浅野内匠頭の切腹/浅野内匠頭の埋葬/赤穂藩江戸屋敷の収公/赤穂に届けられた急報/赤穂城に押し寄せる商人/揺れる赤穂藩/江戸強硬派を説得/さらば赤穂城 【第二章 討ち入り前夜】 浅野家再興工作の開始/血気に逸る江戸強硬派/吉良上野介の隠居/遊興にふける大石内蔵助/円山会議で討ち入りを表明/討ち入りメンバーを選抜/吉良邸偵察開始/赤穂浪士の隠れ家/大石内蔵助の江戸入り 【第三章 いざ、討ち入り】 討ち入り前に吐露した思い/討ち入り道具の購入/逃亡する同志/討ち入り費用の決算/茶屋で開かれた作戦会議/討ち入り参加者は四十七人に!/吉良邸討ち入り 【第四章 その後の赤穂浪士】 亡君への報告/仇討ちを称える江戸っ子/赤穂浪士に下された処分/赤穂浪士たちの切腹/遺族に下された処分/吉良家、断絶す/芝居化された討ち入り 【終章 討ち入りの舞台を歩く】 【Cloumn もっと知りたい! 忠臣蔵の話】 ①「元禄」とはどのような時代?  ②「高家」とはどのような役職?  ③ 切腹の作法  ④ 赤穂事件時の赤穂城  ⑤ 江戸の通信制度  ⑥ 討ち入りに使われた化粧料  ⑦ 赤穂浪士最期の言葉  ⑧ 赤穂浪士辞世の句  【column 押さえておきたい! 「忠臣蔵」のお土産】 ① 切腹最中・義士ようかん  ② 元禄浪士あま酒  ③ 忠臣蔵の吉良まんじゅう・吉良せんべい
  • 東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち
    4.3
    『家康、江戸を建てる』『東京、はじまる』など、江戸・東京に深い造詣をみせる筆者が、東京の21の地域について過去と現在とを結び、東京の「謎」を解き明かす。 はじめに なぜ東京を「とうきょう」と読んではいけないのか 第一章 東京以前 第一回 なぜ源頼朝は橋のない隅田川を渡ったのか 第二回 なぜ大久保長安は青梅の山を掘ったのか 第三回 なぜ麹町は地図の聖地になったのか 第四回 なぜ浅草は東京の奈良なのか (新書のための書き下ろし) 第五回 なぜ勝海舟はあっさり江戸城を明け渡したのか 第二章 東京誕生(明治以後) 第六回 なぜ銀座は一時ベッドタウンになったか 第七回 なぜ三菱・岩崎弥太郎は巣鴨を買ったのか 第八回 なぜ早矢仕有的は丸善を日本橋にひらいたのか 第九回 なぜヱビスビールは目黒だったのか 第十回 なぜ「東京駅」は大正時代まで反対されたか 第十一回 なぜ野間清治は講談社を音羽に移したのか 第三章  関東大震災 第十二回 なぜ後藤新平は震災復興に失敗したのか(新書のための書き下ろし) 第十三回 なぜ日比谷は一等地の便利屋なのか 第十四回 なぜ新宿に紀伊國屋書店があるのか 第十五回 なぜ五島慶太は別荘地・渋谷に目をつけたのか 第十六回 なぜ堤康次郎は西武池袋線を買ったのか 第十七回 なぜ羽田には空港があるのか 第四章  戦後 第十八回 なぜトットちゃんには自由が丘がぴったりだったか 第十九回 なぜ寅さんは葛飾柴又に帰って来たのか  第二十回 なぜピカチュウは町田で生まれたのか 第二十一回 なぜ代々木の新国立競技場は案外おとなしいのか むすび なぜ江戸は首都になったのか
  • 草々不一
    4.3
    泣ける。笑える。心がほっこり温まる。 身分としきたりに縛られた暮らしにも、喜怒哀楽、切なくも可笑しい人生の諸相があった。江戸の武家の心を綴る、傑作時代小説短編集。 朝井節、ますますの名調子。 1冊に長編8作分の人生が。 「紛者(まがいもの)」助太刀を頼まれた、牢人者の信次郎。頼まれたら断れないのが武士だが。 「青雲」立身する者とできぬ者。分かれ道を説く上司に悩まされ。 「蓬莱」大身の旗本家へ婿入りしたはいいが、妻から3つの約束をさせられて。 「一汁五菜」刀ではなく包丁で仕える江戸城の料理人が、裏稼ぎに精を出す。 「妻の一分」大石内蔵助の妻、りくにとっての忠臣蔵を、そばで見守った者がいた。 「落猿」藩の外交官である江戸留守居役が、公儀との駆け引きの最中に。 「春天」剣術指南所の娘と二刀流の修行人。剣で心を通わせた二人の行く末は。 「草々不一」漢字を読めない隠居侍が、亡き妻の手紙を読むため手習塾に通い始める。
  • 宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略
    -
    大名の親子の間で交わされた膨大な書状が、熊本藩・細川家に残されていた。そこには、江戸幕府の体制が確立していく過程と、取り巻く人々の思惑がリアルタイムに記録されていた! 江戸初期を知るための必読書。
  • 暴れ旗本天下御免
    3.0
    1~2巻770~814円 (税込)
    将軍家斉の治世。 江戸城本丸で執り行われた大評定で、相模国にある町の自治により営まれる竜宮町に謀叛の動きがあると報告された。 大目付の大河内右京は、この件に元加賀藩士の筒井権兵衛が関わっていることを知る。 彼は昌平坂学問所で一緒に学んだが、御政道批判したため、流罪になったはずだった。 老中から、竜宮町を潰せと命ぜられた右京だったが、謀叛に疑問を持ち、町に潜入し、調べてみることに……。 将軍にも意見し、“かみなり旗本”の異名で知られる大河内政盛。 その息子で、一見腑抜けて見えるため、ひょうたんと呼ばれる右京。 そして、右京の息子の徳馬。 大河内家三代が悪を断つ! 人気シリーズ、新章開幕!! 第一話 百万石の陰謀 第二話 竜宮の城 第三話 江戸四宿封鎖 第四話 決戦江戸城
  • 歴史作家の城めぐり<増補改訂版>【電子特典付】
    3.5
    1巻1,387円 (税込)
    気鋭の歴史作家として人気を集める著者が、自身の作品の舞台となった関東甲信の四七の名城の魅力を、余すところなく紹介。歴史作家ならではの視点で綴る各城の悲喜交々(こもごも)のエピソードはもちろん、北条早雲・武田信玄・真田昌幸・徳川家康などの英傑と各城との秘話逸話も読み応え十分。また、それぞれの城の攻防戦や縄張り(城の設計構想)などの情報も、イラストや写真を交えて臨場感豊かにわかりやすく解説。読めば必ず現地を訪れたくなる、もう一度行きたくなること請け合いの城郭ガイドの決定版! 【電子書籍特典】ウモさん(Webサイト「埋もれた古城」管理人)×伊東潤対談「中世古城を旅する楽しみ」 【掲載城】 東京都 滝山城・石神井城・江戸城・浄福寺城 神奈川県 小田原城・玉縄城・津久井城・三崎城・石垣山城・小机城 埼玉県 松山城・菅谷城・杉山城・忍城・岩付城 千葉県 国府台城・佐倉城・臼井城・本佐倉城・ 関宿城 群馬県 岩櫃城・太田金山城・松井田城・沼田城 栃木県 唐沢山城・祇園城・宇都宮城・足利氏館 茨城県 逆井城・額田城・小幡城・石神城 山梨県 新府城・躑躅ヶ崎館・岩殿城・若神子城 長野県 高遠城・上田城・大島城・旭山城・戸石城 静岡県 諏訪原城・下田城・興国寺城・丸子城・田中城・山中城
  • 幕末史(新潮文庫)
    4.4
    嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す――。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。
  • 日本一の殿さま大工
    -
    歴史に燦然と輝き続ける名工・中井家の物語。安土城、大坂城、二条城、知恩院、江戸城、御所……飛鳥の法隆寺建築より、名だたる城郭や寺社建築を一手に引き受けてきた棟梁一族・中井家。 そして龍彫刻の分流・中井権次一統。千年に亘って光り輝く建物に込められた、職人たちの誇りと精神の系譜。
  • カラー版 東京で見つける江戸
    3.8
    江戸城、東大赤門、明治神宮、後楽園…。明治維新、大震災、空襲で江戸時代の建物の多くが失われた東京にも江戸遺産は残っている!
  • 世界と日本の地理の謎を解く
    -
    ナミビアに広がるナミブ砂漠は世界一美しい砂漠として知られる。海岸付近の砂は白いが、内陸部になると赤味を帯びる。なぜ砂が赤くなるのか。また、この砂漠はいかにしてできたのか。鳥取砂丘との共通点は……? 著者は調査・研究で、南アルプス、桜島、スイスの氷河、キリマンジャロ、さらにはイースター島やマダガスカルなどなど、日本全国津々浦々と海外50か国以上を訪れた経験を持つ。本書は著者が現地で出くわした地理の不思議を、現地調査や文献調査によって謎解きをし、記述したものである。「そうだったのか!」という感激が伝わる知的興奮の一冊。 ・フィヨルドはどのようにしてできたのか?/・温暖化は、高山の氷河や生態系、住民生活にどのように離京に及ぼすのか?/・江戸城、名古屋城、大阪城、ドイツ・レーゲンスブルク近郊の古城の地形の共通点とは?/・なぜ、そこに山があるのか?/・なぜ、イースター島、ハワイ、マダガスカルは1万キロも離れているのに言葉が似ているのか?
  • なまずランプ (1) 幕末*都市伝説
    -
    1~3巻550円 (税込)
    【作者により絵が大幅に修正された電子書籍の新装版です!】 時は幕末。厳重警備を誇る江戸城の御金蔵が破られた! 冤罪で入牢中の不運な男・平次郎は犯人の行方を追う事に。身代わりの妹の命のタイムリミットはわずか52時間! 勘と運に振り回されながら、江戸に潜む都市伝説の数々に挑む。
  • 古写真を見て歩く 江戸・東京 歴史探訪ガイド 改訂版
    完結
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 国立国会図書館をはじめとする 博物館・図書館所蔵の貴重な古写真を公開! ★ 今と昔を比べながら巡る、「時間旅行」へ。 ★ 幕末から明治への変遷… 「過去の町並み」を切り取って 現代に伝える写真の数々を 「今の町並み」と並べて比べながら歩けます。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ ヨーロッパで発明された写真機は 幕末に日本に輸入され、 普及していきました。 本書では幕末から明治期の東京を 写した写真を紹介し、 その撮影場所と同様のアングルから撮影した 現代写真も掲載しています。 二枚の写真を比較すれば、 東京の姿が大きく変貌していることに 驚くに違いありません。 空が広く、水路がめぐり、緑にあふれた 江戸の記憶を受け継ぐ明治の東京。 それから百年以上経た今、時を超え、 空間を超えた東京散策へ出かけてみませんか。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 江戸から東京へ。中心を行く *道の起点は日本橋 【日本橋】 *人々の生活を守る金融街 【京橋・八重洲】 *文明開化を象徴する商業地 【銀座】 *一丁ロンドン 【丸の内・日比谷】 *海と繋がるまち 【築地・佃島】 ・・・など ☆ オアシスとして面影残す城の跡 *江戸の名残感じる石垣 【江戸城周辺】 *都会のオアシス 【お濠端】 *江戸っ子のふるさと 【神田】 *幻の駅舎を訪ねて 【秋葉原】 *上水道の通り道 【お茶の水】 ・・・など ☆ いつの世も、風光明媚な観光地 *人通り絶えぬ観光名所 【浅草】 *桜並木に彩られた花街 【向島】 *力士と才人を育む町 【両国】 *文化が香る森の公園 【上野】 *江戸っ子が愛した大川 【隅田川】 ・・・など ☆ 海とともにある東京を感じる *江戸東京随一の眺め 【芝・愛宕山】 *汽笛一声、新橋を 【新橋】 *坂道が伝える街の歴史 【三田・麻布・赤坂】 *風が運ぶ潮の香り 【品川】 ・・・など ※ ※本書は2012年発行の 『古写真を見て歩く 江戸・東京 歴史探訪ガイド』 の改訂版です。
  • 街がわかる 東京散歩地図
    -
    街の魅力を散歩しながら探してみませんか。 駅から駅をつなぐ散歩コースを、「散歩の達人」で街を深掘りし続けてきた編集部が提案します。詳細なコースマップと、散歩途中で立ち寄れる名所・名店の紹介ページだけではなく、街にまつわる歴史・豆知識、愉快な商店街イラストマップも満載しています。 都内の名所を巡る39の散歩コースをお楽しみください。 【CONTENTS】 都心編 ・博物館や美術館が集まる公園と、雑多な商店街との対比…上野・アメ横 ・それぞれに街の個性が光る下町の人気エリア…谷中・根津・千駄木 ・戦災を免れた街に、昔ながらの下町の素顔を見る…根岸・入谷・竜泉 ・江戸城の遺構のすぐお隣は洗練されたオフィス街…皇居・丸の内・東京駅 東部編 ・娯楽の殿堂といえばこの街。レトロな雰囲気も人気です…浅草 ・時代劇にもよく出てくる、筋金入りの職人の街…浅草橋・蔵前 ・世界一高い自立式電波塔のお膝元で、博物館巡りを…押上・東京スカイツリー ・フーテンの寅さんが出迎えてくれる帝釈天の門前町…柴又 ほか北部編、南部編、西部編など充実の全39コース 所要時間、距離、アクセス、食事や休憩にぴったりなスポットもデータ充実!

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  • あの日、松の廊下で
    5.0
    旗本・梶川与惣兵衛は、「あの日」もいつもどおり仕事をしていた。赤穂浪士が討ち入りを果たした、世にいう「忠臣蔵」の発端となった松の廊下刃傷事件が起きた日である。目撃者、そして浅野内匠頭と吉良上野介の間に割って入った人物として、彼はどんな想いを抱えていたのか。江戸城という大組織に勤める一人の侍の悲哀を、軽妙な筆致で描いた物語。第3回歴史文芸賞最優秀賞受賞作品。
  • 忠臣蔵の姫 阿久利
    -
    1~2巻1,485~1,584円 (税込)
    姫こそが浪士の希望。新「忠臣蔵」の誕生。 時は、江戸幕府が生類憐れみの令を発していた元禄の頃。 広島三次藩に生まれた美しい栗姫、のちの阿久利姫は、播磨赤穂藩の浅野内匠頭長矩に輿入れしてからというもの、大名火消しや勅使饗応、藩の政治に励む夫を支え、家臣を家族とも思い、面倒を見てきた。 しかし、勅使饗応の指南役である高家筆頭・吉良上野介の「依頼」を断ってから、平穏な暮らしに目に見えないひびが入りはじめる――。 胸騒ぎを感じながら過ごしていたある日、火事場でとった内匠頭のとっさの「行い」から、五代将軍徳川綱吉の側近である柳沢保明からも不興を買ってしまう。 質実剛健で質素倹約、大名火消しとして江戸者の人気をさらう内匠頭を目障りに思う、吉良と柳沢はとうとう赤穂藩改易を企む。 吉良のしつこい嫌がらせに、次第に身心を病んでゆき、つかえを発症した内匠頭。 疲弊した夫を癒そうと必死になる阿久利の努力も空しく、内匠頭は江戸城中松の廊下で吉良へ刃傷に及ぶ。 即日切腹を聞かされ、藩邸引き払いを命じられた阿久利は、吉良の沙汰を待つが……。 赤穂浪士一縷の望み、阿久利の静かな闘いが今はじまった。 広島県三次市出身の大人気時代小説作家が描く、新しい「忠臣蔵」!
  • 都市計画家(アーバンプランナー) 徳川家康
    -
    【天下人の地形利用術】 江戸の町を知るには、家康が入る以前の江戸を知らなければならない――。 徳川家康が入部するまでの江戸は、武蔵野の辺境の地であったという説がまことしやかに伝わるが、ほんとうに江戸は辺鄙な寒村であったのであろうか。そもそも、そのような未開の荒野であった江戸を、どうして家康は選んだのか。 とかく、従来の研究家が語る江戸の町は、家康が江戸入りしてからの話ばかりで、家康以前の話は、太田道灌が築城したといわれる江戸城が紹介されるくらいである。 じつは、道灌から家康までは100年ほどの空白期間があり、その空白の一世紀、江戸を支配していた人びとがいた。 五代にわたり、戦国乱世の関東を牛耳った北条氏。かれらの存在を抜きにして江戸の発展を語ることはできない。 北条氏は道灌築城後の江戸城を改築し、江戸の地形を巧みに利用して町づくりを進めていた。つまり、近世江戸の原型を築いたのは北条氏だったのである。 家康が入った江戸の町は、未開の地などではなく、天下人となる家康が拠点と定めるに足る魅力十分な土地であった。 家康は北条氏が造った江戸の町をベースにし、日比谷入江を埋め立て、神田山を開削し、河川の流路変更など大胆な町づくりを推し進めていく。 そして、幕府を開いてからおよそ100年後、江戸はパリやロンドンに肩を並べる100万人の大都会に発展する。 本書は都内の発掘事業に長年来たずさわり、関東の歴史を研究してきた著者の目を通して、江戸が世界有数の大都市になっていく秘密を解明してもらう。 地図・写真も豊富に掲載。図からも江戸の歴史がわかる一冊! 〈本書の内容〉 ■第一章 「江戸・東京の下町」の形成 〈一〉東京低地の形成〈二〉江戸前島をめぐる原風景  コラム1 家康が江戸に入ったのはいつ? ■第二章 近世城郭「江戸城」と城下の整備 〈一〉家康の江戸入部と城造り〈二〉関ヶ原以後の天下普請〈三〉大坂夏の陣以後の造営〈四〉灰燼に帰した家康・秀忠・家光の江戸  コラム2 家康の江戸入りは秀吉が勧めた? ■第三章 江戸前島と江戸湊 〈一〉平川の付け替えと日比谷入江〈二〉江戸前島の景観変遷〈三〉五街道の起点となった江戸〈四〉江戸湊の整備  コラム3 家康より先に江戸を整備していた北条氏 ■第四章 利根川東遷事業と江戸の河川改修 〈一〉隅田川の付け替え〈二〉東遷以前の河川と治水〈三〉関東内陸部と太平洋を結ぶ利根川東遷事業〈四〉太日川から江戸川へ〈五〉小名木川・新川の整備  コラム4 天海は江戸を魔術で守ろうとしたのか? 〈著者プロフィール〉 谷口榮(たにぐち・さかえ) 昭和36年(1961)、東京都葛飾区生まれ。国士舘大学文学部卒業後、主に東京東部(東京下町)や旧葛飾郡域をフィールドとして通史的に人々の暮らしや文化、環境の変遷を追及。立正大学・明治大学・國學院大學・和洋女子大学非常勤講師のほか、NHK教育テレビ高校日本史講座を担当。また、NHK「ブラタモリ」荒川・柴又編にも出演。現在は葛飾区産業観光部の学芸員として勤務している。おもな著作として『吾妻鏡事典』(東京堂出版)、共著に『海の日本史 江戸湾』(洋泉社)などがある。最近刊は『千ベロの聖地「立石」物語』(新泉社)。

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  • 大奥【公式ビジュアルファンブック 大奥-没日後録-付き特装版】 19巻
    完結
    4.9
    16年に亘る超傑作がついに完結!!安寧と言われた江戸時代にも終幕が。江戸城明け渡しのその時、大奥では何が!?そして、江戸城を追われた大奥面々のその後は!?よしながふみ渾身のメッセージが込められた熱き一冊です!特装版小冊子はオールカラー!雑誌掲載イラストがほぼ網羅されたイラスト集を中心に、堺雅人氏、磯田道史氏とよしながふみの対談や、超豪華作家陣による寄稿など盛りだくさんの112Pです!※別に配信している「大奥」19巻【通常版】と本編が重複しておりますのでご注意ください。
  • 西郷どんの言葉
    5.0
    1巻1,144円 (税込)
    2018年、NHK大河ドラマ「西郷どん」放送! 生誕190年&没後140年、そして明治維新150年! 本当の「西郷どん」とはどういう人間だったのか? なぜ、一薩摩藩士が討幕という偉業を成し遂げられたのか? 「征韓論」とは、一体何だったのか? そして、無謀とも思える「西南戦争」に打って出た理由は何だったのか? 今こそ知っておきたい西郷隆盛の生き方と熱い名言が、 “齋藤流人生読解術”で面白いほどよくわかる!! <名言の一例> 自ら精神を養うて人を咎めず 訳 他人のことは言うまい。ただ自分の精神を鍛えよう 夢幻の利名なんぞ争うに足らん 訳 名声などはしょせん夢幻みたいなものだから、わざわざ追うほどのものではない やっぱり西郷隆盛はすごかった! キーワード「智仁勇」でわかる日本人的リーダーシップの秘けつ!! 強いチームには、その中心に「絶対にやり遂げるぞ」という気力、 活力の源泉になる人物というのが必ずいるものです。 経営学の父として知られるドラッカーは、そうした人のことを「エグゼクティブ」と呼びました。 ギリギリのところで戦争を回避した江戸城無血開城、あるいは、武士の既得権益にかかわるので、 誰もが手をつけるのを嫌った廃藩置県を成功に導いた西郷隆盛という人物は、 まさに史上最高峰のエグゼクティブだったといっていいのではないでしょうか。――「はじめに」より 西郷の心事は天下の人にはわかるまい、 わかるのはおれだけだ。 ――大久保利通(参議・内務卿)158ページより 日本的美質を結晶させたという点ではほとんど奇跡的な人格を持つ男 ――司馬遼太郎(作家)169ページより
  • 騎虎の将 太田道灌 上
    3.3
    関東公方家はもはや滅亡し、坂東の差配は関東管領たる上杉一門が担っていた。 その一翼、扇谷上杉家の家宰が太田家だ。 太田家の跡取り・資長(後の道灌)は、関東の支配権を巡り勢力を二分する大戦乱のさなかで、 合戦の戦略にも在地経営にも突出した才覚を現していく。 道灌は、いかに戦い、いかに生き延びたか。 坂東を席巻した出来星武将の波瀾の生涯を描き尽くす戦国歴史大河小説! 【上巻目次】 第一章 万人恐怖 第二章 将軍のいない国 第三章 曙光 第四章 江ノ島合戦 第五章 関東管領謀殺 第六章 分倍河原の戦い 第七章 関東二分 第八章 江戸城築城
  • ひらめき小五郎 江戸城の女狐
    -
    公儀学問所の教授をつとめる伊能小五郎は、幼少のころに儒教の書物を暗記し、幕府の筆記試験を特等で合格した稀代の天才。ゆくゆくは朱子学を背負ってたつ逸材と期待されたものの、早々と儒学を放りだすや、蘭学にのめりこむ始末。当然、学問所でも眉をひそめられる存在であるが、当の本人はいっこうに気にしない。そんな小五郎のもとを、今日も今日とて、吟味方与力・深津剛次郎が訪れる。ふたりは幼馴染みの腐れ縁で、難事件が起きるや、剛次郎はすぐさま、小五郎の力を借りにくるのだ。渋ってみせる小五郎も、謎への興味は抑えがたく、こうして事件探索へと乗りだしていくのだが…。天才学者の捕物帖、堂々のシリーズ開幕!
  • 江戸・東京 ぶらり歴史探訪ガイド 今昔ウォーキング
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 都内の歴史をテーマで巡る 充実の『27コース』! ★ 栄華を極めた江戸城や大名庭園、 新時代を築いた偉人たちの足跡、 華やいだ町人文化の面影を伝える名所など… ★ 東京のルーツを紐解く歴史ロマンの旅へ。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 東京は僅か160年前、「江戸」という、 人口100万人以上で当時世界最大人口の、 巨大にして極めて清潔な町でした。 当時の建物や道、ものや商売などは 関東大震災や東京大空襲、 東京オリンピックなどでかなり失われましたが、 それでもまだまだたくさん、 東京都内に残っています。 一人でも多くの方々に「江戸時代の名残り」や 名所などを知っていただき、皆さんのお好みで 「今日はこことここ」 「近所だから行ってみよう」などと、 気軽にご自由にお使い下されば嬉しいです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆1章 江戸城 編 桔梗門で桔梗紋瓦、 番所で葵の御紋瓦を探すべし。 維新時に葵の御紋は菊の御紋に 取り替えられたため、残存数が極めて少ない。 松之大廊下は小さい石碑で 見過ごしやすいので注意。 展望台は空いており眺めも良くお勧め! 【別子銅山開坑200年記念・楠公像の不思議と 太田道灌時代の江戸城の名残り】 【大藩の大名も下馬した大手門から開かずの櫓、 眺めの良い天守台へ】 ・・・など4コース ☆2章 有楽町・銀座・築地 編 築地本願寺は日本の寺院にしては異国情緒が 漂い過ぎるため、必見! 忠臣蔵が好きな方は浅野内匠頭邸で彼を偲ぼう。 石川島の人足寄場は「ここに日本初の 更生施設があったのだ」と思いながら眺めると 感慨深い。 【大岡越前守が仕事をし、蘭学のきっかけと なった解体新書が生まれた地】 【江戸時代、築地は海から始まり外国人で 終わった】 ・・・など2コース ☆3章 日本橋・赤坂 編 やはり、なんといっても日本橋! 橋(車道)の真ん中にある道標は、 絶え間ない車の往来が危険すぎて 近寄ることも難しいのが残念。 「日本橋」の揮毫は最後の将軍・徳川慶喜の 筆だが、本物は石柱で向島百花園にある。 【日本橋近辺には、新しい命の神様と 斬首で消えゆく罪人という両極端がいる】 】さすが華のお江戸・日本橋! 老舗めぐりもキリがない…】 ・・・など3コース ☆4章 上野・谷根千・湯島・浅草 編 上野東照宮は修復工事が終わったばかりで、 再び金色輝き葵の御紋が燦然と煌めく その豪華さは必見! 日光東照宮と似ている部分を探すのも一興。 藤堂高虎が奉納した「お化け灯篭」は、 その巨大さに驚くこと請け合い! 【延暦寺とともに日本唯一の寺名を持つ 寛永寺は幕末、新政府軍との激戦地となった】 【江戸っ子たちの夢・富くじの名所と 最後の将軍・慶喜公の墓所】 ・・・など4コース ☆5章 亀戸・両国 編 吉良邸から泉岳寺へ行く時、 女性は「浅野内匠頭邸跡」で区切って 築地駅に出て、残りをまた築地駅から 歩くというふうに、強行軍せず2回に分けてもいい。 泉岳寺は「御朱印は帳面のみ」なので注意して。 【幻の野菜・亀戸大根の栽培地だった 香取神社一帯】 【四十七士とともに吉良邸から泉岳寺へ、 元禄の凱旋の道を歩く】 ・・・など3コース ☆6章 吉原 編 待乳山聖天は本殿を覗くとお供えの大根が 山積みで、一見の価値あり。 浄閑寺(投込寺)の新吉原総霊塔は、 見ると遊女たちの辛さ悲しさが心に伝わるようで ため息が出る。ぜひ手を合わせてあげたい。 【客のつもりで吉原へ、遊女の最期は浄閑寺】 【苦界の遊女たちを思い、 華やかなりし吉原を偲ぶ】 ・・・など全2コース ☆7章 芝 編 増上寺の徳川家墓所は霊廟の門の 重厚感など必見。浜離宮は鴨場。 鴨が「安心して休憩していた」 可愛らしい場所だ。 旧新橋停車場はよく再現保存されており必見。 出世希望者は愛宕神社の 「出世の階段」へ行くべし! 【徳川将軍家の菩提寺と潮の満ち引きを 利用した芝離宮】 【浜離宮庭園と松平定信が愛した 江戸湾の絶景】 ・・・など3コース ☆8章 小石川・駒込・巣鴨 編 お金持ちになりたい人は牛天神へ行くと、 貧乏神様の御加護で好転するかも。 源覚寺の閻魔様は眼病平癒の由来によって 「割れて濁った右目」になったので、 眼病の方は平癒するようお祈りするべし。 【御薬園と目安箱で実現した無料療養所に 医師たちの心意気を思う】 【柳沢吉保の権勢を垣間見ることができる 八十八景の庭園と大阪の陣の敗者】 ・・・など4コース ☆9章 目白・新宿 編 「椿山荘」は松尾芭蕉が4年間住んだ 場所なので、行くと名句ができるかも… 新宿御苑は桜の名所なので、 お花見の時期はお勧め! 【かつての大名庭園と大名屋敷跡】 【馬を必死に駈けさせて獲得した広大な敷地】 ・・・など2コース ※本書は2016年発行の 『江戸・東京ぶらり歴史探訪 ウォーキング』 を元に、加筆・修正を行った新版です。
  • そして――子連れ狼 刺客の子 (1)
    完結
    4.0
    全5巻440円 (税込)
    将軍に擬態し、江戸城で待ち受ける仇敵・間宮林蔵を、東郷重位は果して打ち倒すことが出来たのか?そして、大五郎の行く先は!?刺客の子・大五郎、正念場の第三部がいよいよ始まる――!!
  • 大奥御用達四ツ目屋 孕み合戦
    -
    江戸城大奥。 そこは3千人の女たちが閉鎖的に暮らす場所。 この女の園では将軍の寵愛を奪い合うべく常に妬み嫉みの感情が渦巻いていた。 そんな大奥の七ツ口に控える「四ツ目屋」は、「男女のこと」を専門とする店で、女たちのあらゆる性の要望に応じていた。 二人の中臈の寵愛&懐妊バトルの裏で、御年寄の派閥争いまで炸裂して──? 店主・半次郎が提供する妖しげな薬と性具で繰り広げられる女たちの壮絶バトル5話を収録!!
  • 幕末武家の回想録
    3.5
    大名から御家人まで、江戸時代の元武士たちが明治維新後に語った回顧談。江戸時代の生活・習俗・規則などの話題から、薩英戦争や大政奉還のような大事件まで、当事者として居合わせた人々だからこそできる貴重な話を、江戸学の祖・三田村鳶魚の著作に携わった柴田宵曲が編む。親本は青蛙房から刊行された『幕末の武家』。文庫化にあたり新たな注釈を加えた。江戸時代を知るための必読の書。 解説・高尾善希 【内容(一部)】 ・江戸城の開門・閉門のしきたり ・米公使を言い負かした弁舌の立つ老中 ・苛烈を極めた旧幕臣の静岡への移住 ・薩英戦争真っ只中のイギリス軍艦に乗り合わせた日本人 ・軍艦開陽丸を受け取りに行く途中インドネシアで難破した話 【目次】 解題  柴田宵曲 大名の日常生活  浅野長勲 大奥秘記  村山鎮 時の御太鼓  桂園 高家の話  大沢基輔 御船手の話  向井秋村 御朱印道中・御目付  桂園 御徒士物語  鈍我羅漢 勤番者  内藤鳴雪 お伽役の話  伊藤景直 廻り方の話  今泉雄作 雲助  宮崎三昧 幕末の話  梶金八、飯島半十郎、江原素六、柴太一郎、立花種恭、竹斎、六十匁道人、相陽道人、松本蘭疇、流行歌 明治元年  塚原渋柿 外国使臣の謁見  江連堯則 明治以前の支那貿易  山口挙直 幕末外交瑣談  田辺太一 目撃した薩英戦争  清水卯三郎 日蘭交渉の一片  長岡護美 徳川民部公子の渡仏  呉陽散士 和蘭留学の話  あられのや主人 幕府軍艦開陽丸の終始  沢太郎左衛門
  • 地図で旅する!日本の名城
    完結
    -
    【本書の特徴】 単なる城の解説・紹介のみならず、全国の鉄道路線、主要駅が入った正縮尺の日本地図に掲載し、城や関連史跡に関するコメントを加えた「城攻めMAP」は城好きなら必見。。 地図上には城や関連史跡についてのコメントも挿入し、見ているだけで楽しめるものになっています。 さらに名城をめぐるモデルコースなど、ガイドブック制作を得意とする弊社ならではの特集も掲載。 著名な攻城戦の図解、戦国武将ゆかりの城紹介、北海道から沖縄までの地域別名城解説など、城めぐりの際には必読・必携のガイドブックです。 近年人気の御城印もコラムで取り上げました。 監修は、日本の城郭研究の第一人者で、大河ドラマの城郭考証も務めた千田嘉博先生です。 A2判両面大判地図の「戦国群雄割拠MAP」「江戸三百藩塗りつぶしMAP」を付録とした充実の1冊です。 【掲載テーマ】 ★「絶対に行きたい名城10」 全国の名城の中でも一度は訪ねたい10の城を、千田嘉博先生のコメント付きで紹介。 ★「城攻めMAP」 沖縄から北海道まで全国に点在する主要な城約1000城の所在地がわかる、城や関連史跡についてのコメント、鉄道路線・駅名入りの地図。 ★「地図で深読み!  五大攻城戦」 長篠の戦い、小田原攻め、大坂の陣、箱館戦争、西南戦争を、布陣図と現代の地図の比較、城とその周囲に残る史跡から読み解く。 ★「名城めぐりモデルコース」 会津若松城、江戸城、小田原城、駿府城、姫路城、しまなみ海道の城、熊本城への旅をモデルコース仕立てでガイド。所要時間の目安はもちろん、食事処情報や博物館・資料館などより城めぐりを楽しめる情報をあわせて掲載。 ★「現存十二天守」 弘前城、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、高知城、熊本城……近代以前の天守が現存する12の城を縄張り図とともに紹介。 ★「戦国武将ゆかりの城」 信長、秀吉、家康の三傑はもちろん、明智光秀や武田信玄、上杉謙信、毛利元就、伊達政宗、真田一族など、名だたる戦国武将が築き、根拠とした城を武将の略歴や肖像とともに掲載。 ★「地域の名城」 全国の古代から近代までに築かれた名城を、都道府県ごとに解説・紹介。すべての城に交通アクセスを含む見学情報つき。
  • アーネスト・サトウと倒幕の時代
    -
    1巻1,980円 (税込)
    英国策からみた維新史に注目 幕末から明治にかけて日本に滞在した英国の外交官、アーネスト・サトウ。世界史上、相手国に喰い込んだ外交官は数多くいれど、対立する両者と密な関係を築き、相手国の歴史に深刻な影響を与えた外交官はアーネスト・サトウを措いて他にいたであろうか。なにしろ幕府を支援していた英国を薩長の側に付かせ、日本の政治体制を大きく変えてしまったのだから。 これまで日の当たらなかった一次史料を駆使し、アーネスト・サトウを論じた書であるが、江戸城無血開城へのイギリスの影響など、英国策からみた維新史は瞠目に値するものがある。 【目次】 第一章 アーネスト・サトウの来日 第二章 「桜田門外の変」から「生麦事件」へ 第三章 高まる「攘夷」の動き 第四章 薩英戦争後、薩摩は英国と協調路線に 第五章 孤立化する長州藩、そして第一次長州征討へ 第六章 薩長連合の形成と幕府崩壊への始まり 第七章 「倒幕」志向の英国と、 幕府支援のフランスの対立 【著者】 孫崎享 1943年、旧満州国鞍山生まれ。1966年東京大学法学部中退。外務省入省。英国、ソ連、米国(ハーバード大学国際問題研究所研究員)、イラク、カナダでの勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002〜2009年まで防衛大学校教授。
  • もっこすの城 熊本築城始末【電子特典付】
    3.9
    熊本城に生涯を賭した築城家の一代記、感涙必至の戦国ロマン! 藤九郎、わしと一緒に日本一の城を築いてみないか――。 織田信長の家臣・木村忠範は本能寺の変後の戦いで、自らが造った安土城を枕に壮絶な討ち死にを遂げた。遺された嫡男の藤九郎は家族を養うため、肥後半国の領主となった加藤清正のもとに仕官を願い出る。父が残した城取りの秘伝書と己の才知を駆使し、清正の無理な命令に応え続ける藤九郎――。戦乱の世に翻弄されながらも、次から次に持ちあがる難題に立ち向かう藤九郎は、日本一の城を築くことができるのか。 【電子書籍特典】 過去500以上の城跡を訪れた歴史作家・伊東潤による ラジオ番組の人気コーナー「城歩きのすすめ」の原稿を電子書籍化した 『歴史作家の城めぐり 2』(熊本城 / 名古屋城 / 江戸城)を同時収録。 (マイクロコンテンツとしても別途好評発売中です)
  • 秘本大岡政談 ──井上ひさし傑作時代短篇コレクション
    -
    没後10年。時代小説にも多くの名作を残した著者の、単行本未収録作品を中心とした傑作短篇集。江戸城の御文庫に通い、古今東西の判例を調べ上げ、「裁き」の根拠を決める町奉行大岡忠相の姿を書物奉行の視点から描く表題作のほか、一話のみで中断した「いろはにほへと捕物帳」、「戯作者銘々伝」の番外編とも言える「質草」等の未収録作品に明治開化期を舞台にした短篇「合牢者」「帯勲車夫」を併せて収録。
  • 荒海を渡る鉄の舟
    3.5
    日本が大変革した明治維新。その分岐点となった江戸城無血開城への道を開く一方で、激動の時代に揺らぐことなく自己研鑽に励み、ついに大悟。剣では無敵の極意を得て一刀正伝無刀流を開き、書では「天下第一」と評され、同時代の誰もがその卓越した人格を敬した、山岡鉄舟。破格の男の生涯を通して、生きることの深淵へ迫る傑作歴史小説。
  • 江戸城再建 1
    完結
    4.5
    現代東京に江戸城を! 巨城再建エンタメ! 202X年――― 大手デベロッパーの辣腕社員・堀川昇吾が、前代未聞のプロジェクトを社内会議で提案する。 「皇居東御苑内に江戸城天守閣を再建する」  宮内庁、文化庁、法の壁に国民の感情…… 様々な課題が想定される中、堀川は熱意と再建の意義を武器に、史上最大級のプロジェクトに挑む!!
  • 城をひとつ―戦国北条奇略伝―(新潮文庫)
    4.3
    城をひとつ、お取りすればよろしいか――。小田原城に現れた男は不敵にも言い放った。ある時は馬商人、ある時は旅の僧に姿をやつし、敵中深く潜入する。人の心を操るという兵法書『孟徳新書』の「入込」の術で、相手を分断。機を見て一気に城を奪取する。曰く「敵を攻めるのではない。敵の心を攻めるのだ」。江戸城攻略をはじめ、北条五代を支えた謎の軍師一族を名手が初めて描き出す傑作。(解説・春風亭昇太)
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~
    3.3
    ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘の紙の舟。日ごとに増えていくそれが意味するものとは? 若き茶坊主が謎の解明に乗り出す「紙の舟が運ぶもの」。夜ごと、江戸城大奥で赤子の泣き声がするという。解決を命じられた伊賀組の若者を待ち受ける運命を描く「大奥の幽霊」。東日本各地の城を舞台に、気鋭のミステリー作家らが競作する書下ろし作品全5編を収録!
  • クロスワードランド2020年6月号増刊 ダ・ヴィンチのかくし絵
    -
    『クロスワードランド』で連載している人気パズル『ダ・ヴィンチのかくし絵』を一冊にまとめた本がついに発売! イタリアのチンクエ・テッレ 江戸城の大奥 アステカの遺跡 未来のスペースコロニー 海賊VS海軍 などなど、『クロスワードランド』に掲載された多彩なテーマの問題の中から厳選した36問が掲載。シニアからお子さままで、家族みんなでお楽しみいただける内容となっております。 遊び方はとてもシンプル。21個あるリストのうち、20個は絵の中に隠れているので、20個すべてを探しだし、リストに残るものを答えるだけ。リストのアイテムを見つけ「あ! これだ! 」とひらめいた瞬間の、いわゆる「アハ体験」が脳を活性化してくれます。 ※見開きでの閲覧を推奨します。 ※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合があります。

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  • ニッポン名城紀行
    4.0
    【城は今も生きている。日本を代表する31城の「井沢式」攻略法!】 「歴史上、誰もがその名をよく耳にする城にもかかわらず、現在は建物がまったく残っていない城もあれば、当時のままの遺構で世界遺産に登録された城もある。たとえば、本丸が残っていることで有名な高知城。この城は敵からの攻略にも耐えうるような工夫が随所に施されており、そのことが生き残りに成功したと思いがちだが、最も肝心な点は『一度も戦場になっていない』ことである。つまり、令和の今に残っている多くの城は、戦国乱世の戦災に巻き込まれなかった幸運な城なのだ。姫路城や彦根城なども同様である。もっとも、現存するすべての城が平和だったわけでもない。愛知県にある犬山城は、幾度も戦争に巻き込まれながらも炎上せずに残った稀有な例である。さらに言えば、犬山城は徳川幕府が出した軍縮令・一国一城令で破棄される運命もくぐり抜けている。現在、名城と呼ばれる条件は、まさに運不運にあったのだ」 著者の独創と直観による切れ味鋭い歴史・紀行ノンフィクション。北は五稜郭から南は首里城まで、著者が実際に見て歩いて聞いた、日本全国の名城31をユニークな井沢史論で解説。これまで誰も知らなかった名城の秘密が明らかになる。 〈本書の主な内容〉 第一章 蝦夷から信濃をめぐる 五稜郭・弘前城・江戸城・松本城 ほか 第二章 尾張から越前をめぐる 犬山城・名古屋城・金沢城・丸岡城 ほか  第三章 畿内をめぐる     安土城・二条城・大坂城・姫路城 ほか 第四章 山陽・山陰をめぐる  岡山城・備中松山城・津山城・松江城 ほか 第五章 四国をめぐる     丸亀城・高知城・伊予松山城・宇和島城 ほか  第六章 九州・沖縄をめぐる  名護屋城・豊後岡城・熊本城・首里城 ほか 〈著者プロフィール〉 井沢元彦(いざわ・もとひこ) 1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。 TBS入社後、報道局(政治部)記者時代に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(26歳)。31歳で退社し、以後、執筆活動に専念。独自の歴史観で歴史推理・ノンフィクション分野で活躍。「週刊ポスト」連載の「逆説の日本史」は1200回を超え、現在は近現代史編を連載中。おもな著書に『逆説の日本史』『コミック逆説の日本史』『逆説の世界史』シリーズ(小学館)のほか、『学校では教えてくれない日本史の授業』シリーズ(PHP)、『英傑の日本史』シリーズ(KADOKAWA)などがある。最近刊は、『天皇の日本史』(角川文庫)。執筆以外では、多くのテレビ・ラジオ番組に出演、また、積極的な講演活動を行なっている。2009年4月から大正大学表現学部・種智院大学人文学部で客員教授を務める。

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  • 東京改造計画
    4.1
    7月の都知事選を前に東京都への緊急提言。 経済、教育・社会保障、コロナ対策、都政、未来の生き方について37の東京改造計画を訴える。 このままでは、この国も東京も終わる。 今こそ、未来のために、立ち上がろう。 東京都への緊急提言37項 第一章 経済 1.本当の「渋滞ゼロ」 2.ETCゲートをなくす 3.パーソナル・モビリティ推進都市に 4.満員電車は高くする 5.切符も改札機もなくす 6.現金使用禁止令 7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する 8.Uber解禁 9.東京の空が空いている 10.江戸城再建 11.VRライブのインフラを整える 12.足立区は「日本のブルックリン」に生まれ変わる 13.築地・豊洲市場改革案 14.築地市場跡地のブランド化 15.東京オリンピックはリモート競技に 第二章 教育・社会保障 16.オンライン授業推進 17.紙の教科書廃止 18.学校解体で子どもを解放する 19. 「正解」を教えない教育 20.大麻解禁 21.低用量ピルで女性の働き方改革 22.健康寿命世界一をガンガン延ばせ 23. 「ジジ活」「ババ活」で出会い応援 24.東京のダイバーシティ 第三章 新型コロナウィルス対策 25.ストップ・インフォデミック 26.経済活動を再開せよ 第四章 都政 27.今こそネット選挙を導入せよ 28.QRコードで投票できる 29.記者会見なんてオンラインで開けばいい 30.都職員の9割テレワーク化 31.英語の公用語化で国際化とインバウンド推進 32.東京都のオール民営化 第五章 東京を世界一の暇つぶし都市に 33. 「妖精さん」のリストラ計画 34.遊び場を増やすそう 35.限りなく生活コストを下げる 36.人生100年時代のコミュニティ 37.都民限定の無料オンラインサロン ※本書は、特定の政党や候補者を支援することを目的とするものではありません。 また、著者である堀江貴文氏も特定の政党や候補者とは関係ありません。
  • 大奥~全員が敵!女の壮絶いじめ~(分冊版) 【第1話】
    3.0
    いじめ、格差、マウンティング…女同士の軋轢はいつの時代も変わらない。将軍の命を狙うため大奥に送り込まれた女は将軍の寵愛を受けたことにより、陰湿な嫌がらせの標的になり…。道具として扱われた女の悲劇ほか、権力を狙う色仕掛け女狐とカマトト女狸の戦い等を収録。江戸城の奥、ドロドロとした愛憎と陰謀に満ちあふれた、秘められた苑で繰り広げられる残酷絢爛絵巻。
  • 江戸城の宮廷政治 熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状
    4.5
    幕藩体制が整う寛永時代までは、江戸城大広間は、大名みずからが命運をかけてたたかう戦場でもあった。現代日本の政治風土をつくった江戸時代初期の権力抗争を、熊本藩の細川忠興・忠利父子の残した膨大な往復書簡から解読する、歴史ノンフィクション。『江戸お留守居役の日記』の気鋭の歴史学者が放つ傑作。室町時代から現代まで、細川家繁栄の謎にせまる!
  • 雨は君がために(上)
    4.5
    世は動乱の幕末。婚儀を数カ月後に控えて、婚約者の有栖川宮から、突然婚約を破棄された皇女和宮。彼女を待っていたのは、十四代将軍徳川家茂との結婚だった。朝廷と幕府の結びつきを強めるために、いやいやながら江戸城へ嫁いだ和宮だが、自分が江戸の地に拒まれているような不思議な感覚を覚える。婚儀の日、夫となる家茂に出会った瞬間、二人の間で見えない力がぶつかり合った!!
  • 地図と写真でわかる 江戸・東京
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京オリンピック年に贈る!街歩きガイドブックとはひと味違う決定版 ●江戸・東京の歴史を約100枚の現代地図・古地図で紹介! ●充実した地図と写真で「現在の都」を歩く! ※電子書籍版には巨大マップは付属しておりません。 【目次】 第1章 江戸・東京10大事件 第2章 江戸以前の歴史をたどる 第3章 江戸の町づくりの歴史をたどる 第4章 江戸城の歴史をたどる 第5章 古地図と絵で見る江戸・東京 第6章 名所めぐりと江戸の町 第7章 江戸の地形と発展 第8章 東京の歴史と発展 第9章 寺社をめぐる <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 日本の城のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 全国城めぐり超入門
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 53の名城のみどころを、城のなりたちや 歴史のあゆみとともに詳しく紹介します! ★ ビジュアル版で徹底解説。 ★ 豊富な資料で歴史がみえる! ★ 戦いの舞台となった城 豊臣家存続をかけて戦った大阪城 官軍の終焉の地、五稜郭 ★ 有名武将と縁が深い城 近世城郭の幕開けとなった信長の安土城 築城の名人・加藤清正が残した熊本城 ★ 後世に伝えたい城郭の数々 日本が誇る世界遺産・姫路城 ほか ◆◇◆ 本書につて ◆◇◆ 城は人が造り、人が攻め、 人が守りました。 この城を舞台に戦いや権力闘争が 繰り広げられました。 繁栄の一方で多くの戦いが起こり、 辛酸を極めた悲劇の舞台になった城も 少なくありません。 壮麗な城の裏に隠された歴史や人間模様に 思いを馳せながら、もう一度、 城を見つめるのも一興です。 いうならば城は歴史探訪の入り口であり、 戦国時代から江戸時代にかけての 歴史を知る絶好のてがかりになります。 本書では全国各地の城を 「戦いの舞台になった城」 「有名武将と縁が深い城」 「昔の面影を残す城」という 切り口から眺めてみました。 美しいだけではない、有名だけではない、 興味深い物語のある城を厳選し、 その歴史的な背景について触れています。 本書が日本の城の奥深さの 再発見になれば幸いです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆序章 城の歴史 日本の城の原型は弥生時代に誕生し、 戦国・江戸時代に進化しました。 そんな日本城郭の歴史を振り返りながら、 城の基本知識を紹介します。 * 日本の城郭の始まり 弥生時代の環濠集落が城の原形 * 戦乱の世に生まれた山城 武士の時代になって防御性の高い館が登場 * 進化する城① 山城から平山城へと進化する日本の城 * 進化する城② 戦国時代に創意工夫を凝らした縄張が登場 * 進化する城③ 建築技術の進化で天守の形態も変化 ・・・など全10項目 ☆第1章 戦いの舞台となった城 軍時拠点である城は幾度となく 壮絶な戦の舞台にもなりました。 歴史に残る戦いが繰り広げられた城をピックアップし、 その戦いの背景を探ります。 * 大阪城 豊臣家の栄枯盛衰を見届けた城 * 会津若松城 戊辰戦争の悲劇の舞台になった城 * 上田城 真田昌幸が2度徳川に勝利した舞台 * 五稜郭 戊辰戦争最後の戦場となった城 * 忍城 石田三成の水攻めに耐えた「浮き城」 ・・・など全10項目 ☆第2章 有名武将と縁が深い城 この章では、誰もが知る有名な大名や 武将と城の関係にスポットを当てます。 有名武将がどの城とどんな関係があったのかを 歴史的な視点から明らかにします。 * 熊本城 名人・清正が精魂込めて築城した城 * 江戸城 家康が大改修した将軍の居城 * 仙台城 政宗が築いた仙台藩の居城 * 駿府城 徳川家康が3度も住んだ隠居城 * 掛川城 山内一豊の出世につながった城 ・・・など全18項目 ☆第3章 昔の面影を残す城 壮麗な天守などの建築物を持つ、 あるいは江戸時代の建物が現存するといった、 美しい景観の城や文化財として貴重な城の 魅力を取り上げます。 * 姫路城 世界遺産にも登録された白亜の城 * 松本城 美しい現存天守を備えた信濃随一の城 * 彦根城 城郭国宝第1号に指定された名城 * 弘前城 東北で唯一の現存天守 * 盛岡城 二つの「はんらん」を克服した美しき堅城 ・・・など全25項目 ※ 本書は2011年発行の『日本の城』を元に 加筆・修正を行った新版です。
  • 古地図でわかる!大江戸 まちづくりの不思議と謎
    -
    意外と知らない「大江戸八百八町」の構造に迫る! 慶長8年(1603)、江戸に幕府を開いた徳川家康が江戸城を中心とした本格的な町づくりに着手した。以降、たび重なる「天下普請」によって都市インフラが整備され、「大江戸八百八町」と呼ばれる巨大都市が完成した。その当時の様子を知るよすがとなるのが、江戸時代に制作された古地図である。江戸の街はどのような都市計画によって築かれたのか、人々はどのような生活を営んでいたのか。古地図をもとにして、江戸の町づくりを解説する。 ■古地図でたどる大江戸四〇〇年の街づくり 将軍とその家族が住んだ江戸城、内部はいったいどうなっていた? すべての道は日本橋に通ず! 五街道を掌握して全国を統轄した幕府  徳川幕府の威光を示す? 日本橋に仕掛けられた巧妙なカラクリ  明暦の大火で焼失した天守はなぜ再建されなかった? 世界最大級の都市・江戸、その大半を占めていたのは武家屋敷! 大江戸のメインストリートが不自然に屈曲しているワケ ■古地図でわかるお江戸のしくみとルール 江戸近郊に置かれた宿場町は江戸っ子の遊興の場でもあった!  江戸時代の牢屋敷はお金次第で待遇が変わった!?  江戸のお金は金・銀・銭の三貨制、金座と銀座が江戸経済の中心を担う 街道沿いに刑場が置かれたのは犯罪を事前に防ぐため!  ■古地図で読み解く江戸の暮らし~武士編~ 武家政権のトップとして日本を治めた将軍はどんな生活を送っていた?  将軍の正室が暮らした大奥にはどんな部屋があった?  百万都市の治安を守った町奉行所、しかし勤務実態はかなりブラック!?  幕府の年貢米が収納された浅草御蔵前で巨万の富を築いた札差って何者? ■古地図で読み解く江戸の暮らし~町人編~ 城下町づくりに貢献した御用職人と御用商人  火事と喧嘩は江戸の華! 花形の職業となった町火消 貧民のために設置された無料の病院、しかしその内部は腐敗していた? 江戸の不夜城・新吉原遊廓は「城郭」のような構造をしていた?  「富士塚」に登れば功徳が得られる! 江戸市中に築かれたミニ富士山
  • 小説 海舟独言
    3.0
    迫る官軍、備える幕府。明日にも江戸突入かという騒然たる中、相対する勝海舟と西郷隆盛。江戸焦土作戦との取引説もある、江戸城無血明け渡し。これは海舟の最大の功績とも言われる。反面、幕府を売った――とも。海舟はなぜ江戸城を無血で明け渡したのか? この真相を解現代日本のポスト・リストラの道筋を明らかにする長編小説。
  • 流離の譜
    -
    皮肉な運命に翻弄された最後の老中を描破! 本当は勤王の志を抱きながら、幕府の要職につかされたために朝敵となり、会津、函館に逃げ、数奇な生涯を送った、最後の老中・小笠原長行――徳川幕府の弱体化がすすんだ幕末、唐津藩主の座に、心ならずも就いた小笠原長行は、すでに36歳だった。藩中の反対勢力を制し、江戸城に伺候した長行は、時代改革の必要を次々と具申、若年寄をへて老中職を仰せつかる。しかし時勢は、あまりにも急旋回しようとしていた。長行の数奇な運命とは? 最後の老中の生涯を精緻に描いた出色長編小説。
  • 真説・土方歳三伝 (上)
    完結
    -
    幕末が生んだ、もっとも恐れられ、もっとも愛された勇将・土方歳三。新しい時代の到来を見抜きながら、それでも彼は自らの信じるところに生きた!! 1867年10月、大政奉還が行われ、江戸城が無血開城した。6月に幕臣に取り立てられていた土方歳三は、最後まで徳川家への忠義を尽くす。──三百年の恩顧がある徳川幕府が倒されるという時に死を賭して抵抗するは当然のことではないか だから俺は戦うのだ
  • うずら大名
    4.0
    若き日に同じ道場に通った貧乏武家の部屋住み・有月と百姓の三男・吉也。時は流れ、吉之助と改名した吉也は十数年ぶりに有月と再会するが、江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件に巻きこまれていく。事件を解決するうちに、その背景に蠢く、江戸城を揺るがす恐ろしい陰謀が明らかになり――。新しい畠中ワールドの幕開けとなる、痛快時代小説!

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