原爆作品一覧

  • 私の人生論
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    大切なのは、その人の心や魂を見ることです。 恐れず人と向き合い、心穏やかに生きるための<美輪流>55の知恵 歌手、俳優、演出家として活躍し、審美眼が鋭く、芸術文化への造詣が深い唯一無二の存在として知られる美輪明宏氏、待望の最新刊。 1945年、当時10歳だった著者は、長崎の自宅で原爆投下の被害に遭う。中学卒業後、歌手を目指して単身上京。1957年に「メケ・メケ」がヒットし、「神武以来の美少年」「シスターボーイ」などと脚光を浴びるが、自ら同性愛者であることを公表すると、世間から糾弾され人気が急落。1966年、日雇い労働者の母親をテーマに自ら作詞作曲した「ヨイトマケの唄」が大ヒットし、再ブレイク。『黒蜥蜴』の原作者である江戸川乱歩や、その戯曲化を手がけた三島由紀夫とも交流を深めた。 差別や偏見に屈することなく、果敢に道を切り拓いてきた著者が、生き方、人間関係、教育、仕事、政治、経済、社会問題、国際情勢、戦争などを豊富な人生経験をもとに存分に語り尽くす。酸いも甘いも知る時代の先駆者からの、今こそ伝えたい渾身のメッセージ。
  • 元「日本版CIA」だから書けた 日本核武装試論 「アジア有事」を生き抜くインテリジェンス
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    1巻1,408円 (税込)
    元公安調査庁2部長にして 日本最強の「スパイ」と呼ばれたインテリジェンスが 日本人に贈る「最後のメッセージ」 中国、北朝鮮の核は日本人がつくった! ――「中国、北朝鮮、ロシア」の包囲網から 日本が生き残る道は、これしかない! これが、最強インテリジェンスが見た 国際情勢の「リアルな情報」だ! ●ロシア・ウクライナ戦争は「日本有事」である ●「軍拡が戦争を招く」のウソ ●すでに前提が崩れている「非核三原則」 ●1964年の東京五輪にぶつけられた中国の原爆実験 ●日本の「核報復」を恐れるアメリカ ●GHQが驚嘆した日本の原爆開発レベル ●第9条があっても他国の戦争に巻き込まれる時代 ●なぜ、中国は「台湾統一」をアピールし始めたのか ●「南北統一」がアジア有事の発火点となる ●「北朝鮮+アメリカ」vs.「韓国+中国」の時代へ 日本をとりまく状況は、まさに風雲急を告げると表現するにふさわしい。 日本列島の背後には、いま、二つの帝国主義が渦を巻かんとしています。 ひとつはウラジーミル・プーチンの新ロシア帝国主義。 もうひとつは習近平の新中華帝国主義です。 この二つの国とも核保有国だということは忘れてはなりません。 日本も自衛のための核を持つという議論も始まっていいはずです。 その実現には憲法改正以上の高いハードルが待っているでしょう。 本書の読者にも強い抵抗感があるかもしれない。 しかし、あえてその可能性に関して 読者とともに考えてみようと、本書を書きました。(「はじめに」より)

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  • 核兵器
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    1巻2,499円 (税込)
    極小の世界が生み出す、極大の破壊力。人類史上最強の兵器を純粋に物理学の側面から解明する。 圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけでその後70年以上実戦で使われていない核兵器。 しかしその間も改良が重ねられ凄まじいレベルにまでその威力を高めていた。 原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。 またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。 天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。 核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。 20世紀初頭に異常発達した物理学の総決算であり人類が元来持っている闘争心と、飽くなき知への欲求が結実した究極の産物──その複雑で精緻なメカニズムを政治的、倫理的な話は抜きに、純粋に物理学の側面から解明していく。 著者自ら作成したグラフやCAD図をはじめ本書でしか見られない図版を多数収録。 数式や表、さまざまなデータを駆使しながら、緻密に、定量的に、その実体に迫っていく。 専門書としての魅力、資料的価値を最大限高めながらもユーモラスな喩えやイラストなどを織り交ぜることで理系ではない読者にも読み進められる「限りなく専門書に近い一般書」を実現。 【目次】 序 第1章 原子核 1.1 その男は、東海村からやって来た 1.2 原子力施設の熔接技術によってつくられた戦車 1.3 原子の構造 1.4 原子核の構造 他 第2章 放射線 2.1 不安定核の粒子の放出 2.2 不安定核のエネルギーの放出 2.3 放射線は何故危険か 2.4 エネルギーの単位 他 第3章 核分裂と核融合 3.1 不安定核の分裂 3.2 核分裂断面積 3.3 マクロ断面積 3.4 核分裂反応に於ける質量欠損 他 第4章 連鎖反応 4.1 温度 4.2 核分裂の連鎖反応 4.3 核分裂の連鎖反応にかかる時間 4.4 原子炉 他 第5章 核燃料 5.1 ウランの採掘 5.2 ウランの精錬 5.3 ウランの転換 5.4 ウランの濃縮 他 第6章 核分裂兵器 6.1 マンハッタン計画 6.2 砲身型核分裂兵器 6.3 爆縮型核分裂兵器 6.4 ソヴィエト連邦に於ける核分裂兵器の開発 他 第7章 核融合兵器 7.1 テラー゠ウラム型熱核兵器 7.2 3F兵器 7.3 特殊な核兵器 7.4 リチウム7の効果 他 巻末図表 跋 カラー図 索引 【著者】 多田将 京都大学理学研究科博士課程修了、理学博士。高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 准教授。著書に『兵器の科学1 弾道弾』『放射線について考えよう』(明幸堂)、『核兵器入門』(星海社新書)、『ソヴィエト連邦の超兵器 戦略兵器編』(ホビージャパン)、『ソヴィエト超兵器のテクノロジー 戦車・装甲車編』『同・ 戦闘機・防空兵器編』(イカロス出版)、『すごい実験』『すごい宇宙講義』(中公文庫)、『ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>』『ニュートリノ』(イースト・プレス)などがある。
  • 物理学の世紀
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    「物理帝国」の栄光と黄昏 アインシュタインの相対性理論、量子力学、そして原爆を生んだオッペンハイマーのマンハッタン計画から、コンピュータ、ニュートリノへーー。物理学が科学のみならず知・経済・社会のあらゆるシーンにおいて「王者」として君臨した時代を、自身も一線の物理学者として活躍してきた著者がダイナミックに活写。 「黄昏」も囁かれる時代の転換期、「ものの見方」を探究する物理学の現状とあるべき未来をも示す、無二の証言にして提言の書! [目次] はじめに  第一章 物理学の世紀ーー百年のうねり 第二章 原子の言葉ーー創造 第三章 物理帝国ーー展開 第四章 物理のデザインーー成熟 おわりに 学術文庫版へのあとがき
  • オッペンハイマー 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか
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    第二次世界大戦中に原子爆弾を誕生させたオッペンハイマー。計画成功でヒーローとなったが、広島・長崎への原爆投下後、「科学者は罪を知った」とくり返し、「私の手は血で汚れている」と震えた。巨大なエネルギーを得た一方、人類を滅亡させうる最大級の矛盾に彼は直面したのである。後に核の国際管理を構想し水爆開発に反対した彼は、赤狩りの渦中で公職から追放される。「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者の生涯を追う。
  • 原子力は誰のものか
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    第二次世界大戦中、ロス・アラモス研究所所長として世界で初めて原爆を完成させ、「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー。 戦後、原子力委員会のメンバーとなるが、アメリカの水爆開発に反対の立場を表明し、公職を追放された。原爆の父はなぜ水爆に反対したのか? 天才物理学者が全存在をかけて、政治・社会・科学のあり方を問う。〈解説〉松下竜一・池内 了 (目次) まえがき/原子力時代と科学者/核爆発/今日の問題としての原子力/とわられぬ心/原子兵器とアメリカの政策/科学と現代 〈付録〉 オッペンハイマー追放の経過(訳者)/米国原子力委員会事務総長 ニコルズ少将の書簡/オッペンハイマーの弁明/現著者について(訳者) * 文庫版への訳者あとがき * パンドラの箱をあけた人 松下竜一 解 説 池内 了
  • タイム・トルーパー  THE TIME TROOPER
    値引きあり
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    戦争劇画の第一人者・小林源文が描くSF架空戦記! 西暦2100年、人類はタイムジャンプを可能にしていた。 その時、第二次大戦末期、ドイツが核兵器の開発を成功させていた事実が判明。 このままでは未来が変わってしまう。 そこで未来の人類はこの時代に軌道降下兵を派遣し、 ドイツの原爆開発計画を阻止することにした。 目的も知らされずに派遣された軌道降下兵はドイツ軍と接触。 未来兵器を持つとはいえ寡兵の軌道降下兵は精鋭ドイツ兵との戦闘に勝てるのか?  そして、彼らは身分を秘匿したままミッションをクリアできるのか? ●目次 VOL.1「降下」 VOL.2「遭遇」 VOL.3「交戦」 VOL.4「レジスタンス」 VOL.5「V-1」 VOL.6「脱出」 VOL.7「追撃」 VOL.8「テレマーク」 VOL.9「包囲」 VOL.10「ラスト・ウォー」
  • 東京オルタナティヴ【分冊版】 1
    無料あり
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    1945年、東京に原爆が落ちた。1989年、昭和は終わらなかった――。歴史は誰かに修正されている!? 警視庁広報課資料室調査係の臨時職員・日和見迷子、元捜査一課・笹山徹、時間失調症の男・浦島正木、時を行き来する少年・トキオたちが、同時存在人間「オルタナティヴ」が引き起こす歴史修正の陰謀に迫る――!! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
  • 東京オルタナティヴ 起 -東京原爆編-
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    1945年、東京に原爆が落ちた。1989年、昭和は終わらなかった――。歴史は誰かに修正されている!? 警視庁広報課資料室調査係の臨時職員・日和見迷子、元捜査一課・笹山徹、時間失調症の男・浦島正木、時を行き来する少年・トキオたちが、同時存在人間「オルタナティヴ」が引き起こす歴史修正の陰謀に迫る――!!
  • まっぷる 広島・宮島 尾道・呉・しまなみ海道'25
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    全国屈指の観光名所、世界遺産の宮島・厳島神社。神社の詳細はもちろん、カキやあなごめしなど参道名物やめぐり方までわかりやすく紹介。広島市内では平和記念公園・世界遺産の原爆ドームをはじめ見どころを解説、お好み焼き、汁なし担担麺、瀬戸内海の幸など広島グルメもバッチリ紹介。ほかにも近年サイクリングとレモンの産地として人気のしまなみ海道、文学と坂道の町で有名な尾道、自衛隊艦船が間近で見られる呉、さらには世羅高原、大久野島、鞆の浦、三次、西条、竹原、岩国、府中など観光したいスポットが満載です。 ※一部コンテンツが収録されていない場合があります。 ※電子書籍版にはデジタル付録「まっぷるリンク」は収録していません。

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  • ステラ・マリス
    4.0
    1972年。二十歳の数学者アリシアは、自ら望んで精神科病棟へ入院した。医師に問われるままに彼女は語りはじめる――数学と死に魅せられた自身の人生、原爆の開発チームにいた父、早世した母、そして最愛の兄ボビー。静かな対話から、孤高の魂の痛みが浮かび上がる。『通り過ぎゆく者』の裏面を描く異色の対話篇
  • 記憶の光景・十人のヒロシマ
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    歳月が心身の傷を癒やす。爆心地に近い焦熱地獄のもとで全身を焼かれての肉体的苦痛。親族や友人、知人を奪われての深い悲しみ。原爆の傷跡は82年が過ぎた今も、肉体と脳裏に刻まれたままである。だからこそ、普段の言葉に真の心や不戦の教訓が隠されている。
  • 真実を貫く ―人類の進むべき未来―
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    混迷する世界情勢、迫りくる核戦争の危機…… 地球レベルの危機を乗り越えていくために この一冊が、“世界の羅針盤”となる。 2050年までの未来を、どう構想すべきか ◇北による核ミサイル危機を、幸福の科学は30年以上前から警告していた ◇「ノーモア・原爆」「ノーモア・ヒロシマ」という日本の常識は、世界には通用しない ◇コロナウィルスは人工兵器――核戦争の前段階の細菌戦争の実験 ◇ロシア―ウクライナ戦争は起きる必要はなかった、その理由とは?   そして、どうすれば終わらせることができるのか ◇ウクライナへの援助という米国による代理戦争が続けばロシアは核を使う ◇バイデン政権が加速させる世界の分断――世界を二極化した対立構造へ ◇ロシア、中国、北朝鮮、イラン等がつながり「世界大戦の構造」ができつつある ◇北朝鮮と中国、ロシアの三カ国と戦うことを日本は絶対に避けるべき ◇ウクライナの未来、そして北朝鮮や中国という国はどうなるのか 宗教が何千年もなくならない理由は、あの世が本当にあるから ◇宗教に対する世間の逆風――科学への盲信と宗教への無理解の問題 ◇元首相への襲撃事件で、無関係の宗教まで被害を受けることへの見解 ◇どんなに科学が進化しても、天国や地獄は厳然として存在する ◇いま、霊的なものを忘れた人が増え、地獄の領域が広がっている ◇宗教が国防の重要性を訴えなければならない日本の遅れた状況 「神仏を信じる心」があってはじめて、正しい法律や政治判断もできる たとえ国会やマスコミが何と言おうとも、言うべきことを言う 真実は真実だと言い続ける――最新刊 待望の講演録 第1章 真実を貫く 2022年11月20日 徳島県・幸福の科学 別格本山・聖地エル・カンターレ生誕館 第2章 宗教の本道を歩む 2022年12月6日 埼玉県・さいたまスーパーアリーナ 第3章 地球の危機を乗り越えるために 『地獄の法』講義 2023年1月8日 東京都・幸福の科学 東京正心館

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  • るるぶ広島 宮島 尾道 しまなみ海道 呉'25
    完結
    -
    【広島を最大限に楽しむ!旅のお供に最適な1冊】 世界遺産・宮島&嚴島神社のみどころ、参拝方法の徹底ガイドに加え、 お好み焼き、カキ、もみじまんじゅうなど絶対外せない名物グルメ情報、可愛いみやげ情報まで充実。 さらに広島タウン、尾道、呉、など広島全域の観光情報を網羅した必携の一冊です! 【本誌掲載の主な特集】 ◆広島はやわかり ・広島はこんなところです ・広島でしたい 5つのこと ・モデルプラン ・NEWS&TOPICS ◆宮島 ・厳島神社参拝レクチャー ・弥山ハイク ・宮島カフェ ・宮島2大グルメ(カキ、あなごめし) ・もみじまんじゅう など ◆広島タウン ・平和記念公園/原爆ドーム ・5大名物グルメ(お好み焼、カキ料理、汁なし担々麺、広島つけ麺、瀬戸内の魚介&地酒) ・広島駅ナカ大探検 など ◆尾道&しまなみ海道 ・尾道さんぽ/坂道カフェ ・尾道グルメ/和みカフェ ・しまなみドライブ&サイクリング ◆呉 ・大和ミュージアム/てつのくじら館 ・呉艦船めぐりクルーズ/旧海軍ゆかりのスポット ・呉グルメ ◆ひとあしのばして行きたいおでかけエリア 鞆の浦/福山/三原/西条/竹原/大久野島 せら高原・三次・帝釈峡/安芸灘とびしま海道/岩国 【特別付録】 付録① 宮島おさんぽMAP+表参道商店街&町家通り食べ歩きMAP 付録② 広島タウン&ドライブMAP
  • P+D BOOKS 虚構のクレーン
    値引きあり
    -
    1巻577円 (税込)
    戦争が生み出したさまざまな矛盾に切り込む。  東京で学生をしていた仲代庫男は空襲で焼け出され、列車で佐世保の実家へ向かう途上、同年輩の芹沢治子と出会う。長崎の浦上に住むという治子と庫男は文通を始めるが、“新型爆弾”により治子の消息は不明に――。  一瞬にして未来を断たれた原爆被害者、日本人であることを強いながら差別される朝鮮人炭鉱労働者、敗戦前から英語の辞書を買い漁っていた抜け目ない同級生……戦争によって生まれたさまざまな矛盾や理不尽を、富国強兵の象徴であった旧佐世保海軍工廠250トン起重機(クレーン)になぞらえてあぶり出した名作。
  • <新装・英日版>絵本 はだしのゲン
    完結
    4.0
    全1巻1,650円 (税込)
    本作品は、戦争によって命が奪われていく現実と原爆被爆の作者自身の壮絶な体験を、その本当の姿を伝えたいという想いから、作者が全力を振り絞って描いた魂の作品です。<あらすじ>太平洋戦争…だんだんと日本の敗戦の色が濃くなる中、戦争反対を唱えていたゲンの父は「非国民」とよばれ、官憲に捕らえられます。平和を望みながらも、戦争のため野草やイナゴをとって糧にするような苦しい生活を強いられ、それでもささやかな幸せをつむいで暮らしていた人々。その頭上に、原子爆弾は落とされました。1945年8月、広島。一瞬のうちに白い光があたりを包み込みその後、広島の街でゲンが見た光景は、まるで地獄のようでした。すべてを焼き尽くされ、父、姉、弟を失ったゲンは、その焼け野原の中で父の言葉を心に刻みつけるのでした。
  • 科学と国家と大量殺戮 物理学編
    -
    1巻3,300円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 画期的内容! 核戦争、原発問題―原子力をめぐるあらゆる問題を人物を通して科学的・歴史的に解説。 ガリレオやニュートンの物理学からアインシュタインの相対性理論を押さえつつ、キュリー夫妻と放射線、ラザフォードと原子核、リーゼ・マイトナーと核分裂などを解き、オッペンハイマーとマンハッタン計画、原爆投下、冷戦体制、さらに原発、チェルノブイリ、フクシマまでを詳説。 原爆の仕組み(作り方)、原発の原理と実際を明らかにする。専門家の「真意」やレトリックを読み解く方法を示し、自分の頭で考える材料を提供する、文系も理系も必読!
  • オッペンハイマー 上 異才
    -
    クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』原案 「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」 ――クリストファー・ノーラン 2006年ピュリッツァー賞受賞作 「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝が、待望の文庫化。 詩や哲学にも造詣が深く、繊細な精神の持ち主であった青年時代(上巻「異才」)。 25年にわたり膨大な数の関係者や家族の証言や史料を丹念に取材し、人類に「原子力」という新しい火をもたらした天才科学者の実像をあぶり出す傑作評伝。 解説/山崎詩郎(上巻) ※本書は2007年8月にPHP研究所より刊行された単行本『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』に新たな監訳・解説を付して改題・文庫化したものです。
  • 「原爆の図」 描かれた〈記憶〉,語られた〈絵画〉
    3.0
    1巻3,300円 (税込)
    占領下の1949年から30年以上描き続けられた丸木位里・俊の連作「原爆の図」.検閲下での被爆体験の集積,高揚する反核平和運動,日本の加害性の認識-変容していくモチーフは,日本人の原爆に対するイメージの変遷を先取りし,促すものでもあった.「原爆の図」を通して浮かび上がる〈記憶〉の選択と再構築. ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 『碧き聖断』~必ず原爆投下を防いで未来を変える…誠太は八十年前へ旅立った~
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    1巻980円 (税込)
    大学生の誠太は、国連の秘密機関から、原爆が投下される前に戦争を終わらせるという使命を受けて、80年前にタイムスリップする。 そこは、太平洋戦争末期の東京。誠太は、このまま戦争を続ければ日本がどうなるかを協力者である海軍大臣の米内に伝えれば、すぐにでも戦争は終わると思っていた。しかし、協力者の米内でさえ、現代を生きる誠太とは価値観が全く異なっていた。軍の多くの指導者や将校は、本土決戦を叫んでいた。誠太の前には、思いもよらない多くの壁が立ちはだかっていたのだ。 また、誠太自身の心も揺れ動く。食糧も物資も乏しい生活の中でひたむきに生きる人々の姿を目にし、背負った使命と、日本人、人としての想いの狭間で苦しむことになる。 様々な想いが交錯し、戦争終結の展望が開けない中、戦況は史実通り悪化してゆく。大規模な本土空襲の恐怖も忍び寄ってくる。果たして誠太は使命を果たせるのか? 日本の運命は、世界の未来は――。 80年前の東京やそこに生きる人々の描写はリアルで、当時の緊迫感が伝わってくる。読者自身がタイムスリップしたかのような感覚にとらわれることだろう。 戦争の愚かさや平和の尊さだけでなく、現代を生きる私達にも通じる、人と人との絆、広い視野の大切さについても考えさせられる物語。
  • なぜ歴史を学ぶのか
    3.6
    ポスト真実の政治と歴史修正主義が横行する時代に,歴史学に何ができるのか──.トランプ政権のウソ,ホロコースト否認論,白人至上主義のテロや原爆展論争などを題材に,こうした問いに答えるアクチュアルな歴史学入門.アメリカ歴史学界を牽引してきた著者による,『歴史とは何か』(E. H. カー)の現代版.

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  • 実録ヤクザ列伝 仁義なき戦い外伝 極道も恐れた殺人鬼 山上光治~血みどろの逃亡の果てに~上巻
    完結
    -
    昭和21年(1946年)広島。原爆の惨禍から立ち直りつつあった街に、一人の男が不敵な眼光を発しながら現れた。山中光治(やまなか・みつじ)―― 当時、闇市を仕切っていた村上組二代目・村上正明との因縁を機に、博徒・岡組組長の岡敏夫(おか・としお)の下で、暴力と抗争うず巻くヤクザの世界へと足を踏み入れていった光治だったが、その後不幸な成り行きから警官一人を射殺してしまったのを皮切りに、計4人もの人間を殺害した挙句血みどろの逃亡劇を繰り広げる。極道筋からも“殺人鬼”と呼ばれ恐れられた男の知られざる狂気と愛に満ちた生きざまと、その凄絶なる最期とは――…!? あの『仁義なき戦い』へとつながる苛烈な魂を描く、実録アウトロー・コミックの決定版!!
  • ブラックバード
    3.0
    朝鮮戦争での原爆投下を阻止せよ!トルーマン、マッカーサー、李承晩らの謀略とは?その狂気を粉砕すべく飛び立った日本人パイロットの決死行!朝鮮半島を第三の被爆地にしてはならない――昭和二十年、日本は連合国に敗戦を喫し、飛行機の操縦、航行、製造など、航空機に関するあらゆることを禁止されていた。五年後、旧日本軍でも卓越したパイロットだった堀江功は米軍関係者と思しき人物に声をかけられ、高給を条件に、GHQにも極秘の飛行訓練を開始する。その頃、朝鮮半島では新しい戦争が勃発し、北朝鮮の背後に中国人民解放軍やソ連軍の影がちらつき始めた。一方、マッカーサーの独断に怒り狂うアメリカ大統領のトルーマンは、彼の解任を考え、さらに共産主義の拡大を防ぐため、原爆による決着をつけようと動き出す。やがて、計画を知った堀江たちは、原爆の投下を阻止しようと決死の作戦に挑むが……。
  • 公費医療・難病医療ガイド 令和5年10月・令和6年4月改正対応版
    -
    1巻4,950円 (税込)
    広く公費負担医療にかかわる方々へ向け、公費医療・難病医療の実務情報を整理・解説しています! 小児を含む難病医療制度のほか、障害者総合支援法にもとづく自立支援医療などについて、基本的な事項や、医療保険や介護保険との関係など、必要な情報を実務的な視点から整理・解説しています。 令和5年10月からの制度改正に対応するとともに、令和6年4月改正項目(対象疾病のさらなる拡大、「登録者証」の発行開始等)も直近の資料を盛り込んでいます。 医療機関・薬局・訪問看護ステーションや自治体をはじめ、審査支払機関、医療保険者、MSWやケアマネジャー等の専門職の方々に広くお勧めしたい内容となっています。 【目次】 Ⅰ 公費医療と医療保険・介護保険 第1章 公費医療と保険診療 第2章 公費医療と高額療養費の関係 第3章 介護保険との関係 Ⅱ 難病対策の医療 第1章 難病法の医療 第2章 小児慢性特定疾病医療費 ○先天性血液凝固因子障害等治療研究事業 ○肝炎治療特別促進事業 Ⅲ 障害者・障害児の医療 第1章 自立支援医療 ○精神保健福祉法の措置入院 ○障害者総合支援法の療養介護医療 第2章 障害児施設医療・未熟児養育医療 Ⅳ その他の主な公費医療 第1章 結核・感染症の医療 第2章 生活保護の医療・介護 第3章 原爆被爆者・戦傷病者の医療 Ⅴ 難病・自立支援医療の法令・通知 ⑴難病一覧 ①指定難病 ②小児慢性特定疾病 ③障害者総合支援法の対象疾病 ⑵ 難病法の法令と通知 ①難病法 ②指定特定医療関連の主な通知等 ⑶小児慢性特定疾病の法令と通知 ①児童福祉法(関連部分) ②小児慢性特定疾病医療支援関連の主な通知等 ⑷障害者総合支援法の概要と通知 ①法の概要 ②自立支援医療関連の主な通知 索引 【著者】 社会保険研究所 私たち社会保険研究所は、社会保障とともに歩みを進めてきました。 医療・介護・福祉・年金・労働について、その現場での実践に取り組むみなさまが必要とする情報媒体とツールを提案してご活用いただき、80年の歴史を重ねることができました。 私たちには、歴史のなかで蓄積してきた情報と、社会保障に対する思いがあります。この財産を、今後の社会保障の新しい展開のなかで、さらに多くのみなさまの実践においてご活用いただけるように、次の一歩を踏み出していきます。
  • 戦争論
    3.0
    ウクライナ戦争開始の1ヵ月半後、ヒトラーの独ソ戦を描いた小説『同志少女よ、敵を撃て』が本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなった。我々は戦争を嫌悪しながら、『宇宙戦艦ヤマト』『風の谷のナウシカ』『進撃の巨人』『鬼滅の刃』などのマンガ・アニメから小説『永遠の0』まで、悲惨な戦争を享受している。ナチスドイツ、原爆、プーチンの戦争、安倍元首相暗殺事件など現実の暴力・戦争を多様な文芸作品を通して分析し、読み解いていく。批評界の俊英が放つ、新時代の「戦争」論!
  • 原爆初動調査 隠された真実
    4.0
    広島と長崎でアメリカ軍によって戦後行われた「原爆の被害と効果」の大規模調査。残留放射線が計測され、科学者たちが人体への影響の可能性を指摘したにもかかわらず、なぜ事実は隠蔽されたのか。2021年に放送され、放送文化基金賞奨励賞を受賞するなど大きな反響を呼んだNHKスペシャル「原爆初動調査 隠された真実」の内容に、NHK広島・福岡放送局の取材チームによる2年間の長期取材の成果を大幅に加筆し書籍化。戦後78年を経た現在も続く「核の時代」を考える上での必読書。
  • 何故?原爆2世の私だけが経験した事実
    -
    1巻1,100円 (税込)
    原爆2世の私が、テニアン島で体験した事実 仕事を含め、度々サイパンに行くようになり、わずか5km隣にあるテニアン島に訪れた。そのテニアン島で、2000年8月6日B29の原爆搭載場所には、私だけがいた。その上、数年後には、やはり私一人テニアン空港でエノラゲイのパイロットと接近遭遇してしまった。原爆2世の私の経験は何を意味するのだろうか・・・・ 【目次】 【著者】 中田耕市 多くの経験から、事実を記録。随時画像や写真を優先し編集収録後「デジタル化権」として収録。その歴史的画像数は100万種を超える「中田耕市コレクション」となっている。
  • 新古事記
    4.1
    1巻2,299円 (税込)
    第二次大戦日米開戦後のアメリカ。オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン……。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。 咸臨丸の船員だった日本人の血を受け継ぐ日系三世のアデラは両親にさえ物理学者の夫の仕事の内容を教えられず、住所を知らせることもできない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。 「新しい世界は神じゃなく、人の子がつくる」――”われは死なり 世界の破壊者となれり” その小さな神たちが行き場を探して右往左往している。辺りは火火火火火火、赤いものがボウボウと襲いかかる。 世界は戦さの火だらけだ。火火火火火火が荒れ狂う。小さい神々は蟹のように火火火火火火に追われて逃げ惑う。 山の神も火火火火火火、川の神も火火火火火火に包まれ、樹木の神も立ったまま火火火火火火に焼け焦げていく。 焼け滅ぼされていく。
  • 光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて
    5.0
    2017年ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞授賞式で被爆者としてスピーチを行ったサーロー節子さん.その人生は早くから反核の意志に貫かれていた.戦中広島での暮らし,被爆経験,渡米して直面した「原爆が戦争を早く終わらせた」とのバッシング,国際的な反核運動との連携,若い世代へのメッセージなど,不屈の生涯の全貌を伝える.

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  • 原爆の悲劇に国境はない 被爆者・森 重昭 調査と慰霊の半生
    -
    2016年米大統領として初の広島訪問を果たしたオバマ氏との抱擁で知られる森重昭氏は8歳で被爆。一命を取り留めた。会社勤めをしながら、原爆投下時、米兵捕虜12人が被爆死した事実を知り、その遺族を突き止めた。核の前に「敵も味方もない」との一心から遺族探しと慰霊に捧げた半生を妻・佳代子氏とともに語り尽くす。
  • 亡国のミッション 核弾頭奪取作戦
    -
    反テロを大義名分に、イラク軍を圧倒的な軍事力で崩壊させた米国。その裏には武器商人ともいえる軍産関係者の方略があり、世論を利用した米国の次の目標は北朝鮮へと向けられる。この脅威に金正日は、完成間近の長距離ミサイルに原爆の搭載を目論んだが、技術不足と疲弊した国力ゆえに独自の開発は諦め、沖縄の米軍駐在基地に保管されているトマホークの小型核弾頭の強奪を命じる。その沖縄では、緊迫する北朝鮮問題を話し合うべく、日米韓の首脳会議の開催を直前に迎え、警備の重点は三ヵ国のVIPに集中した。この間隙を衝いて侵入した北朝鮮の精鋭工作部隊と米軍特殊部隊の壮絶な戦闘が繰り広げられる……。緊迫の軍事サスペンス小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 火星からの来訪者
    3.7
    第二次世界大戦でドイツが降伏した頃、アメリカのノースダコタ州とサウスダコタ州の境に隕石らしきものが落下する。しかしそれはただの隕石ではなく、火星から飛来したロケットであった。その中に乗り込んでいた奇妙な「火星からの人」がニューヨーク郊外の研究所に運び込まれ、科学者や技師などからなるチームが極秘のうちに、この火星人とのコミュニケーションを試みるが……『金星応答なし』に5年ほど先立つ、レムの本当のデビュー作とも言うべき本格的SF中篇『火星からの来訪者』、若き医師ステファン・チシニェツキは、町を歩いているときにユダヤ人と取り違えられて捕まり、他の無数のユダヤ人とともに貨車に押し込められ収容所に送られてしまう。ユダヤ人移送の決定的瞬間を描いた「ラインハルト作戦」、広島への原爆投下を主題にした、世界でもっとも早い文学作品の一つであり、SF的想像力を駆使して爆発の光景が創り出された「ヒロシマの男」など、レムがまだ20歳代だった1940年代から1950年にかけて書かれた、いずれも本邦初訳となる初期作品を収録。《星をちりばめた闇に茫然と言葉を失う者は/とても孤独で詩人に近い。》

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  • ISHIBUMI
    -
    Ishibumi: A memorial to the atomic annihilation of 321 students of Hiroshima Middle School, is one of the enduring Japanese classics in atomic bomb literature since its publication in 1970. Made available for the first time in English in 2016 to coincide with former President Barack Obama’s historic visit to Hiroshima. Ishibumi presents more than just horrific stories of 321 young male students of ages 12-13, who were killed by the atomic bomb. One-thirds of them perished instantaneously and the remaining two-thirds suffered a slow and painful death. It describes the uncompromised bond of family kinship, and how children tried to make sense of their fate as Imperial subjects in wartime. Their courage facing deaths and their yearnings to see their parents one more time, compels us to reflect on why they were placed in this crisis. The vernacular daily language is accessible to all generations and, of course, the seriousness of this subject sadly remains relevant to all of us today. 『いしぶみ――広島二中一年生全滅の記録』は、1970年の刊行以来、日本の原爆文学における不朽の名作として知られています。2016年には、オバマ前大統領の歴史的な広島訪問に合わせて英語版が刊行されました。この本は、原爆で命を落とした12歳から13歳までの男子生徒321人の悲惨な物語を紹介しているだけではありません。原爆によって、生徒の3分の1は即死、残りの3分の2はゆっくりとつらい死を遂げました。本書には、家族の絆という揺るぎない絆と、戦時下の帝国臣民としての運命を理解しようとする子どもたちの姿が描かれています。死と向き合う彼らの勇気と、もう一度親に会いたいという願いを読むと、彼らがなぜこのような危難に遭ったのかをあらためて考えさせられます。本書には、生徒たちの語る言葉が誰にでも読めるかたちで書かれています。そしてこのテーマの深刻さは、悲しいかな、現代の私たちにも関係しているのです。
  • 魔界京都放浪記
    -
    平安時代の公卿で歌人の小野篁は、六道珍皇寺と薬師寺の井戸を通じて現世と冥府を自由に往来していた――。そんな伝説を調べに京都へと向かった雑誌編集者が、井戸に入ったまま忽然と姿を消した! 事件を追う十津川警部は、幾多の戦火を経て古都が培ってきた不可思議な秘密を知るのだが……。京都人の本質、そして日本への原爆投下の真相に迫る長編ミステリー!
  • カラー版 甦る戦災樹木
    -
    1巻3,740円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 炭化、洞、蘇生!身近な大樹が伝える惨禍! 終戦から78年。大空襲・原爆の惨禍を生々しく現代に伝える存在がある。戦災した樹木だ。 戦災樹木は、大空襲・原爆の火災をくぐり抜けた樹木である。炭化したり、洞が残っていたり、歪な形になったりしたまま蘇生しているものもあれば、枯死したまま保存されているものもある。その損傷を残した姿は、当時どのように火災が広がったのかということや、その火災や爆風の激しさを物語る。 本書はこういった戦災樹木を、写真とともに紹介する。東京だけで214本、ほかに戦災樹木と推定されるものは約160本。そのほか、新潟の長岡や栃木の宇都宮、大阪など全国の都市や、広島・長崎の被爆樹木も取り上げる。当時の証言、状況の説明とあわせて読むことで、空襲の恐ろしさ、またそのような状況をもたらした戦争について考える。歴史的労作!
  • 写真が語る銃後の暮らし
    -
    戦時下の庶民生活を、当時の貴重な写真約350点で振り返る一冊。モボモガのブーム、満州事変、二・二六事件、日中戦争、日独伊三国同盟、日米開戦、徴用・動員、本土空襲、沖縄戦、原爆投下、玉音放送、引揚・復員、占領などの節目となった出来事、世相をコンパクトに解説。歓喜から絶望へと突き進んだ15年にわたる人々の暮らしを疑似体験するビジュアル新書。
  • ぼくはうそをついた
    4.4
    広島に住む小学校5年生のリョウタ。同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄ミノルの話を聞く。平和学習で資料館に行き、戦争は怖い、二度と繰り返してはいけないと思っていた一方、どこか遠い昔の出来事のようにも感じていた。しかし、祖父の話から興味を持ったリョウタは、亡き大おじミノルの足跡をたどろうと思う。 リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン、レイは共働きの両親にかわり育ててくれた曾祖母のことが好きだった。原爆で子どもをなくしている祖母は、時おり記憶がまだらになり、我が子を捜し始める。近所の子どもたちからも変人扱いされている曾祖母の姿を見るのは辛く、なんとか彼女を救いたいと思うレイだが――。 平和のために、今、私たちは何ができるのだろう――すべての人が幸せに生きられる世界へ、祈りをこめた物語。
  • 戦前の日本で起きた35の怖い事件 あなたが生まれるはるか昔に――
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたが生まれるはるか昔に―― 凶悪犯罪でふりかえる近代日本の裏面史 明治、大正、昭和期前半に国内を震撼させた大事件を写真と資料で完全再現 ●「昔はよかった」と言える昔はなかった 今から80年以上前、日本は無謀な戦争に突入した。 欧米列強の支配からアジアの国を守り独立・繁栄を目指すという 「大東亜共栄圏」を大義名分に近隣諸国を侵略した。 その結果として、軍人に砲弾・病・飢餓が襲い、国中が空襲に遭い、 広島・長崎に原爆投下の惨劇をもたらした。 太平洋戦争の死者は軍人軍属、民間人を合わせて約310万人。 天皇陛下を神と奉り、悲劇への道を疾走した国の指導者の責任は極めて重い。 戦後、日本は民主国家に生まれ変わった。 勤勉な国民性は急速に経済を発展させ世界でも有数の先進国に上り詰めた、 右傾化が懸念される昨今でも、多くの人々は平和を享受し自由を謳歌している。 戦争は二度と起こしてはならない。あの時代に戻ることは決して許されない。 では、戦争前の日本はどんな社会だったのだろう。 果たして、人々の暮らしは幸福だったのか。 昔はよかった、と言える昔があったのだろうか。 答えはノー。 戦前の日本は極めて貧しく残酷だった。 人権意識は低く、農村は生活に窮し、女性を卑しめられ、忌まわしき風習に縛られ、 国家に逆らう主義主張を唱える者は弾圧され、要人テロが横行した。 明治から大正、太平洋戦争が始まる昭和前半までの73年間、 誤解を恐れずにいえば、日本は想像以上に野蛮で愚かな国だった。 本書はそんな時代に起きた、 戦慄・驚愕の35の事件を取り上げた1冊である。 閉鎖的な村社会で孤立し住民の殺戮を図った者、 惚れた芸妓の裏切りに狂気を爆発させた者、エリートによる金と女絡みの凶行、 拷問に近い取り調べで犯人に仕立て上げられた冤罪事件、身勝手な復讐劇。 それらは現代でも起きうる犯罪でも、 やはり根底には時代の空気が色濃く反映され今の世とはまた違う独特の狂い方が確実である。 記事本文には、現代では使わない差別用語や蔑称が頻繁する。残酷な記述もふんだんにある。 が、その言葉をもちいなければ、事件の本質、時代のニュアンスが伝わらないと判断し、 あえて当時の表現をそのまま使用している。あしからずご了承いただきたい。 また巻末には、取り上げた事件当時の社会情勢がわかるよう年表を付記した。 犯人、犯行の動機を知るうえでの参考にしてほしい。 鉄人ノンフィクション編集部
  • 原爆の子 広島の少年少女のうったえ 上
    -
    1~2巻858~990円 (税込)
    一九四五年八月,広島・長崎に投下された原爆による災害は,史上かつてない惨事として,四十五年たった今日もなお深い爪あとをのこしている.自らも広島で被爆した編者が平和教育のために編集した広島の少年少女達の真率な原爆体験記は,エスペラントをはじめ十数カ国語に翻訳され,全世界に感銘をよんだ.希有の記録.

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  • 旅と鉄道2023年増刊5月号 マンガと鉄道
    -
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鉄道マンガを大特集。巻頭企画は「追悼 松本零士」。2023年2月に逝去された松本零士先生を惜しみ、これまで『旅と鉄道』に掲載したインタビューを再編集するとともに、不朽の名作『銀河鉄道999』に迫ります。そのほか『カレチ』や『エンジニール』で昭和の車掌や日本の初期の鉄道シーンを描いたマンガ家の池田邦彦氏、『鉄子の旅』から乗り鉄ブームを起こしたマンガ編集者の江上英樹氏、『駅弁ひとり旅』の監修を務める櫻井寛氏のインタビューを掲載し、鉄道マンガの知られざる裏側まで紹介。取り上げた55作品のマンガは1970年代から現在連載中の作品まで新旧に渡ります。懐かしい作品には当時の鉄道シーンが描かれていたりと、鉄道の記録としてもとても貴重な“鉄道が舞台”となっているマンガだけを厳選して解説しています。 【目次】 ●追悼 松本零士 先生  鉄道漫画の金字塔『銀河鉄道999』の世界 新たなる旅立ちへ―― 名作「銀河鉄道999」の巨星 松本零士が語る ●鉄道をとりまく人々のドラマを描く鉄道漫画の名手 マンガ家・池田邦彦 INTERVIEW 『カレチ』/『エンジニール 鉄道に挑んだ男たち』/『でんしゃ通り一丁目』/『グランドステーション』/『甲組の徹』/『山手線ものがたり』 ●鉄道好きマンガ編集者が手がけた鉄道マンガの世界 マンガ編集者・江上英樹 INTERVIEW 『鉄子の旅』/『新・鉄子の旅』/『鉄子の旅3代目』/『月館の殺人』 ●駅弁の魅力を写真とマンガ原作で表現 マンガ監修者・櫻井 寛 INTERVIEW 『駅弁ひとり旅』/『新・駅弁ひとり旅~撮り鉄・菜々編~』 <テーマ別 鉄道マンガの世界> ●鉄道擬人化マンガ   『青春鉄道』/『終電ちゃん』/『鉄道居酒屋つばめ』 ●ほのぼの鉄道マンガ 『スキップ!~やまびこ駅だより~』/『ちゃぺ! 津軽鉄道 四季ものがたり』 ●社会派鉄道マンガ  『テツぼん』 ●ドキュメンタリー鉄道マンガ 『さんてつ 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』/『原爆に遭った少女の話』/『あの日、ヒロシマで』 ●乗り鉄&駅弁マンガ 『おんな鉄道ひとり旅』/『鉄のほそ道』/『名物!たびてつ友の会』/『チャレンジくん』/『ボクの駅弁漂流記』/『車窓のグルメ』/『駅弁特急』 ●鉄道ライトノベルのマンガ化 『RAIL WARS! 日本國有鉄道公安隊 The Revolver』/『異世界駅舎の喫茶店』 ●鉄道員の鉄道マンガ 『銀彩の川 TONAGI RAILWAY STORY』 /『Metro-ex』/『鉄の警察』/『しゅっぱつ、進吾!!』/『 トレイン☆トレイン』/『迷い家ステーション』/『 STATION(ステイション)』 ●女子鉄マンガ 『鉄娘な3姉妹』/『ゆりてつ~私立百合ヶ咲女子高鉄道部~』/『ギャル鉄』/『鉄子の育て方』/『てるみな』/『ぱらのま』/『鉄道少女漫画』/『鉄ヲタ少女』 ●恋愛鉄道マンガ 『各駅停車』/『純愛ステーション』/『ひとひらの恋が降る』/『きまぐれ乗車券』 ●鉄道4コママンガ 『ひかり! 出発進行』/『黒猫の駅長さん』/『鉄道少女ふたり旅』/『初恋*れ~るとりっぷ』/『中央モノローグ線』 ●私の好きな鉄道マンガ ●マンガの中の好きな鉄道シーン
  • 見て感じて考える
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「ビルマの竪琴」の作者が、戦後日本で見て感じて考えた」ことをまとめたエッセイ集。自由主義を愛した著者に、戦後はどう映ったのか? 日常と哲学が交錯する、珠玉の随筆集である。 【目次より】 1 学生事件の見聞と感想 2 門を入らない人々 3 心理戦略 4 原爆のこと 5 在米の安倍先生に 1 砂の上にて 2 磯 3 国籍 4 すこしきたない話 5 俗論 1 精神史について 2 進歩思想について 3 「日本人とは何か」について 4 両次大戦間のドイツの文芸思潮 あとがき 竹山 道雄 1903~1984年。評論家、ドイツ文学者、小説家。日本芸術院会員。東京大学教養学部教授。東京帝国大学文学部独文科卒業。 著書に、『光と愛の戦士』『失はれた青春』『ビルマの竪琴』『北方の心情』『憑かれた人々』『希臘にて』『手帖』『樅の木と薔薇』『失われた青春』『見て感じて考える』『古都遍歴-奈良』『精神のあとをたずねて』『白磁の杯』『昭和の精神史』『ヨーロッパの旅』『續 ヨーロッパの旅』『まぼろしと真実 私のソビエト見聞記』『剣と十字架 ドイツの旅より』『京都の一級品 東山遍歴』『人間について 私の見聞と反省』『時流に反して』『日本人と美』『乱世の中から 竹山道雄評論集』『みじかい命』『竹山道雄著作集(全8巻)』『歴史的意識について』『主役としての近代』『尼僧の手紙』『昭和の精神史』『昭和の精神史』『竹山道雄セレクション(全4巻)』(平川祐弘編)『昭和の精神史』『西欧一神教の世界』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 〈原爆〉を読む文化事典
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20世紀半ばに登場した核・原爆は世界のありようを一変させた。広島・長崎への原爆投下、今日も続く各国の核実験、原子力の「平和利用」と原発事故……。それらは生活だけではなく社会制度や文化に大きな影響を及ぼした。 社会的・政治的には様々な問題や議論を引き起こし、文化的には物語として表象され人々に受容されてきた核のイメージや言説の全体像をとらえるために、70項目をピックアップして、基本情報から論点・要点までを項目ごとにまとめる。 〈原爆〉から「戦後70年」を見通すだけでなく、「いま」と「これから」を考える有用な知の資源として活用できる、最新の知見と視点を盛り込んだ充実の「読む事典」。
  • 地政学と冷戦で読み解く戦後世界史
    -
    1巻1,650円 (税込)
    今日のウクライナ紛争も、アフガニスタンの混迷も、中東諸国の対立も、戦前の地政学上のグレートゲーム(ユーラシアを巡る欧米とロシアの闘い)および戦後のアメリカとソ連による「冷戦」の時代に、その原因がつくられたものだ。 欧米の歴史書、研究書から資料にいたるまで渉猟した研究家が平易な言葉で解説する、あまりにリアルな「冷戦の戦後世界史」。 なぜ世界各地で戦争や争いが続くのか 世界経済はなぜ不安定なのか 「アメリカVS.ロシア」の視点から迫る歴史 「地政学&冷戦」で国際関係の謎が解ける すべては「米ソ対立=冷戦」から始まった (本書のおもな内容) ●日本に原爆が投下された本当の理由 ●マッキンダーの地政学”ハートランド論” ●「ロシアと欧米の闘い」は100年以上続いている ●東欧や中東はなぜ常に不安定なのか ●反共政策トルーマン・ドクトリン ●北朝鮮に50発もの核を落とそうとしたマッカーサー ●アイゼンハワー”軍産複合体”演説の謎 ●朝鮮半島は米ソともに関心が薄かった ●金日成という駒を使ったスターリンの読み ●傀儡政権を使って諸外国を支配したアメリカ ●米ソ最大の代理戦争だったベトナム戦争 ●アメリカとサウジアラビアの微妙な関係 ●米ソ核軍縮交渉の激しい舞台裏 ●中国の改革開放も冷戦の一部だった ●レーガン・ドクトリンと疲弊するソ連 ●ゴルバチョフを指導者に推したサッチャー ●民主化の余波――東欧の覚醒と天安門事件 ●ロシアがウクライナに侵攻した理由 ●中国の台頭と軍事大国ロシアの復活――現代のグレートゲームへ ほか
  • 酔いどれクライマー 永田東一郎物語 80年代ある東大生の輝き
    4.3
    東大のスキー山岳部に8年在籍し、カラコルムの難峰K7を初登頂に導いた永田東一郎は、登頂を機に登山の世界から離れてしまう。 建築の道に進んだものの、次第に仕事を減らし、不遇のまま46年の生涯を病いに逝ってしまった。 輝いていた1980年代という時代と下町で地元にこだわり続けた永田東一郎。 圧倒的な存在感を放ちながら、破天荒で自由な生き方に、高校の後輩として永田を見てきた作家の藤原章生氏が迫る。 ■内容 プロローグ 十二年後に知った死 第一章 十七歳の出会い  濃くなっていく永田東一郎の記憶/「田端の壁」初登攀 第二章 強烈な個性  南硫黄島の 「事件」/「くだらないぞ、そんな生き方」/自由すぎる校風 第三章 下町育ちの“講談師”  母仕込みの一人っ子/酒好きの父親/地元好きの「東京土着民」/情けない自慢好き 第四章 東京大学スキー山岳部  試練の夏合宿/「チュザックではさあ」 第五章 生まれもった文才  読み手意識の表現者/中学時代の虚無/ジャーナリストヘの厳しい書評 第六章 強運のクライマー  「ガーディアン・エンジェル」がついていた/歯がたたなかった「青い岩壁」/滑落五〇〇メートル、奇跡の生還 第七章 K7初登頂  「普通の頂上」だった/真摯で緻密な戦略家/消えた山の情熱 第八章 山からの離脱  四つの仮説/表現の舞台消え 第九章 不得意分野は「恋」  十年の片思い/結婚という名のプロジェクト 第十章 迷走する建築家  下積みに耐えられず/脱構築、ポストモダン/建築も人を殺す 第十一章 酒と借金の晩年  人の金で飲み続け/あっけない死 第十二章 時空間を超えた人 過剰なほどの存在感/一九八〇年代、時代の輝き エピローグはじまりの山、おわリの山 ■著者について 藤原章生(ふじわら・あきお) 1961年、福島県いわき市生まれ、東京育ち。 86年、北海道大工学部卒後、住友金属鉱山に入社。89年、毎日新聞社記者に転じる。 ヨハネスブルグ、メキシコシティ、ローマ、郡山駐在を経て、夕刊特集ワイドに執筆。 05年にアフリカを舞台にした短編集『絵はがきにされた少年』で第3回開高健ノンフィクション賞受賞。 主な著書に、 『ガルシア=マルケスに葬られた女』、 『資本主義の「終わりの始まり」』、 『湯川博士、原爆投下を知っていたのですか』、 『ぶらっとヒマラヤ』など。 23年5月、中央大法学部の講義録『死にかけた人は差別をしなくなる』 (仮題)を出版予定。
  • 「諜報の神様」と呼ばれた男 情報士官・小野寺信の流儀
    5.0
    1巻950円 (税込)
    「枢軸国側諜報網の機関長」と連合国側から恐れられた「インテリジェンス・ジェネラル」小野寺信は、なぜ、欧州の地で価値ある情報を入手できたのだろうか。それは、小野寺が人種や国籍、年齢、宗教などを越えて、あらゆる人たちと誠実な人間関係を結んでいたことと無縁ではない――(序章より)「インテリジェンス」の極意を体現した日本人武官「小野寺信」。イギリスの情報機関、MI5が徹底監視の対象として“個人ファイル”を作った唯一の日本人武官といわれるこの男は、独ソ開戦や、アジアでの英軍の動き、原爆開発情報といった様々な重要機密にとどまらず、ヤルタ会談の直後には、ソ連がその3カ月後に対日参戦をするという情報まで掴んでいた――。第22回山本七平賞受賞の気鋭のジャーナリストが、丹念に第一級史料を調べ上げ、取材を重ねる中で、見極めることのできた真の愛国者「小野寺信」の流儀。 [目次構成]●序章 インテリジェンスの極意を探る ●第一章 枢軸国と連合国の秘められた友情 ●第二章 インテリジェンス・マスターの誕生 ●第三章 リガ、上海、二都物語 ●第四章 大輪が開花したストックホルム時代 ●第五章 ドイツ、ハンガリーと枢軸諜報機関 ●第六章 知られざる日本とポーランド秘密諜報協力 ●第七章 オシントでも大きな成果 ●第八章 バックチャンネルとしての和平工作 *本書は、二〇一四年に刊行された『「諜報の神様」と呼ばれた男――連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀』の副題を改題し、「文庫版まえがき」を新たに書き下ろして刊行するものです。
  • ヒロシマをのこす 平和記念資料館をつくった人・長岡省吾
    4.8
    1巻1,650円 (税込)
    原爆のむごさを今に伝える広島平和記念資料館(原爆資料館)は、ひとりの男の執念と努力によって誕生した。その名は長岡省吾――。資料館の誕生秘話や初代館長でもある長岡の知られざるエピソードを紹介。
  • ラグリマが聞こえる ギターよひびけ、ヒロシマの空に
    3.3
    広島に、一本の古いギターがあります。戦争と原爆を乗り越えて、今ふたたび美しい音楽を響かせるようになった「被曝ギター」です。このお話は、被曝ギターを題材にして生まれた小説です。みなさんの心に、平和と音楽が届きますように。
  • 昭和史の論点
    4.1
    日本は進路を誤ったのか。戦前は「暗黒」だったのか。ワシントン体制から戦争責任まで、現在にまで尾をひく諸問題を徹底討論する 国を鎖していた小さな国が、急速な近代化をなしとげ、しまいには世界の“一等国”を自任するまでになった。しかし東亜の風雲はおさまらず、軍部は独走し、複雑な国際情勢の中で、ついに未曾有の大戦争に突入していく――。昭和日本はどこで誤ったのか? 戦争以外の進路はなかったのか? ワシントン体制から満州事変、二・二六事件、盧溝橋事件を経て、太平洋戦争、敗戦に至る過程を、昭和史研究の第一人者たちが、片寄った史観にとらわれることなく、徹底的に討論検証する。 【※電子書籍版には収録されていない写真があります。】 1:ワシントン体制(大正10年) 2:張作霖爆殺事件(昭和3年)  3:満州事変から満州国へ(昭和6年)  4:国際連盟からの脱退(昭和8年)  5:二・二六事件(昭和11年)  6:盧溝橋事件から南京事件へ(昭和12年)  7:東亜新秩序生命(昭和13年)  8:ノモンハン事件(昭和14年)  9:日独伊三国同盟(昭和15年)  10:四つの御前会議(昭和16年)  11:ハル・ノート(昭和16年)  12:真珠湾攻撃(昭和16年)  13:大東亜共栄圏  14:餓死と玉砕  15:科学技術と戦略  16:原爆とソ連侵攻(昭和20年)  17:戦争責任と戦後補償
  • 死について! 上 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。
    5.0
    ピューリッツァー賞作家にしてオーラルヒストリーの名手による伝説的インタビュー集、待望の復刊。看護師・刑事・元死刑冤罪者・原爆被爆者・戦争退役軍人・牧師・物理学者など多様な人々が死について語る
  • 死について! 上下合本版 あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。
    -
    “普通の人々”から泉のようによどみなく溢れ出す、強烈な言葉たち――「口述の歴史(オーラル・ヒストリー)」の名手による伝説的インタビュー集、待望の復刊! 救急救命士・元死刑冤罪者・原爆被爆者・退役軍人・物理学者・歌手・HIV感染者・医師・葬儀屋・女優・画家……驚くほど多様な人々が「死」そして「生」について生々しく、切なく、いとおしく語る。 本国2014年刊の新版に寄せられた序文を追加し訳文・注釈を見直した全面改訂版。 「どこまでも読み手の心に突き刺さってくる言葉、言葉、言葉! 人の発する言葉というのは、これほどまでに強烈で、痛烈で、鮮烈で、感動的で、切ないものだったのか」――金原瑞人氏による訳者解説を更新して収録。 ※本電子書籍は、「死について! 上・下」の合本版です。
  • アジア太平洋戦争新聞
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今年(2021年)9月18日は、日中戦争の発端となった満州事変が起きてから 90周年にあたる日でした。そして12月8日は、太平洋戦争の開始となった 真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80周年にあたります。 太平洋戦争は1941年(昭和16年)に突然始まったものではありません。 そこには「暴支膺懲」という尊大なスローガンで臨んだ中国との戦争、 さらには東南アジアを占領して、欧米の植民国家に代わって日本が盟主となる という妄執(大東亜共栄圏)が、その初まりにありました。 本書は、満州事変以降、15年にもわたる一連の戦争を振り返りながら、 日本が国を挙げて戦争へとひたすらに突き進む過程と、最後は銃後の民間人まで 巻き込ながら無条件降伏に至るまでを、「新聞形式」のスタイルを通して 時々刻々と描くものです。 日中戦争・太平洋戦争をテーマにした書籍は、ともすれば前述した満州事変や 真珠湾攻撃を初め、満州国の建設、ミッドウェー海戦、東京大空襲、原爆投下 といった重大な局面がフィーチャーされるのが常ですが、 本書では戦争が長期化する中での「銃後の暮らし」の様子も数多く取り上げました。 1938(昭和13)年4月の「国家総動員法」公布によって、人的・物的資源の全てを 国家が全面的に統制できるようになると、民間人の生活も戦争に密着にしたものと なります。やがてそれは衣料や食糧の配給制度、軍需工場への動員、「建物疎開」 「学童疎開」へと続いていきます。それでも、作家の吉村昭はこう書いています。 「戦争は一部の者がたしかに煽動してひき起したものかも知れないが、 戦争を根強く持続させたのは、やはり無数の人間たちであったにちがいない」 (『戦艦武蔵』)。満州事変から90年、真珠湾奇襲攻撃・マレー侵攻から80年を 迎えた今だからこそ、日本と日本人が選んだ「戦争」をもう一度見つめ直す 学びの機会として、本書は刊行されるのです。
  • 魔の遺産
    -
    1巻569円 (税込)
    ルポライターの野口三吉は、「原爆から八年後の広島」についての文学的報告を執筆するため、その地にやってきた。そこで彼が目にしたものは、原爆の後遺症とたたかいながら日々を送る人々の、複雑な想いに満ちた生活であった。“あの日”の記憶、原爆症の現実、戦争に対する感懐、そしてそれを乗り越えて生きようとする意志……。人類がうみだしてしまった核兵器という“現代の悪魔”の最初の実験場となった都市は、通りすがりの野口に大いなる問題を投げかける。そして、そんな中で、彼の甥が原爆症の症状を呈し始める……。本書は、著者の知られざる名作長編小説を、初めて文庫化したものである。昭和28年の初版刊行以来、一度、著作集に収録された以外は活字化されていない。阿川弘之ファンにとっては必携必読の作品であるとともに、核問題という人類の重荷を考える上でも、文学史上欠かせないものである。
  • タキオンの宿命 ―超相対性理論―
    -
    戦争も原爆も過去ではない。手遅れになる前に、これが役立ちますように……。(本文より) 記憶を失い、見知らぬ場所で目覚めた少女・ジュリは、ユイトという少年と出会う。彼は被爆者だった母を亡くし、自身を虐待し続けた父を殺害した末、自殺したのだった。二人が出会ったのは原爆と何らかの関わりをもつ死者がゆく、謎めいた死後の世界。そこは覇権をかけて常に争う大ウ帝国、サルタン国等の諸国群、原爆投下後最初にできた国・魔界、罪を犯した者が赴く地獄界、嘘をつかず良心を信じる者のみが入れる天界、龍の住む村で構成されていた。そこでの学び、仲間たちとの冒険、そして邪悪な大帝国軍対連合軍による戦いを経て、ジュリとユイトが再生へ向かうまでを描く、一大スペクタクル! 〈著者紹介〉 しきべ かひ 東大のお膝元で、貸本漫画と図書館と書店の立ち読みハシゴ、さらに印刷会社の雑誌盗み読みの幼年時代。 能と歌舞伎、宝塚に映画、COMやガロ等、ザ・ビートルズにピンクフロイド、そしてレッドツェッペリン、クイーン等々で育った私は「見ちゃった豚」なのでしょう。 ですから、ご感想を下さいませ。

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  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学
    3.9
    母親に捨てられたニュートン、自殺したボルツマン、息子をナチスに殺されたプランク、ユダヤ人としてドイツを追われたアインシュタイン、原爆製造の汚名を着せられたハイゼンベルク……。科学の先端を切り拓いた物理学者たちの発見の陰には、孤独と苦悩の人間ドラマがあった。5つの革命的な知を生み出した天才たちの思考プロセスをたどり、科学はいかにして創られたかを解明する。文系の読者にも面白く学べる全く新しい物理学入門書。
  • 核兵器をなくすと世界が決めた日
    -
    核兵器禁止条約の誕生を描いた初めての絵本 すべての国が核兵器の保持や使用をしないと約束する核兵器禁止条約。 被爆者らの声と、市民の国際的な連帯が生んだ画期的条約の成り立ちを初めて絵本に。 ウクライナ危機で核戦争の脅威が深まる中、子どもたちに希望を伝えます。 推薦=サヘル・ローズさん(俳優) ※本書は固定型(フィックス型)の電子書籍です。冊子版に近い画面サイズ(タブレットやPC)での読書を推奨いたします。 ※本書は、大月書店刊『核兵器をなくすと世界が決めた日』の電子書籍版です。 【目次】 核兵器をなくすと世界が決めた日 【著者】 川崎哲 (かわさき あきら)ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)国際運営委員、2021年より会長。ピースボート共同代表、日本平和学会理事。著書に『核兵器はなくせる』(岩波ジュニア新書)、『核兵器 禁止から廃絶へ』(岩波ブックレット)ほか。 高橋真樹 (たかはし まさき)ノンフィクションライター。NGO スタッフ時代に世界各国で「ノーモア・ヒバクシャ展」を主催。著書に『日本のSDGs それってほんとにサステナブル?』(大月書店)、『こども気候変動アクション 30 未来のためにできること』(かもがわ出版)ほか多数。https://t-masaki.com 岩﨑由美子 (いわさき ゆみこ)原爆の図丸木美術館 国際コーディネーター。ピースボートの「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」で世界各地で被爆者の証言会に携わる。現在は広島県とICAN が開講する「広島- ICAN アカデミー」のコーディネーターなど、さまざまな形でICANの活動に関わる。 TOTO (María Antonia Pérez Mejía)デザイナー、イラストレーター、アクティビスト。コロンビア在住。ピースボート、ICAN など国際的な平和教育プログラムや、アートで社会変革をめざすプロジェクトに携わり、世界各地で活動している。https://tototraveler.wixsite.com/mariaaperez
  • 九二歳の中小企業診断士にやっとみえた 生き残るホンモノへの途
    -
    平成二九年八月のNHKテレビでは「現在の中学生の二五%は広島・長崎への原爆投下の日、終戦の日、を正確には知らない。学校で教えて貰っていない」と私たちにとっては衝撃的な事実を放映していました。自分に実感は無くても私たち世代は歴史上の人になっているようです。 それだけに知って頂きたいと強く思います。戦前戦中の生活、どん底から這い上がった敗戦後、高度経済成長への進展、がどう進んだのか。皆さんの親世代や祖父母世代が育った歩みを知って欲しい、九二歳になって漸くホンモノが見えるようになったと思えるからです。 (はじめにより) 弱い立場の人たちの良き理解者になろうと励み続けてきた著者は九二歳の現役中小企業診断士。戦前から戦後、そして平成を通して、様々な人物や会社を見てきて、ようやくホンモノとは何かがわかってきた。本書では「ホンモノとは何か」「どうすればホンモノの生き方ができるか」を伝えている。 (※本書は2017/11/18に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 世界の艦船増刊第199集 傑作軍艦アーカイブ14 米重巡「インディアナポリス」
    -
    1巻2,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●世界の艦船:2022年9月号増刊「傑作軍艦アーカイブ⑭ 米重巡『インディアナポリス』」  大好評のシリーズ14弾は,栄光と悲劇の重巡インディアナポリス! その誕生から原爆部品輸送後に伊58潜に撃沈されるまでの航跡やメカニズムを,本邦初公開を含む写真と記事で徹底解説する。さらに乗員を襲った鮫や19世紀末から軍縮条約中期までの米重巡の発達,折込公式図なども掲げた。 ※ 電子版は雑誌(紙媒体)とは一部異なる部分がございます。 ご了承ください。 ※ デジタル版は固定レイアウトとなっております。 そのため、タブレットなど大きいディスプレイを持つ端末で閲覧することに適しています。 また、文字の拡大や、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 ご了承下さい。
  • 知らなきゃよかった! 本当に怖い都市伝説
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都市伝説とは、実際にはなかった出来事がさも「本当に起きたかのように語られる話」だ。 「友達の友達から聞いた」というお決まりの前置きが付く この手の“実話“は昔は口伝えで、現在はネットを通じて拡散し、 その過程で様々に形を変える。 本書は、 これを広く定義し、旧くから伝わる迷信・呪い・怪談、暗殺説・別人説、 アニメや映画にまつわる不気味な噂を含む126本の都市伝説を取り上げた一冊だ。 大半は噂の域を出ない。 根拠も説得力も弱い。 が、一方でその噂が確実にウソである保証もないことは知っておいてほしい。 ・バーコードは「反キリスト」の証 ・「ポケモンGO」はCIAによる人類監視システム ・絶対に歌ってはいけない童謡「サッちゃん」の4番 ●新型コロナは人口の生物兵器説は本当にウソなのか?  巷に流れる黒い噂126本 ■目次 ●第1章 身近な迷信 ・IQが高い人は、勉強のできる頭の良い人 ・血圧を下げるには「減塩」が一番 ・「平均寿命」は死亡年令を死亡者数で割ったもの ほか ●第2章 本当は怖い童謡・民謡 ・江戸子守唄 ・かごめかごめ ・ドナドナ ほか ●第3章 怪談伝承 ・電気をつけなくてよかったな ・消えたヒッチハイカー ・ボーイフレンドの死 ほか ●第4章 呪いとジンクス ・六本木ヒルズの呪い ・ジブリの呪い ・11月9日はドイツにとって「運命の日」 ほか ●第5章 名作アニメ・映画の不気味な噂 ・アニメ「ちびまる子ちゃん」さくら家の知られざる悲惨な現実 ・「ワンピース」はフリーメイソンとつながりがある ・「トイ・ストーリー3」の裏テーマはホロコースト ほか ●第6章 戦慄の陰謀論 ・2050年までに財閥支配の「世界統一政府」が誕生する ・花粉症がなくならないのは製薬会社の利権を守るため ・ロシア高層アパート連続爆破はロシア連邦保安庁の自作自演 ほか ●第7章 怖いエトセトラ ・アメリカで目撃される「黒い目の子供たち」の正体 ・東京ディズニーランドで臓器売買目的の子供誘拐話が流れた理由 ・タバコのラッキーストライクは広島への原爆投下を記念して生まれた ほか ■著者 鉄人社編集部
  • 神馬/湖 竹西寛子精選作品集
    -
    1巻1,100円 (税込)
    多感な少女の心の揺らぎを繊細な筆致で描いた「神馬」をはじめ、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」など短篇小説十三篇。古典文学へ、広島の原爆体験へと思索を誘う「愛するという言葉」「時の縄」など随想八篇。自選短篇集に国語教科書で親しまれた作品を併せた決定版作品集。 〈解説〉堀江敏幸 目次 Ⅰ 兵隊宿/虚無僧/蘭/春/迎え火/降ってきた鳥/湖/花の下/鶴/神馬/霊烏/鮎の川/儀式 Ⅱ 旅/虹/春 秋/広島が言わせる言葉/愛するという言葉/時 計/神 秘/時の縄 あとがき 解説 堀江敏幸
  • 神様の贈り物
    5.0
    戦争がなければ――。被爆体験者、原爆の語り部たちの声に心揺さぶられ、平和への想いを綴る。 【内容】遥か遠い空の上に、戦争でひとりぼっちになってしまった子どもたちがいます。神様は一年に一度、桜の咲く時期になると子供たちを桜の花びらに変え、地上の親の元へ帰していました。家族のいないサトルは、その様子をいつもさみしく見送ります。ある日、人間界に通じる穴を見つけたサトルは足を滑らせ、人間の姿をしたまま地上に降りてしまいます。するとそこは、かつて母と暮らしたヒロシマの街でした。満開の桜の下、小さな女の子がサトルに声を掛けると、おじいちゃんのもとへ連れて行ってくれました。おじいちゃんは、原爆で亡くなった弟のマモルと瓜二つのサトルを見て驚き、思わず抱きしめます。神様は空の上からその様子を見つめながら「戦争はだれも幸せにはしない」とつぶやきました。 【著者】広島県出身。20代から看護師を続けている。被爆体験がある患者さんや被爆の語の方の話を聞き、平和への想いを文章にしたいと思った。

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  • なぜ、脳は神を創ったのか?
    3.6
    ■「仕事」で売り上げが上げられず、神頼みをしてしまった 「恋愛」をしているなら、恋愛運や運命の人と… など そんな経験があるのではないでしょうか? そもそもあなたは 「神様や仏様を信じていますか?」 脳機能学者であり、認知科学者、分析哲学者、 天台宗ハワイ別院国際部長、チベット仏教カギュー&ゲルク派 傳法大阿闍梨である苫米地英人が現代人への 「信仰に頼らなくてもいい幸福な生き方」を示した本です ■「宗教」と神のカラクリを知らない人は騙される! 日本人は無宗教だといわれることが多いですが、 無宗教といわれる人でも墓参りでは仏教様式の人が多いはずです。 宗教ではないですが、近年流行っているスピリチュアルブームも 何かを信じる、信仰するという意味では同じです。 信仰の自由はすべての人に保証されていますが、 戦争を起こすきっかけになったり、カルト教団に勧誘されたりと、 いいことばかりはありません。 人が見えないものを信じるときすごい力が生まれます。 本書を読めば、 「なぜ、人は宗教を求めるのか?」 「なぜ、煩悩のない神のお告げを信じて、殺し合いをしてしまうのか?」 「なぜ、一部のキリスト教原理主義者は産婦人科医を殺せるのか?」 「なぜ、イスラエルのヒルトンホテルでは肉とミルクを注文できないのか?」 「なぜ、アメリカはドイツに原爆を落とさなかったのか?」」 「なぜ、ゲーテルは全知全能の神がいないと証明できたのか?」 などといったことがわかるようになります
  • 日本は核武装せよ! 被爆三世だから言う
    5.0
    1巻990円 (税込)
    核恫喝には、核の抑止力で対抗するしかない! 「非核による三度目の被爆」という過ちは繰返しませぬから 世界で唯一の被爆国だからこそ、核を持つ正当な権利が日本にはある。 核兵器の恐ろしさを、想像ではなく経験から知っているからだ……。 (著者からのメッセージ) 私は被爆三世だ。先祖代々、広島県で生まれ育ち、私自身も反核・平和教育を十二年以上受け続け、祖父母は広島原爆の被爆者だ。被爆者といえば「反核」であることが当然であるかのような、全体主義的な思想統制がある。 しかし、核兵器についての強い気持ちがあることは共通しているものの、すべて同じではない。祖母は「日本が核を持っていればやられなかった」「皇軍はこの新型爆弾を持ってないから、米軍は使った。日本が持っていたら報復合戦になるから使うはずがない」と言っていた……。
  • いのりの石
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 広島電鉄の敷石が、原爆体験を通し、ひろしま祈りの石として平和希求のシンボルになるまでを描きます。

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  • 戦時下のノーサイド
    3.5
    戦争に翻弄されたラガーマンたちの運命の青春! 「戦争に行く前に、ライバルと最後の試合がしたい」昭和18年秋、学徒出陣の直前、非公式かつ内密にあるラグビーの試合が行われた。東大―京大戦である。惜別の思いで迎えたノーサイド。その後、学生たちは戦場へ赴いた――。 2019年のW杯で社会を湧かせた日本ラグビーだが、じつは戦前から学生ラグビーを中心に東西で大きな盛りあがりを見せていた。やがて日本は戦争に突入、戦局の悪化に伴い試合は次々と中止に。学徒出陣、特攻、原爆、シベリア抑留――楕円球を追った若者たちは、否応なしにその渦に巻きこまれていく。 本書では、日本ラグビーの黎明期に創部し、関西を中心にラグビーの興隆に大いに貢献した京都帝国大学(現・京都大学)ラグビー部を主人公に、東大・慶大・早大・明大・同志社大などのライバル校の歩みも交え、戦前・戦中のラガーマンの軌跡をたどる。
  • 「黒い雨」訴訟
    -
    【第66回JCJ賞受賞!】なぜ、被爆者たちは切り捨てられたのか――。 広島の原爆投下から70年以上を経て、ようやく語られ始めた真実の数々。 「黒い雨」による被ばく問題を記録した、初めてのノンフィクション。 ---------- 原爆投下直後、広島に降った「黒い雨」。 多くの人がその放射線を帯びた雨による深刻な健康被害に苦しめられていながら、「被爆者」と認めて救済する制度はなかった。 雨を浴びた住民らは国に援護を求めて訴訟提起したが、解決までの道のりは長く険しいものだった。 なぜ、国は黒い雨被爆者を切り捨てたのか――。 本書は当事者の歩みをたどるとともに、米軍の被害軽視に追従した国の怠慢、非科学的な態度をあぶり出していく。 戦後70年以上を経て、ようやく語られ始めた真実の数々。 「黒い雨」による被ばく問題、その訴訟の全容を記録した初めてのノンフィクション。 ---------- なぜ、黒い雨被爆者は戦後七五年余りもの間、置き去りにされてきたのか。 そこには、被ばくの影響を訴える声を「切り捨てる」論理があった。 これに疑義を唱え、被ばくを巡る救済のあり方を問うたのが、「黒い雨」訴訟だった。 黒い雨被爆者がなぜ、どのように切り捨てられ、そして何を訴えて援護を勝ち得たのか。 本書は、黒い雨被爆者が「切り捨てられてきた」戦後を記録した、初めてのノンフィクションである。 その記録は長崎で、福島で、そして世界中で今も置き去りにされている放射線による被害者を救う道しるべになると確信している。 (「序章 終わらない戦後」より)
  • 日本のいちばん長い日 (上)
    4.7
    降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。 敗色が濃い昭和20年夏。連合国によるポツダム宣言をめぐり、受諾派と徹底抗戦派との間で鈴木貫太郎内閣の意見は真っ二つに分かれていた。無条件降伏を主張する米内海軍大臣と東郷外務大臣に対し、阿南陸軍大臣と梅津参謀総長は「国体護持」の堅持を訴え、一歩も譲らない。 広島への原爆投下、ソ連の参戦と徐々に追い詰められるなか、いよいよ昭和天皇の“聖断”を仰ぐことに。一方、降伏を認めない陸軍将校らによるクーデター計画が、水面下で進んでいた。 すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こす。天皇を切り札に討幕を進めた薩長は、明治維新後も陸海軍を掌握。統帥権の名のもとに、軍を議会や内閣から独立した存在であり続けさせた。いわば“玉”を抱え込んだのだ。 皇太子時代に第一次大戦の戦跡を訪れた昭和天皇は、戦争の悲惨さを痛感する。だが、大陸進出を押し進める軍部の膨張は歯止めがきかない。満洲事変、二・ニ六事件、日米開戦……連綿と続く軍部と天皇との緊張関係を軸に、終戦の日のドラマが幕を開ける──。 作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。
  • ウクライナ発・世界核戦争の危機 ―フルシチョフ、F・ルーズベルトの霊言―
    4.0
    【一日も早く、停戦と  世界の融和へと、  ハンドルを切るべきだ。】 かつて「キューバ危機」を招いた 旧ソ連の指導者フルシチョフ。 第二次大戦で「原爆投下」の ストーリーを描いたルーズベルト。 二人の霊人が語った、迫りくる 新たな核戦争のシナリオとは。 ◆ロシアにとって、ウクライナに米国製の  核ミサイルが配置されることは  「キューバ危機」のロシア版となる ◇ヨーロッパに武器を売りロシアを潰す  バイデンの狙いに警告を発するフルシチョフ ◆プーチンに先に核の使用をさせる!?  真珠湾攻撃と同じ手法で追い詰めるアメリカ ◇ロシア、中国、北朝鮮の三国を敵に  バイデンに追随する岸田外交の危険性 国際政治においては、 指導者の「本心」と「力量」を 見抜くことが大事だ。 世界的危機の本質が 見えてくる重要テキスト。 ■■ ニキータ・フルシチョフの人物紹介 ■■ 1894~1971年。ソビエト連邦の政治家。同国の第4代最高指導者。ロシア南部クルスク出身。ウクライナの党第一書記や首相等を経て、1953年のスターリンの死後、ソ連共産党中央委員会第一書記に就任。56年にはスターリン批判を行った。58年にソ連首相を兼任。62年に「キューバ危機」を招き、中ソ問題の解決や農業政策の指導等に失敗し、64年に失脚した。 ■■ フランクリン・ルーズベルトの人物紹介 ■■ 1882~1945年。アメリカ合衆国の第32代大統領。世界恐慌期の1933年に大統領に就任し、「ニューディール政策」を推進して経済を再建。日本の真珠湾攻撃を契機に第二次世界大戦に参戦し、連合国の指導に当たるが、勝利目前に急死。その国際組織の展望は、死後、国際連合として実現した。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 日本のいちばん長い日 (上)無料試し読み版
    無料あり
    4.3
    降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。 敗色が濃い昭和20年夏。連合国によるポツダム宣言をめぐり、受諾派と徹底抗戦派との間で鈴木貫太郎内閣の意見は真っ二つに分かれていた。無条件降伏を主張する米内海軍大臣と東郷外務大臣に対し、阿南陸軍大臣と梅津参謀総長は「国体護持」の堅持を訴え、一歩も譲らない。 広島への原爆投下、ソ連の参戦と徐々に追い詰められるなか、いよいよ昭和天皇の“聖断”を仰ぐことに。一方、降伏を認めない陸軍将校らによるクーデター計画が、水面下で進んでいた。 すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こす。天皇を切り札に討幕を進めた薩長は、明治維新後も陸海軍を掌握。統帥権の名のもとに、軍を議会や内閣から独立した存在であり続けさせた。いわば“玉”を抱え込んだのだ。 皇太子時代に第一次大戦の戦跡を訪れた昭和天皇は、戦争の悲惨さを痛感する。だが、大陸進出を押し進める軍部の膨張は歯止めがきかない。満洲事変、二・ニ六事件、日米開戦……連綿と続く軍部と天皇との緊張関係を軸に、終戦の日のドラマが幕を開ける──。 作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。 ※こちらは「無料試し読み版」となります。続きは製品版をご購入のうえ、お楽しみください。

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  • 結局、原発ってどうなのよ?
    -
    1巻1,210円 (税込)
    推進?反対? ――その前に、ちゃんと知りたい原発のすべて! 3.11以降「原発原発」と騒いでいるけど、やっぱり今回の事故がどうして起こったのか、そもそも原子力のこと、知らない人も多いはず。知りたいと思っても、その仕組みや専門用語など、やっぱりすごく難しい! 今さら知らなくてもいい!という問題じゃないけど、専門書や文字で説明されてもわからない!という皆さんのために、マンガ家川口憲吾が、身体をはって「チェルノブイリ」「福島原発」「プルトニウム」「もんじゅ」「ウランと核分裂のこと」「原爆のこと」全部マンガで描ききります! しかもわかりやすいように、徹底的にたとえました! 原発は猛獣?プルトニウムは夜の蝶?もんじゅはエースピッチャー!? 楽しく読んで、わかって、うなって、考えよう! 【目次】 プロローグ 第1章 原発事故のこと、全部教えてください! 第2章 原子力発電所ってどうなってるの? 第3章 放射能ってなんなんだ!? 福島からのQ&A あとがき
  • 語られなかったアメリカ史①世界の武器商人アメリカ誕生
    4.0
    ①巻では、新興国アメリカが、市場と国際的地位を求めて海外進出し、超大国にのしあがっていくさまを、明らかにしていきます。 日本になぜ原爆が落とされたのか、また投下前後の真実が記載されており、日本人なら、読んでおきたいところです。 「何が正しいのか」を考えるとき、ものごとを多面的に見ることが必要です。 歴史に対する新しい向き合い方を提示した、これからの日米関係を考えるために必読のシリーズと言えます。
  • 原爆の図
    -
    1945年8月6日、原爆投下。3日後、広島に帰った画家は、現代の地獄図絵を目撃する。「原爆の図」は、画家が二十数年をかけ完成した畢生の大作であり、世界の多くの人々に深い衝撃をよびおこしたのだった。本書収録のこの作品の全貌を通じて、私たちは、平和と人間愛への祈念をさらに新たにしてゆきたいと思う。
  • ケストナーの終戦日記
    -
    世界の子供達に愛されているケストナーの、ナチズムへの抵抗日記。広島・長崎への原爆投下を糾弾して、この日記は終えられた。戦争そのものが勝敗を問わず、どんなに無意味に悲惨であるかを、このくらい具体的に感じさせる本も少ないであろう。そしてそれについては、人類全体に責任があると、ケストナーはみんなの良心に訴えている。
  • 戦後の誕生 テヘラン・ヤルタ・ポツダム会議全議事録
    -
    ローズヴェルト、チャーチル、スターリン、トルーマン……。 米英ソ三巨頭はどの段階で、何を発言したのか。東西冷戦はどのように準備されたか。国際連合はどのような構想としてスタートしたのか。そして、日本への原爆投下はどのように承認されたか。 これらの詳細が初めて明らかになる国際政治史の基礎資料、初の全訳。ロシアとウクライナ、ベラルーシの現在を予見させるスターリンの発言も見逃せない。
  • 命の伝言 ― 戦火を生き抜いて ―
    完結
    -
    本書は、季刊『道』に掲載したインタビュー集です。 戦争を生き抜き、その理不尽、悲惨さを語ってくださった方々のお話をまとめました。その体験、思いを後世に伝え残したいと願うものです。 園田天光光 日本初女性代議士 元外相夫人    やり抜く意志が肚をつくる 中沢啓治 『はだしのゲン』作者  広島原爆の惨状を生き抜いて 踏まれて育つ麦のように強くあれ 坪井 直 日本原水爆被害者団体協議会代表委員/広島県原爆被害者団体協議会理事長  ネバーギブアップ!「命が一番!」の祈りがかなうまで 谷口稜曄 長崎原爆被災者協議会会長     「原爆を背負い続け67年」 笑顔の奥にあるものを伝えたい  苦しみ憎しみを乗り越えて今こそ核廃絶への思い 山里和枝 沖縄戦 語り部    沖縄の祈り 語り伝えるために生かされて 根本益伊 軽巡洋艦五十鈴乗組員     命をつないだ一本の手拭い 木村 孝 中国帰国者定着促進友の会 元事務局長  終戦から始まった戦禍 ― 8月9日ソ連侵攻~引き揚げまで ― 原田 要 最後の零戦パイロット     命をかけた 平和を守り抜くために 太田リセ 日本赤十字社従軍看護婦   軍国少女、あこがれで看護婦に 金子兜太 元海軍主計大尉/俳人    信念のままに伝え続ける 反戦の思い 木内信夫 元陸軍飛行兵/シベリア抑留生存者   世界の人は みんな仲良くなれるのです 三村 節 シベリア抑留体験者   絶望の中を生き抜いて 未来永劫の平和を守るために
  • 戦争放棄の思想についてなど
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「8月6日の夜は、焼け落ちた自宅から辛うじて逃げた母とともに野宿をして、翌日早くから父を捜すために広島の市街地の焼け跡をひとりで歩き回りました……。それは、見渡す限りの焼け跡を、見るも無慚な死者たちの悲惨な顔つきをつぎつぎに覗き込んで父の死骸を探す仕事だったのです……」。厳しい原爆体験を踏まえた戦争放棄の論理など、おりにふれ書き綴られた小論12篇。 【目次より】 はしがき 《年ごとの文章》七十代 時の問題「巡査の結婚」を書いたころ 法社会学への出発 幸運だった民法典 「木二竹ヲ継イダヤウニ」なると穂積陳重が案じた一幕も 来栖先生の思い出 『モダン・タイムス』のこと 人間は出生と同時にすべて人格権の享有主体となる「私権ノ享有ハ出生二始マル」という条文の意味について 商法修正案づくりと梅謙次郎の胸の内 法典調査会一八九三~九八年 十二年を振り返る とくに”民法の体系“のこと 創価大学での最終講義 唄さんのこと 一九五四年の家制度復活論にまつわる思い出など 樋口君の報告「人間の尊厳VS人権?」について 報告に先立ち研究会の主宰者から(挨拶) 綻びた日本民法典の体系と民法学の対処 「新版民法綱要」第一巻総論の刊行ヘ 戦争放棄の思想について 憲法九条を考える視点 主として研究者を念頭に置いた公開講演 《追補》二編 I 祖川先生の思い出 【参考】論説「科学者京都会議の政策的提言に対する疑問」(一九八一年) II 私のヒロシマ体験 【参考】小説「炎の日」(一九五〇年)の一部削除とその復元に関する資料 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 広中 俊雄 1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。 著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、 訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
  • 秘密率99% 「天皇」とは何者なのか?
    -
    ・第1部 坂の上零×小泉芳孝 シュメール文明は古代縄文人が造った! ロスチャイルドはなぜ日本を潰したいのか? ・第2部「田布施システム」・第3部「原爆と天皇」 小泉芳孝&竹取翁博物館スタッフ そもそも明治天皇が誰なのかが全くわからない! したがって、その後の天皇も謎だらけ! 万世一系神話の奥底にある秘密 [支配者たちの洗脳工作]を解体する超史料体系 「田布施システム(朝鮮部落)」の徹底究明 明治天皇・大室寅之祐は、田布施出身である (果たしてその後の天皇、皇后は何者なのか?) 明治政府の重要ポストは、田布施出身者で占められる 初代総理大臣伊藤博文は、田布施出身で、孝明天皇暗殺者である?! 乗っ取った国は異民族に支配させるというディープステイトの鉄則が 幕末・明治よりここ日本において大展開中である これだけ身近で、これだけ秘密に満ちている存在「天皇」を なぜ我々はこれほどまでに仰ぎ見ることができるのか? 日本乗っ取りの歴史は、今なお続いている! いや、今こそ総仕上げの時なのだ! 日本人よ、いいかげん、目を覚ましなさい! (本書は『日本は世界文明の発祥地(6)』の内容を含む)

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  • ジョン・ロールズ 社会正義の探究者
    3.8
    米国の政治哲学者ジョン・ロールズ(1921~2002)。1971年刊行の『正義論』において、独創的な概念を用いて構築した「公正な社会」の構想は、リベラリズムの理論的支柱となった。「平等な自由」を重視する思想はいかに形成されたか。太平洋戦線における従軍体験、広島への原爆投下の記憶がロールズに与えた影響とは。最新資料から81年の生涯を捉え直し、思想の全体像を解読。その課題や今日的意義にも迫る。
  • ミツ子の物語
    完結
    -
    75年前“原爆”がもたらした悲劇。昭和邦画界を代表する脚本家・菊島隆三から未発表の脚本「広島の二人」を託された保坂延彦が、脚本の後日譚となる「ミツ子の物語」を、笠間裕之が漫画脚本を担当し、まつやま登が漫画化した。 広島への原爆で両親を失った藤田ミツ子は、ある日、脚本家の島谷隆三の養女として迎え入れられる。島谷家の人々に見守られながら、学業や恋を通して成長していくミツ子。一方、島谷はライフワークとして、脚本『広島の二人』の執筆を進めていく。それは、敵味方を越えた日米の友情の物語。同時に、ミツ子の過去に繋がる物語でもあった……。 「HIROSHIMA」を舞台に繰り広げられる、日本軍将校と米兵捕虜に芽生えた人間愛を、時に切なく、時に逞しく描く。
  • そこで、何が起こったの? 日本の戦争遺跡図鑑 歴史を正しく知るために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争遺跡とは、明治時代から昭和時代にかけて日本が行ってきた戦争に関連した、軍事施設、戦災地などの跡地のこと。広島・長崎の原爆遺跡をはじめ、全国に残っている主な軍隊施設、兵器工場、地下壕、要塞などの跡地について、そこでどのような事件が起こったのかを、写真とともに紹介。戦争の悲惨さを知り、平和の大切さを学ぶための格好の書です。[1]戦争遺跡とは……戦争遺跡の分類/日本の軍隊 [2]軍隊施設……旧騎兵第3旅団覆馬場/花巻防空監視哨聴音壕跡 他 [3]兵器工場……旧登戸研究所/大阪砲兵工廠跡/大久野島 [4]地下壕……南風原陸軍病院壕群/アブチラガマ/松代大本営跡/日吉台地下壕 [5]要塞……東京湾要塞と安房の戦争遺跡/舞鶴鎮守府/大樹町のトーチカ群 [6]基地……陸軍知覧基地跡/陸軍大刀洗飛行場跡/宇佐海軍航空隊跡 [7]原爆・空襲……広島の原爆遺跡/長崎の原爆遺跡/沖縄戦のつめ跡 [8]人々の祈り……名古屋陸軍墓地と軍人像/旧真田山陸軍墓地 他
  • 原爆の落ちた日【決定版】
    5.0
    いま、日本人が最も読んでおくべき「史実」がここにある! 本書は、先の大戦のアメリカ・ドイツ・日本のそれぞれの核兵器開発の動向を追いつつ、刻々と追いつめられる日本国内の状況、そして原爆が投下された「その日」までを、膨大な資料と取材によって立体的に再現したものである。著者は、こう記す。「この本は、しかし、“あの日”から今日までのことを語ったものではなく、その前の、正しくいえば、昭和二〇年一月一日から八月八日までのことを主題に、事実に即してまとめたものであります。私たちは原爆の悲惨だけを書こうとしたのではないのです。現代人が体験した『戦争』そのものをも書き、告発したいと考えたのです」。その言葉通り、本書は、「戦争」とは何かを根源的に問うたものであり、あの戦争から七〇年を経た今こそ、読まれるべき作品である。『日本のいちばん長い日』『聖断』『ソ連が満洲に侵攻した夏』に続く終戦四部作を、最新研究を増補して復刊。
  • ロバート・オッペンハイマー ――愚者としての科学者
    4.0
    理論物理学者のロバート・オッペンハイマーは、ロス・アラモス研究所初代所長としてマンハッタン計画を主導し、広島、長崎に災厄をもたらした原子爆弾を生み出した。その結果、「原爆の父」と呼ばれるようになるが、彼自身は名声の陰で原爆のもたらした被害、さらに強力な兵器「水爆」の誕生につながる可能性があることに罪の意識を抱き、その開発に反対の意思を表明していた。本書は、これまでに数多く書かれたオッペンハイマー伝をつぶさに再検討し、その多くに異を唱える。豊富な史料をもとに、彼の足跡を丹念に辿り、政治に翻弄され、欺かれた科学者の実像に迫る。
  • 特攻兵器「原爆」
    -
    1巻3,025円 (税込)
    世紀のスクープ!広島、長崎二つの原爆は 日本人の日本人による地上爆破だった! 資料に基づき、淡々と語られる歴史の真相 序 英国領、日本 第一章 原爆の写真と動画が語る新証言 第二章 原爆爆発の瞬間、広島の空には紫電改しかいなかった 第三章 「日本人は原爆を投げ捨てることによって、再び神の民族になる」という世界平和構想 第四章 英国首相の最高機密文書に「原爆は日本人に対して使用すべき」 第五章 世界初の核爆発は日本の核実験 第六章 原爆が空から投下できない決定的証拠、原子爆弾は高速中性子で起爆する 第七章 広島と長崎の原爆はこうやって爆発させた 第八章 原子爆弾を日本人に使用した目的とは? ・国連ウエブサイトが広島原爆の写真に「A-Bomb Terror」(アトミック-ボム テロ)と記載! ・広島原爆、元安川にクレーターの跡?長崎原爆の爆心地は浦上川? ・米製長崎原爆記録映画は爆心地が黒ベタで隠されている! ・広島原爆は元安川で起爆させられ、長崎原爆は浦上川で起爆させられた可能性を問う本書の仮説は、アインシュタインが手紙で説明した新型爆弾の想定と一致している! ・アインシュタインの手紙を補えば、「船で運ばれ港湾で爆発するこの新型爆弾」は、早期爆発を回避するためにその新型爆弾の原料を巨大な水槽に入れる必要があるため、「飛行機で運ぶには重すぎる」ということになる。 どうも日本は、1939年から1940年の間に世界で初めて核実験に成功したことは事実であり、また、終戦直前まで核実験を実施していたようである。 1940年6月15日発行の米国物理学誌『フィジカル・レビュー』に掲載された同年5月3日付けの日本人の論文には、核爆発の証拠が記載されている。その証拠とは、死の灰とされるネプツニウム‐237を生成したことである。 世界で初めて核爆発が起きたのは、日本だった! 公称の原子爆弾の説明全てが大ウソであると筆者は確信している。 その原子爆弾の実相を踏まえると、日本が自ら原子爆弾を爆発するしか爆発方法はなかったことが導き出される。 このように、広島のウラン爆発と長崎のプルトニウム爆発は、日本列島特有の自然環境と地理と、特攻隊員をフル活用した、一揃いの核実験だったということになるのだろう。 原子爆弾が米国発明の新兵器ではなかった。 この矛盾した状況は、たった2発の新型爆弾で敵を無条件降伏させた世界最強の米国という周知の歴史と、原爆は日本の自爆だったのだから被爆者に対する責任は米国にはない、というジレンマからのほとばしりのようにも見える。 9条関係や被爆関係の裁判で証拠として使用できる大変重要な資料であるマッカーサーの証言(提言)や、日本の学術研究会議による原爆効果の月次リポートなど、日本初の和訳(抄訳)となる英米の史料や資料、複数を含む。

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  • 汽笛
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アジア太平洋戦争が終わり、中国から引き揚げてきた兵隊さんは、長崎の病院で被爆したこどもたちと出会います。ある日、こどもたちのひとりの父親が運転する機関車を、みなで見に行くことになります。寒空を切りさき鳴り響く汽笛の音。それはこどもたちへの励ましであり、原爆への憤りでした――。火傷がひどくても、腕がなくても、たくましく生きている原爆孤児たち。その姿が胸に迫る、平和への祈りをこめた感動の絵物語。
  • 世界は広島をどう理解しているか 原爆七五年の五五か国・地域の報道
    3.0
    1巻2,860円 (税込)
    【目次】 はじめに(井上泰浩) 1章)救いなのか、大虐殺なのか――世界の原爆史観(井上泰浩) *コラム 三人の女性被爆者――世界に届いたメッセージ 2章)アメリカ――ニューヨーク・タイムズと原爆神話の変化、根づいた人命救済(井上泰浩) 3章)イギリス、カナダ、オーストラリア――世論転換と「敵国日本」の記憶(井上泰浩) 4章)フランス――核抑止力と核兵器廃絶のはざまで(大場静枝) 5章)ドイツ、オーストリア、スイス(ドイツ語圏)――記憶の政治と原爆・原発の類似性(ウルリケ・ヴェール) 6章)スペインの回想と糾弾報道、イタリアの忘却(ハヴィエル・サウラス) 7章)中国、台湾、香港――世論と政府の核政策の反映(藤原優美) 8章)韓国――「封じ込め」対「共通の安全」における原爆史観(金栄鎬) 9章)ラテンアメリカ――非核地帯化構想と批判的報道(吉江貴文) 10章)中東アラブ――〈現代の広島〉における関心と苛立ち(田浪亜央江) 11章)ロシア、北欧、アジア、アフリカ(井上泰浩) 12章)原爆報道にみる「核のタブー」(武田悠) 13章)核兵器禁止条約と人道的・段階的アプローチ――「核被災の語り」が拓く人新世の未来(太田育子) 資料 世界の原爆報道一覧
  • 詩とは何か
    3.5
    現代における「詩」の本質とは? 世界最高峰の詩人の1人、吉増剛造が60年の詩業の果てに辿り着いた境地を縦横無尽に語り尽くす。 現代最高の詩人による究極の詩論、ついに登場! 世界大戦、原爆、そして3.11。数多の「傷」を閲した現代における詩の意味を問う。いわゆる詩人の範疇を超え、カフカ、ベケット、石牟礼道子などの「書いたもの(エクリチュール)」へ。さらには文学さえも越え、ジョナス・メカスの映画、ゴッホの絵画、そして音楽にまで。縦横無尽に芸術ジャンルを横断し、あらゆる芸術行為の中に「詩」の真髄を見出す。詩の根源、すなわち「芸術」の根源へと肉迫する稀有の作品。
  • ピンク色の雲 おばあちゃんのヒロシマ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おばあちゃんは、ヒロシマの被爆者。美しいピンクの雲は恐ろしい原爆雲だった。祖母から娘、そして孫へと語り継ぐ、被爆体験と、平和への願い。母の体験を語る宇留賀佳代子と、平和の風景を求めて世界を旅する稲田善樹からのメッセージ。 (※本書は2007 /8 /1に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました。)
  • 亜細亜の勲章
    -
    1巻1,650円 (税込)
    あらゆる人が平和に暮らせる世界を築くには?令和に問いかける一冊。 昭和20年8月、長崎に原爆が投下された。妊娠中に被爆した愛子は娘の英子を生み落として力尽きてしまう。後遺症に苦しみながらも懸命に生きる英子だったが、残された時間は僅かであった。彼女に託され、友人のミコはある人物に宛てた手紙を届けるべくアメリカへ向かっていた。その飛行機の中で誠介と出会う。彼は戦争をなくすために、戦時の悲惨さを伝えるべく世界中の戦地を取材するジャーナリストだった。三人の運命が交わり、物語は展開していく。 【著者紹介】 平 瑠美子(たいら るみこ) 1961年生熊本県出身、熊本市在住 熊本県立熊本工業高校卒業 高校在学中に、寿司屋・郵便局などでアルバイト 卒業後障害者施設 書道講師 司法書士事務所 事業者社会奉仕団体事務局 雑誌社など 多種にわたる仕事を経験した後、 2001年独立 開業雑貨店、書道教室、弁当店などを展開し、現在に至る。 なお、2021年11月よりブログを開設予定

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  • 漆黒の月 長崎原爆投下からの九日間
    -
    朝七時に運動場に集合せよとのことで家の中で鬱々と決められた物を背嚢に詰めていた。赤紙がきたのだ。 父と叔母の被曝体験を礎としたものだ。この貴重な証言の一文字一文字を見つめ、考え、想像していくうちに 「漆黒の月」は生まれたと言っても過言ではない。 (あとがきより抜粋) 長崎原発投下からの九日間を描いた三部作シリーズ第一弾
  • オッペンハイマーはなぜ死んだか
    3.0
    米政府が隠した原爆開発者の被曝可能性。 なぜ「原爆の父」は2か月後の爆心地を訪れたか? なぜ急転直下、長崎に投下されたのか? 戦後76年間つづく情報操作に挑む! 米政府による原爆放射線の医学的影響の隠蔽【いんぺい】と検閲。 一度は投下を止めたプルトニウム原爆をどうしても使いたかった理由とあわせて、タブーの解明に挑む!
  • 飛べ! 千羽づる 新装版 ヒロシマの少女 佐々木禎子さんの記録
    -
    2歳のときに被爆した佐々木禎子さんは、運動万能の元気な少女でした。しかし、原爆による白血病にたおれ、千羽づるにこめた願いもとどかず、12年間の短い生涯をとじました。 級友たちは団結の会をつくり、禎子さんをみまい、はげましつづけました。そして禎子さんの死をむだにせず「原爆の子の像」をたてる運動を全国にひろげます。 平和を願い、原爆のおそろしさを知る、涙と感動の物語。
  • 合作絵画 画文集 原爆ドーム 4000人の心
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヒロシマに原爆投下された8月6日に、毎年原爆ドームの前で合作絵画活動を 行ってきた著者による合作絵画 画文集。 前回出版した『4000人の原爆ドーム合作絵画画文集』でご好評いただき 改訂版を出すことになりました。 宗教の違い、文化の違いが画面の中でぶつかりあい、そして、ゆずりあいも 画面の中で見られます。 絵画の技術ではなく多国籍・異文化・異宗教・老若男女4000人の心の叫びと、 絵を描くことで恨みや悲しみが薄らいでいき、美しい花に変えることができた という被爆経験者の心の軌跡を感じとっていただきたいと思っています。

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  • これでいいのか長崎県
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長崎県とはいかなる県なのだろうか。そのイメージはかなり良い。長崎県以外の九州各県は、それぞれ特徴がありつつも、イヤなイメージが思い浮かんでしまうところも多々ある。 九州の顔ともいえる福岡は、その治安の悪さ(という先入観)から「修羅の国」なんていわれたりするし、その他の県はともかく田舎扱いである。 その点、長崎県はハイカラ、オシャレを筆頭に、海産物やら異国情緒やらに加え、長崎最大の悲劇である原爆投下も、復興を成し遂げた事実から長崎に好意的な見方をもたらすひとつの要素となっている。 このイメージの良さは、ひとえに歴史と地勢に基づいている。長崎の地は古くから海外への玄関口として機能した。 大陸、特に朝鮮半島を経由せずに直接中国へ向かう「南路」は五島列島経由だったし、ヨーロッパ諸国との本格的にな接触は、平戸や長崎を拠点として盛んになった。 特に長崎は、江戸時代を通してほぼ唯一の国際港となり、海外の先進知識の集結地となっていた。 これにより、長崎には異国情緒あふれる街並みが形成され、閉鎖性とは無縁の開放的な気質が生まれたとされている。異国の文化があふれ、開明的で自由闊達な人々、そして広い世界に繋がる紺碧の海などなど。 長崎には明るくオシャレなイメージを喚起させる要素が満ちている。 しかし、このイメージはほとんど長崎市とその周辺のもの。実際の長崎県は、外から見るよりもはるかに複雑。そして統一感などまるでない。 長崎はもともと、天領(幕府直轄地)や小藩が林立していたため、各エリアごとに独立性が高く、まとまりはすこぶる悪い。 このため「県」としてよりも各地域ブロックごとの結束が非常に強く、平成の大合併にあたっては、ブロックごとによくまとまり、日本一の市町村減少率を記録した。 しかし、細かく見ればその過程はしっちゃかめっちゃか。今も合併時の不平不満は根強くくすぶり、マグマのごとくうごめいているという。 開放的で進取の気性のイメージからはほど遠いこの現実。 実は長崎県も、一皮むけばただのローカル県に過ぎないのかもしれない。 我々は、長崎県が置かれている現状と課題、その真の実力と弱点を探るべく、新たに県内を歩き回り、多くの資料を検証した。 そこでみえてきた本当の長崎県とはいかなる姿だったのか、ひとつひとつ解き明かしていく。 豊かな歴史と気風に恵まれた長崎の今を、ぜひ共に見つめてもらいたい。
  • 朔の道 原爆被害は連鎖する
    -
    原爆被害は連鎖する。長崎原爆投下からの九日間を描いた「漆黒の月」。その後の主人公が被爆による後遺症に苦しむ姿と、彼の家族の悲しみを描いた続編となる原爆小説。 主人公優三郎が結婚し、子どもが出来るが、3人の子が次々と亡くな っていく。子ども達の死は原爆の後遺症によるものだろうか。 悲しみと絶望の中で、核の脅威を訴える著者の悲痛な声に耳を傾けて いただきたい。
  • 群青の海 ある被爆者の最後の一年
    -
    長崎にて被爆し、被爆症に苦しみながらも長崎を愛し、長崎に生きた男。彼の瞳には故郷五島の群青色の海が輝いていた。「漆黒の月」「朔の道」に続く、長崎原爆の凄まじさを描いた3部作の完結編。被爆者の父と被爆2世の息子の葛藤は、いつしか核の廃絶に向けてひとつの心となっていく。
  • 暴力論
    -
    いじめ、ハラスメント、性暴力、ヘイトクライム、テロ、戦争、原爆、ジェノサイド……私たちの日常は、常に大小の「暴力」に曝されている。いったい何が暴力を起動させるのか――大江健三郎「政治少年死す」、大岡昇平「俘虜記」、柄谷行人「日本近代文学の起源」、武田泰淳「第一のボタン」、井伏鱒二「黒い雨」、奥泉光「石の来歴」、原民喜「夏の花」、ジョージ・オーウェル「1984年」、ジョナサン・リテル「慈しみの女神たち」など、内外の優れた文学に現れた「暴力」を緻密に追究することによって、闇に包まれたその根源へと迫っていく。群像新人賞評論部門優秀作を受賞しデビューした気鋭が真正面から挑む、力作評論!
  • 教養としての数学――数学がわからない僕と数学者の対話
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 日常から宇宙までを理解する教養としての数学 暮らしのなかのあちこちに「数学」が生かされている 【著者紹介】 [著]キム・ミニョン(Min-hyong Kim) ソウル大学数学科を卒業し、イェール大学で博士号を取得。現在、ウォーリック大学数学科寄付講座教授、ソウル高等科学院碩学教授。 マサチューセッツ工科大学研究員、パデュー大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)教授を経て、韓国の浦項(ポハン)工科大学(ポステック)寄付講座教授、ソウル大学と梨花(イファ)女子大学の客員寄付講座教授を歴任。2011年、韓国人数学者として初めてオックスフォード大学正教授に任用され、2012年にサムスン湖巌(ホアム)賞科学部門を受賞した。キム教授は、「フェルマーの最終定理」に由来する数論的代数幾何学の古典的難問を、位相数学の画期的方法で解決したことで世界的数学者の地歩を固めた。いまは英国に在留中で、大韓民国とを行き来しながら、本来の研究の他に一般向けに数学の世界をガイドする活動を精力的に行い、数学に秀でた小学生から会社員、大企業の役員、さらには数学と縁遠く見えるバレエの専門家にまで数学を教えている。数学の大衆化のための「数学コンサートK.A.O.S」のメインマスターを務め、ウンジン財団、ネイバーコネクト財団などで数学の英才育成のための講義と指導プログラムを企画した。著書に『数学の数学』『素数ファンタジー』『お父さんの数学旅行』『数学者たち』(共著)などがある。 [訳]米津 篤八(Tokuya Yonezu) 早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家。 訳書に『チャングム』キム・サンホン、『J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?』J.Y. Park(以上、早川書房)、『夫・金大中(キムデジュン)とともに』李姫鎬(イヒホ)(朝日新聞出版)、『世界の古典と賢者の知恵に学ぶ言葉の力』シン・ドヒョン(かんき出版)、『韓国近代美術史:甲午改革から1950年代まで』洪善杓(ホンリンビョ)(共訳、東京大学出版会)、『そのとき、「お金」で歴史が動いた』ホン・チュヌク(文響社)など多数。 【目次抜粋】 はじめに 出版にあたって プロローグ 第1講 Lecture1 数学とは世界を体系的かつ精密に説明しようとする意図である 第2講 Lecture2 フェルマー、ニュートン、デカルトによる歴史を変えた3つの数学的発見 第3講 Lecture3 自動運転技術にも原爆にも利用される確率論 第4講 Lecture4 民主主義は数学的に不可能か? 第5講 Lecture5 安定的な結婚をもたらすアルゴリズム 第6講 Lecture6 宇宙は幾何的か、代数的か? 終講 Last Lecture 正解を探すのではなく、答えを探すための道筋をつくる 特講 Special Lecture 数字を使わずに、数学を理解する 奥付
  • 被爆者からあなたに いま伝えたいこと
    5.0
    ふたたび被爆者をつくらないために――一九四五年八月の原爆投下によってこの世の地獄と化した広島と長崎.その苦難の中から立ち上がった被爆者たちは,原爆が心身にもたらす苦しみとたたかいながら,被害の実相を訴え,原爆投下の責任を問い続けてきた.核のない世界の実現を願い,次世代に伝えるメッセージ.

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  • 原子の力を解放せよ 戦争に翻弄された核物理学者たち
    -
    心震わす3人の若者の感動の青春群像。『映画 太陽の子』の背景となった事実に迫る! 太平洋戦争開戦直後、アメリカ軍の上層部にはある疑問があった。それは日本の“原爆開発”。終戦後、その実態を明らかにするため、アメリカは調査団を派遣し、大戦中の日本の核開発の実態を調べた。しかし、その調査結果は機密扱いとなり、長い間、すべてが謎に包まれてきた。NHK取材班は、当時の関係者や歴史家の取材を通じ、アメリカに没収され、戦後埋もれていた歴史的資料を発掘し検証した。そこから、激化する戦争の波に巻き込まれていった核物理学者たちの姿が見えてきた。本書では、知られざる京都帝国大学による原爆研究の真相に迫り、科学研究の「原罪」について考える。
  • ヒロシマ・ボーイ
    値引きあり
    5.0
    日系米国人作家によるエドガー賞候補作!  米国で生まれ広島で育ち、戦後帰米した日系二世、元庭師の老人マス・アライ。マスと同じく原爆体験を持つ帰米二世の親友・ハルオが亡くなり、広島の沖合にある小島に暮らす遺族に遺灰を届けるため、マスは50年ぶりに日本を訪れた。そこで彼は、少年が犠牲になる痛ましい事件に遭遇する。小さな島を訪れた異邦人でしかないマスだが、広島で経験した少年期の傷痕を思い出し、14歳で命を落とした少年のために謎を追う。  日系米国人作家が父親をモデルに、15年間にわたって描き続けた「庭師マス・アライ」シリーズ第7作。このシリーズ最終作では、父親の故郷・広島の現代の情景を鮮やかに活写し、さらに複雑なアイデンティティを持つ主人公の頑固爺の内面を見事に描いて2019年エドガー賞最優秀賞(ペーパーバック・オリジナル部門)最終候補作となった。日本のメディアでも話題となった傑作ミステリが、満を持して登場。 (底本 2021年8月発行作品)
  • 夕凪の街 桜の国
    4.9
    昭和30年、ヒロシマを舞台に一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き市井の人たちにとって戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか。こうの史代が描く渾身の問題作。

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