木原槙子の作品一覧
「木原槙子」の「火星からの来訪者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「木原槙子」の「火星からの来訪者」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
楽しみにしているレム・コレクション。第二期は順調に出版されていて誠に喜ばしいです。
実質のデビュー作である表題作含め非SF短編も含む初期作品集。書かれたタイミングは戦時中でありしかも場所は現在も禍中にあるリヴィウ。ドイツに占領されていたりポーランド領だったりソ連だったりと過酷な経緯を辿る街で、また今も翻弄されています。ホロ・コーストのストレートな場面を描かれた短編も含まれており、ユダヤ人でもあったレムはこんな環境のなかでも作品を書き続けていたのがよくわかります。「ヒロシマの男」も印象的です。発表されたのは原爆投下後の二年後と早く、いかにレムも衝撃を受けていたことがわかります。感情的なじとじとし
Posted by ブクログ
特に印象に残った二作の感想。
『火星からの来訪者』
粗削りながらも、すでに後の『ソラリス』に通じるテーマ──人間にとって“他者”とは何か──が浮かび上がっていたのが印象的だった。作中、謎めいた異星生命体と人類の科学者たちが接触を試みるが、そこに成立したのは「対話」ではなく、どこまでも一方的な「観測」だったように思う。特に、教授が体験する“火星のヴィジョン”の場面は、人間側の希望的観測の象徴に感じられた。リオンが何かを伝えようとしたのではなく、教授自身が「意味を見出したい」という欲望から幻を見たのではないか。この作品を通じて、レムは早くも「知性とは、他者と本当に理解し合えるのか?」という問いを
Posted by ブクログ
全作、当時のレムの置かれた背景からか
戦争の影響を強く感じる
かつ
終わり方がどれも詩的、抽象的なので
面白いからどうかと言われると
面白くはない
でも深く読むと、深く読める文章なんだと思う
そこまで深掘りできなかったけど。
ソラリスを積読してるので
読めるかなー、、と少し不安になる
初期の作品ということで
レムを知りたい方には
いいと思う。
以下は自分の備忘録として。
火星からの来訪者
そのものの想像がちょっとつきにきくかった
人物の特徴もちょっとはっきりしないとこもあり
面白くない
けど、最後までどうなるか気になる作品
ラインハルト作戦
この作品と、ドクトル・チシニェツキの当直は、