作品一覧

  • オッペンハイマーの時代 核の傘の下で生きるということ
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    映画がリアルにわかる われわれは、いまなお「オッペンハイマーの時代」にいる 「前」には戻れない、「後」は見えていない アカデミー賞を受賞したその評伝映画が評判を呼び、あらためて注目を集める“原爆の父”オッペンハイマー。映画を観ただけではわからない原子爆弾の理論な仕組みと実際のメカニズム、トリニティ実験で試されたのは広島型? 長崎型? 原爆と水爆とのちがい、戦後の冷戦体制とのかかわりなどをわかりやすく解く。 物理学300年の知的蓄積が原子爆弾として結実し、それが大量殺戮兵器となっていった過程を、オッペンハイマーを中心にアインシュタイン、ボーア、フェルミなどの科学者の動向をとおして、科学的かつ歴史的に解説する。 文系も理系も必読! ※本書は弊社刊『科学と国家と大量殺戮 物理学編』の圧縮再編集版です。
  • 科学と国家と大量殺戮 物理学編
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    1巻3,300円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 画期的内容! 核戦争、原発問題―原子力をめぐるあらゆる問題を人物を通して科学的・歴史的に解説。 ガリレオやニュートンの物理学からアインシュタインの相対性理論を押さえつつ、キュリー夫妻と放射線、ラザフォードと原子核、リーゼ・マイトナーと核分裂などを解き、オッペンハイマーとマンハッタン計画、原爆投下、冷戦体制、さらに原発、チェルノブイリ、フクシマまでを詳説。 原爆の仕組み(作り方)、原発の原理と実際を明らかにする。専門家の「真意」やレトリックを読み解く方法を示し、自分の頭で考える材料を提供する、文系も理系も必読!
  • 科学と国家と大量殺戮 生物学編 犯罪社会学講義
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    1巻3,520円 (税込)
    本来政治とは無関係だったはずの学問ないし専門的言説が、どうやって政治と接続し、巧妙に利用されていくのか、必読文献を読み解きながら明らかにしていく。 読書案内も充実。
  • 起死回生の読書! 信じられる未来の規準
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    出版業界のすべてのみなさまにお伝えしたい 「なぜ本を読まなければならないのか」 「本が読まれない」ことは業界的問題どころか、文明論的に恐るべき意味をもつ。知的リソースの社会的枯渇は、日本においてのみ進行している。知識人の役割と責任を取り戻すことは後戻りできない課題だ。「ではどうするか」を簡潔に、具体的に提示する。 ★著者7年ぶりの新刊は11月、ほぼ同時に2冊刊行。ぜひ併売を。もう1冊は―― 『絶滅の地球誌』(講談社選書メチエ)本体2000円+税 11月10日刊 ISBN978-4-06-258641-2 ▼地球はいままさに、「6度目の」絶滅の危機に瀕している。その現実を直視すると<種の消滅>と<核開発>をつなぐ線が浮かび上がった! 「読書!」にもつながる大胆な思考が全面展開される。
  • 絶滅の地球誌
    5.0
    1巻2,145円 (税込)
    この地球は今、絶滅の危機に瀕している。毎年5万種の生物が姿を消しているとも言われる現在、地球は六度目の「大絶滅」に突入している可能性が高い。その原因を探るために、一見して無関係に思える「核開発」という主題に取り組む本書は、やがて「ニュー・パンゲア(超大陸)」と呼ばれる現代世界の姿に突きあたり、究極の問いに出会う……。前代未聞のテーマに全身全霊を捧げた著者が現実を直視し、真に思考する驚愕の書!
  • 癩者の生 文明開化の条件としての
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    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 癩者という形象を包囲する政治体の言説配置──。そのうとましくも凡庸な、しかし強大な力の生成を背景にした空間を読み解き、そのなかでの「癩者の生」に向けられた視線のなかに日本の近代化の質を再考する新鋭の論考。

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ユーザーレビュー

  • オッペンハイマーの時代 核の傘の下で生きるということ

    Posted by ブクログ

    本の解説に
    ※本書は弊社刊『科学と国家と大量殺戮 物理学編』の圧縮再編集版です。
    とあるように、わかりやすくまとめられている本だった。

    今年は、日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。

    映画「オッペンハイマー」が12月28日にwowowで放送されるので、その前にこの本を読んでみた。
    原爆について改めて考える機会ができた。
    アカデミー賞を7部門を受賞し、日本側の支点が出てこないというのでも興味があった。

    物理学者から見た、原爆ができるまでの実験や仕組みが理数系に弱くても詳しく書いてある。
    原爆と水爆、原子力発電、それぞれの違いなど細かく書いてある。
    だからこそ、その恐ろしさに改めて背筋が凍っ

    0
    2024年12月25日
  • 絶滅の地球誌

    Posted by ブクログ

    本全体の内容を反映したものではないが、印象に残った部分を。
    テロリストとはだれか。「テロリスト」とはあらゆる身分秩序から排除された者である。彼らは法の下にないゆえに、「容疑もなければ、犯罪の要件すら充たすことなく即座に殺してよい者となる」(263)。「テロリスト」と名指された瞬間、この条件は充足され、その素性や詳細は問われることなく殺される。翻って、「殺されたからにはテロリストにちがいない、という倒立した判断すら罷り通る」(263)ことになる。
    「一般人」の秩序から排除されたとき、あるいは排除された・されていると感じたとき、「一般人」は「テロリスト」となる。あるいは、誰かからそう名指されたとき

    0
    2017年01月30日

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