澤野雅樹のレビュー一覧

  • オッペンハイマーの時代 核の傘の下で生きるということ

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    本の解説に
    ※本書は弊社刊『科学と国家と大量殺戮 物理学編』の圧縮再編集版です。
    とあるように、わかりやすくまとめられている本だった。

    今年は、日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。

    映画「オッペンハイマー」が12月28日にwowowで放送されるので、その前にこの本を読んでみた。
    原爆について改めて考える機会ができた。
    アカデミー賞を7部門を受賞し、日本側の支点が出てこないというのでも興味があった。

    物理学者から見た、原爆ができるまでの実験や仕組みが理数系に弱くても詳しく書いてある。
    原爆と水爆、原子力発電、それぞれの違いなど細かく書いてある。
    だからこそ、その恐ろしさに改めて背筋が凍った。

    降伏間際の日本になぜ、爆弾は広島に投下されたのか?
    三日しかたたずになぜ、長崎に投下されたのか?
    長崎は必要だったのか?
    3個目の爆弾が離陸寸前だったのはほんとか?

    被爆に対しての知識のまだない時代で、
    それは、「人体実験」だったのか・・・

    多大の人力と資本をかけた研究には、「成果」が欲しかったのか?

    スマホやドローンや、GPSにしろ、
    現代の生活に無くてはならない便利なものは、
    かつては軍事の為に開発されたもの。

    戦争の為でなく平和のために、人類すべての為に、
    地球環境のために、どうか国のリーダーは考えてほしい。

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    2024年12月25日
  • 絶滅の地球誌

    Posted by ブクログ

    本全体の内容を反映したものではないが、印象に残った部分を。
    テロリストとはだれか。「テロリスト」とはあらゆる身分秩序から排除された者である。彼らは法の下にないゆえに、「容疑もなければ、犯罪の要件すら充たすことなく即座に殺してよい者となる」(263)。「テロリスト」と名指された瞬間、この条件は充足され、その素性や詳細は問われることなく殺される。翻って、「殺されたからにはテロリストにちがいない、という倒立した判断すら罷り通る」(263)ことになる。
    「一般人」の秩序から排除されたとき、あるいは排除された・されていると感じたとき、「一般人」は「テロリスト」となる。あるいは、誰かからそう名指されたとき、自らそう名指したとき、その瞬間「一般人」は「テロリスト」となる。そして、行為や素性が問われることなく殺されるがままとなる。なぜなら、殺されたからには「テロリスト」であって「一般人」ではなかったからだ。
    したがって、「一般人」は「一般人」の秩序やカテゴリーから外れないように常に警戒し、逆に、ただちに誰かを「テロリスト」と名指すことで、自らが「テロリスト」でないことを明かすべく、つねに相互に監視しあい、相手を出し抜こうとするだろう。共謀罪が成立した世界とはこのような世界である。「テロリスト」とは名指しの問題以上でも以下でもない。「一般人は対象外」という答弁のロジックが孕む違和はここにある。

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    2017年01月30日
  • ドゥルーズ入門

    Posted by ブクログ

    ​冒頭で説明はしているけれど、その内容ならばタイトルと表紙は変えた方がよかったのでは、と思ってしまう。
    著者の本を読むのは初めてだったので人となりが掴めず、この本に書かれている内容からの判断になってしまうけれど、人を見下す感じがちょっと引っかかりました。
    ただ自分の主張と事実だけ述べれば良いのでは、と思うのですが、その論説を知らない・違うものを信じる人を馬鹿にするような感じが、それ言う必要ある…?と。

    また、自分の創作物でない物に対して断言しているところもなんだかな、と思いました。
    スタジオジブリ作品に対してです。
    著者がジブリ作品を好きなのはなんとなく伝わりますが、自分の解釈を絶対と何でできるんだろうと居心地の悪さを感じました。

    話している内容や方向性は、面白い・興味深いと思うことがあったので、
    上記の通りタイトルや表紙にちょっとモヤっとしたのと、嫌みじゃないかな?と思うときに心のブレーキがかかるときがあったのが少し残念でした。
    でも第二章は特に面白かったので、手に取ってみてほしいです。

    完全に自分の中でNGにならなかった理由として、ミソジニーではなさそうだからかな、と思いました。
    キュリー夫人のことはよく知っているのですが、ピエールにフォーカスしたことがなくピエールの女性に対するリスペクトの評価を目にするのが初めてで新鮮であり、自分の中で好感度が上がりました。

    ヒュパティアこの本で初めて知りました。紹介されていた映画見てみたい
    メモ:パンドロシオーン

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    2026年02月20日