カイバードの作品一覧

「カイバード」の「オッペンハイマー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • オッペンハイマー 上 異才
    4.0
    1~3巻1,408円 (税込)
    クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』原案 「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」 ――クリストファー・ノーラン 2006年ピュリッツァー賞受賞作 「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝が、待望の文庫化。 詩や哲学にも造詣が深く、繊細な精神の持ち主であった青年時代(上巻「異才」)。 25年にわたり膨大な数の関係者や家族の証言や史料を丹念に取材し、人類に「原子力」という新しい火をもたらした天才科学者の実像をあぶり出す傑作評伝。 解説/山崎詩郎(上巻) ※本書は2007年8月にPHP研究所より刊行された単行本『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』に新たな監訳・解説を付して改題・文庫化したものです。
  • オッペンハイマー 上 異才

    Posted by ブクログ

    難しい伝記。それでも今の時代と異なる状況でありながらも悩み苦しんだ科学者の姿が人間としてリアルに書かれていた
    現代の人類が核に対してどう向き合うかという問題がより複雑なものなのだと感じた
    決して原爆投下を擁護する訳では無いが、枢軸国側の戦中戦後も絡め、より重みのある事例の印象が強まった

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    2024年07月19日
  • オッペンハイマー 下 贖罪

    Posted by ブクログ

    下巻はマッカーシズムの恐怖に陥るアメリカで、ついにオッペンハイマーが告発され聴聞委員会に呼ばれる。

    オッペンハイマーの水爆開発の拒否や、共産主義に傾倒した女性との恋愛など、それ自体は今でこそ決して批判されるようなものではない。だが、当事のアメリカの共産主義への集団パラノイアの前では、全てが罪である。水爆開発の拒否はアメリカとソ連の核開発競争を遅らせる目的であり、たまたま共産主義に傾倒する女性と付き合ったなんてことはありえない。それは、ソ連との繋がりがあったのでは、と見られるのだ。
    何年もFBIの違法盗聴にさらされていながら、共産主義との繋がりなどほとんど掴むことが出来なかったのにもかかわらず

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    2024年03月18日
  • オッペンハイマー 中 原爆

    Posted by ブクログ

    中巻はいよいよ本格的にマンハッタン計画が始動する。
    だが、この『オッペンハイマー』というノンフィクション本は基本的にロバート・オッペンハイマーその人に注視したノンフィクションであるので、期待していたような原爆開発のプロセスが多く語られることはなかった。
    ほぼ半分はロスアラモス国立研究所の成り立ちから、オッペンハイマー周りの人々との関係がメインで描かれていく。

    そして、もう半分にトリニティ実験や、日本に原爆を落とすまでが描かれているのだが、このあたりはとても興味深かった。
    未だにアメリカ人の多くが原爆が日本との戦争の命運を分けたと考えていると聞いたことがあるが、原爆投下の前、7月の段階で日本の

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    2024年03月13日
  • オッペンハイマー 中 原爆

    Posted by ブクログ

    原子爆弾が完成した後、日本に投下する前に、日本の役人を招いて、爆弾の威力を見せるという意見が出ていた事に驚いた。
    もししかしたら、爆弾の威力をを目の当たりにした役人は、爆弾が落とされる前に戦争を終結させる決断をしたかもしれない。

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    2025年02月16日
  • オッペンハイマー 下 贖罪

    Posted by ブクログ

    被爆国の者として、興味深く読んだ。
    原爆について、オッペンハイマーが中心ではあったものの、時代の大きな流れがあったことがよくわかる。
    原作通りなのか、翻訳がやや不親切なのかわからないが、引用された言葉がどういう意味を持つのか分かりづらいところが多々あったのは残念。
    引用された言葉

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    2024年09月22日

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