紀行作品一覧
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4.6祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中!! 正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定! だが、そもそも著者が留学で培ったのは「行き当たりばったり体力勝負の低コスト海外滞在」ノウハウで、高齢の祖母をお姫様のようにもてなす旅とは真逆のスキルだ。資金面こそ親族の全面フォローがあるが、慣れないツアコン(秘書)役を任命された孫娘の心には不安しかない。 しかし、いざ現地に到着してみれば……大英博物館、ロンドン塔、ハロッズにフォートナム&メイソン、ロンドン三越にオリエント急行、5つ星ホテルのおもてなし、そして憧れのアフタヌーンティー……初めての祖母とのふたり旅は、楽しみもトラブルも山盛りで毎日が刺激的だ。果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか? 頑固で優雅な祖母姫の名言続出! 底抜けにおもしろく、やがてホロリとする――著者がまだ「コムスメ」だった頃の、「自己肯定感」にまつわる極上エッセイ。 ※この作品はカラーが含まれます。
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-アイヌ人口は減少の一途をたどり、2013年の調査によれば16,786人。 一方でその生活文化に注目し、学習する人は確実に増えている。中略~そうした中でここ数年、アイヌ関連観光が推進されている。 アイヌ舞踊ほか文化芸能を紹介するイベントが頻繁に行われ、アイヌの民俗をふんだんに取り入れた漫画『ゴールデンカムイ』が大ヒット。 そして2020年には白老町のアイヌ民族博物館が大々的にリニューアルし、国立アイヌ民族博物館を主軸とする民族共生象徴空間「ウポポイ」へと生まれ変わった。だが―。~本文より。 最果ての町から絶海の孤島まで、日本の隅々を自らの足で歩いてまわる旅作家・カベルナリア吉田がアイヌとは何かを求めて北海道中を歩いてまわった旅記録。 アイヌと開拓、明治以前のアイヌと和人の交流と抑圧の歴史。 そんな記憶が残る場所を訪ね、ある時は有名観光地で観光化が進み過ぎている現状に違和感を感じる。 そしてほとんど観光ガイドには取り上げられない地を歩き、100年前のアイヌと同じ風景を見る。 自分の足で実際に見て感じたアイヌの過去と現在。
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-名所から穴場まで、おばけの伝説地を目指して西へ東へ! “あの”名コンビ+αが、全国各地に点在する伝説地を訪ね歩く。 茨城の旧家に受け継がれてきた「河童の妙薬」を譲り受ける。 鬼のスーパースター・酒呑童子と茨木童子の出生地を探して新潟へ。 高い山が少ない房総半島で、あえて天狗を訪ねる。 『稲生物怪絵巻』の舞台・広島には京極夏彦氏も参加。 江戸の七不思議から「妖怪」を七つピックアップ。 国道16号沿いに分布するダイダラボッチ伝説を強行軍で巡る。 伊豆大島に伝わる民間信仰「日忌様」の謎を追う。 九尾の狐と殺生石を求めて栃木と福島へ――。 ときに手を取り合い、ときに罵り合い、一喜一憂しながら「妖怪馬鹿」が各地を廻る。 妖怪ライター・村上健司による探訪記&妖怪研究家・多田克己による解説で、ゆるく、深く楽しめる! 今日からあなたも妖怪旅おやじ!? 雑誌「怪と幽」創刊号から続く人気企画が待望の書籍化。
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4.0■読めば奈良がもっと好きになる! 仏教美術の殿堂として知られる奈良国立博物館の学芸部長として、正倉院展をはじめ、多くの展覧会を運営してきた著者。奈良の寺社や伝統行事、宝物、それらを守り伝える人々と接するなかでみつけた奈良の魅力や、研究者として発見した心温まる歴史秘話などを、専門である仏教史を交えながら綴ったエッセイ集です。 仏教研究に裏打ちされた豊かな知見を引き合いに出しながら、それでいて文体は易しく、語りかけるように奈良のすばらしさを物語ります。 [目次] 1 大仏さま、こんにちは 大仏さまにラブレター/大仏さまは音楽が好き/光明皇后を慕う/平城遷都1350年に向けて…… 2 悲しみから立ち上がる 大地との絆/心を開く/桜をみる/救いとは何か/玄奘三蔵を慕う/六月に生まれて/海のある奈良…… 3 時を超える祈り 叡尊の祈り/大三角トレード/正倉院宝物の力/蘭奢待/久我高照門跡…… 4 先人たちの物語 こんな人がいた!/五月二日/貞慶展へ行こう!/抱き合う仏さま/古事記を読む…… 5 あまねく、仏教愛 大仏と大仏/無初徳始/フェノロサと奈良/だいじょうぶ/聖武天皇の字を書く…… 6 博物館の日々 国宝薬師寺展/言葉の力/観音さま/興福寺の仏頭/風が吹いた/やなせたかしさん…… 7 大和ごころのありか 文化創造学科/式年造替/璉珹寺/遣唐使に学ぶ/鑑真和上に会う/好胤さんの17回忌…… 8 共振 三碓小学校/高野山の開創/談山能/鑑真和上への旅/奈良時代の福祉と医療/忍性菩薩…… [著者プロフィール] 西山 厚(にしやま・あつし) 半蔵門ミュージアム館長、帝塚山大学客員教授、奈良国立博物館名誉館員。徳島県鳴門市生まれの伊勢育ち。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。奈良国立博物館で学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を企画。主な編著書に『仏教発見!』(講談社新書)、『僧侶の書』(至文堂)、『別冊太陽 東大寺』(平凡社)など。奈良と仏教をメインテーマとして、人物に焦点をあてながら、さまざまなメディアで、生きた言葉で語り、書く活動を続けている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『語りだす奈良 118の物語』(2019年6月15日 第6刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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4.0■『日本書紀』編纂1300年!悠久の舞台探訪 疫病を克服した古(いにしえ)の日本――神仏を畏れた真の理由とは? 神道の第一人者が解説する、『日本書紀』から垣間見る、この国の成り立ちと文化・歴史の真実。古代、神社とは、たんなる宗教と信仰のための施設ではなく、まつりごと=政治の中枢であり、天皇や豪族は神を祀る祭司としての役割も担っていた。 また、日本に仏教が伝来した6世紀半ば以降には、神社とともに寺院も政治と権力の装置として機能するようになった。 こうしたことを証言するのが、神話と初代神武天皇から7世紀の持統天皇までの歴史をまとめた『日本書紀』である。 そこに登場する寺社は日本の歴史と信仰、そして文化の骨格となったものばかりである。それらがいつ何のために建てられたのか、歴史や信仰の世界でどんな影響を与えたのかを、『日本書紀』編纂1300年のいま、謎解き風に解説。 [目次] 第1章 ヤマト王権を確立させた知られざる大神社の秘史 第2章 古代の伝説・事件の舞台となった社寺の謎 第3章 飛鳥の古寺・廃寺の正体 第4章 なぜか日本書紀が語らない有名古社寺の謎 <著者略歴> 三橋 健(みつはし・たけし) 1939年、石川県生まれ。神道学者。神道学博士。國學院大學文学部日本文学科を卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。1971年から74年までポルトガル共和国のコインブラ大学へ留学。帰国後、國學院大學講師、助教授を経て教授となる。1992年、「国内神名帳の研究」により國學院大學から神道学博士の称号を授与。定年退職後は「日本の神道文化研究会」を主宰。『神社の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『図説 神道』(河出書房新社)ほか著書多数。 <執筆協力> 古川順弘 (ふるかわ・のぶひろ) 1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)。『古代神宝の謎』(二見書房)、『神と仏の明治維新』(洋泉社)ほか著書多数。 【写真提供】 Adobe Stock、写真AC、国立国会図書館、古川順弘 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『日本書紀に秘められた古社寺の謎―神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏』(2020年7月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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-「強く惹かれる国が、“前世の幸せな記憶”だったとは! 心の欲する場所へ旅立とう!!」(『ガンジス河でバタフライ』の著者・旅人・エッセイスト)たかのてるこさん推薦! 前世の記憶を辿る旅、聖地・パワースポットを巡る旅、トラウマを克服する旅、天使を探す旅、巡礼の旅……海に潜り、山に登り、砂漠を縦断しながら訪れた国は50カ国以上。スピリチュアル界の第一人者・山川亜希子さんが、心に残る旅を紹介。エジプトのピラミッド、エルサレムの悲しみの道、スペインの大聖堂、アルメニアの教会での神秘的な体験や、ベストセラー『アルケミスト』の著者パウロ・コエーリョ、フィンドホーンの創設者アイリーン・キャディ、『聖なる予言』や『アウト・オン・ア・リム』に登場するマチュピチュなど、翻訳した本の原作者や舞台を訪ねる、著者ならではのエピソードがいっぱい。まだ見ぬ国が、あなたの魂の故郷かも……。思いたったら気軽に出かけてみませんか?
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4.0「戦争と人間」に迫る思索の旅エッセイ。 1815年地中海に浮かぶ流刑地エルバ島を脱出したナポレオン・ボナパルトがサン・ジュアン湾に上陸して、再び天下を取るために都パリを目指し進軍した「ナポレオン街道」。現地実際に辿り、ナポレオンの子孫の取材なども交えながら、「英雄」「戦争」とは何かを綴った思索の旅エッセイ。征服者が繰り返し現れるヨーロッパにおいて、プーチンにはなくて、ナポレオンにあったものとは? 貧しいコルシカ島に生まれ、軍事の天才として頭角を現し、皇帝にまで上り詰めたナポレオン。法典を整備し、道路やルーヴル美術館、競馬の基礎を作るなど、数々の偉業を成し遂げながらも、ワーテルローの戦いに敗れ、セント・ヘレナ島に流され、孤独な最期をとげた。「英雄」の一生を紐解きながら「戦争と人間」の本質に迫る。当時の貴重なカラー写真も16ページ収録。27年前に週刊ポスト誌で連載していた「ナポレオン街道」(1996年7月26日号~1998年2月13日号)に加筆、修正して編集したもの。 ※この作品はカラーが含まれます。
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4.3※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロスでメジャーリーグ観戦、 グランドキャニオンで日の出に圧倒され、 ニューオリンズではジャズを聴きながらシーフードに舌鼓♪ そして念願叶ってのフロリダ、ディズニー・ワーーールド!!! 大自然・グルメ・エンタメ情報満載で贈る、フルカラーコミックエッセイ。 ★アメリカ横断、実際にかかった費用は ★メジャーリーグやディズニーワールドの楽しみ方 ★夫婦ふたりで長旅を楽しむ秘訣とは…etc 旅好きのためのお役立ちコラムも多数掲載!
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4.4※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 メキシコはラテンのバリだ!「バリ島バリバリ」「ばんばんバンコク」でおなじみKuma*Kumaのトラベル本第3弾!今回のターゲットはKuma*Kumaがかねてより恋焦がれていた国、情熱のラテンアメリカ、メキシコ。陽気で人なつっこいメキシコ人、絶品のオアハカチーズ、巷にあふれるガイコツグッズetc...。見どころいっぱい、おいしいものいっぱい、ヘンなモノいっぱいのメキシコを存分に堪能できる新しいメキシコガイド。
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4.5一九八〇年、『時刻表2万キロ』の著者は全線乗りつぶしのため台湾へと向かった。戒厳令下で日本人観光客は団体ツアーばかりの当時、阿里山鉄道を筆頭とする狭々軌鉄道や、開通したばかりの超特急、砂糖会社線などを八日間で乗り尽くす。その後の八三年、九四年の全島一周達成の紀行を増補した著者台湾紀行の完全版。〈解説〉関川夏央 (目次より) 台湾鉄路千公里 1 一九八〇年六月二日(月) 桃園国際機場/台北車站/自強号、往高雄/空襲警報時旅客須知 2 六月三日(火) 莒光号餐車/対号特快車/阿里山森林鉄路/呉鳳旅社 3 六月四日(水) 台糖公司虎尾総廠路線/集集線/海線、山線、循迴追分線/台中柳川西路 4 六月五日(木) 東勢線・内湾線/淡水線・新北投/台北夜場 5 六月六日(金) 濂洞・侯硐・菁桐/嶮路北迴線/花蓮新站 6 六月七日(土) 花蓮港/太魯閣峡/狭々軌特急、光華号/台東市 7 六月八日(日) 公路局公共汽車、金龍号/屏東線、東港線 終 章 あとがき 台湾鉄路千百公里 台湾一周二人三脚 台湾一周、全線開通 解説(関川夏央)
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4.1いつか「ワールドツアー」をするという夢の下見のため世界一周の旅に出たナオト。カオサン通りで偽IDゲット、パレスチナのPLO議長府でアラファトさんに生歌披露、サルバドールのカーニバルで侍魂炸裂……。行く先々で路上ライブを勝手に行い、草サッカーに無理矢理混ざる。溢れる情熱と行動力で現地の人の懐に入り込むナオト、旅の記録。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名画が生まれた場所へ、パリから列車旅! フランスコミック旅行記第2弾! 大のモネ好きの著者が、画家ゆかりの地をめぐるコミック旅行記。 生前モネが住んだ家や、手をかけていた庭、作品の画題となった浜辺や風景、花々たち。 パリから列車に乗って、ジヴェルニーやル・アーヴルなど4つの都市や街を旅行。 地方ならではのフランスの雰囲気とモネの作品の背景が楽しめる旅本です。 【目次】 はじめに 今回の旅について パリ→ル・アーヴルイラストMAP モネの足跡をたどる旅・1日目 ヴェトゥイユ モネの足跡をたどる旅・2日目 ジヴェルニー モネの足跡をたどる旅・3日目 ルーアン モネの足跡をたどる旅・4日目 ル・アーヴル 旅のおまけ
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-慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと――。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる随筆十七篇、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。豊かな海山や在所の人々へのあたたかな眼差しがにじむ文庫オリジナル作品集。〈解説〉小山田浩子 目次 Ⅰ 広島風土記/志賀直哉と尾道/尾道の釣・鞆ノ津の釣/因島半歳記/鞆ノ津/鞆は生き慣れた釣り場/消えたオチョロ船/大三島/大三島の樟の木/備前牛窓/ふるさとの音/備後の一部のこと/故郷の思い出/備南の史蹟 * 因ノ島(小説) Ⅱ 疎開日記/疎開余話/在所言葉 * かきつばた(小説) 『黒い雨』執筆前後(談) Ⅲ おふくろ/半生記(抄録)
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3.1あやしい探検隊でやり残したことがあったのだ! シーナ隊長は隊員とドレイを緊急招集。北海道での「極貧 ・自給自足旅」への出発を宣言した! でっかい牡蠣に毛ガニが乱舞、サカナも大漁。もちろん酒も忘れずに。順調なお貰い旅の行方はしかし、予想外の結末に!? 酔いどれオヤジたちによる行き当たりバッタリなバカ旅は健在! 大笑いたっぷり(たまに)感動間違いなし。十数年の時を経て帰ってきた、本家「あやしい探検隊」!! ※本書は、二〇一一年に小社より刊行された単行本『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』を改題の上、加筆修正のうえ文庫化したものが底本です。
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-この小さな本は、身近な旅の、おすすめスポットをご紹介する案内記です。気晴らしに探訪してほしい、関西の22ヵ所を選りすぐっています。 「所変われば品変わる」という諺があります。人の暮らす土地が異なれば、風俗や習慣も多種多様だ、というような意味です。旅好きな人たちの間で言い交された諺かな、と私は思っています。グローバルな世界と比べれば、「関西」という箱庭的な狭い地域であっても、私が訪ねた22の土地は、それぞれの習わしだけではなく景観、歴史や風土など不思議なほどに違っていました。 旅する季節により、この22の面白スポットもまったく異なる装いを、読者の皆さんに見せてくれるに違いありません。日々の暮らしに退屈したら、ぜひ、ぶらり探訪のんびり旅にお出かけください。新たな発見と、思いがけない出会いを求めて。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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5.0北海道に生まれ、50年の登山歴を持つ著者は「北の自然が異常な速さで変化」していると感じ、それは山の自然だけではなく「全体がとりかえしのきかない破壊」にさらされているのでは、という不安を抱く。そこで自分の目で現実を確かめ北海道の全体像をとらえようとする。その方法として著者は、「山や川の地理を記録しているばかりでなくアイヌびとの生活や和人のコミュニティ」も丁寧に記録している松浦武四郎の『東西蝦夷日誌』を参照する。この書を「自然と人間との関係を」考え直すために適した「テキストブック」と位置づける。著者は、可能な限り松浦の旅に準じ、全行程をあるく。
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5.0発酵はアナーキーだ!「茶馬古道」からインド最果ての地へ至る壮大な旅 アジアの巨大な地下水脈をたどる冒険行。「発酵界のインディ・ジョーンズ」を見ているようだ! ――高野秀行(ノンフィクション作家) 自由になれ――各地の微生物が、奔放な旅を通じて語りかけてくる。 ――平松洋子(作家・エッセイスト) ・驚異の“高地サバイバル”発酵食〈チベットのバター茶〉 ・謎の漢方麹×プリミティブ蒸留でつくる〈リス族の白酒〉 ・ヴィンテージほど価値が高い、微生物発酵のプーアル茶 ・納豆コケカレーにどぶろくを合わせるネパールの発酵×スパイス文化 ・インド最果ての地で、アジア最古の糀文化を守り続けてきた一族……etc. 前人未到の旅がいま幕をあける! 壮大なスケールでアジアの発酵文化の源流が浮き彫りになる渾身作。
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3.8日本人旅行者はナメられている。 歓楽街に行けば、最も高い外国人料金を要求され、ピックアップバス乗り場では「おとなしい日本人だから」と後回しにされる。強盗は金持ちの日本人を真っ先に狙うし、白人バックパッカーはイエローモンキーと吐き捨てる。俺にはそれが耐えられん。 「日本人ナメんじゃねーぞ」インド人を締め上げる、ガンガーに流されたバックパッカー、暗くてジメジメ・タイの留置所、ガンジャの宴、密入国ミッション、盗掘だらけのブラックマーケット、オーバーステイの限界は?、突然割れたフロントガラス、黒目がグルグル動く売春婦、ヨハネス名物襲撃事件……。 己の欲望のまま旅を楽しむ肉体派ライターの過激で笑える本能の旅行記。
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-失踪した男が作った〈鳥〉の旋律は、インドの民衆に受け入れられ、弾き継がれていた 六つの指穴を持つ縦笛による八小節の音のくりかえし、あの突き刺すような断続音ではじまるメロディー。あれは、ほんとうに〈鳥〉のテーマだろうか。かつてのバンド仲間ジョーの行方を追って、鷹取は日本を飛び立った。苛酷な地インドで彼が見たものは、貧困やカーストにもめげずに逞しく生きている少年たちの姿だった…。 ジャズやインド音楽といった要素を取り込み、失踪ミステリとしてもハードボイルド小説としても高く評価された紀行小説・ジャズ小説の傑作。第2回角川小説賞受賞作品。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
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5.0また日本で一からやり直しだという私に、彼女は「せっかくだから、この機会にどこかをまた二人で旅しようよ。まだ子どももいないし、今じゃなければ出来ないことをやろうよ。アフリカなんかいいんじゃない?」と言った・・・ オーストラリアの片隅で、運命的な出会いを果たした旅人二人が、海外生活に終止符を打ち、日本でのリスタート記念にとアフリカ大陸を半年間かけて縦断。 たった1台のバイクに、140キロに及ぶ所帯道具を積み込み、15か国26000キロに及ぶ道のりを走りぬいた。 サハラ砂漠を越え、キリマンジャロにも登った。 生々しいリアルなアフリカが、30年の時を超え、今、ここに鮮やかに蘇る!
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4.2ワクワク、どきどき、アフリカってホントに面白い! 私にとってアフリカは、生きることの楽しさを教えてくれた恩人です。 アフリカに住み10年以上がたちましたが、長い年月が過ぎても決して飽きることなく、ますます新鮮な感動とワクワクするような驚きに満ちた日々を送っています。 厳しい現実の中で、絶大な生命力を輝かせながらイキイキと生きる人々の姿に、ぜひ触れていただきたく思います。この本を読んで「アフリカってなんだか面白そうだぞ」と感じていただけたら、その次は、ぜひ自分の五感で感じるために、アフリカ大陸においでください! あなたの人生の何かが変わるかもしれません!?
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4.0内田百閒「阿房列車」にあやかって、西へ東へディスカバー・ジャパン――。 行くなら冬、と思い立った網走番外地。旧正月ならぬ「旧の万博」、祭りのあとの大阪・千里。雲を見に、夕日を見に行く松江。心酔する百鬼園先生の古里、岡山・古京町……あの頃の日本が息づく大人の旅行記。雑誌連載中に急逝した内田百閒への追悼文「核心」を増補。〈解説〉宮脇俊三 [目次より] 精進落さず――伊勢 手鍋さげたり――長崎 白い墓地――網走 ととらく紀行――能登 留学事前――祇園 はずかしい旅――蒲原 うわの空旅――熊本 大阪さがし――大阪 とにかくハワイ――ホノルル・ラナイ島 牛歩随行――宇和島 おばこ、恙なきや――庄内 眩しかりけり――神戸 三景の末路――松島 わたしの城下町――松江・出雲 白い飛礫の――札幌 滾るまで――秋田 海内旅行――鹿児島航路 ああ名山――富士を見に行く 旅に病んで――高山 美しや毒の島――徳之島 百鬼園先生町内古地図――岡山 裸体写真撮影行――奥日光 北海わいん唄――池田町 細胞入替え旅行――ヤング京都 解説 宮脇俊三 巻末エッセイ「核心」
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3.7「あやしい探検隊」シリーズの第5弾が電子書籍で登場。「マサイ族の正しい雄姿をこの目で見たい!」とアフリカ入りした椎名誠隊長率いるあやしい探検隊。ライオンやカバ、シマウマなどが生息するサファリを行く。そして、一行はキリマンジャロ山頂を目指す! 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 <目次> 第一章 熱風草原でライオンに笑われる バカたちは西へ向かった ボンベイで卑屈化する カルピス青年はナニワ訛りだった ワニ眼画伯、心の父と会う ハーレムの雄ライオンは眠たげだった 色っぽいシマウマのケツ マサイはアフリカの又三郎だった カバがみんなでカバカバ笑う 旅の空で日本の女を語る 第二章 キリマンジャロでたとこ勝負 共産マサイの国へ コンバット・カメラツアー なんのなんのとマンダラ小屋へ 第二キャンプでダメ化する 酸素パーティの夜はふける ナイロビの闇に絶叫が走った 第三章 インド洋でスルメを焼いた 迷惑な便所サンダル男 真昼のスルメ・パーティ 戦いはまだ終わらない さらばバカデカ大陸 単行本あとがき 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき
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-椎名誠を中心に結成された「東日本なんでもケトばす会」、別名「あやしい探検隊」の冒険エッセイ。 冬山から粟島、八丈島、福島と縦横無尽にかけまわる。マニラやパラオでの旅の記録も収録。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 *当時の写真を可能な限り復元していますが、判別困難なものも含まれていますのでご了承ください。 <目次> なぜかはわからぬが戦いの夜明けがきた! 赤手袋欠航記 必死の為替男、あかつきの脱走 布団屋が虚空に吼(ほ)えた釜谷の乱闘 火吹きの長谷川とバカデカフライパン 山田君たちのナベカマ攻撃 隙眼(すきめ)車掌のミステリー・トレイン 焚火(たきび)音頭の夜は更けて 粟島ドラゴン夜半の凶器攻撃 ドレイの逃亡 藍ケ江戦艦はバカデカ波に砕けた 極辛海域午前一一時の逆襲 南国ツバメ島へひたすら逃げる サンミゲルよ永遠に…… マニラは今日もラー油だった 不思議島のフシギなカツドン ああもうダメ……とシャコ貝は言った 街は冬 福島県警の赤色勝負 さすらいのベタ足北帰行 あとがき 文庫版あとがき 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表
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-山越え、海越え焚火を囲み喰いに喰ったりあの味この味。 タヌキ汁はなぜうまいのか? 猪肉はなぜ牡丹というのか? タケノコの地獄焼きとは何か? 古くからおなじみの食材をめぐっておなじみの焚火集団が大研究、大満足、大激論!! ご存じ椎名隊長率いる“あやしい探検隊”その料理長リンさん(林政明)とともに北は北海道から南は沖縄まで土地土地の食材、焚火料理を求めて東奔西走南船北馬。リンさんの料理実践記、喰えばわかった座談会と、面白くてためになるとはこの本のことだ。 【ご注意】※この作品はレイアウトの関係でお使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品はカラー写真が含まれます。
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3.5「東日本何でもケトばす会」がさまざまな島に旅する「あやしい探検隊」」シリーズの第三弾。 与那国島でカジキマグロ漁にのぞんだり、イソモシリ島でカニ鍋をつついたりと旅情をそそる冒険エッセイ。怪しいラッキョ仮面が登場するスリランカの旅やモルジブでのカツオ釣りも収録。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 *当時の写真を可能な限り復元していますが、判別困難なものも含まれていますのでご了承ください。また、復元が不可能な画像はカットしております。 *書籍版ではモノクロだった画像を7枚分、カラーで復元しました。また、書籍版未収録の4枚のカラー画像を追加しました。 <目次> 与那国島 シケの東シナ海でカジキマグロに偏愛する 瓢箪島 うけけけ、と泡だち海ボウズが夜更けに笑う 由利島 公衆電話をヤブ蚊が守る怪しの無人島 猿島 オシルコ波のむこうに浮かぶ「サルではなくてネコ」の島 浮島 ゴーマン・ハラダチお説教島の夜は更けない スリランカ(その1) ニッポン日和見(ひよりみ)カレーあかつきに玉砕す スリランカ(その2) ラッキョ仮面の凶器攻撃について モルジブ 南海の楽園にカツオブシ島があった 竹生島 カヌーでめざしたドンブリ島 イソモシリ島 北の果ての無人島でカニ鍋を食う 単行本版あとがき 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は「歩き遍路」を十八年五月に終えて、歩いた遍路旅の喜怒哀楽など数多い思い出を日記風にまとめました。歩かなければわからない四国の素晴らしさ、地元の人々とのかかわりを通した体験・体得を多くの方々にお伝えできればと思い、出版しました。 四国には、人との会話、心のふれあいなど、今わすれられている心暖まる貴重な何かが残っており、豊かな心の旅になりました。(著者より)
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-自らの成功体験をもとに書かれたアルコール依存症克服の方法。 重度のアルコール依存症に陥り、社会的破滅の崖っぷちまで追い詰められた著者。しかし、すべてを失う寸前で抜け出す糸口をつかみ、ついに依存症からの脱却に成功する。そんな著者による、アルコール依存症を克服するための方法とは! なぜ著者はアルコール依存症になってしまったのか。さらに年月を経る中で悪化させていき、精神を病むまでに至ってしまったのか。著者自身の飲酒経歴を振り返りながら、アルコール依存症になる原因と悪化の過程が冷静に分析され、それを元にした「克服のための4つのステップ」が示される。 <著者紹介> 阿部 ケニー 一九七三年 愛媛県宇和島市生まれ。 高校卒業後、航空自衛隊に入隊するも一年で退職。その後全国の飲食店を転々とし神奈川県で独立。ミシュランガイドにも掲載され、飲食店合計五店舗を開店させるが、自他ともに認める「大酒飲み」が祟り、徐々に店舗数が減少。最後の一店舗となり自己破産を目前に四一歳でアルコール依存症を自覚、治療を始める。四四歳でアルコール依存症を克服、現在まで断酒を継続中。 アルコール依存症克服後の四八歳で飲食業を廃業。現在、執筆・動画配信活動を続ける。
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-【The Discovery of Angkor Wat】 19世紀、なぞに満ちたインドシナの王国の奥地。その森のなかには地元の人たちのみが知るクメール芸術の至宝がたたずんでいた。フランス人旅行家アンリ・ムオ(1826-61)は、バンコクからカンボジア海岸部、首都ウドン、プノンペン、トンレサップ湖をへて、シェムリアップに到達。そこで見たアンコール・ワットの大伽藍を詳細に記述し、世界に紹介した。 その後、旅を続けたムオは、「冷王が森」を越えてラオスへ足を伸ばし、ついにルアンプラバンに達するが……。情熱に突き動かされて旅を続け、35歳の若さで生涯を終えた探検家の「魂の記録」が読みやすくなって3分冊で登場!! [電子書籍版]第1巻(『アンコールワットの「発見」』の1~10章まで)では、ムオが訪ねたバンコクの街、タイ王宮の様子、またチャオプラヤー河を遡航して着いた旧王都のアユタヤ、漁船に乗ってチャンタブリーへ向かう旅など、タイ篇を収録。 [電子書籍版]第1巻タイ篇の目次 序 第1章 航海 第2章 バンコクの住民 第3章 王宮 第4章 寵妃と娘子軍 第5章 博奕と芝居 第6章 チャオプラヤー河の遡航 第7章 寺とパゴダ 第8章 バンコクへ帰る 第9章 漁船の旅 第10章 山の生活 1939年に刊行された『シャム、カムボヂァ、ラオス諸王國遍歴記』(大岩誠訳/改造社)を改題して分冊、現代仮名遣いに変更。ムオのたどった道など、豊富な図版をあわせて。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストレーター・安西水丸さんが東京都内12エリアを歩き、残した足あとが一冊の本になりました。多様な街のたたずまい、通りかかる名所旧跡や思い出の地が、豊富なイラスト・俳句とともに綴られています。新緑の中「深川めし」を食べる。幼い頃に雨宿りした迎賓館赤坂離宮を通りかかる。勝鬨(かちどき)橋から眺めた夜景の向こうにマンハッタンを見る。止まることを知らず変わりゆく東京において、水丸さんが歩く道は、どこかこうした潮流から解放されている道ばかり。生まれ育った東京を、最晩年の水丸さんはどう捉えたのか。軽やかなまなざしが光ります。 *月刊『なごみ』内連載「メトロに乗って、東京俳句ing」(2013年1月号~12月号)をまとめたものです。
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-「本を開かず、心を開く」 事前に予習し、計画したとおりに進むことが、必ずしも旅の成功ではありません(あとがきより) 旅先で、心を柔らかくし、想像力を広げ、少しだけ注意深く観察することで見えてくるものは? 隣国とのよりよい関係を願いつつ、繰り返し旅したソウルでの心に刻まれる出会いを(1)印象的な人々、(2)自由な食の愉しみ、(3)お金をかけないアクティビティの3つの切り口で綴った随想集。 【内容説明】 ===分量 四六版書籍236ページ相当=== 目次 はじめに 第一章 ソウルで人と出会う ・婦人服売り場の今どきのアガシ(お嬢さん) ・レストランの幸せ家族 ・フライトアテンダントと菓子パン 等、全12編 第二章 食の愉しみは出会いにあり ・二つのカムジャタン ・ソウルの飲食店の「空気」とは? 等、全6篇 第三章 無料で楽しむ、足で楽しむ ・無料イベントを狙え 清渓川周辺 ・大学の博物館 ・漢江を歩いて渡る 麻浦大橋 等、全7編 小さな文化論「韓国の桜、日本の桜」 あとがき フォトギャラリー 【著者紹介】 後藤裕子(ごとうゆうこ)。 東京生まれ、鎌倉在住。 東京大学文学部英語英米文学科卒業。情報サービス会社、国際特許事務所、翻訳会社勤務を経て、フリーの翻訳者として独立。2007年に単行本を初出版。 同年よりブログ(http://yukomaru.blogzine.jp/)を開設し、旅行記、随想、ドラマ・映画評などを精力的に掲載中。
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