多様にして混沌そして日本のモラルや常識がまったく通じない国々・・・それがアフリカだった。
大型トラックバスに乗ってアフリカ大陸を一周。この題名に惹かれ一読した感想は、アフリカは自分の想像を超えた国々だったということ。
平均年齢40歳の国、キリンやゾウが食糧にされ野生動物がいなくなった国立公園。今な
...続きを読むお残る人身売買や奴隷制度。
多くの国では野生動物は絶滅の危機に瀕しており、欧米からの観光客が国立公園に落とす収入で動物の命を繋いでいる。
民族ごとに違う言語も、植民地時代に普及した英語やフランス語によって初めてお互いの部族が意思の疎通ができるようになった事実も本書で初めて知った。
著者は世界13ヶ国から集まった20人と旅をする。
世界各地から集まった彼ら彼女達は年齢も職業もバラバラだが、欧米では仕事を辞めて参加したり長期休暇を気軽に取得して参加しているのが日本と違って面白い。
また参加者の多くは3か国4か国語話せるのが普通で、ヨーロッパではそれが普通なのがちょっと驚きだった。
自己責任に貫かれたツアー旅行。日本では考えられない危険と隣り合わせながらもそれを上回る魅力に満ちている。