エッセイ・紀行作品一覧
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-没後10年特別企画。入門翌年の日記全文と演目の記録 最晩年、「いずれ本になるだろう」と談志が託した若い日々の記録。 17歳の少年は、前座修業の日々を送りながら、1日も欠かさず日記帳に向かっていた。 人形町で100円小さんに小遣をもらう。しかしその場でなくす。その場で探すのも失礼だからよした。——1月20日 噺が又セコになる。どうもおかしい。大きくなりたくない。しかし時は刻々と過ぎ去って行く。あせりが出る。——6月2日 僕には、夢を追うのみで、若さを楽しむ資格がないのであろうか。その原因は落語なのだ。僕の宿命なのかも知れない。——7月9日 【目次】 ■日記 1953.1.1〜12.30 ■演目の記録 1952.11.11〜1954.1.19 談志による一九九九年の追記 ■後記 松岡慎太郎(談志長男) 【著者】 立川談志 落語家、落語立川流創設者。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年11月逝去(享年75)。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今年5月に卒業したばかり、宝塚歌劇団100周年目のトップ・オブ・トップ、元星組・男役トップスター「柚希礼音」さんの初のフォトエッセイ集。いまだかつてない写真点数と、素顔に近い、かっこいい柚希礼音さんとチャーミングな柚希礼音さんをしっかりキャッチ。こだわりのファッションや美容、ご自宅のインテリアまで初だしのものも多々。加えて、退団後初の舞台に向けてレッスン留学中のNYの様子も独占取材。今までになかった「柚希礼音」が見られる1冊に。
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4.71巻2,420円 (税込)この論文が、わたしを変えた、世界を変えた。 論文のすごさ、面白さを、日本を代表する研究者が熱量高く語る。 宇宙、人体、植物、恐竜、土、火山などなど──さまざまなジャンルの最前線で活躍する19名の研究者たちが「偏愛する」論文について、思い入れたっぷりに語り尽くす科学アンソロジー。 現在の学説の基礎を作った論文、学生時代に出会った宝物のような論文、専門家以外にもその楽しさをぜひ伝えたい論文、ニッチだけれどもこだわりのポイントがすごい論文、論文が持つ功罪を噛みしめた論文など、語られる論文を通して科学という営みの本質が見えてくる。 とっつきにくく見える科学論文は、実はこんなにも面白い! それぞれの論文のすごいポイント、どう読んで何を得たかなど、一流の科学者たちが教えてくれる。論文を書く人も、読む人も、論文を読んだことがない人も、科学を愛するすべての人に。 「もう話したいことが止まらぬ」 「まさに、人間の欲求に応えている仕事と言える」 「この論文よりすごい論文を読んだこともない」 「地味な論文は、しかし挑戦的だった」 「あーこれたぶんアカンやつや」 「ゴリゴリの力業に圧倒された」 「ヒトの常識的思考パターンを凌駕できる科学者が存在する」 ――本文より
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-〈神の子〉にとって物語とは何か? 旧統一教会信者を両親に持つ著者が異国で出会った中上健次の文学。社会問題と文学を斬り結ぶ新鋭のデビュー作! 旧統一教会の信者たる両親のもと〈神の子〉として生まれた著者が、フランスの地で中上健次の文学に触れ、その特異な〈物語論〉に自らの出自を重ねて織り成す論考900枚──文学と社会問題を斬り結ぶ新鋭のデビュー作! 【目次】 問題の所在をめぐって 1・1 中上健次のいう物語とは何か 1・2 中上の議論を追う上で重要なこと 1・3 中上の物語論の位置付け 1・3・1 折口信夫のいう物語とは何か 1・3・2 蓮實重彦のいう物語とは何か 1・3・3 アーサー・フランクのいう物語とは何か 中上健次を読む 2・1 「中上健次」ができるまで(1946-1976) 2・1・1 三つの苗字と作家名 2・1・2 音の人、中上健次 2・2 前期物語論(1977-1982) 2・2・1 物語論の時代背景 2・2・2 差別=物語を読みなおす 2・2・3 近代=物語を読みなおす 2・2・4 小括 2・3 後期物語論(1983-1989) 2・3・1 路地=物語を読みなおす 2・3・2 日本=物語を読みなおす 2・4 余白のなかのリベラリズム(1990-1992) 2・4・1 国際的であることへの問い 2・4・2 人間として生きているということへの問い 2・4・3 総括時代を巻き戻す──少し長めのエピローグ 【著者】 野浪行彦 1987年、愛知県生まれ。私立愛知高校中退。早稲田大学文化構想学部卒業。フランス国立東アジア研究所研究員。ストラスブール大学日本学科講師を経た後、2025年に『フランスで考えた中上健次のこと──宗教二世にとっての社会物語学』(田畑書店)でデビュー。
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3.8かつて地球には、 私たちとはまったく異なる人類が生きていた―― かれらはなぜ滅んだのか? 美意識はあったのか? その精神構造とは? 現生人類(サピエンス)に都合のいい幻想から脱却し、人間という存在を「ありのまま」に理解しようとする情熱的探究の成果! 赤道直下から北極圏まで駆けまわり、30年にわたり洞窟の地面を掘り続けた、第一人者にして考古学界の異端児による初の一般書。 “この先で、もうネアンデルタール人を同類とみなさないこと、つまりかれらは私たちの諸側面を投影した存在ではないのだと考えることが、なぜ重要なのかを説明しよう。完全に絶滅したこの人類は、私たちの抱く幻想をすべて足し合わせても及ばない存在なのに、私たちの視線でがんじがらめにされてしまった。私たちはかれらを同類に仕立てあげ、ありもしない姿に作りあげた挙げ句、無理やり歪めている。だから、ネアンデルタール人に固有の異質さを取り戻すためにも、私たちが抱いているおなじみの親しみやすさを取り除かなければならない。”(「はじめに」より)
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3.6【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 ノーベル賞作家ハン・ガンが3回読んだ本。日常がシャッターを下ろすように中断されると知った時に残った「愛」の記録。 ノーベル賞作家ハン・ガンが3回読んだ本「しばらく外国にいたとき、この本を1日いちど、3回読んだ。毎日読んでもいい本」ーー日常がシャッターを下ろすように中断されると知った時に残った「愛」の記録。『朝のピアノ』は、キム・ジニョン先生が天に召される三日前、意識混濁状態に入る直前まで、メモ帳に書き留められた生の日記である。不安を抱えながらも、冷静さを保とうと努め、前向きな姿勢を取り続ける。生への執着および葛藤、愛着、賛美、そして周囲へ向ける視線、配慮、感謝、愛。音楽や文学で色付けられ、重厚でいてシンプル。そして最期まで守り続けた、人としての威厳。淡々と綴られているにもかかわらず、この日記は奥深い。 著・文・その他:キム・ジニョン 哲学者/美学者 高麗大学ドイツ語独文学科と同大学院を卒業し、ドイツのフライブルク大学大学院(博士課程)留学。フランクフルト学派の批判理論、特にアドルノとベンヤミンの哲学と美学、ロラン・バルトをはじめとするフランス後期構造主義を学ぶ。小説、写真、音楽領域の美的現象を読み解きながら、資本主義の文化および神話的な捉えられ方を明らかにし、解体しようと試みた。市井の批判精神の不在が、今日の不当な権力を横行させる根本的な原因であると考え、新聞・雑誌にコラムを寄稿。韓国国内の大学で教鞭をとり、哲学アカデミーの代表も務めた。バルト『喪の日記』の韓国語翻訳者としても知られる。 著・文・その他:小笠原藤子 上智大学大学院ドイツ文学専攻「文学修士」。現在、慶應義塾大学・國學院大學他でドイツ語講師を務める傍ら、精力的に韓国語出版翻訳に携わる。訳書にチョン・スンファン『自分にかけたい言葉 ~ありがとう~』(講談社)、リュ・ハンビン『朝1 分、人生を変える小さな習慣』(文響社)、イ・ギョンヘ『ある日、僕が死にました』(KADOKAWA)、ケリー・チェ『富者の思考 お金が人を選んでいる』(小社)など多数。
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-バイセクシュアルだと言っていた一人息子のアレックスから、ある日、「自分はノンバイナリー。男でも女でもないし、男でもあり女でもある」と打ち明けられた母・アミア。理解したい一心から、ジェンダーやLGBTQ+の学びを始めるが・・・。混乱、悩み、行きつ戻りつの奮闘の日々の先に、子供とそのパートナーや夫との関係にも新たな変化が・・・。 ジェンダーマイノリティをめぐる世界の動きに、戸惑う親世代の本音をつづって、共感必至! 【目次より】 この本を開いてくれたあなたに/LGBTQ+を理解するための基本的な用語解説/はじめに/第1章 カミングアウトは突然に/第2章 私には勉強が必要だ!/第3章 ありのままのあなたが美しい/第4章 何がなんでも愛してる/第5章 親にもアライが必要だ/第6章 ノンバイナリーの仲間との出会い/アレックスからエスカへ――私たちのノンバイナリー協奏曲 【著者プロフィール】アミア・ミラー/Amya Miller 1966年、日本生まれ。東京と北海道育ち。ゴーシェン大学で社会学を学ぶ。卒業後は、日本の民間企業や駐日米軍、FBI、アメリカ大使館等で通訳者、翻訳者として活動。2011~20年、東日本大震災のボランティアをきっかけに陸前高田市の海外広報ディレクター、特別顧問に就任する。現在はフリーランスのライターとして活動。著書に『TSUNAMI:Our Shock,Pain,and Resilience』(戸羽太(前・陸前高田市長)共著/TRANS PACIFIC PRESS)など。 本書は初めて日本語で執筆した書き下ろしエッセイとなる。アメリカ・シアトル在住。 https://amyamiller.com
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 言葉に関心のある一般の方から実務者まで、わかりやすく基本が身につく、これまでにない校正の教科書。6つのテーマからなる章立てで、各章に親しみやすい実例と実習課題を豊富に付し、初歩から応用まで楽しく学べる構成とした。本・雑誌・新聞から料理レシピや手紙までの多彩なテーマ設定で、さまざまな分野・職種、生活シーンの校正が体験できる。校正という営みが、言葉と上手に付き合い「生きる智恵」となることをめざす。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 建築史の泰斗であり、異色の茶室建築家としても知られる藤森照信氏が「行ってみたかった」全国の名茶室を実際に訪問。お茶大好きの聞き手・はな氏との異色のコンビのもと、その成り立ちや特徴、時代背景、作り手の嗜好などについて、豊富な知識でわかりやすく解説。各地のお殿様や有力者、茶人らがこだわり抜いて作った、その大胆奇抜かつ自由な発想の面白さを伝えます。藤森先生が自ら手掛けた「あの茶室」もじっくりご紹介。月刊『なごみ』2022年5月~2023年12月号連載「ニッポン茶室ジャーニー」をもとに書籍化。
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4.0病院の医師の視線が患者よりモニターに向かう理由とは? 韓医学の病名が西洋医学より曖昧になるのはなぜ? 同じ「打つ」でも鍼と注射では何が違う? 医療が一つでなければ、 身体をめぐる真実も一つではない。 当たり前だと思っていた景色が一変する 学術(アカデミック)ノンフィクション! 【内容】 西洋医学と韓医学。韓国には二つの医療が併存する。韓医学とは韓国の伝統医学のことであり、医療施設の構造、診療方法、医学用語や薬の処方にいたるまで、西洋医学とは対照的だ。そして、この二つの医学が併存しているという状況は、“病む身体”とそれを取り巻く世界に対する理解が、複数存在していることを意味する。本書は、韓医学にかんする人類学のパイオニアが、フィールドワークの記録を用いて、複数の身体・医療・世界を臨場感たっぷりに描き出すものだ。 “身体は一つの医療で完璧な説明がつくものではない。身体の物質的な側面を強調する医療は、精神的で感情的な側面に対する説明が弱くなるほかない。生きている身体の可変性を強調する医療は、身体の物質的側面に対する説明が曖昧になるほかない。しかし、これらの医療に対する理解を深めると、身体という多次元のモザイクを明らかにしていける可能性が開く。本書が言わんとすることは、まさにこのような複数の真実としての身体だ。” ――1章より 差異について思考することは、両者の対立を煽り、優劣をつけるためではない。メルロ=ポンティ、ドゥルーズ、フィリップ・デスコラ、エドゥアルド・コーンなどの知見も参照しつつ、「異なる存在」をめぐる想像力を再起動し、相互理解の道を模索するための意欲作。 【目次】 はじめに 身体、医療、世界 1章 身体に関する真実は一つではない 01 人類学者、病院と韓医院に行く 02 東アジアの身体、西洋の身体 2章 診断、身体を知る 01 初対面、診療室 02 対象の固定と、流れを読むこと 03 再び、診療室にて 3章 医学用語、身体を述べる 01 病の名前 02 幾何学的な想像力と脈象の想像力 03 医学と美術、表現の問題 04 先行する枠組みと後行する定規 4章 鍼、身体の可能性を手伝う 01 「治療」ではない「治」 02 自ら運行する身体 03 濃密なアナロジーのネットワーク 04 ネットワークを揺らす鍼 5章 薬、身体の外にある存在と共に治を行う 01 二人の患者、二つの処方 02 製薬と処方 03 成分と薬性 04 人間的なるものを超えた存在と世界 おわりに 「先」の想像力のために 付言 用語解説、または用語解明 日本語版に寄せて 訳者あとがき 参考文献 【装画について】 装画は脈診の場面を描いたもの(原書より)。「患者の脈が打てば、脈をとっている医師の指も振動する」。脈診については3章02節を参照。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者の漫画家、さかもと未明さんは、約10年前に難病である膠原病を発症し、完治することがなく、さらに体調が悪化していくことに絶望の日々を送っていた。 そんな彼女はシャンソンを歌うことに目覚め、CDを録音するまでに。 さらには、パリのモンマルトルにあり、ピカソやユトリロなど著名な画家や作家、シャンソン歌手が集ってきたキャバレー・シャンソニエである「ラパン・アジル」と出会い、生きる力を取り戻していく。 彼女の「ラパン・アジル」との出会いと再生の物語を主軸に、200年以上の歴史を誇り、今なお芸術的な輝きを放ち続ける「ラパン・アジル」の歴史と今日の姿を多数のビジュアルとともに紹介する。 2024年7月に開幕するパリ五輪で、パリの街への関心が高まる時期の発刊であり、モンマルトルのガイドブックとしての側面も見逃せない。 【著者プロフィール】 さかもと未明(さかもと・みめい) 漫画家、画家、作家。神奈川県生まれ。 玉川大学英文科卒業後、商社勤務を経て漫画家に。 その後は、評論活動やテレビ出演も多く、歌手デビューも果たす。 2007年に膠原病と診断され、さらに発達障害だったことも明らかに。 現在は、画家として創作活動を続けながら、歌手としてのライブ、舞台のプロデュースなども手掛ける。 著書は、『マンガ ローマ帝国の歴史』(全三巻、講談社)、『神様は、いじわる』(文藝春秋)、『まさか発達障害だったなんて』(星野仁彦氏との共著、PHP研究所)、『わたしの居場所はここにある』(海竜社)など多数。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
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4.7『弱虫ペダル』渡辺航 推薦!! 夏のフランスは華やかでおもてなしも上手だ。 生活の横をレースが通過する!愉しく感動的な旅行記。 美しい田舎町を駆け抜ける選手たち、道端で出会うヴァカンス中の人びとの熱狂── 食、宿、自然etc…普通のガイドブックには載らない、 フランスの原風景を体験できる“特別な3週間”の道しるべ。 小俣雄風太×辻啓 ポッドキャスト 書き起こしも抜粋収録。 ツールがやってくる日は町や村を挙げてのお祭りだから、たくさんの住人たちが通りに出ている。大体の場合、彼らはそこそこに酔っていて、異国からの訪問者に、わが町を自慢しようと朗らかに話をしてくれる。ツールを追わなければ出会うことのない彼らヨーロッパの市井の方たちとの、こうした束の間の触れ合いがたまらなく好きだ。 ガイドブックに載ることのない、日本では誰も名前を知らないような町や村を 訪れることができる。これこそがツール取材の醍醐味。(本文より)
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4.0いっぱしの文学(なおき)賞を受けながら異国で出家した老作家の乞食(こつじき)修行! その年、生きるに難しい国・日本からタイへと生き延びた「我(われ)」は、 終(つい)に古都・チェンマイでテーラワーダ僧となり、裸足で「食」を乞うて歩き、 来し方と人の世を考えた—〈雨安居〉(パンサー)100余日の全記録— タイの僧侶は肉食で肥満体?! 仏教国が高齢少僧社会?! 僧房の隣で居酒屋が爆音を出して眠れない?! 『遠い国からの殺人者』で第101回直木賞を受賞した作家で、シンガーソングライターでもある著者。さまざまな顔をもち、今なぜ、タイで僧侶となり托鉢するのか。その心情を赤裸々に綴った日記。本文には、チェンマイで托鉢している著者や、僧侶の日常、現地の人の温かみある姿を伝える写真もふんだんに掲載。
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-赤江珠緒、タサン志麻、高尾美穂、堀井美香、佐藤友子。かざらない5人の人生の軌跡を追ったインタビュー集 フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんな彼女たちの等身大の言葉のなかに、あなた自身が大切にしていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 【目次】 「面白さ」を大事にするひと 赤江珠緒 モヤモヤを行ったり来たりする/山をぐるっと回って考えたい/「物語」から人間心理を学ぶ/「心がタフ」で続いてきた ほか 「納得」を大事にするひと タサン志麻 自分の思いをうまく言葉にできなかった/不器用だからこそ誰よりも努力した/心が動く就職先を探し続けた/「なんか違う」をごまかしきれなかった ほか 「意志」を大事にするひと 高尾美穂 自分は「凡人」だと感じたから/嫌がらせする人を達観して見ていた/好きなものは高校時代から変わらない/気づけば「人たらし」と言われていた ほか 「普通」を大事にするひと 堀井美香 人に見つからないように全力疾走/「東京の普通」に負い目を感じて/嫉妬しない、口出ししない夫婦関係/人をあまり敵と思わない/メインではない場所が落ち着く ほか 「気持ち」を大事にするひと 佐藤友子 10代で自分をリセットした/「本当の自分」はノートのなかに/自分を広げていくことが心地いい/私のなかの、うるさい友子 ほか 【著者】 月と文社 「日常をもっと、味わい深く」をコンセプトに、雑誌『日経WOMAN』元編集長の藤川明日香が2023年に立ち上げた出版社。せつなさ、懐かしさ、ワクワクする気持ちなど、誰もが身に覚えのある感情を、文章やビジュアルで切り取って、遊び心あふれる本や、お守りのように長く持っておきたい本に仕立てることを目指している。2023年12月に第1弾の書籍として、東京を舞台にした大人向け絵本『東京となかよくなりたくて』を出版。
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-60〜90年代のアメリカ文化変換期の真相を豊富なエピソードで綴った禁断(スリリング)の一冊 この本は、タプリンがボブ・ディラン&ザ・バンドのロードマネージャーの時代から、映画製作者、投資銀行家、テクノロジー評論家になるまで、これは一つに繋がったユニークな物語です。その真相を語るにふさわしい何か疑問を持った人物が、常にそのカーテンの後ろにいたのです。グリール・マーカス (Greil Marcus) 『マジックイヤーズ』は、音楽、喪失、美しさ、家族、正義、そして社会的激動を語った魔法のミステリーツアーのような読みものです。―ロザンヌ・キャッシュ(Rosanne Cash) 著者・ジョナサン・タプリン/訳・御影雅良 The magic years : scenes from a rock-and-roll life ©️2022 by Jonathan Taplin All rights reserved 【目次】 プロローグ/1.『蝿の王』の世界/2.ディランはエレキで行く/3.「ザ・サマー・オブ・ラブ」/4.ディランとザ・ホークス/5.プリンストン大学での反乱/6.ザ・バンドのお披露目公演/7.ベアーズヴィルでの暮らし/8.ウッドストック音楽祭―/9.ディラン&ザ・バンドとオン・ザ・ロード/10.ジョージ・ハリソンのバングラデシュ・コンサート/11.ローリング・ストーンズの亡命/12.スコセッシの『ミーン・ストリート』/13.第27回カンヌ国際映画際/14.ザ・バンドの解散と映画『ラスト・ワルツ』/15.ローリング・サンダーからその先へ/16.政治的な映画『アンダー・ファイア』/第17.ディズニーを救え/18.ヴェンダースの究極のロードムービー『夢の涯てまでも』/19.ハーヴェイ・ワインスタインに首を絞められて/20.コンクルージョン 【著者】 ジョナサン・タプリン ジョナサン・トランブル・タプリン(Jonathan Trumbull Taplin)はアメリカの作家、映画プロデューサー、学者です。彼はオハイオ州クリーブランドで1947年7月18日生まれ、1973 年からロサンゼルスに住んでいます。タプリンは1969年にプリンストン大学を卒業。2003年から2016年は南カリフォルニア大学の教授であり、アネンバーグ・イノベーション研究所のディレクターを務め、現在も国際コミュニケーション・マネージメント及びデジタル・エンターテイメント分野の名誉ディレクターです。 御影雅良 広島生まれ。東京と米国のカンザスとニューヨークで青春時代を過ごす。1975年米国出版社に勤務。1984年第1回東京国際映画祭でSFXアカデミーを企画。1991年ヴィム・ヴェンダース監督作品『夢の涯てまでも』のアソシエイト・プロデューサー。2000年全国フィルム・コミッション連絡協議会発起人。2011年から2019年文京学院大学GCI客員教授及び国際プログラム委員を務める。2020年御影英語塾を主宰。
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-カリブ海思想について新たな見取り図をえがく初の本格的な入門書。 西洋列強による植民地支配の結果、カリブ海の島々は英語圏、フランス語圏、スペイン語圏、オランダ語圏と複数の言語圏に分かれてしまった。それらの国々をそれぞれ孤立したものとしてではなく、諸島として見るということ。カリブ海をひとつの世界として認識し、その独自の思想を体系化する画期的著作。これからのカリブ海思想研究のためのリーディングリストを付す。 「web侃づめ」の大好評連載が大幅増補され、ついに書籍化! この海の下で我々は手を取り合う━━。カリブ海思想研究の俊英による待望のデビュー作。 【目次】 序章冒険の季節 第1章ひとつの世界としてのカリブ海 第2章1492を越えて、人間であること 解呪の詩学 第3章カリブ海を定義する者へ 存在論的不純性 第4章神話とカリブ海 悲しくも希望に満ちた叙事詩 第5章出会いを押し進めるために 相互歓待 第6章カリブ海の社会モデル論 プランテーション、多元、クレオール 第7章環カリブ海的経験のクレオライゼーション この海の下で、我々は手を取り合う 第8章カリブ海によるクレオール的時政学 海が歴史である 第9章ミサイルとカプセル 円環性の実践としての弁潮法 第10章ニヒリズムに抗うクロス・カルチュラルな想像力 カリブ海的身体と幻肢 第11章カリブ海のポストモダンの地平 カリビアン・カオス(前編) 第12章カリブ海のポストモダンの地平 カリビアン・カオス(後編) 第13章押し付けられた言語は誰の存在の家か 私−像を描く言語 第14章クレオール礼賛の裏で カリビアン・フェミニズム 第15章クレオールの精神 カリビアン・クィア・スタディーズ 【著者】 中村達 1987年生まれ。専門は英語圏を中心としたカリブ海文学・思想。西インド諸島大学モナキャンパス英文学科の博士課程に日本人として初めて在籍し、2020年PhD with High Commendation(Literatures in English)を取得。現在、千葉工業大学助教。主な論文に、“The Interplay of Political and Existential Freedom in Earl Lovelace's The Dragon Can't Dance”など。
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4.3暗闇が消えると何が失われるのか? 生物学者が詩的に綴る、感動の科学エッセイ。 2022年度 英ウォーターストーンズ ポピュラーサイエンス部門 ベスト・ブック獲得 スウェーデンから、アメリカ、ドイツほか各国で続々翻訳 闇がなければ光はなかった 闇は光の母 ――谷川俊太郎 いま、街灯の照明をはじめとする人工の光が、多くの夜の自然の光を奪っている。その結果、古来から続く生物の概日リズム(体内時計)を乱し、真夜中に鳥を歌わせ、卵から孵化したウミガメを間違った方向へ誘導し、月明かりの下の岩礁でおこなわれるサンゴの交配の儀式すら阻害している。 本書は、人工の光による自然への影響(=光害:ひかりがい) をひもとき、失われた闇を取り戻そうとする呼びかけである。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『猫びより』の連載に未掲載写真を加えて大胆に再構築する岩合さんの最新大判写真集!! 各地の風景に調和した猫たちに心はればれ癒しと感動の岩合ワールドを大きなサイズで。 女木島、香川、広島といった瀬戸内の穏やかな景色、和歌山や大阪、三浦半島、秩父・川越など関西・関東圏にもお馴染みの名所もフィーチャー。 人とともに生きながら野性も失わない熊野古道・滝尻王子の不思議な猫みゃあ、広島県竹原市の観光課長猫・漱石、大阪・法善寺横丁のモーなど魅力的な猫たちが登場。
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-3.11から始まる、一人の科学者の手記。 2011年3月11日、東日本大震災という未曾有の危機に人々が直面したとき、細分化されすぎた科学の専門家集団は、目の前の事態に対して無力であった。その惨状を前に、宇宙物理学を専門とする筆者は「科学者が勇気をもって、社会問題に対して発言する」ことの必要性を痛感し、自身の手記の公開を始める。「本来、科学はひとつである」との思いを支えに、原発事故後の対処策から、津波発生原理の再検討、気候変動、銀河とブラックホール、生命の起源、科学論まで、現代の碩学が12年にわたって語り続けた知的挑戦の記録。 【目次】 はじめに 第1章 福島第一原子力発電所事故 解説 植物による放射性セシウム汚染土壌の浄化について ほか4篇 第2章 地震と津波防災 解説 東海地震について ほか6篇 第3章 天体物理学 解説 降着超大質量ブラックホールにおけるZeV(10^21 eV)加速 ほか8篇 第4章 気候変動 解説 過去2,000年の気温変化と王朝の盛衰 ほか10篇 第5章 生命の起源 解説 蛇紋岩化反応による非生物的メタン噴出 ほか11篇 第6章 種の起源と生物進化 解説 人類の起源:放射線被曝と脳容積拡大 ほか9篇 第7章 科学論 解説 佐久間象山、大山益次郎遭難碑 ほか12篇 第8章 書評 解説 サハロフ回想録 ほか6篇 第9章 ルーツと青春 解説 母の故郷訪問 ほか6篇 あとがき 【著者】 戎崎俊一 1958年山口県生まれ。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年に理化学研究所主任研究員となり、現在に至る。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)などがある。
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-熊野から吉野へ通じる、全長180㌔におよぶ大峰奥駈道。明治の禁制以来ながらく閉ざされていたその南部奥駈道が、地元の山岳愛好会「新宮山彦ぐるーぷ」の努力によって開鑿された1988年、那智青岸渡寺副住職の高木亮英導師率いる精鋭からなる熊野修験団が再興された。以来25年、春・秋二度にわけておこなわれる峯入り(奥駈け)行の参加者は年々増加し、昨年度は200人規模にのぼっている。2002~2003年にはユネスコの世界遺産登録に向けて、和歌山・奈良・三重の自治体と協力し「紀伊山地の霊場と参詣道」の認定評価を得た。参詣道整備事業の中心的役割を担った新宮山彦ぐるーぷには、2004年度「シチズン・オブ・ザ・イヤー」が授与されている。熊野修験団の再生と機をおなじくして、高木氏一行は那智山中の幻と化していた滝行場「那智四十八滝」を綿密なる調査を経て探策する。 本書は、高木氏と長らく行動をともにした坪井幸生氏による「奥駈け」の同行記録を中心に、地元新聞記者・中嶋市郎氏の詳細な滝探査の記録、新宮山彦ぐるーぷを主宰する玉岡憲明氏による山小屋建設レポート「千日刈峰行とその展開」、そして高木氏インタヴュー「熊野修験再興をめぐって」を加えた四部からなる、「熊野の浮上」を願う人々の熱意に満ちた活動の記録である。熊野古道の名解説者としても知られる作家・宇江敏勝氏の序文を添える。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界を席巻した韓国映画『はちどり』にまつわる書籍が待望の邦訳刊行! 「世界は不思議で美しい」 映画『はちどり』はどのようにして生まれ、なぜ世界中の人々の心を魅了したのか。 思春期のうつろう心、家族との葛藤、変わりゆく社会、ジェンダー…。 1994年の韓国から現在地までを紐づける、 微細に紡がれた記憶の記録集。 <ノーカット版の完全版シナリオ> 韓国語訳者の第一人者によって翻訳された、 映画未収録シーンを含んだ完全版シナリオを全文公開。 <映画から社会を見つめる4つの寄稿> 日本でも注目を浴びる韓国の作家・チェ・ウニョン、キム・ウォニョンなど、 豪華な執筆陣によって綴られた、映画を介して社会をみつめる珠玉の寄稿集。 —わたしたちの個性をありのまま認めてもらえていたならば、大人になってからの人生はどれほど変わっていただろうか。 チェ・ウニョン —肉体は死んでも声は生きている。思いもよらぬ事件で命を失った存在から、人生の豊かさを語る音声が流れる。 ナム・ダウン —社会全体が生存と地位の上昇をめぐって競い合う韓国社会において、その秩序に忠実に従おうとする人々には不安という情緒が根幹にある。 キム・ウォニョン —いまの時代の愛というものは、その相手がペットであれ、伴侶であれ、友達であれ、愛する相手より、愛の主体が“愛する”自分を愛するだけである。 チョン・ヒジン <絶え間なき作家同士の対談> 2日間にわたり、女性、ストーリー、創作について語り合った、キム・ボラ監督とアリソン・ベクダル。 対話を重ねるほどに共振する、その作家性。 <日本特別企画・キム・ボラ監督インタビュー> 映画の公開から4年の時を経たキム・ボラ監督に、いま・ここでの話を聞いた。 撮影時の貴重な秘話やスチール写真を交えて語られた、邦訳版オリジナルのロングインタビュー。 —— 目次 1.|作家のことば 2.|シナリオ 3.|あの頃のウニたちへ/チェ・ ウニョン 4.|ヨンジ、わたしたちが失ってしまった顔/ナム・ダウン 5.|崩壊する夢のなかで誰かと出会い、別れるということ/キム・ウォニョン 6.|いま、ここの前日譚『はちどり』/チョン・ヒジン 7.|女性、ストーリー、創作について/キム・ボラ+アリソン・ベクダル 8.|特別インタビュー『はちどり』から4年の時を経て 9.|感謝のことば 10.|日本版に寄せて
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-人々の生活とともにあって、豊かに息づいていた、超自然的な生きものたち―― フェアリー、エルフ、ゴブリン、ドワーフらのイメージは、どう形成され、愛されてきたか。 イギリスが育んできた、妖精信仰と文学的空想を解き明かす。 妖精文化を深く知るための基本書! 翻訳は、英文学者・比較文学者で、妖精学の第一人者、井村君江です。 ===== 妖精を無視して、果たしてシェイクスピアが正しく理解できるだろうか、 チョーサーの『カンタベリー物語』は十分に語れまいし、 マーローやミドルトン、ベン・ジョンソンらの理解も半端になろう。 本書は、イギリスに古代から存在したと想像されていた さまざまな種類の妖精を、その発生から17世紀まで、 主として「チュートン神話のエルフ」「ケルト伝説のフェアリー」 「アーサー王伝説のフェ」の三点に集約しつつ、 その変遷を辿ったものだ。 イギリス人の心の奥底の根深いところに、 妖精たちはさまざまな姿をとって連綿として生きているのである。 ===== 井村君江の評論「英国妖精流離譚」も収録
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅は人生に楽しみや希望を与えてくれます。よく考えてみれば、人生では次の瞬間に何が起こるかは分からないのですが、私たちは未来に希望を持って過ごしています。そして旅は「あした」以後の生活に新しい変化が期待できる、イベントなのです。 現代は数多くの旅の企画が新聞やテレビをはじめ、多くの媒体を通して宣伝される時代になりました。「有名な観光地を非常に安い金額で旅行できる」、「一度の旅行で沢山の観光地を回れる」など、それぞれの旅の特徴が宣伝されています。旅に出ようとする人たちは、その旅の良し悪しを見抜き、参加するかしないかを決めなければなりませんが、実際は老いも、若きもその眼力がないまま旅を選び参加してしまう人が少なくないようです。 旅は新しい知識を与えてくれます。自分に知的財産を増やしてくれる楽しい手段です。だから人々は「あしたの旅」に期待するのです。特に海外への旅は、地球を知り、自然を知り、そして人間活動を知ることによって、人間は自然の中に生かされているという摂理を実感できます。少しの努力で、あなたの旅は物見遊山から自己啓発、より良い人生を歩む旅へと高められます。 広告や店頭での説明から、その旅の良し悪しを判断する眼力を養うには、やはりある種の情報収集が必要です。そんな情報を一冊の本にまとめておくことは、旅を計画している人たちに必ず役立つでしょう。いや、役立つ本を世の中に出すべきなのです。 旅の本によく見られる個人の体験記では、多くの場合、主観や自慢話に終始し、指摘が偏ります。まさにグローバルに役立つ情報が必要なのです。 日頃から考えていたそんなことをまとめ、観光旅行を計画している人たち、特にこれから旅を楽しもうと考えているシニアの方たちの参考になればと本書を執筆しました。ただ分からないのはコロナ禍の影響です。これから少なくとも数年は、新型コロナウイルスの感染の有無や対策が旅を選び、旅を始める重要な要素になることは間違いありません。ロシアのウクライナ侵攻による東ヨーロッパの不安定さも気になります。それらの情報こそがこれまでは見ることもなかった外務省のウェブサイトにある海外旅行者への注意や世界各国の外国人客受け入れ状況などにも、注意する必要があります。旅行会社任せではなく自分の目で確かめることが、自分自身の視野を広げてくれるのです。
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3.5人生は苦しいときのほうが多い。 自分の中にある幸せをみつけていけば 生きやすくなるんじゃないかしら。 無国籍者として貧困と孤独の半生の後、60歳代後半で再び世界に見出されて以来、今なお世界各国で演奏活動を続けているフジコ・ヘミング。 その精神を支えているものは何か。高齢を迎えた現在もひとり暮らしを続け、日常生活のなかにも独自の世界をもちながら(インテリア、ビーズ、刺繍、ファッション、イラストetc.)「今」を生きる―― 日常をこよなく愛する孤高のピアニストが 「今」を語り下ろした珠玉の言葉たち。 撮りおろし写真50点以上、本人筆のイラストも収録。
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3.0最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人が、3・11からコロナ禍までの10年間に日経新聞や俳句雑誌に発表してきた60篇あまりのエッセイを1冊に編む。 タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。 84歳の著者による句集『此処』は増刷を重ね、枠にとらわれない軽やかな口語表現は俳句の世界を超えて、若い人にも広く受け入れられた。本書はそのメイキングとも言える。
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-作曲家・池辺晋一郎から才能を賞賛された少年は、 幼少時から500曲を作るも、脳腫瘍で世を去った―― 栄光学園同級生に影響を与え、病に向き合う人々を 勇気づけた〈永遠の十六年〉をたどる感動のノンフィクション! 「模倣がなく、すべてがオリジナルだ」 「目の前の風景を描くように音を紡いでいる」 幼少期から類いまれな作曲の才能に恵まれた加藤旭は、 音楽家から「モーツァルト以上の才能」と評され、将来を 嘱望される存在だった。しかし、栄光学園(神奈川県)進学後、 脳腫瘍を発症し、全身にがんが転移する悲劇に見舞われる。 宮沢賢治の童話に影響を受けた旭は、失明しながらも オリジナルCDを世に残そうと、周囲の支えの中で一度 遠ざかった音楽に再び向き合う――。 序章 小さな天才作曲家 第一章 クレヨンの五線譜 第二章 広がる音楽の世界 第三章 発病 第四章 余命宣告 第五章 A ray of light(一筋の希望) 終章 旅立ち
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-過激な原理主義、ポピュリズム等が溢れる現代社会に、二人が抱いた思想はどんな希望の光を指し示すのか。 ヴェイユとカミュの関係は微妙で難しい、だから面白い。ヴェイユの死後、彼女が書き残していた原稿をカミュが読みその意義を認めて、ヴェイユを世に紹介する労をとったのである。我々はカミュのヴェイユ理解と評価を知ることができる。しかし、ヴェイユはカミュを知らないし、彼女のカミュ理解・カミュ評価を直接に知ることはできない。それでも、我々はヴェイユの事績・ヴェイユのテストの中に彼女のカミュ評価を推測することはできるであろう。 【目次】 第1部第1章人間のいない自然-カミュの原点- 第2章不条理の倫理と神の拒否 第3章レジスタンスとヒューマニズム 第4章ニヒリズムとの闘い 第5章罪と裁き 第6章芸術家の使命 第2部第1章「小さきもの」への献身 第2章社会集団と偶像崇拝 第3章キリスト教と偶像崇拝 第4章真の神 歳5章霊的結婚と遡創造 第6章真実の信仰と救い 第7章ヴェイユ最期の日々 【著者】 林裕之 西南学院大学文学部卒業 西南学院大学大学院文学研究科修士課程終了、博士後期課程単位取得満期退学(フランス現代思想・文学、宗教哲学専攻) 元西南学院大学、西日本工業大学非常勤講師(フランス語担当) 現在山口県立長府高等学校教諭(倫理、政治・経済担当) 主要論文 『アルベール・カミュにおける超越の問題について』 『シモーヌ・ヴェイユにおける摂理と必然性の問題について』 『シモーヌ・ヴェイユにおける死の意味について』
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4.7サダト、ムバラク、フセイン一族――政官中枢に近づき暗躍した空手家がいた 中東で秘密警察や政府要人に空手を指導、外国製品の闇ルート販売とカジノ経営に乗り出す。 命運を賭したビジネスがイラク戦争開戦により頓挫した男は、ナイルに散った……。 200万人に及ぶ“空手の種”を撒いたその光と闇の濃い人生を描くノンフィクション! 1970年、映画「アラビアのロレンス」に憧れシリアに向かった岡本秀樹。空手の稽古を通じて、 アラブ民族に自立への誇りと現地の活気をもたらしていく。稽古を通じ築いた政官中枢との 人脈を生かしエジプト、イラクでビジネスに挑むが、イラク戦争勃発により計画は暗礁に乗り上げる。 すべてを失った彼が、たどり着いた場所とは――。 日本の外務省に徹底的に嫌われながら、灼熱の地でアラブ民族に “自立の精神”を刻んだ男――構想十八年、国際ジャーナリストが満を持して贈る! 序章 「オカモト」が生まれた日 第一章 取材ビザを求めて(イラク前編) 第二章 空手との出会い(日本編) 第三章 中東の空手家(シリア・レバノン編) 第四章 闇商売に堕ちる(エジプト編) 第五章 最後の賭け(イラク後編) 終章 岡本が遺したもの
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西洋の書道といわれる、手書きのアルファベット、カリグラフィー。 その語源はギリシャ語のCALLI(美しい)とGRAPHEIN(書くこと)に由来しています。 美しく手で書かれた文字の温かみや個性が今改めて見直され、さまざまなクラフト、文字を使ったビジュアルアート、造形、製本、そしてグラフィックデザインなど、幅広い分野で必要とされています。 本書は、2011年刊行『カリグラフィー・ブック』の増補改訂版です。 大幅にボリュームアップし、カッパープレート体、ドローイングを新たに収録。 手書き文字が人気となっている今、関心の高いこれらのテーマを追加しました。 作例も一部を新しくし、よりわかりやすく、使いこなしていただけるものとしました。 いずれの章も、それぞれの文字、書体のコンセプトや性質を、歴史を含めて基礎からきちんと学び、身につくように解説。 そして、それぞれの個性を生かした自分自身の文字が書けるようになるまでを目指す、これまでにないカリグラフィーの教本です。 これから美しい文字が書けるようになりたい方はもちろん、すでにカリグラフィーを学んでいてバリエーションに触れたい方、オリジナリティのある文字を書けるようになりたい方にもおすすめです。 また、文字や書体について知識を深めたい方にもぜひ読んでいただきたい1冊です。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅先でその土地の文化、人びとの暮らしに触れたい、と思ったら、迷わず市場へ! 本書は、伝統的な青空市場、水上市場、日曜雑貨の市場など、世界48カ国・地域の市場を、美しい写真とともに紹介。各市場の特徴、ロケーションマップ、主な売買品目、その市場独特の特産品などを、生き生きと旅情豊かに解説します。ページをめくるだけで、すっかり旅行気分に浸れる1冊!
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5.0子どもがほしい。でも病気は遺伝させたくない。 32歳の不妊治療中に発覚した遺伝性乳がん。今の日本では、子どもに病気を遺伝させない技術が使えない。なぜ――? ・父方? 母方? 遺伝性のがんがわかったとき最初に思ったこと ・遺伝性がんでも子どもがほしい。「着床前遺伝学的検査」という選択肢 ・わたしが海外で着床前診断をすると決めた個人的な理由 ・日本で着床前診断のルールを作る日本産科婦人科学会 ・遺伝性がん患者に「生殖をめぐる自己決定権」はないの? ・遺伝性疾患がますます明らかになる時代に向き合うべき課題 遺伝性がん患者の着床前診断は本当に「命の選別」なのか? わたしは哲学者として、答えのない問いを考え続けなければならない――。日本社会が長く目を逸らしてきた問題に勇敢に挑む。
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4.3あなたにとって幸福とは何ですか? 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。 「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。 【「まえがき」より】 22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸) 【ゲストのみなさん】 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家)
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4.4水牛と共に生きる被差別民がもつ“循環共生”の叡智とは? 権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む 謎の巨大湿地帯〈アフワール〉 ―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。 中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。 ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。 ・謎の古代宗教を信奉する“絶対平和主義”のマンダ教徒たち ・フセイン軍に激しく抵抗した「湿地の王」、コミュニストの戦い ・水牛と共に生きる被差別民マアダンの「持続可能な」環境保全の叡智 ・妻が二人いる訳とは?衝撃の民族誌的奇習「ゲッサ・ブ・ゲッサ」 ・“くさや汁”のようなアフワールのソウルフード「マスムータ」 ・イスラム文化を逸脱した自由奔放なマーシュアラブ布をめぐる謎……etc. 想像をはるかに超えた“混沌と迷走”の旅が、今ここに始まる―― 中東情勢の裏側と第一級の民族誌的記録が凝縮された 圧巻のノンフィクション大作、ついに誕生!
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3.8曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。 マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。 時は図らずもコロナ禍という非常事態、 「週刊文春」というステージで綴られた全66篇 “魂”のエッセイ!! サザンオールスターズのリーダーにして日本の音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集! これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日本の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。 もちろん音楽についても、自身のサウンドに大きな影響を与えたザ・ビートルズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランらへの畏敬の念や、佐野元春や内田裕也、沢田研二、尾崎紀世彦など敬愛する日本のミュージシャンたちへの賛歌、サザンのメンバーやサポートスタッフへの感謝の想い、そしてコロナ下で行った無観客ライブの裏話など、桑田、サザンファンならずとも興味深い話題が満載です。 書籍化にあたって大幅な加筆&推敲を施し、さらに秘蔵カットも掲載! “ポップス歌手”桑田佳祐が「言葉」として残しておきたかったテーマを全身全霊、縦横無尽、天衣無縫に書き尽くした全432ページ、永久保存版の一冊です!
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3.0「週刊文春」の連載エッセイが一冊に。記念すべき第21弾! 名作映画「この世界の片隅に」をみながら疎開体験を苦く思い起こし、終戦の日々を書き残す。大病から生還し、青春時代から愛読した太宰治や、坂口安吾の長編ミステリを読み返す。久しぶりに書店へ行って最新海外ミステリを選ぶ楽しみ――。 「週刊文春」で『人生は五十一から』連載が始まってから21年。途中でタイトルが『本音を申せば』に変わっても、面白い本も映画も、東京の思い出も尽きない。 2017年4月、脳梗塞で入院した顛末は、『生還』(2019年3月刊)に詳しい。本書は、2017年から2019年、足掛け3年にわたるクロニクルである。
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-二つの喪失からの再出発 2022年5月、「無言館」は開館25周年を迎える。戦没画学生の作品を展示するこの私設美術館には毎年多くの見学者が訪れ、館長として活躍する著者の評価も高い。 しかしながらここ数年、著者は二つの大きな喪失を体現した。 一つは「無言館」の本家ともいえる「信濃デッサン館」を閉館したことである。このデッサン館は、著者が畏怖する村山槐多など、夭折した画家たちの作品や関係資料などを収蔵・展示してきたが、運営が困難となり、長野県立美術館に多くを売却・譲渡することとなった。 もう一つは十万人に一人以下という陰茎癌と診断され、手術によってペニスを失ったことである。長年疥癬に苦しんだり、講演中に脳出血で倒れたりと、病気につきまとわれる著者にとって、これは人生を見つめ直すほどの大きな衝撃だった。 この二つの大きな喪失によって、出生から現在まで、改めて半生を振り返り、自らの存在を確かめようとしたのが本書である。あえて負の部分を晒すことで、逆に傘寿を超えた著者の新たな野望すら見て取れ、不思議な共感を呼び起こす自伝的作品ともいえる。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 原発事故後の「福島」の切なくも美しい現実。 震災後の福島を撮り続けた写真家の膨大なストックの中から厳選した写真に、随筆・詩を添え、「語られない真実」を召還し、「忘却された物語」を紡ぎ出す。 「赤々と煌々とコンセントのこちら側」 「いつも真夜中コンセントの向こう側」 東京のビジネス街や繁華街を鮮やかに彩る光。一家団欒の茶の間を温かく照らす光。その光はいったいどこから来たのだろうか。その繁栄はいったい何によってもたらされていたのだろうか。 大爆発を起こした福島第一原発。約半世紀かかると言われる廃炉作業は計画通りに進むのだろうか。膨大な高レベル放射性廃棄物は誰が引き受けるのだろうか。約束された「明るい未来は」どこにいったのだろうか。 科学の名のもとに、放射能という寝た子を起こしてしまった人類は、これから途方もない時間を「目覚めた子」と向き合わなければならない。これは天災でなく、人災なのだから。 ※この作品はカラー写真が含まれます。 【著者】中筋純 1966年和歌山県生まれ。2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島を撮り続ける。2016年より「流転 福島&チェルノブイリ」展を全国40か所で巡回。福島関連の表現を続ける芸術家たちの展覧会「もやい展」を主催。
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4.7エミー賞を2018年には3冠、2019年には4冠と、連続受賞を果たした世界的人気リアリティ・ショー、『クィア・アイ』。その出演者のひとり、美容担当のジョナサン・ヴァン・ネス。番組では輝く笑顔で視聴者に元気をくれる人気者だが、その裏には過酷な半生があった……。アメリカの保守的な町でチアリーディングと女子フィギュアスケートに憧れたゲイの少年が、ファビュラスでゴージャスな現在のジョナサンになるまでを語る。
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-LGBT+は、もう論争の的じゃない? LGBT+フレンドリー先進国の愛と勇気のリアル・ストーリー。 LGBT+の国際的な基礎知識から、LGBT+ムーブメントの歴史、ジェンダーレス幼稚園や世界初のLGBT専用高齢者住宅など最新のトレンドまで。さらに多くの人が「生きやすい」と認めるスウェーデンにも、まだある課題とは? 差別を知らない若者、子育て世代やシニア世代、当事者家族など、多様性あふれるインタビューも多数収録。日本が大好きなスウェーデン人による、日本の読者のために書きおろし。 【目次】 第1章 LGBT+ってなんだろう/第2章 スウェーデンの価値観とLGBT+の関係性は?/第3章 LGBT+の歴史をひもとく/第4章 LGBT+コミュニティとは?/第5章 LGBT+ムーブメントとインターセクショナリティ/第6章 コミュニティのための居場所/第7章 カミングアウトとは?/第8章 LGBT+と家族のかたち/第9章 スウェーデンのLGBT+コミュニティの課題〜移民、スポーツ界、ネオナチ、ジェンダー移行/第10章 スウェーデンのLGBT+の未来 【著者】 ソフィア・ヤンベリ 1993年ストックホルム生まれ。ストックホルム大学日本研究学科在学中の2013年に初来日。南山大学に留学後、帰国してストックホルム大学を卒業。2016〜17年上智大学に留学。2018年〜19年スウェーデン交流センター(北海道当別町)に勤務。現在、スウェーデンの旅行会社勤務。 轡田いずみ 1984年生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。大学在学中にスウェーデン・ウプサラ大学政治学部に留学。会社勤務を経て2015年に独立。現在、株式会社ノルディック・インスピレーション代表。「北欧の教育・学び リラ・トゥーレン」主宰。
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-画家・山口晃の日常を妻が綴り、それに夫が絵で応える。 山口晃夫妻、初の合作による「食の絵日記」エッセイを書籍化! 人気画家・山口晃のエッセイ漫画『すゞしろ日記』に登場する、「カミさん」こと妻の梅村由美。丸顔で肝が据わっていて、「むはは」と笑い食欲旺盛。夫目線から理不尽の権化のごとく(?)描かれてきた彼女が、ついに筆を執った――! 自宅で、行きつけの店で、旅先で、場所を選ばず発揮される「ガハク」こと山口晃の「食」に対するこだわり。そんな夫との日々を妻目線から綴る文章に、たっぷりの挿画でガハクが応酬する、ウェブメディア「MON ONCLE」の人気連載『ヒゲのガハクごはん帖』を、このたび単行本化。二人の食体験を文と絵の両方から絵巻物のように楽しめる、新感覚のエッセイ本となっています。 収録した17のエピソードは、結婚生活初期の衝撃の料理や現在に至る定番メニュー、チョコやケーキといったおやつ事情、出張制作時のお弁当日記、さらにはヴェネチア、バレンシア、ニューヨークといった海外での体験など、場所もテーマも多種多様。 連載時より大幅な加筆を経て、実に7割超のページが挿画入りという豪華な1冊です。さらに、出張制作時に仕上げた作品1点をカラーで収録! 【著者略歴】 梅村由美 (うめむら・ゆみ) 1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約30年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。仕事柄、アートフェアや展覧会などで国内外の出張が多かったこともあり、インドア派のわりには旅行好き。好きな食べ物はすしとそば。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー。 山口晃(やまぐち・あきら) 1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。2023年の東京・アーティゾン美術館における「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をはじめとする個展や国内外での作品展示多数。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第12回小林秀雄賞受賞)、エッセイ漫画『すゞしろ日記』(羽鳥書店)、漫画作品『趣都』(講談社)などがある。
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-人々の言葉と風景を記録する気鋭の書き手による、「オーラルヒストリー文学」 多くを失い身一つになっても、集えば人は語りだす。 伝える人と、耳をすます人の間に生まれた、語り継ぎの「記録文学」。 「すこしの勇気を持って、この人に語ってみよう、と思う。その瞬間、ちいさく、激しい摩擦が起きる。マッチが擦れるみたいにして火花が散る。そこで灯った火が、語られた言葉の傍らにあるはずの、語られないこと、語り得ないことたちを照らしてくれる気がして。それらを無理やり明るみに出そうとは思わない。ただその存在を忘れずにいたい」(はじめに) 【目次】 はじめに――語らいの場へようこそ 第1章 おばあさんと旅人と死んだ人 第2章 霧が出れば語れる 第3章 今日という日には 第4章 ぬるま湯から息つぎ 第5章 名のない花を呼ぶ 第6章 送りの岸にて 第7章 斧の手太郎 第8章 平らな石を抱く 第9章 やまのおおじゃくぬけ 第10章 特別な日 第11章 ハルくんと散歩 第12章 しまわれた戦争 第13章 ハコベラ同盟 第14章 あたらしい地面 第15章 九〇年のバトン 声と歩く――あとがきにかえて 【著者】 瀬尾夏美 土地の人々の言葉と風景の記録を考え、絵や文章を作っている。東日本大震災のボランティアを機に小森はるかとのユニットで制作開始。2012年から陸前高田市で暮し対話の場作りや作品制作を行う。仙台で土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK」を立上げ。現在は東京を拠点に災禍の記録をリサーチ、それらを活用した表現を模索するプロジェクト「カロクリサイクル」を進め、“語れなさ” をテーマに旅をし物語を書く。著書は『あわいゆくころ』『二重のまち/交代地のうた』『10年目の手記』(共著)『New Habitations:from North to East 11 years after 3.11』(共著)他。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和5年、ペルーに新天地を求め成功をおさめるが、第二次大戦の勃発で不法にも米国強制収容所に拉致され、戦後、米国へ帰化した一庶民の“三つの祖国”を生きた貴重な回想録。「米国における日系中南米人の戦後補償」を大幅増補。 【目次】 口絵 再版への序 まえがき 目次 I 北海道移民の子──わたしの家族と生い立ち── Ⅱ 海外雄飛の夢を追って──東京における苦学の日々── Ⅲ 新天地ペルー──荒木商会の「居候」── Ⅳ 一本立ちを求めて「転進」また「転進」──カニエテの四年間── Ⅴ 忍び寄る暗雲──イーカでの成功と時代の流れ── Ⅵ 吹きすさぶ弾圧の嵐──戦時下の「敵性外人」── Ⅶ あわれな「日本国民軍」──ペルーからパナマの仮収容所へ── Ⅷ 「ユートピア」の試練──アメリカ合衆国、強制収容所の日々── Ⅸ 鉄条網の町から金網の町・シーブルックへ──仮釈放でアメリカ社会の現実ヘ── Ⅹ コンクリートのフロンティア──シカゴでのどん底生活と明日への希望── ⅩI アメリカ化する「不法入国者」──安定したシカゴでの日々── ⅩII 海と太陽の楽園・ハワイ──わたしが求めたもの── あとがき 編者の追記 増補 再版への緬者の追記 アメリカにおける日系中南米人の戦後補償
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-1990年代半ば、英国オックスフォード大学へユダヤ文学研究のため留学した著者の記録。40代目前の「中年男」として異国の地へ学びに行く不安と期待。そして、行く先々で出会うユダヤ人とユダヤにかかわる人びととの交流を描く。 誰の人生にも岐路というものがある。私の場合は、イディッシュ語作家 アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品との出会いがそれであった。 ……イディッシュ文学研究が予想もしなかった方向へと私を導いた。 これも私のバシェールト(イディッシュ語で「運命」の意)であろう。 人生とは分水嶺に落ちた木の葉のようなのかもしれない。 イディッシュ語はイディッシュ語を知る前とは全く異なる世界へと私を導き、 一時は死語になると危ぶまれた言語が、私の人生にパノラマのような視野を 与えてくれたのである。これから記すオックスフォード大学での ユダヤ学研究こそ私の人生の分水嶺であった。(「まえがき」より)
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3.0島根県出雲市にある療育支援施設「ゆめの森こども園」。 そこでは、感覚過敏などで学校に行かれなかったり、生きづらさを感じている子どもたちが、食と関わりによって本来の輝きを取り戻し、いきいきと学校に戻っていくなど、目覚ましい変化を見せています。 そこには、25 年の保育経験を持つ著者の、目の前の子どものSOSを読み取る目と、子どもたち、そしてその家族を、スタッフ一丸となって大きな愛で見守る取り組みがあります。 家庭を巻き込んでの食の改善と、関わり方を変える取り組みで、子どもたちが劇的に回復していく様子を、お母さんの手記と著者の解説で追う実例集。 著者と共に取り組む小学校校長との対談や、著者に寄せられる質問・相談への回答を掲載。 実例と具体的な対応策がつまった本書は、「発達障がい」と診断されたお子さんを持つ親御さんだけでなく、子どもの教育や指導に関わるすべての人に読んでいただきたい本です。 ゆめの森こども園で実践している食の取り組み、ミネラル補給食のレシピつき。
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4.7
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-日本は高度経済成長も終わっていたが、反面で国際的な責務を果たせと要求されるようになり始めた時期、奇妙な事件や出来事がメディアで賑やかに報じられていた。 ふと目に留まったものを手がかりにして、古井由吉の思考と文章はうねるように展開する。 純文学の代表的な作家と目され、代表作となった長篇小説『槿』により谷崎潤一郎賞を受賞して間もない古井由吉が小説雑誌で連載を始めたものが、単純な時事エッセイに納まるはずはなかった。 日常の底に埋もれている人間の「業」を言葉によって鋭くえぐりつづけるものとなった。 なお、「裸虫」とは人間のこと。「裸」を重ねて「裸々」とし、「ララ」と訓むことですこしでも人間の営みを楽しく書いていこうという試みだった。
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-いわゆる赤線、著者が描いてきた「抹香町」、玉の井やその他私娼街など、娼婦の街に生きた女たちの姿を、感傷を排して描く「娼家の灯」。 小田原をはじめとする西湘地域の時代的な変遷をたどった「西湘今昔」。 徳田秋声や宇野浩二ら長太郎が交友した作家たちの姿を活写する「面影」。 当時の社会への批評や自身の日常にまつわる出来事を綴った「週言」。 自らをもクールに見つめ容赦なく素材として使って描きつづけた私小説作家ならではの、感傷を排した筆致でありながら、どことなくユーモアの気配漂う昭和文士の文章の芸が様々な角度から存分に堪能できる、講談社文芸文庫オリジナル編集の傑作随筆集。
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4.0子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしま時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった―― そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。 「少女」とはいったい誰のことなのか? どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか? 自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女 たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。 再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。
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4.8
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5.0はじめての回顧録 共棲のためのエッセイ 「初心とは初めに物事を決めた時の気持ちや意志を持続することではない。時々の初心、どんな状況にあってもどんな年齢になっても、その時々を初々しく新鮮に生きる境地のことである。」(本書第三部より) 日経新聞連載で反響を呼んだ「私の履歴書」をもとに刊行する、三部構成の自伝エッセイ集(第一部「私の履歴書」、第二部「私の随考録」、第三部「私の人生観」)。 静岡県は清水の材木商の家に生まれ、広沢虎造の浪曲を唸る父親、徳川家で奉公していたという母親、義太夫語りの祖父のもとで育った──幼少期や学生時代の逸話をはじめ、演劇人としての活躍はもちろん、政財界人との関わり等が、貴重な写真とともに語られてゆく。 大自然の気候変動の渦中を「初心の人生」をめざして劇的に生きてきた、世界的な演出家による、はじめての回顧録だ。そしてそれはすなわち、世界の涯てから公共性を拓き、昭和・平成・令和をつらぬいてきた、日本の「劇場文化史」でもある。秘蔵写真・決定版年譜も収録。人間の共棲のためのエッセイ。
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3.9四半世紀分のキシモトワールド リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。
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-わたしの言葉を奪いにくるならわたしはお前の命を奪う──。三島由紀夫、穂村弘、BL、タワマン文学、木嶋佳苗etc. 稀代の歌人にして天性の批評家による言葉のレジスタンス。 『はつなつみずうみ分光器』の編者であり 『をとめよ素晴らしき人生を得よ』が話題の 稀代の歌人・天性の批評家 過剰な言葉と繊細なレトリックで オンリーワンの文体を持つ著者による エッセイ、小説、批評、書評を収録 いまを生きるための 言葉のレジスタンス 【目次】 まえがき 1 don’t call my name 「フェイクニュースは私だ」 我々は既にエミリー・ディキンソンではない 「ファン」の美学と倫理について 少女小説家になりたかったあなたへ 2 終焉は祝福している スタンダード・ナンバー ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?――小説 名誉男性だから 3 一千年後のジャンヌ・ダルク 超資本主義社会における恋愛至上主義について MINE――小説 4 奇蹟は燃えている パーフェクト・スター――左川ちかについて 誘惑のために うつしかえされた悲劇――三島由紀夫『豊饒の海』について 原型――小説 5 don’t sing for us ふたたびの、聖書――穂村弘『ラインマーカーズ』文庫版解説 デフォルトを解除する鍵――短歌とBLについて 生という謀反――『馬場あき子全歌集』書評 凄いままでいてもらわないと困る――水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』書評 これからの批評のための3冊
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅の向こう側にあるフランスの日常へ 街角の風景、食文化、おしゃれ、子育て、老後までーー 古いものへの敬意とときめきを大切にして、自分の感性に合うものを選び、暮らしを楽しむ。 著者が25年暮らす中で感じる 「変わらないもの」「変わっていくもの」をたくさんの写真とともに紹介。文化や価値観の根っこが見えてくる一冊。 【目次】 Chapitre1 街の風景 1パリの街並み 2通りの名前 3メトロ 4建物の使い方 5曜日の感覚 6ゴミと街の清掃 7お店での買い物 8天気 9乗り物 10お金 Chapitre2 食文化 11食事の習慣 12家庭料理 13マルシェ 14カフェ 15カフェのメニュー 16レストラン 17レストランのメニュー 18ブランジュリー・パティスリー 19軽食 20おやつ 21お弁当 Chapitre3 おしゃれと美容 22ファッション 23靴 24帽子 25メイク 26スキンケア 27お風呂 28ヘアケア Chapitre4 住まいと暮らし 29家とインテリア 30アパルトマン 31ホームパーティ 32パリと地方 33子育て 34赤ちゃんの名付け 35ペット Chapitre5 コミュニケーション 36挨拶と言葉遣い 37ビズ 38パートナーシップ 39フランス語 Chapitre6 カルチャーとライフスタイル 40映画館 41美術館・博物館 42バカンス 43音楽 44お笑い 45文房具 46蚤の市 47日本の文化 48クリスマス Chapitre7 人々の価値観 49エコへの取り組み 50省エネ・節約 51流行 52学校 53勉強と受験 54運動 55女性 56衛生観念 57仕事 58老後 59美意識 【著者について】 トリコロル・パリ 荻野雅代・桜井道子 フランス在住約25年の日本人ふたり組(荻野雅代・桜井道子)が2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト。サイトやSNSを通じて、おすすめブティックやレストラン、イベントなどの観光情報はもちろん、フランスのニュース、パリの天気を毎日の服装で伝える「お天気カレンダー」など、独自の目線でフランスの素顔を届けている。著書に『フランスの小さくて温かな暮らし 365日』『明日、パリを歩くなら』(自由国民社)、『ぎゅっと旅するパリ 暮らすように過ごすパリ』(世界文化社)、そのほか語学書や訳書、雑誌などでの連載も多数。
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-土地と美味が紡ぐ物語―― アガサ・クリスティーにゆかりのある英国の街を訪れ、アフタヌーン・ティー、伝統菓子、地元の食などを取材 イギリスのデヴォンやロンドンなど、アガサ・クリスティーゆかりの街を訪れ、その土地ならではのお菓子や風土を取材しました。 『そして誰もいなくなった』の舞台となったホテルで味わうアフタヌーン・ティー、名探偵ポアロも食べた苺クリーム、ミス・マープルが楽しんだ英国式朝食、クリスティーの邸宅「グリーンウェイ」で食べたスコーンなど、土地と美味が紡ぐ物語をお楽しみください。 《貴重な写真とレシピも満載!》 ・バー・アイランドのアフタヌーン・ティー ・ムアランド・ホテルの英国式朝食 ・コッキントン村のクリーム・ティー ・グリーンウェイで食べたチーズスコーン ・名探偵ポアロも乗った蒸気機関車の旅 ・コーニッシュ・パスティにご用心 ・ウィディコム村の特濃アイスクリーム ・トーキー名物のロブスター・ティー ・軍港の街で栄えたプリマス・ジン ・優美なパンプルームのバース・バン ・チェルシーの薬草園でティータイム ・キュー・ガーデンと秘伝のお菓子 ・バートラム・ホテルのアフタヌーン・ティー ・世界初の博物館カフェ、モリス・ルーム ・コベントガーデンのマウストラップ・ジン ・ウィンブルドン名物、夏のイチゴ菓子 ・アイルランドの地元パン、ソーダ・ブレッド ・アイルランドのリンゴでつくるアップルパイ ・ポアロの故郷で味わうチョコレート…他 [北野佐久子](きたの・さくこ) 東京都出身。立教大学英米文学科卒。 児童文学は立教大学名誉教授・吉田新一氏に師事。 今田美奈子お菓子教室製菓コース師範資格。 日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のために渡英。結婚後は4 年間をイギリスのウィンブルドンで暮らす。 児童文学、ハーブ、お菓子を中心に執筆、講座を行うなど、イギリス文化を紹介している。NHK文化センターの講座を長年数多く担当。 英国ハーブソサエティー終身会員。ビアトリクス・ポターソサエティー会員。 『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』『 イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』『イギリスのお菓子と暮らし』(以上、二見書房)、『物語のティータイム』(岩波書店)、『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『美しいイギリスの田舎を歩く』(集英社be 文庫)など著書多数。編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)がある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した‟黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第2集『すてきなあなたに 幸せな1ドル』では、「幸せな1ドル」「森の散歩道」「ブールデルのアトリエ」ほか、全136編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した‟黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第1集『すてきなあなたに 朝のミルクティー』では、「朝のミルクティー」「猫と梅の木」「コンサートの夜」ほか、全134編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オフステージのお父さん・お母さんってどんな感じ!? しまおまほがミュージシャンのコドモにインタビュー! エッセイや小説などの著作を多く持ち、ラジオ番組のレギュラーとしても活躍中のしまおまほ。本書は、彼女が子どもたちへのインタビューを通して、ミュージシャンのお父さん・お母さんとしての日常の姿に迫る人気連載(ウェブメディア『音楽ナタリー』掲載)をまとめ、書籍限定コンテンツを追加した1冊です。 インタビューにはUA、在日ファンク・浜野謙太、スチャダラパー・Bose、橋本絵莉子、氣志團・白鳥松竹梅、cero・高城晶平&片想い・オラリーなど豪華ミュージシャンの子どもが登場。子どもとフラットに接す著者とピュアな子どもの掛け合いが微笑ましく、楽しくてほっこりするインタビューに仕上がっています。しまおによるユーモアあふれるコメント付きイラストも必見です! 書籍限定コンテンツは、 過去にインタビューした子どもたちの"今"を探る追加アンケート、マキシマム ザ ホルモンで"ドラムと女声と姉"を担当するナヲの娘・長女ちゃん&次女ちゃんへの新録インタビュー、ロマンポルシェ。 掟ポルシェの娘・フキちゃん×水中、それは苦しい ジョニー大蔵大臣の息子・俊太郎くんによる"コドモ対談"、DARTHREIDERのYouTube収録部屋を、「大家さん」こと娘のチアさんが案内する"コドモルームツアー"など盛りだくさんです。
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-「一緒に死んでいいほど惚れていた。殺意を抱くほど憎かった」。不世出の大スター、松田優作との出会いから永遠の別れまでを、優作にもっとも信頼された脚本家・丸山昇一が渾身の筆で描く! 優作の演技への情熱に感動し、彼に選ばれた恍惚に酔い、彼の苛烈な要求に翻弄された日々。数々の映像作品と70~80年代の映画・TV業界のエピソード満載。「もし今、優作が生きていたら」と想定したオリジナル探偵ドラマの脚本も収録!
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-もともとオペラ歌手を指し、「わがままな女性」への揶揄としても使われてきた「DIVA」は、近年では女性歌手に敬意をもって使われる言葉へと変化している。本書では、ヒット曲を次々に発表しながら、女性差別や人種差別、LGBTQ差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAを取り上げる。 「大切なことはDIVAが教えてくれた」。「FRaU」や「CINRA」に寄稿する人気ライターが、これまで聴いてきたDIVAの楽曲を紹介しながら、エンパワーメントされた経験をつづり、彼女たちの曲やスピーチを通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在について思いを書く。 自己表現を恐れないでと鼓舞するマドンナ、孤独について歌い続ける浜崎あゆみ、「いい子であれ」という抑圧と闘うテイラー・スウィフトほか10人の魅力に迫り、DIVAを追い続けたこれまでを振り返る。音楽とDIVAスピリットに彩られた書き下ろしエッセー集。
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高山なおみさんが、気になる十二人のあの人の、これぞという得意料理「オハコ料理」を教わる旅に出かけました。 あの人を訪ねる道中、料理の手順、味わいを、高山さん独自の視点のエッセイと写真でお伝えします。もちろん、高山さんが整理したレシピもたっぷり掲載。高山さんがつくって食べた感想とアレンジのアイデアも。 これは、神戸から奈良、東京、神奈川、そして沖縄へと、高山さんの二年に渡るオハコの旅の記録、「生きてるレシピの本」です。 最後は「となりのオハコ」は高山さんの最近のオハコ料理をご紹介。遠くて身近な、小さいけれどピカリと輝く発見がある、宝物のような旅をご一緒しませんか? ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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