ユーザーレビュー 本当は逢いたし 池田澄子 表紙のピヨピヨ鳳凰さまが可愛くて手に取りました。 家光様のウマヘタ絵。 戦争で亡くなつた人、災難や思わぬ病気で逝った人々も老いを経験出来ない。母の老いを嘆くことは、有り難い恵まれたことなのだ。 これは私の新しい経験である。 うーん。 自分の人生だけど、目を見開いて前を見ると クラクラするから...続きを読む、遮光土器みたく目を細め なるべく見ないで済むなら、そうしたいなぁ はんかちや母におくれて老いつつあり 何か、母親に縛られてメチャクチャ暴れたくなった時に立原道造の 「五月の風をゼリーにして持ってきてくださ い」 の一文を読んだら、スーと胸のモヤモヤが消え失せました。 私には、活字が大切です。 Posted by ブクログ 本当は逢いたし 池田澄子 俳句を多少なりとも、たしなんでいたら、また感想も違ったかも。 東日本大震災のこと、戦争で還らぬ人となったお父さまのこと、歳を重ねていくこと、俳句の師匠・三橋敏雄さんを偲んだ思い出のことなど、率直な親しみやすさと感受性にハッとするエッセイだった。 Posted by ブクログ 池田澄子のレビューをもっと見る