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Posted by ブクログ
・クリエイティブによって出して良い自我の量は変わる。
・発想とは、ある目的のために今まで繋がっていなかった事物同士を繋げる試み。
・一つの自分の形を持ってしまえば、それ以外のあまたの可能性を狭める。
・際は中央があるからこそ際立つ。
・路上で見つけた丸い石ころを持ち帰り、自宅のデスクで書類を押さえておくためのペーパーウエイトにしたとすれば、その石には人の営みにおける価値が生まれたことになりますが、それは、人が石ころに価値を付け加えたのでしょうか。
これは、人が石に価値を付け加えたのではなく、自分と石との関係性の中で石がもともと持つ価値を発見した。
自分の都合を対象に押し付けたのか。それとも、対象に即して考えることによって用途を引き出したのか。
・美しさには2種類ある。
概念的な美しさか、本能的な美しさか。
本当に美しいと感じている時は、言葉にならない。
・モダンデザイン→左、シズルデザイン→右
・牛乳のようにすでに市場が確立している商品群に新商品を投入する場合、まず、生活者の嗜好も含め、その商品に対して社会が作り上げてきた観方、感じ方をよく検証する必要がある。
・これで行ける!と判断しきれない人が調査の数字に頼り切る。
・常に置かれた状況に神経を配る習慣を身につける。
・違和感とは、周囲の環境と相対的な関係な中で生まれる。
・そのままにしておくこともデザイン。
Posted by ブクログ
齋藤孝の「段取り力」で紹介された著者の本で気になり読む
塑する思考というのは、徹底的な客観視に基づく対象の理解をベースに他のものとの繋がりを考えたり、役に立つものへの変換を考えること。自我に基づいた「弾性」的な思考と対照的。今まで自我の上での思考をしていたことをひしひしと感じた(人との会話、業務理解、音楽など公私両方)ので、塑する思考の大切さに強く納得した。常に自分の自我をベースに思考をしているため、「のめり込む」という塑する思考の局地を経験したことがない。徹底的に対象を客観視する習慣をつけたい
また、対象物を徹底して客観視した上でそこで感じたことを世の中に役立つものに変換するのがデザイナーの仕事。数字や製品、人を客観的に見てそれを変換するのが、管理部門の役割であり、「経営デザイナー」という表現が自分の中でしっくりきた
Posted by ブクログ
自分の中の無責任な「デザインする」意識が変わりました。
私はデザイナーという肩書きで仕事をしているにも関わらず、世の中の著名なデザイナーの方々に関する知見が浅いです。仲間内で「尊敬するデザイナーは誰か」という質問があがると決まって黙り込んでいました。
本書では、世の中に蔓延る無責任で本質を捉え損ねた、一般大衆的な「デザイン」を否定し、デザインの本来あるべき姿を改めて示しています。
誰が何のために何を生み出すのか。
デザインには答えがないよ、正解がないよ、
という人はデザイナーにも沢山いると
思いますが、
定められたルートはないにしろ、必ず達成すべきゴールは決まっています。
こうあるべき、という信念を持ってデザインに向き合うことをエピソードを交えて、しかも読者と近い視点で書いており、
よくあるデザイン思考の指南書よりもずっと参考になると感じました。
私の尊敬するデザイナーは佐藤卓さんです。
Posted by ブクログ
佐藤卓さんの、「クジラは潮を吹いていた」が好きで、本書も手に取った。
デザイン論というよりも仕事論という印象。
自分なりに要約すると下記。
デザインを含む仕事全般は、「あらゆる間をつなぐこと」である。
間をつなぐために、対象の価値を発見(※)し、つなぐ相手に、価値が分かるように伝えることがデザインの本質。
そのために必要なのは自我ではなく、
対象や相手によって思考を変える力
=塑する思考である。
そして、すべての仕事(=あらゆる間をつなぐこと)は「これから先」のためにある。
現状を把握し、これから先を想像し、
そのために今何をしておくべきか(=何をつなぐか=仕事)が決まる。
相手の立場で考える、とか、仕事の目的を考える、とか個々はよく言われること。
でも、本書を読んで、それらの全体的な位置づけや、その中でのデザインの立ち位置など、整理できて良かった。
(※)よく、デザインは付加価値とか言われるが、対象に価値を付け加えるのではなく、対象がもともと持っている価値を発見する方が良い。
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