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貨幣とは何か、資本主義とは何かを鋭く問い続け、従来の経済学の枠組みを超える新しい理論を構築してきた第一人者による、知的魅力あふれるエッセイの集大成。
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Posted by ブクログ
岩井克人さんの本に出会って、経済というものの原理原則が理解出来るようになった。 ヴェニスの商人の資本論、貨幣論、21世紀の資本主義論、資本主義から市民主義へなど。 水村美苗さんの旦那と言うことも彼女の書いた「日本語が滅びるとき」で知った(笑)。 この本で、岩井さんの生い立ち、なぜ、経済学を選んだのか...続きを読む。 そして、私も読んで感動を受けた網野善彦さんの「古文書返却の旅」を読んでおられて、触発されたとのこと。 また、加藤周一氏との出会いのお話。 最後の方で、夏目漱石の文学論のお話も出てきたが、なぜ、水村美苗さんが「日本語が滅びるとき」を書いたのか、そのヒントがあったような気がします。 経済学のお話は、貨幣論、法人論、信任論、『言語・法・貨幣』の自己循環論法のお話とか、学問的な進化を感じられる中身でした。 いずれにしても、博覧強記な岩井さんのことを改めて感じさせてもらった本でした。
内容はエッセイ集で各々で重複する話もあるが、それゆえ著者が長年積み上げてきた理論をよく理解することができる。 枝葉も含めるといろいろあるが、法人、貨幣、信任関係…。このあたりがキーワードになるだろう。 文学にも精通していて、特に瓶の悪魔からの貨幣の話は物語が示唆深いという点もあり、貨幣の実体とはどの...続きを読むようなものか改めて考える機会にもなった。
貨幣と法人の発見を中心とした著者のエッセイ集。 アカデミックながら固くなりすぎないのは著者の腕かと思う
「貨幣論」や「ヴェニスの商人の資本論」の著者として有名な岩井克人氏のエッセイ集。岩井氏の書く文章はユーモアに富んでいて、ついつい夢中になって読んでしまう。この手のユーモアは、明治・大正期の学者である寺田寅彦や中谷宇吉郎のエッセイを読んでいる時に感じるものと同じである。科学者としての鋭い指摘を絶妙な...続きを読むユーモアを交えて論じる技法は、まさに職人技と言えるだろう。 内容についてだが、本書には資本主義について主に倫理的視点から論じたエッセイが多く取り上げられている。特に筆者がいくつかのエッセイで繰り返し述べているのは、「法人(legal person)」という言葉が持つニ面性からの「株主主権主義」の批判だ。「株主主権主義」では、「会社は全て株主のモノ」と捉え、それゆえに企業は「株主のリターンを最大化するべく活動すべき」と考える。自由主義思想の先駆者であるミルトン・フリードマンは、1962年の出版した『資本主義と自由』の中で、「会社はその所有者である株主の道具でしかない」と述べているという(初耳でビックリした)。だが筆者は、「株主主権主義」を理論的な誤謬であると批判する。なぜなら、会社は「法人」だからだ。先述の「法人」の二面性を踏まえると、株主が保有しているのは抽象的な"モノ"としての会社=株式にすぎず、その他の資産である設備やオフィスを所有したり、従業員と契約を結んでいるのは"ヒト"としての会社にほかならない。したがって、株主が会社の所有者であると考えることは傲慢ですらあると筆者は指摘する。 我々が生きる21世紀経済は、岐路に立たされている。著者は、それを産業資本主義→ポスト産業資本主義への転換と表現している。なぜなら、1930年以降広く信仰された新自由主義思想にしばしば綻びが見られるからだ。綻びたものを修復するためには、「法人」の議論と同じように、思想の背景にある抽象的な概念の意味をもう一度捉え直す哲学的思考が必要ではないかと思う。
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