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Posted by ブクログ 2022年04月11日
Audibleでランニングしながら聴取。学生の頃読んで以来30年ぶりの再読(というか再聴)。当時は四苦八苦して読んだ記憶があるが、今聴くと重要部分の繰り返しが多く、聞き逃しても筋が追えるため「ながら聴き」には意外に適している(書き下ろしでなく「批評空間」への連載だったことが影響していると推察)。
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Posted by ブクログ 2021年08月02日
非常に面白かった。貨幣の本質がよく分かった。
危機論における、ハイパーインフレで貨幣(→商品社会→資本主義社会)が機能しなくなると言う主張に関しては、論理的にはありうるだろうけど、実際的にはそんなこと起きるのか、非常に疑問であり消化不良を感じた。
・全ての貨幣が一度に機能不全に陥ることなど起きる...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月02日
貨幣と哲学。一見無関係のようにも思われる両者だが、決してそうではないことを本書によって思い知らされた。
貨幣とは何か。その起源がそもそもはっきりしないことを明示した上で、岩井はまず貨幣そのものには価値がないことを確認する。確かに貨幣をいくら貯め込んだところで、使わないことには意味がない。貨幣は使...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月10日
1.はじめに
貨幣論という書名は実に親切で、きっと貨幣について論じたものであろうことは容易に想像がつく。
強いて難癖をつけるとして、貨幣というやや畏まった表現だが、言わずもがな要はカネである。
著者はその「カネの正体とは何ぞや?」という問題を論じた挙句、「いくらカネとは何ぞやと考えたところで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月24日
マルクス『資本論』(主に第一巻と第三巻)をベースに、著者が貨幣の本質に迫るのが本書の内容である。貨幣とは何かという問いに対して、「単純な価値形態」、「全体的な価値形態」、「一般的な価値形態」、「マルクスの貨幣形態」、「貨幣形態」と順に追っていくうちに著者はある結論を下す。それは「貨幣とは貨幣である...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月17日
北さんからの推薦本。
推薦されなければ読まなかったはず。
経済学に全く疎いにも関わらず、意外にも面白い。
結局、「貨幣とは何か?」の問いの答えは「貨幣とは貨幣として使われるものである」
「商品」でもなければ、何者かによって恣意的要因でもたらされた「制度」でもない。
循環論法によって自然発生的に存在し...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月03日
「貨幣とは何か?」について丁寧に論じて謎を解いてくれます。面白いです。経済学の知識が無い私でも、「ヴェニスの商人の資本論」を読んだ直後だったのでそう難なく読むことが出来ました。
著者の岩井さんによれば貨幣について本質的に考えることによって、資本主義の本当の危機がデフレスパイラルのような恐慌ではなく...続きを読む
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