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Posted by ブクログ 2023年05月08日
書店で目に付き購入しました。これまで岩井氏の本は何冊か読んでいましたので、その意味で本書はこれまでの岩井氏の主張のおさらい、という位置づけでしたが、大変読みやすく改めて岩井理論の面白さを再確認できました。岩井氏の主張を一言でいうなら、会社はヒトでもありモノでもある存在ということ、そしてその中心に位置...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月26日
欧米の会社と比較しての日本の会社の特質を分析しながら、会社の法人格の定義をした著作として読んだ。
自身も25年前の入社数年後の社内レポートで、管理職を専門職能を持つ師匠として定義したことがあり、他でも共感を以って読ませていただいた。
現在においては、優秀な学生の志向は、将来の独立も視野に入れた修行の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
今年度上半期ベスト5に入る面白さ。
・会社
・資本主義
のことが本質から非常によくわかる本。
会社(法人)
→ 所有する主体としてのヒトと所有される客体としてのモノの二重構造を持つ存在。法律上、ヒトでもモノでもある。
資本主義
→ 資本主義の本質は「差異から利潤を生み出す」こと。現在の差異の源は...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月03日
会社について、歴史的にも、構造的にも、説明している。「株式会社無責任論」をベースに、その株式会社に在籍している者の一人として、もっと思い切った施策をやるべきだと、提言してきたつもりだが、その根拠となる点が整理できた。
ヒトとしての会社の復活、文化的には、日本人が、取りいれやすいのではないか。という...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月21日
読みやすかった。大学一年生にはこの本を必修にしてほしい。今でも読む価値は十分にある。タイトルはタイトルとして、テーマは時勢により古くなるものではない。しかし展望については岩井先生少し甘かったのでは(というか歴史は繰り返されると言ってもグローバル経済と日本政府クソすぎない?)と思う。あるいは大企業正社...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月08日
経済学者・岩井克人が書く易しい会社法人入門書のような一冊。産業革命以降の近代社会の黎明期から21世紀までを貫く資本主義のあり方と、その中で会社という法人がどういう立ち回りをしてきたか。バブル崩壊で低迷する日本的な「ヒト」的な会社共同体も捨てたもんじゃない。だって90年代敵対的買収ばかり行ってきたアメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月14日
300ページ弱の大作だけれど、話があちらこちらに飛ぶこともなく、というか話はいろいろ飛ぶんだけれど、展開が理論的で筋が通っているから、不思議と全体を見失うことなく全部を読み切れる。
この本が読みやすいのは、理論の繋がりがとぎれないようにとの著者の配慮と、もうひとつは所々でキーワードを持ち出して...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月08日
「利益は差異性からしか生まれない」、「ポスト産業資本主義社会では新たな差異性を次々と創り出して行かなければ生き残れない」という言葉に暗澹たる気持ちになる。本当に創造性のない人間にとって生きづらい時代だと思う。そして不毛だ。
この本を読んで、
差異性とは具体的にどんなものだろうか?各企業はどのような...続きを読む
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