資本主義から市民主義へ

資本主義から市民主義へ

1,100円 (税込)

5pt

4.6

貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。言語・法・貨幣の、社会と人間を貫く自己循環論法こそが、恐慌も生めば、自由をももたらす。それを踏まえて、われわれはどのような市民社会を構想すべきか。資本主義を超えて、来たるべき市民主義とはいかなるものか。貨幣論に始まり、資本主義論、法人論、信任論、市民社会論、人間論、そして倫理論まで、経済学や社会哲学を縦横に論じつつわかりやすく解説。次代の社会像を示す!

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資本主義から市民主義へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    知性とか教養とかって、まさしく岩井克人みたいな人をさすのだろう。貨幣が貨幣で有るのは貨幣だから、という自己循環論が基本に。

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    貨幣論などで著名な経済学者岩井氏による本です。本とは言っても全編通して対談形式になっています。雑ぱくな感想について。まず対談形式であればさぞ読みやすいだろうと思って読み始めましたが、内容がかなり高度、というか空中戦すぎて理解しながら読み進めるのにそこそこ時間がかかりました。また主役が岩井氏で「聞き手...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月13日

    5割も分かってない。分かってないけどここには何か大切なことが書いてある。そんな予感に突き動かされて一気に読みきりました。
    岩井克人氏の著作はこれまで幾つか読んだことがありましたが、この対談のおかげで氏の問題意識が明確になりました。

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    Posted by ブクログ 2024年03月04日

     本書では資本主義の本質を探るだけではなく、ポスト資本主義の社会についても考察していく。著者はこれまで「貨幣」とは何か、を再三追求しており、その命題に対して著者は「貨幣は貨幣だから貨幣である」という結論を出す。これはマルクスの「価値形態論」を批判し追求した結果、貨幣の本質が自己循環論法であることを証...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月24日

    こういうバリバリ経済学者の経済の本はほとんど読んだことがなかったし、難しいところも多くてよくわかってない部分も沢山ある。それでも、何か知的興奮があったし、「もっと知りたい」という思いにさせられた。
    経済って、もっと血が通ってなくてお金のことばっか考えてるんじゃないの?という私の経済学に対する幼稚なイ...続きを読む

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