佐々木隆治の作品一覧
「佐々木隆治」の「シリーズ世界の思想」「なぜ働いても豊かになれないのか マルクスと考える資本と労働の経済学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「佐々木隆治」の「シリーズ世界の思想」「なぜ働いても豊かになれないのか マルクスと考える資本と労働の経済学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
・一回通読。資本論を、新書に相応しい易しさと分量で解説し、若い頃から晩年までの思想変化も追える、新書一冊で得るには贅沢な体験を提供してくれる
・現代日本労働者の多くが自覚しているだろう疎外と物象化を改めて再認識させられる。私個人は、システム生産性の研究者、賃労働者、株式投資を通じての間接的な資本家、それぞれを経験しているので、本書で語られることが、人生で感じてきたいくつもの歪みに対する、ある種の答え合わせになった。不条理に感じていたことは、むしろ理だった
・あくまで印象論だけど、富める者は手放さないし、貧しい者の中には疎外を気にしない者、あえて疎外を選ぶ者、人類全員が疎外されないことよりも自身が富むことを望む者がいる。今から資本主義社会を破壊することは現実的ではないし多くの人々は望んでないけれども、各々が利己的なままでも資本主義の歪みに対抗できるヒントをマルクスを与えてくれている。労働時間の制限、技術教育機会の確保、失業時の生活保障を、国と市民の双方が意識することが、資本家労働者の格差是正に繋がる。国が信用できないなら、物象化してる生活をメタ認知して、本当に必要な分だけ消費するために必要最低限働き、それでも余るお金を失業時に備えて蓄えるか、個人投資家として資本化する。業務中は、潰しの効く技術獲得を意識し、教育機会は積極活用。現実は、投資や勉強をする余裕なんかないって言う人が多いだろうけど、できる人ができる範囲でやるだけでも違いは生まれていくと考える
Posted by ブクログ
マルクスの一生のうちの思考の流れ、解釈、実践について
マルクスの思想や資本論についての知識は皆無だったが概要の理解にとても役立った
理解しきれていない部分もあるだろうが共感してるつもりになれるのはマルクスのバックグラウンドあってこその人を思いやれる心があったからなのかなと思った
どうして自分に「頑張らなきゃいけない」ことが根付いているのかが言語化されている部分があった
最大限の価値増殖を追求することをやめてしまえば競争に負けてしまうから労働時間が減らないということ
そしてそのように資本に振り回されるうにち人の心や自然が破壊されていくこと
日本では三六協定の抜け穴があるため労働時間規制は事実上存在していないこと
マルクスが描いた、資本主義に対抗する自由な諸個人のアソシエーションにもとづく社会の具体的なイメージができていないため、今後固めていきたい
後の章で語られていたことしては、
国家による計画経済ではなく、労働者たちのアソシエーションである協同組合が互いに連合し、社会的生産を調整するシステムを持つことで、
アソーシエイトした生産者たちが自分たちの意思で労働配分と生産物配分を行い、生産を調整するため、商品や貨幣が存在する必要がなくなるとのこと(共産党宣言にて書かれているそう)
それによって実現されるのは、労働が生活のための糧を入手するためのやむなく行うものではなく、労働自身が人間にとっての喜びであり、報酬による労働の動機付けや組織する必要がなくなる社会、生産物を各自の必要性に応じて入手する社会であるということ
とても理想的に聞こえる
人が生きやすくなるために自分がどんな思想を持っていけばいいのだろうと思っていたが、現実的な基盤なしには主観的な理論になってしまうということがこの本の大前提であった
啓蒙だけでは社会は変わらない
本気で変えたいと思うのなら基盤が必要
今の構造の中で痛みを和らげるのか、構造から逃げるのか、構造を変えるのか
自分がこれまでやりたいと思っていたことと照らし合わせて立ち位置を明確にしていきたい