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Posted by ブクログ
マルクスの資本論の入門書。
資本論そのものを読むための入門書なので、引用と解説からなる。
※資本論を引用して解説するスタイルから、数ある資本論入門本とは異なりだいぶ難解
・商品、貨幣とはなんぞや
・労働者はいかにして生まれどうなるのか
・剰余価値の発生メカニズム(労働により生み出す価値>労働力の費用)
など、資本主義的生産様式が支配的である社会において、何がどうしてどうなって今に至る。また、将来はこうなるであろうと引用しつつ解説された書籍。
原文が難解で多様な解釈が可能なのか、学者間でも理解が異なるらしいので鵜呑みにせず読み解くべき一冊。
この手の本をしっかり理解できると、資本論そのものもなんとか読み解ける日が来る、かもしれない。
Posted by ブクログ
『資本論』のうち、マルクス自身が執筆した第一巻について解説している本です。
本書は、『資本論』のテクストから数多くの引用をおこない、著者自身のコメントを差し挟むというかたちで構成されており、読者自身がマルクスの文章を読む体験ができるようになっています。
『資本論』の注釈的解説書としては、平田清明の『コンメンタール『資本』』全4巻(日本評論社)や佐藤金三郎ほか編『資本論を学ぶ』(有斐閣)などがありますが、著者自身の研究も含め、最新のマルクス研究の成果についても触れられているところに特徴があります。
第一篇「商品と貨幣」では、著者の中心的な研究課題である「物象化」の概念についてとくにくわしく解説がなされています。また、福祉国家的な制度の実現をめざす運動が労働者のアソシエーションへとつながる可能性をもっていることや、フェミニズムやエコロジーの観点からの問題提起に対してマルクス主義がどのようにこたえることができるのかといった問題についても言及がなされており、『資本論』に秘められたさまざまな思想的可能性が掘り起こされています。
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