カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家

カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家

825円 (税込)

4pt

マルクスの理論はさまざまな悪罵を投げつけられてきた。だが、カール・マルクスその人の理論は、今なお社会変革の最強の武器であり続けている。本書は最新の文献研究からカール・マルクスの実像に迫り、その思想の核心を明らかにする。これまで知られてこなかった晩期マルクスの経済学批判のアクチュアリティが、今ここに甦る!

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カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月19日

    資本論を勘違いしていた
    『資本主義は良いよ』と言っているものかと思っていた
    資本主義の正体をさらし、
    労働者が自由を獲得するためにどう行動すべきかということを問うているのだ。

    さて、どう生きていけばいいかしら。
    結局行き着くところは、ヒッピー生活??

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    Posted by ブクログ 2020年10月08日

    マルクス→法、文学、哲学ときて経済へ。

    資本論は労働者の搾取をただ語る本ではなく、資本主義経済がなんたるものか、その解釈を与える本。
    共産主義のユートピアを目指すか、資本の蓄積こそ攻略法と見出すかはその応用に過ぎない。

    物の価値→使用価値と抽象的人間的労働価値

    労働とは、貨幣とは、労働とは、労...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月23日

    マルクスについての力のこもった論考。昨今、」マルクスとジェンダー」とか「マルクスとエコロジー」といったタイトルを目にすることがあったが、本書を読んでそれがよく分かった。

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    Posted by ブクログ 2018年06月09日

    良い意味で新書らしい新書。マルクスの生涯および思想の変遷を追いながら、本丸たる『資本論』について多くの紙数を費やして解説している。その解説も実に懇切丁寧なもので、具体例をいろいろ引きながらうまく噛み砕いている(それでもやっぱり難しいのだが)。とくに著者の注目する物質代謝論から共同体研究に至る晩期マル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月07日

    マルクスと聞くとイデオロギー色が強かったのかと思っていたが、精緻な歴史・社会分析に基づいたリアリストであった。イメージが一変した。

    資本主義の本質である物象化に抵抗する思想家。人間疎外を克服する実践への志向。

    なかでも労働力のみ利潤を生むとの指摘、その奥底には労働力の再生産の維持(最低限の生活費...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    マルクス初学者であり色んなことを無知すぎる自分でも楽しめた
    かなり難解な資本論の、マルクスの興味関心の、全貌とは言わないけど輪郭がぼんやり捉えられたような気になれる
    この入門書ですらいろんな言葉が出てきて、定義をその都度思い出しながら読まなければ理解が難しい
    コテンラジオで紹介されていたので読んだけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月17日

    カール・マルクスの生涯とその思想の変遷、資本論についてかなり分かりやすく説明されている。とは言っても資本論についてはその独特な言葉の使い方もあってやはり一回読んだぐらいで腑に落ちるとこまでは行かないけど。それでも、どのような時代背景があり、マルクスが何をしたかったのかは何となく理解できる。マルクスが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    近年のマルクス研究を踏まえたマルクスの思想を初期から晩期までを俯瞰する好著。

    構成は、1章が初期マルクス、2章が資本論、3章が晩期マルクスというもの。

    2章の資本論のところはちょっと難しい感じはあるけど、白井聡さんの解説などを読んでいたので、なんとなく理解できた。

    1章は、どうしてマルクスが哲...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月19日

    「あの本は読まれているか」という海外ミステリを読んでみたいな、とふと思い。

    ●あの本、とは「ドクトル・ジバゴ」のこと。

    →「ドクトル・ジバゴ」を読んでから読もう。

    →あれはロシア革命前後の叙事詩のはず。ロシア革命をあらあら知ってから読もう。

    →ロシア革命にいたる道…マルクスをもう一回、ちょっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月23日

    「「資本主義」と闘った社会思想家」という副題をもつ本書は青年期マルクスから晩年のマルクスまで、その格闘の足跡を最新のマルクス研究の成果を取り入れながら、簡潔に解説している。とくに晩年のマルクスの「抜粋ノート」にもとづく研究は今後益々進められていくとのこと。確かに我々世代がその昔に大学で学んだマルクス...続きを読む

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