ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯

ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯

2,420円 (税込)

12pt

4.7

サダト、ムバラク、フセイン一族――政官中枢に近づき暗躍した空手家がいた

中東で秘密警察や政府要人に空手を指導、外国製品の闇ルート販売とカジノ経営に乗り出す。
命運を賭したビジネスがイラク戦争開戦により頓挫した男は、ナイルに散った……。
200万人に及ぶ“空手の種”を撒いたその光と闇の濃い人生を描くノンフィクション!

1970年、映画「アラビアのロレンス」に憧れシリアに向かった岡本秀樹。空手の稽古を通じて、
アラブ民族に自立への誇りと現地の活気をもたらしていく。稽古を通じ築いた政官中枢との
人脈を生かしエジプト、イラクでビジネスに挑むが、イラク戦争勃発により計画は暗礁に乗り上げる。
すべてを失った彼が、たどり着いた場所とは――。
日本の外務省に徹底的に嫌われながら、灼熱の地でアラブ民族に
“自立の精神”を刻んだ男――構想十八年、国際ジャーナリストが満を持して贈る!

序章 「オカモト」が生まれた日
第一章 取材ビザを求めて(イラク前編)
第二章 空手との出会い(日本編)
第三章 中東の空手家(シリア・レバノン編)
第四章 闇商売に堕ちる(エジプト編)
第五章 最後の賭け(イラク後編)
終章 岡本が遺したもの

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ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年01月25日

    むちゃくちゃな男だけど、スケールがデカすぎで、やりたい放題で中東を駆け抜けたすっごい実話でした。おもしろい。

    0
    購入済み

    最後の豪傑

    2020年09月04日

    期待した通りの内容。とにかく人間としてのスケールが大きい。明治維新の頃はこういう日本人が多かったと思うが、岡本氏は正にその時代の戦士たちの最後の末裔と言えるくらいの人物。人生に悩んでるやつはまずこの本を読め。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月03日

    「ロレンスになれなかった男」ということで、アラブに空手を広げるという使命感で活躍した人生が描かれている。また同時に、常識では測れない、ビジネスや様々な活動についても、事細かに記述されており、等身大の岡本英樹の生涯に接することができ、親しみを感じることができた。

    0

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