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たった独りのための小説教室
獲るぞ、新人賞! 目指せ、エンタメ作家デビュー! 小説推理新人賞、小説現代新人賞、文學界新人賞……数多くの新人賞の選考委員を務めた作家だけが知っている、新人賞受賞のための一本道! 覚悟を決めた貴方だけに向けた全35講。 「能力や才能といったものを特別扱いしていませんか。バカと鋏は使いようという私に向けたかのような失礼な諺がありますが、これは能力と鋏は使いようとしたほうが正しい。『たった独り』の貴方は能力や才能のあるなしを悩む前に、それらの使い方、用い方を考えましょう。だいじょうぶ。その他大勢でない『たった独り』の貴方にはそれらを自在に使う能力が備わっています。ヒントはこの本にしっかり詰め込んでありますから」(「あとがき」より) 主な目次……「日記を書く」「小説にオチはいらない」「セックスを書いてみる」「嘘をつくセンス」「新人賞に応募する」「描写と説明1~3」「テーマとモチーフ」「辞書を引く」「地図を描く」「段落の作り方」「エンタメ作家の心構え」「承認慾求と名誉」など。 -
ABEMAアナウンサー西澤由夏です
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「下剋上アナ」として知名度&人気、急上昇! サイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資による、新しい未来のテレビ「ABEMA」の初代専属アナウンサー西澤由夏が、30歳を迎え待望のフォトエッセイを贈ります。 就職試験ではキー局のアナウンサー試験すべてに落ちるも、サイバーエージェントの営業職に就いたのち、入社2年目のときに初めて行われたABEMAのアナウンサー試験に見事合格。幼い頃からの夢をかなえました。 現在は、『チャンスの時間』『ABEMAニュース』『堀江貴文と藤田晋のビジネスジャッジ』をはじめ、多くの番組を担当する彼女が30歳という新たな節目を迎えた人生の一瞬を切り取ると同時に、内面や成長を見つめる旅へと誘います。 デートシチュエーション、グラビアにも挑戦。普段の番組では見せたことがない一面を見せています。 さらに、地元で過ごしたプライベートショットや、仕事中の秘蔵写真も本邦初公開。 生い立ちや日々気になること、仕事、自身の内面について、自身の言葉で書き綴ります。 後半には、サイバーエージェントの藤田晋社長との特別対談もたっぷり収録。 ファンならば見逃せないものばかりです。 X(旧Twitter):@nishizawa_yuka Instagram:@yknszw -
世界を文学でどう描けるか
いま、ここにある「世界」とは、何か。どのようにすれば、それを叙述できるのか―― 2022年春にロシア軍のウクライナ侵攻が始まったとき、思い起こしたのは20年前に訪れたサハリンで出会った人びととの会話だった。作家は、サハリンに生きた人びとの姿を通して、この世界をどうすれば描くことができるかという自問と対峙する。 世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、かすかではあるが、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。 【目次】 1 私がサハリンに行ったとき 2 ユジノサハリンスク 3 ポロナイスク 4 オハ 5 二〇年後の世界 6 『フランケンシュタイン』は、世界をどう描いたか 7 ヴィノクロフのこと 8 オタスからの世界 【著者】 黒川創 作家。1961年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年『かもめの日』で読売文学賞、13年刊『国境[完全版]』で伊藤整文学賞(評論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞、18年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞。主な作品に『イカロスの森』、『暗い林を抜けて』、『ウィーン近郊』、『旅する少年』、『彼女のことを知っている』、評論に『鷗外と漱石のあいだで 日本語の文学が生まれる場所』、編著書に『〈外地〉の日本語文学選』(全3巻)などがある。 -
宇垣美里フォトエッセイ「風をたべる 2」
『週刊プレイボーイ』で連載中のコラム「人生はロックだ!!」をまとめた1stフォトエッセイ『風をたべる』の発売から約3年半。大好評だった前作の続編『風をたべる 2』が発売! 青春時代の思い出から、彼女が愛してやまないモノたち、そして独特の世界観、本音で語った考え方など、今作も彼女の魅力がギュッと詰まっています。「脳内に住む6人の女たち」「働きたくない理由」「好きな男性のタイプの最適解」「男女の友情」「ギャルになりたいと思う理由」などなど、赤裸々に書き綴っています。 また、グラビアパートでは、「旅」をテーマに、石垣島を中心にした離島で撮影。馬に乗って海に入ったり、プールで泳いだり、古民家でまどろんだりと、『風をたべる2』でしか見られない姿を披露。読み応え、見応え十分の一冊! (撮影/大辻隆広) ■宇垣美里(うがき・みさと) 1991年4月16日生まれ 兵庫県出身 2019年3月にTBSを退社、4月よりオスカープロモーションに所属。 現在はフリーアナウンサーとして、テレビ、ラジオ、雑誌、CM出演のほか、女優業や執筆活動も行うなど幅広く活躍中。 TBSラジオ『アフター6ジャンクション』(月~金曜18時~/火曜担当)に出演 -
無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語
全く新しい大江論にして、最良の“入門書”。大江文学のチャイルドライクな魅力を味わい尽くす一冊。 大江の描く子供たちは、なぜ印象的なのか? 『芽むしり仔撃ち』『洪水はわが魂に及び』から『治療塔』まで。物語に登場する子供に注目し、〈無垢〉への比類なき想像力にせまった、画期的な大江論。読まず嫌いのまま大人になった人へ。これから大江文学と出会う世代へ。 【目次】 第一章 チャイルドライクな文学のために 第二章 学生作家の栄光と不安 第三章 赤んぼうの敵 第四章 一九六九年のパーコーメン 第五章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ 第六章 逆転また逆転 第七章 反時代的ゲーム 第八章 神隠し願望… 第九章 男たちよ! 第一〇章 「ただいま」と「お帰り」 第一一章 上品な人間 第一二章 未来の子供 あとがき 【著者】 野崎歓 1959年生まれ。仏文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年『ジャン・ルノワール――越境する映画』でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』で読売文学賞、2019年『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞受賞。バルザック、ヴィアンなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている』『フランス文学と愛』他。 -
いままでとこれから
スケートボード男子ストリート初代金メダリスト、堀米雄斗のすべてが詰まった初のフォトエッセイ! スケートボードが大好きな下町生まれの少年は、どのようにしてアメリカでプロスケーターとなり、金メダル選手になったのか。 ロサンゼルスで撮り下ろした練習風景やプライベート写真に加え、 今までの生い立ちからスケートに対する想いを、本人が飾らない言葉で綴ったフォトエッセイ。 写真、読み物、どちらからも堀米雄斗の今までの軌跡と魅力を知ることができる一冊。 【幼少期の記憶】 初めてスケボーに触れた記憶……そう言われると、実はあまり覚えていない。2、3歳くらいのときの写真を見て、そういえば身近にあったかもなぁと思い出すくらい。スケーターだったお父さんの話によると、まだ歩けない赤ちゃんのときから、家から徒歩10分の小松川公園に僕を連れて滑りに行っていたという。お母さんと結婚するときにスケボーは辞めると約束していたから、子守という名目で「ちょっと散歩に連れてくわ」と理由をつけ、お父さんが滑りたいがために連れて行かれていたらしい。そしてパークでお父さんが滑っているあいだ僕は放置され、そこに集まっているスケーターが誰かしら面倒を見てくれていた。そうやって知らないうちからスケートボードには触れていたみたいだけど、実際にスケボーに乗った記憶があるのは、物心のついた5、6歳のとき。家のベランダにはよくわからない工具やデッキが転がっていて、お父さんと一緒に小松川公園で練習していた記憶がある。(本文より) -
命の伝言 ― 戦火を生き抜いて ―
本書は、季刊『道』に掲載したインタビュー集です。 戦争を生き抜き、その理不尽、悲惨さを語ってくださった方々のお話をまとめました。その体験、思いを後世に伝え残したいと願うものです。 園田天光光 日本初女性代議士 元外相夫人 やり抜く意志が肚をつくる 中沢啓治 『はだしのゲン』作者 広島原爆の惨状を生き抜いて 踏まれて育つ麦のように強くあれ 坪井 直 日本原水爆被害者団体協議会代表委員/広島県原爆被害者団体協議会理事長 ネバーギブアップ!「命が一番!」の祈りがかなうまで 谷口稜曄 長崎原爆被災者協議会会長 「原爆を背負い続け67年」 笑顔の奥にあるものを伝えたい 苦しみ憎しみを乗り越えて今こそ核廃絶への思い 山里和枝 沖縄戦 語り部 沖縄の祈り 語り伝えるために生かされて 根本益伊 軽巡洋艦五十鈴乗組員 命をつないだ一本の手拭い 木村 孝 中国帰国者定着促進友の会 元事務局長 終戦から始まった戦禍 ― 8月9日ソ連侵攻~引き揚げまで ― 原田 要 最後の零戦パイロット 命をかけた 平和を守り抜くために 太田リセ 日本赤十字社従軍看護婦 軍国少女、あこがれで看護婦に 金子兜太 元海軍主計大尉/俳人 信念のままに伝え続ける 反戦の思い 木内信夫 元陸軍飛行兵/シベリア抑留生存者 世界の人は みんな仲良くなれるのです 三村 節 シベリア抑留体験者 絶望の中を生き抜いて 未来永劫の平和を守るために -
日本橋に生まれて 本音を申せば
「映画は子供のころから見ていた。東京は日本橋区の生れで、和菓子屋の九代目の長男で、親や番頭に可愛がられながら育ったから、そういうことになる。」 自らをそう振り返る小林信彦さんが、折にふれて観なおす名画の話。八十何年かの人生をいろどる幸福な出会い。名著に加筆を施した『決定版 日本の喜劇人』のこと……。 「週刊文春」で23年連載された名物コラム『本音を申せば』シリーズが、本書をもって完結します。 第一部「奔流の中での出会い」は、野坂昭如さん、山川方夫さん、渥美清さん、植木等さん、長部日出雄さん、大瀧詠一さん、江戸川乱歩さんなど、ひときわゆかり深い17名の思い出。 第二部「最後に、本音を申せば」は、2021年のクロニクル。NHKBSプレミアムで放映される映画のラインナップが上質なのに感心し、『日本の喜劇人』に加筆して「決定版」を刊行された年でした。 「数少い読者へ」と題した最終回が「週刊文春」に掲載されると、愛読してこられた読者の方々からのお便りが、編集部に続々と寄せられました。長年のご愛読に感謝しつつお届けする最終巻。平野甲賀さんのフォントを題字に使用し、本文挿絵は小林泰彦さんです。 -
人気レシピ本が教えてくれた ラクしておいしい令和のごはん革命
【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 平成から令和の人気レシピ本の数々からわかった家庭料理の新常識!時短、簡単、誰が作ってもOK! ラクしておいしい知恵が満載 創業104年の歴史をもつ、料理本の老舗でもある出版社 『主婦の友社』から生まれた本です。 特に、平成から令和を中心に、人気料理レシピ本からわかった、 「家庭料理と日本人の歴史」や、食のトレンドがよくわかる1冊。 料理本好きな人、料理好きな人、食ブームに敏感な人。おいしいものが好きな人、 みんな読めばお腹がすき、お料理を作りたくなること間違いなし!です。 ★電子書籍はカラー版。料理イラストは、Twitterで人気のマンガ家「限界ごはん」の杏耶さん。 阿古 真理(アコマリ):作家・生活史研究家 1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学を卒業後、大阪の広告制作会社を経て1996年よりフリー。1999年に東京に拠点を移し、ジャーナリズムの世界に入る。東洋経済オンライン、現代ビジネス、FRaU、クックパッドニュースなどのウェブマガジンで食のトレンド、家事、ジェンダーをテーマに執筆するほか、食を中心にした暮らしの歴史やジェンダー関連の本を執筆。主な著書に『昭和育ちのおいしい記憶』(筑摩書房)、『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。』(幻冬舎)、『うちのご飯の60年』(筑摩書房)、『昭和の洋食 平成のカフェ飯』(ちくま文庫)、『小林カツ代と栗原はるみ』・『料理は女の義務ですか』(共に新潮新書)、『日本外食全史』(亜紀書房)など。 -
Jeep CUSTOM BOOK Vol.8
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Jeepシリーズのカスタマイズ人気を支えてきた人々の声、カスタマイズ派も満足するカスタムテクニックなど、Jeepカスタマイズを満喫するための情報が満載です。 ■Jeep FAN CLUB Information 2021 ■Jeep伝統の80年 ■パーツ選びは奥が深いのです ■日本一のビルダーが手掛ける最上級のラングラー ■クールなスタイルには、最高のサウンドシステムを! ■CUSTOM WHEELS 大全 ■Jeep CUSTOMIZE PARTS CATALOG 2021 -
人間をつくる 武の道、武の心〈季刊 道 シリーズ〉
本書は、季刊『道』で行なってきた武道家へのインタビューをまとめたものです。 武道修業がどのように自分を支え、生きる指針となってきたか。 武道のあり方や、人としてのあり方など、厳しい時代・修業を経てきた先生方にじっくりとお話しいただきました。 その生き様に、多くの読者はたくさんの勇気と前に進むエネルギーを与えられることでしょう。 また、自らを律し社会に貢献する人材育成を目指す方は、指導者としてリーダーとしてのあり方の多くのヒントを見出すことでしょう。 【剣道編】 中村鶴治 剣道範士 青少年育成を終生の仕事として 芳根鋭蔵 剣道範士 剣は、実社会に通じて、はじめて「道」になるのです 羽賀忠利 剣道範士/居合道範士 子供の心に焼きつく手本となれ 石原忠美 剣道範士 我が剣道を語る 剣による人間形成を目指して 井上義彦 剣道範士 「生きる」尊さへの気づきが、武道を命と結びつける 森島健男 剣道範士 技の剣道から、 心・気の剣道へ 日本人を取り戻すためにて 児嶋 克 剣道範士/居合道範士 相手を迎えて一つになる 藤野圭江 剣道教士 子供たちとともに人生真剣勝負! 【弓道編】 大沢万治 弓道範士 阿波研造範士の教え 正しきを求めて 池田正一郎 梅路見鸞門人 中てることにこだわらず、そこを抜け出す境地へ 浦上博子 弓道範士 型で自由になる弓と心 リアム・オブライエン 弓道教士 “とらわれない” 世界へ 自己と向き合う修行の日々 岡﨑廣志 弓道範士 的に向かい自分を磨く 弓道は時代を支える人間をつくる道 【なぎなた編】 澤田花江 なぎなた範士 七十余年の修行の賜物を次の時代に伝え残す 松尾綾子 なぎなた範士 わが身を修める なぎなたへの道 池嶋和子 なぎなた範士 深さに向かう稽古が人を育てる ― 季刊『道』144号(2005年春)~172号(2012年春)に掲載 ー -
近頃なぜか岡本喜八 反戦の技法、娯楽の思想
痛烈な体験を抱え「カッコイイ戦争」に抗い続けた岡本喜八。不穏さを増す近頃、喜八の映画が再び光を放つ。 「戦争は悲劇だった。しかも喜劇でもあった。戦争映画もどっちかだ」。なぜいま、岡本喜八なのか。痛烈な戦争体験を抱え、フマジメな余計者として「カッコイイ戦争」に抗い続けた岡本喜八。喜八は誰ととともに何と戦ったのか。その遺伝子はどこに受け継がれているのか。不穏さを増す近頃、「人と人の争い」を描き続けた岡本喜八の表現が再び光を放つ。 【目次】 はじめに 第1章 映画監督・岡本喜八の誕生——「カッコイイ戦争」のインパクトとその背景/山本昭宏 第2章 「フマジメ」な抗い——喜劇へのこだわりと「正しさ」への違和感/福間良明 第3章 「余計者」にとっての「明治」と「民衆」——時代劇から問う近代日本 /佐藤彰宣 第4章 誰とともに何と戦う?——「内戦」を描く岡本喜八/野上 元 第5章 キハチの遺伝子——喜八映画の影響関係と戦争体験/塚田修一 終 章 青い血とコロナウイルス——軍事とメディアによるスペクタクル/山本昭宏 あとがき 【著者】 山本昭宏 神戸市外国語大学准教授。一九八四年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は日本近現代文化史。主著に『核エネルギー言説の戦後史 1945〜1960——「被爆の記憶」と「原子力の夢」』(人文書院、二〇一二年)、『核と日本人——ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(中公新書、二〇一五年)、『大江健三郎とその時代——「戦後」に選ばれた小説家』(人文書院、二〇一九年)など。 -
マハーバーラタ、聖性と戦闘と豊穣
深遠かつ美しい構造をもつ神話の宝庫をひらく。 アルジュナ、ドゥルヨーダナ、クリシュナ……人間的な魅力を放つ英雄たち。 ウシャナスの不死の術、聖なる飲料ソーマ、最強の武器ブラフマシラスなど、不可思議な秘術・宝物。 そしてヨーロッパ、北欧、日本の神話との謎めいた符合。 ・わかりやすいあらすじと一八〇項目の小事典を収録、入門篇としても最適! ・『世界の神話』が1万部を突破、いま最も売れている神話学者、沖田瑞穂さんの研究成果13篇を凝縮! ・FGO、パズドラ、バーフバリ……。ゲーム、映画のファンも必携! 【目次】 はじめに 第Ⅰ部 あらすじ 第Ⅱ部 論考 『マハーバーラタ』の構造 第1章 『マハーバーラタ』のふたつの構造 第2章 ヴァルナからヴィシュヌへ 第3章 神々の不死の起源——アムリタとソーマと蘇生の術 第4章 呪術師ウシャナス 第5章 ビーマはなぜ料理人に変装したのか 第6章 英雄たちの二重のイニシエーション 『マハーバーラタ』と世界の神話の比較 第7章 悪魔と富の比較神話 第8章 乳海攪拌神話とラグナロク——終末の神話 第9章 ゴーヴァンの比較神話 『マハーバーラタ』と日本の神話の比較 第10章 花咲か爺の起源 第11章 マータリの地底界めぐり 第12章 ヒルコとアルナ 第13章 シヴァとスサノヲ——その奇妙な類似 第Ⅲ部 小事典 おわりに 【著者】 沖田瑞穂 1977年生まれ。神話学者。神話学研究所を主宰。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。専門はインド神話、比較神話。『世界の神話』(岩波書店、2019年)、『マハーバーラタ入門』(勉誠出版、2019年)、『インド神話物語 マハーバーラタ』(監訳、原書房、2019年)、『怖い女』(原書房、2018年)、『世界女神大事典』(共編著、原書房、2015年)『マハーバーラタの神話学』(弘文堂、2008年)など多くの著書がある。 -
室内生活
独りで、ゆっくり、大量に! これが知的体幹を鍛え、思考の基盤を厚くする本の読み方。 読書の醍醐味は、そこから何を読み取り何を得るかにある。 当代随一の本の読み手が、これまでに手掛けた書籍解説、書評の ほぼすべてを網羅した「全書籍解説・書評・読書論集」。 できれば部屋から一歩も出ず、ずっと本を読んでいたい! 読書は、アスリートにとっての基礎練習。室内で寝ながらできる走り込み、汗をかかない筋トレ、体を動かさないストレッチ。本さえあれば、1年365日、呼吸をするように思考を鍛えられる。著者の貪欲なまでの研究マインドに裏付けられた読書術を、あますことなく体験できる決定版読書論。先端ITビジネス系から塩野七生、城山三郎、古川ロッパ昭和日記まで。「特殊読書の愉悦」「棺桶に入れてほしい本」などコラムも抱腹絶倒のおもしろさ。 -
そして怪物たちは旅立った。時代を創った100人への手紙(ペンブックス)
歴史上に名を残す100人の偉人、賢人、そして悪党まで、その人のなかに棲む“怪物性”を見事にえぐり出す。 開高健、柴田錬三郎から薫陶を受け、80年代には編集長として鋭い嗅覚で時代を切り取り、「週刊プレイボーイ」を100万部にまで育て上げた島地勝彦が、リスペクトする歴史人物たちへ宛てた100通の弔辞。 登場する人物は、アル・カポネからチャーチル、カエサル、シャネル、ヒトラー、ゴッホ、吉田茂、ジョブズなど、偉人、賢人、奇人に悪党まで。 クスリと笑えるエピソードや男のロマンを感じさせる武勇伝を語るユーモアに富んだシマジ節が心地よい一冊。 -
「クリエイティブ」の処方箋
「創造性」は選ばれた天才にしか許されないという盲信は、アート界最初のスーパースターであるミケランジェロによって出現した。 「才能」はしばしば「生来の能力」と混同される。さらに「才能」と「技術」を混同しているひとも大勢いる。クリエイティブな仕事とは、いわゆるアーティストやデザイナーなどの職種だけにあてはまるものではなく、営業や経理、庶務、技術者などすべてのひとが自分なりの創造性を見つけて役立てられるものである。自分には生まれつき備わっていない、才能が無いから無理であるという思い込みは今すぐ捨てよう! 古今東西からありとあらゆる“クリエイティブな思考で成功した人たち”を調べあげ、研究してきたアーティスト、ロッド・ジャドキンスによる待望の本書は、ダダイスム宣言からノーベル賞受賞経済学者、アンディ・ウォーホルのアトリエからアインシュタインの机まで網羅し、多角的な視点で創造性豊かな成功者たちの方法論を解きあかしていく。どんな仕事につく人でも、自信を持って、自らの才能に目覚め、自分のクリエイティブに気がつき、生きていくヒントが詰まっているのである。 この本の目的は、創造的思考を可能にするコツを、要点を絞ってまとめること。そして、クリエイティブな人たちの思考の裏側を探り、誰にでも応用できるようにすること。さらに、クリエイティブな活動に取り組む人なら必ずぶつかる壁が、どのように乗り越えられてきたかという事例を、読者の皆さんと共有することも目的としている。クリエイティブになるためなら、「自分らしくあること」を自分に許してやらなければならない。もう別の誰かになるのに忙しくするのはやめて、自分には何が響いて、どういうことに反応するのか、じっくり検証してみよう。 -
内田勘太郎 ブルース漂流記
日本を代表するブルース・ギタリスト内田勘太郎、初のエッセイ集。 ブルース、ギター、旅のあれこれ。 多くのミュージシャンにリスペクトされる憂歌団のギタリスト内田勘太郎、初のエッセイ集。幼少からデビューまでをブログで綴ってきたギター事始めを加筆編集。さらにアコースティック・ギター・マガジンで連載中の廻国ギター旅、影響を受けたブルースマン、各方面のミュージシャンからのコメント、すぐに役立つブルースのターンアラウンド直伝譜面、愛用のチャキP-1や旅の道具も大公開。憂歌団解散、再始動、沖縄、現在の活動についても語り尽くしたもりだくさんの1冊。 【CONTENTS】 ●ギター事始め~ギターとの出会い、木村君との出会い、憂歌団結成、デビューのいきさつ ●私を蹴とばしたブルースマン達~影響を受けたブルースマン ●廻国ギター旅~アコースティック・ギター・マガジン連載中のコラムより ●内田勘太郎の面倒くさいところ~ミュージシャン、タレントなど勘太郎縁の方からのコメント集 ●ギター事始め番外編~最新インタビュー ●譜面付き!直伝ブルース・ターンアラウンド 書籍版の付録CDの音源は、この電子版には付いておりません。 -
蘇生版 水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負
幻の名著が四半世紀ぶりに復活! 『サントリークォータリー』22~31号に連載され、1989年にTBSブリタニカより刊行された「ジョーク対談集」の復刻版。 いまだ人気衰えぬ文豪・開高 健と、週刊プレイボーイ元編集長で現在はエッセイスト&バーマンであるシマジが、世界のジョークをエンエンと繰り返す。 怒濤のジョーク・ストーリー174篇を掲載!序文を『サントリークォータリー』元編集長の谷浩志氏が執筆、連載当時の秘話を初めて明かす。 読めばワカる。 読まねばオクれる! 文筆家・小泉武夫氏推薦 「ユーモアとは何か、ジョークとは何かを知りたかったら 本書を読みなさい。そうすると、この本から湧き出てくる笑いの中から、自然に明るい心が開けてきます」 -
忘却の力――創造の再発見
「近代社会は知識信仰が根強い。知識は広ければ広いほどよく、多ければ多いほどよいときめてかかっている……。実際、若いときはすばらしく創造的であった人が、知識がふえ、経験を積むにつれて力を失っていく例はいたましいほど多い……。過ぎたるはなお及ばざるごとし(『論語』)は、知識においても妥当する。肥満は運動によって解消するらしいが、知識メタボリック症候群において、運動に当るものは、忘却であろうが、忘れることは、散歩などに比べて格段に難しいのである」現代の人間にとって、記憶以上に大切なものは忘却である。コンピューターにはまちがっても選択的忘却という芸当はできない。知的肥満をおさえ、頭のはたらきをよくする50のヒント。 -
夜のある町で
詩集『渡世』で高見順賞を受けた現代詩作家による、待望のエッセイ集。「一日をまるまる空ける。そして人と話をして過ごす。それができたら、しあわせだと思う。」「電車のなかで、二人が語らっている。そのうちの一人が、どこかの駅に降りていく。残された人の表情を見ると、みじかい間ではあれ、人が人とふれあった痕跡が、その顔に残っている。それは、消えていくものであるが、すぐに消えるわけではない。ろうそくの焔のようにしばらくの間、目もと、口もとをうろついている。別れた人と、まだ話をしている。そんな表情の人もいる。」こんなふうに、明るく繊細な文章で書き留められているのは、ゆっくりと、でも確実に変わっている世相と社会、食べ物、作家や本のことである。それをつらぬく思いはひとつ、この国が失っているのは心である前に、まずは言葉なのだということ。その場その場で人間らしくあるために、言葉はある。あきらめ多き人生にあって、知恵と勇気をあたえてくれる、文学の実用書。 -
知恵の悲しみの時代
「昭和の戦争の時代を、「知恵の悲しみの時代」として、その時代に遺された本を通して書くこと。この本に取りあげたのは、戦争の時代を語る大きな物語ではとりあげられることのない本がほとんどですが、気もちの素となったのは、昭和の敗戦後すぐにでた世界古典文庫版で読んだ、グリボエードフの死に同時代人としてプーシキンが寄せた言葉――「すぐれた人々は跡形もなくわれわれの許から消えてゆく。われわれは怠惰で無関心である」――でした。この本に書きとどめたのは、戦争の時代の奔流、増水、氾濫の記録ではなく、戦争の時代の見えない伏流水の記録です。この小さな本の試みが、「われわれの怠惰と無関心」の先に、すでに「跡形もなくわれわれの許から消えて」ゆこうとしている一つの時代の遺した言葉と記憶を、いくらかでも鮮明によびもどすことができれば、望外です。」(本書「あとがき」より)月刊「みすず」好評連載を再編集加筆のうえ一本に。『私の二十世紀書店』の著者ならでは書けぬ名著がここに生まれた。 -
世に出ないことば
『夜のある町で』『忘れられる過去』につづくエッセイ集である本書『世に出ないことば』について、あとがきで著者は、こう書いている。「読書が、この本の中心になった。いろんな作品を読み、以下のことを感じた。文章は、どの人のものも、ことばという木の葉をいくつか、ときには、いっぱいつけて出てくる。身がかくれるようないでたちで、登場する。書きたくはなかったこと、そうは思えなかったこと、急だったこと、いまは埋めておきたいこと、このあとで気づくことになることなどが、あるためだろう。そのあたりは光が足りず、なかなか決められないものだ。文章にも、ことばひとつにも、世に出ない世界があるのだ。そのまわりを歩いた。木の葉をつけて、歩いてみた。」「水曜日の戦い」「ぼくのせっけん」「悲しくはない絵」「封筒の世界」「東京にはいない人」など66編。いちばん気になる作家の、いまとこれからが、つまっている。 -
サーミランドの宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』起筆100年記念出版! エスペラント語で書かれて梵字の捺されたパスポート(旅券)をこの二人は携えている。 地球人がいま銀河系人になる。 ――古川日出男 宮沢賢治の〈北〉とフィンランドの〈北〉が、旅なんて可能なのか、と思える時代にあって可能な限り誠実な旅の中でしなやかにつながり、みんなの〈北〉になっていく。 ――柴田元幸 『銀河鉄道の夜』起筆100年となる昨年2月、朗読劇『銀河鉄道の夜』の活動を東日本大震災後から続けてきた著者は、「北」へ憧れていた賢治の魂と言葉を、最北の地であるサーミランドに連れて行く旅を決行した。真冬には零下30度にもなる北極圏だ。本書は賢治の詩想を追い求めてきた二人が、北の果てで賢治と向き合った旅の記録である。 先住民のサーミの人々が住み、「サーミランド」と呼ぶ地は、「ラップランド」のことだが、サーミ人は「ラップランド」とは決して言わない。現地の目を通して初めて見えてくる差別意識は、賢治が抱いていた劣等感をも浮かび上がらせる。二人は、サンタクロースの町ロヴァニエミから北へ向かい、フィンランド最北の村に住むサーミの詩人イマさんの自宅を訪ねた。トナカイの肉をごちそうになりながら、生活や思想、文化を直接体験し、さらにサーミの聖地である湖の上で賢治の詩を朗読し、その声を土地に響かせた。近代文明に浸かって無意識的に生きている自らに批判的な眼差しを向け、自然観を大きく揺さぶられながら、生と死、〝ほんとうの幸い〟の意味を北の果てで問い続けた旅の終わりに最大の気づきと感動が読者を待ち受けている。 『銀河鉄道の夜』を次の100年に向けて走らせる渾身の書き下ろし! -
初心生涯:私の履歴書
はじめての回顧録 共棲のためのエッセイ 「初心とは初めに物事を決めた時の気持ちや意志を持続することではない。時々の初心、どんな状況にあってもどんな年齢になっても、その時々を初々しく新鮮に生きる境地のことである。」(本書第三部より) 日経新聞連載で反響を呼んだ「私の履歴書」をもとに刊行する、三部構成の自伝エッセイ集(第一部「私の履歴書」、第二部「私の随考録」、第三部「私の人生観」)。 静岡県は清水の材木商の家に生まれ、広沢虎造の浪曲を唸る父親、徳川家で奉公していたという母親、義太夫語りの祖父のもとで育った──幼少期や学生時代の逸話をはじめ、演劇人としての活躍はもちろん、政財界人との関わり等が、貴重な写真とともに語られてゆく。 大自然の気候変動の渦中を「初心の人生」をめざして劇的に生きてきた、世界的な演出家による、はじめての回顧録だ。そしてそれはすなわち、世界の涯てから公共性を拓き、昭和・平成・令和をつらぬいてきた、日本の「劇場文化史」でもある。秘蔵写真・決定版年譜も収録。人間の共棲のためのエッセイ。 -
わからない
四半世紀分のキシモトワールド リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。 -
ある蹴球作家の海外漂泊体験記… 一挙3本立て
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ボールを追いかけて世界を旅した先に見えたのは、サッカーだけでは語りきれない、人間と世界の姿だった。 セルビア、ボスニア、コソヴォ、そして戦時下のウクライナへ。 スタジアムの熱狂、国境や民族を越えて生まれた友情、紛争の記憶を抱えて生きる人々との出会い。 さらに、映画『MINAMATA』の撮影参加や、自らの挫折、家族との葛藤、人生の再生までを赤裸々に綴る。 『The Rolling Balls』『Balkan Shoot』『逃生行』からなる本書は、長年サッカーに携わり、世界各地を歩いてきた著者だからこそ描ける、異色の蹴球紀行三部作。 サッカーは世界を平和にできるのか。 旅は、人の人生を変えることができるのか。 転がるボールの先で出会った人々と情景を通して、「生きること」と「平和」を見つめる、笑いと涙、出会いと別れに満ちたノンフィクション。 -
秋山仁の人生方程式の解き方 夢さえあれば
派手なバンダナにレゲエファッション―― 「奇抜な数学者」として注目を集めた数学者・秋山仁。 その人生は、何歳になっても学び続け、夢を追い続ける力にあった。 読売新聞連載「時代の証言者」で綴られた秋山先生の人生は、学生の頃から現在に至るまで、数えきれないほど多くの生徒に数学の魅力を伝えるとともに、自らも新たな挑戦を続け成長する姿が描かれた。 才能がなくても「好きなこと」なら続けられる、笑顔で挑み続ければいつか極められる、その力で誰かを笑顔にできれば幸せな人生をつかめる。 かつて秋山氏の教えを受けた世代を中心に、「あの秋山先生が、また私たちに人生を指南してくれる」と読んで楽しめる一冊。 数学という大海原を漂流した秋山仁の80年の人生を追う。 <読売新聞連載「時代の証言者」を大幅加筆、待望の書籍化> -
台湾夜市大全
牡蠣オムレツ、さつまいもボール、麻雀ビンゴ、酒瓶釣り、ネイルに占いまで! 多種多様な台湾夜市の屋台を豊富なカラー写真で紹介。 台湾夜市の裏側や歴史、最新事情も徹底解説! ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「台湾夜市の成り立ちって?」 「水道・電気・ガスはどうしているの?」 「昼間、屋台はどこにあるの?」 「日本でも夜市はつくれる?」 都市空間と人や街との関わりを研究する都市デザインの専門家が、日々進化、流動し続ける夜市の知られざる魅力に迫ります。 -
おいしくってありがとう 味な副音声の本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト、 『味な副音声 ~ voice of food ~』待望の書籍化! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/⻑濱ねる/⻑谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大⻄進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ -
彗星の孤独
私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした。――「二つの彗星」 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。 亡父・寺尾次郎(字幕翻訳家)について書き、大きな反響を呼んだ「二つの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。 ※本作品は2026/03/31まで配信していた「彗星の孤独」と同内容です。重複購入にご注意ください。 -
アコーディオン弾きと小さい死神
★チャラン・ポ・ランタン 小春が綴る待望の書き下ろし初エッセイ!★ 唄とアコーディオンの姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」の姉・小春、初の書き下ろしエッセイ。アコーディオンを手にして30年。音楽活動、結婚、離婚、再婚、出産、そして今を語る。 《コンテンツの紹介》 ・しゃべらないヤツだった ・終わりは、来ます ・そして暇になった ・最後のロールキャベツ ・電話を切ると死ぬらしい ・ホームレスになりたい ・砂まみれの自宅 ・めちゃくちゃ下手くそ ・パリに行きたいです ・親知らずを抜いた ・なんとなく始まったユニット ・消えたモーゼ ・消えたマネージャー ・火災ライブ ・531台売れた日 ・マロングラッセとチョコレート ・息子、誕生。 ・ゴミ箱を空にする ・小さい死神 ※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事・ 写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。 -
ヒゲのガハクごはん帖
画家・山口晃の日常を妻が綴り、それに夫が絵で応える。 山口晃夫妻、初の合作による「食の絵日記」エッセイを書籍化! 人気画家・山口晃のエッセイ漫画『すゞしろ日記』に登場する、「カミさん」こと妻の梅村由美。丸顔で肝が据わっていて、「むはは」と笑い食欲旺盛。夫目線から理不尽の権化のごとく(?)描かれてきた彼女が、ついに筆を執った――! 自宅で、行きつけの店で、旅先で、場所を選ばず発揮される「ガハク」こと山口晃の「食」に対するこだわり。そんな夫との日々を妻目線から綴る文章に、たっぷりの挿画でガハクが応酬する、ウェブメディア「MON ONCLE」の人気連載『ヒゲのガハクごはん帖』を、このたび単行本化。二人の食体験を文と絵の両方から絵巻物のように楽しめる、新感覚のエッセイ本となっています。 収録した17のエピソードは、結婚生活初期の衝撃の料理や現在に至る定番メニュー、チョコやケーキといったおやつ事情、出張制作時のお弁当日記、さらにはヴェネチア、バレンシア、ニューヨークといった海外での体験など、場所もテーマも多種多様。 連載時より大幅な加筆を経て、実に7割超のページが挿画入りという豪華な1冊です。さらに、出張制作時に仕上げた作品1点をカラーで収録! 【著者略歴】 梅村由美 (うめむら・ゆみ) 1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約30年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。仕事柄、アートフェアや展覧会などで国内外の出張が多かったこともあり、インドア派のわりには旅行好き。好きな食べ物はすしとそば。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー。 山口晃(やまぐち・あきら) 1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。2023年の東京・アーティゾン美術館における「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をはじめとする個展や国内外での作品展示多数。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第12回小林秀雄賞受賞)、エッセイ漫画『すゞしろ日記』(羽鳥書店)、漫画作品『趣都』(講談社)などがある。 -
声の地層 災禍と痛みを語ること
人々の言葉と風景を記録する気鋭の書き手による、「オーラルヒストリー文学」 多くを失い身一つになっても、集えば人は語りだす。 伝える人と、耳をすます人の間に生まれた、語り継ぎの「記録文学」。 「すこしの勇気を持って、この人に語ってみよう、と思う。その瞬間、ちいさく、激しい摩擦が起きる。マッチが擦れるみたいにして火花が散る。そこで灯った火が、語られた言葉の傍らにあるはずの、語られないこと、語り得ないことたちを照らしてくれる気がして。それらを無理やり明るみに出そうとは思わない。ただその存在を忘れずにいたい」(はじめに) 【目次】 はじめに――語らいの場へようこそ 第1章 おばあさんと旅人と死んだ人 第2章 霧が出れば語れる 第3章 今日という日には 第4章 ぬるま湯から息つぎ 第5章 名のない花を呼ぶ 第6章 送りの岸にて 第7章 斧の手太郎 第8章 平らな石を抱く 第9章 やまのおおじゃくぬけ 第10章 特別な日 第11章 ハルくんと散歩 第12章 しまわれた戦争 第13章 ハコベラ同盟 第14章 あたらしい地面 第15章 九〇年のバトン 声と歩く――あとがきにかえて 【著者】 瀬尾夏美 土地の人々の言葉と風景の記録を考え、絵や文章を作っている。東日本大震災のボランティアを機に小森はるかとのユニットで制作開始。2012年から陸前高田市で暮し対話の場作りや作品制作を行う。仙台で土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK」を立上げ。現在は東京を拠点に災禍の記録をリサーチ、それらを活用した表現を模索するプロジェクト「カロクリサイクル」を進め、“語れなさ” をテーマに旅をし物語を書く。著書は『あわいゆくころ』『二重のまち/交代地のうた』『10年目の手記』(共著)『New Habitations:from North to East 11 years after 3.11』(共著)他。 -
春秋の花
妥協を許さぬ小説や批評の書き手で知られる大西巨人は幼少期より古今東西の詩文を愛好してきた。成長し老境に至るまで折りに触れ愛唱してきた断章は、柿本人麻呂、西行、正岡子規、石川啄木、与謝野晶子、斎藤茂吉、斎藤史、松尾芭蕉、西東三鬼、金子兜太、島崎藤村、三好達治、佐藤春夫、茨木のり子、森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、有島武郎、中野重治、小林秀雄、吉本隆明、柄谷行人…と、万葉の世から現代まで幅広く、また意外性すら湛えて季節毎に丁寧に並べ置かれている。 文学を愛する者として人後に落ちない大西巨人が年月をかけ丹精して選んだ詩文の精髄がここにある。 -
涙のアディオス
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和5年、ペルーに新天地を求め成功をおさめるが、第二次大戦の勃発で不法にも米国強制収容所に拉致され、戦後、米国へ帰化した一庶民の“三つの祖国”を生きた貴重な回想録。「米国における日系中南米人の戦後補償」を大幅増補。 【目次】 口絵 再版への序 まえがき 目次 I 北海道移民の子──わたしの家族と生い立ち── Ⅱ 海外雄飛の夢を追って──東京における苦学の日々── Ⅲ 新天地ペルー──荒木商会の「居候」── Ⅳ 一本立ちを求めて「転進」また「転進」──カニエテの四年間── Ⅴ 忍び寄る暗雲──イーカでの成功と時代の流れ── Ⅵ 吹きすさぶ弾圧の嵐──戦時下の「敵性外人」── Ⅶ あわれな「日本国民軍」──ペルーからパナマの仮収容所へ── Ⅷ 「ユートピア」の試練──アメリカ合衆国、強制収容所の日々── Ⅸ 鉄条網の町から金網の町・シーブルックへ──仮釈放でアメリカ社会の現実ヘ── Ⅹ コンクリートのフロンティア──シカゴでのどん底生活と明日への希望── ⅩI アメリカ化する「不法入国者」──安定したシカゴでの日々── ⅩII 海と太陽の楽園・ハワイ──わたしが求めたもの── あとがき 編者の追記 増補 再版への緬者の追記 アメリカにおける日系中南米人の戦後補償 -
中年男のオックスフォード留学奮戦記
1990年代半ば、英国オックスフォード大学へユダヤ文学研究のため留学した著者の記録。40代目前の「中年男」として異国の地へ学びに行く不安と期待。そして、行く先々で出会うユダヤ人とユダヤにかかわる人びととの交流を描く。 誰の人生にも岐路というものがある。私の場合は、イディッシュ語作家 アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品との出会いがそれであった。 ……イディッシュ文学研究が予想もしなかった方向へと私を導いた。 これも私のバシェールト(イディッシュ語で「運命」の意)であろう。 人生とは分水嶺に落ちた木の葉のようなのかもしれない。 イディッシュ語はイディッシュ語を知る前とは全く異なる世界へと私を導き、 一時は死語になると危ぶまれた言語が、私の人生にパノラマのような視野を 与えてくれたのである。これから記すオックスフォード大学での ユダヤ学研究こそ私の人生の分水嶺であった。(「まえがき」より) -
輝きを取り戻す“発達障がい”と呼ばれる子どもたち ゆめの森こども園 愛の関わりと連携の実例集
島根県出雲市にある療育支援施設「ゆめの森こども園」。 そこでは、感覚過敏などで学校に行かれなかったり、生きづらさを感じている子どもたちが、食と関わりによって本来の輝きを取り戻し、いきいきと学校に戻っていくなど、目覚ましい変化を見せています。 そこには、25 年の保育経験を持つ著者の、目の前の子どものSOSを読み取る目と、子どもたち、そしてその家族を、スタッフ一丸となって大きな愛で見守る取り組みがあります。 家庭を巻き込んでの食の改善と、関わり方を変える取り組みで、子どもたちが劇的に回復していく様子を、お母さんの手記と著者の解説で追う実例集。 著者と共に取り組む小学校校長との対談や、著者に寄せられる質問・相談への回答を掲載。 実例と具体的な対応策がつまった本書は、「発達障がい」と診断されたお子さんを持つ親御さんだけでなく、子どもの教育や指導に関わるすべての人に読んでいただきたい本です。 ゆめの森こども園で実践している食の取り組み、ミネラル補給食のレシピつき。 -
熱狂きのこピープル ~森の精に憑かれたシェフとフリークス~
キノコに人生を捧げた愛しき人々の物語。 東京・恵比寿に「マッシュルーム」という老舗のフレンチレストランがある。 ここは知る人ぞ知るキノコ好きの聖地だ。 オーナーシェフ・山岡昌治が作る絶品のキノコ料理を目当てに、 世界中からキノコ好きが訪れる。 山岡はフランスでの修業時代に様々な美味なる天然キノコと出会い、 すっかりその魅力に取り憑かれてきた。 「マッシュルーム」は決してキノコ料理専門店というわけではないが、 訪れる客たちもまた、キノコに憑かれた者ばかりが訪れる。 キノコ同好者、栽培生産者、菌学者、料理人、キノコ図鑑の写真家、キノコ採り名人。 魚や肉に一切見向きもせず、ひたすらキノコだけをオーダーし続ける強者もいる。 ときには自分で採ったキノコをいきなり送りつけてくる者、 直接持参してくる少し面倒な輩も吸い寄せられたりする。 あらゆるキノコ好きが「マッシュルーム」を目指してやってくるのだ。 人々はなぜ、これほどまでキノコに魅せられるのか。 恵比寿「マッシュルーム」を舞台に、 キノコに人生を捧げた愛しき人々の物語が、今始まる。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
流木記:ある美術館主の80年
二つの喪失からの再出発 2022年5月、「無言館」は開館25周年を迎える。戦没画学生の作品を展示するこの私設美術館には毎年多くの見学者が訪れ、館長として活躍する著者の評価も高い。 しかしながらここ数年、著者は二つの大きな喪失を体現した。 一つは「無言館」の本家ともいえる「信濃デッサン館」を閉館したことである。このデッサン館は、著者が畏怖する村山槐多など、夭折した画家たちの作品や関係資料などを収蔵・展示してきたが、運営が困難となり、長野県立美術館に多くを売却・譲渡することとなった。 もう一つは十万人に一人以下という陰茎癌と診断され、手術によってペニスを失ったことである。長年疥癬に苦しんだり、講演中に脳出血で倒れたりと、病気につきまとわれる著者にとって、これは人生を見つめ直すほどの大きな衝撃だった。 この二つの大きな喪失によって、出生から現在まで、改めて半生を振り返り、自らの存在を確かめようとしたのが本書である。あえて負の部分を晒すことで、逆に傘寿を超えた著者の新たな野望すら見て取れ、不思議な共感を呼び起こす自伝的作品ともいえる。 -
コンセントの向こう側
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 原発事故後の「福島」の切なくも美しい現実。 震災後の福島を撮り続けた写真家の膨大なストックの中から厳選した写真に、随筆・詩を添え、「語られない真実」を召還し、「忘却された物語」を紡ぎ出す。 「赤々と煌々とコンセントのこちら側」 「いつも真夜中コンセントの向こう側」 東京のビジネス街や繁華街を鮮やかに彩る光。一家団欒の茶の間を温かく照らす光。その光はいったいどこから来たのだろうか。その繁栄はいったい何によってもたらされていたのだろうか。 大爆発を起こした福島第一原発。約半世紀かかると言われる廃炉作業は計画通りに進むのだろうか。膨大な高レベル放射性廃棄物は誰が引き受けるのだろうか。約束された「明るい未来は」どこにいったのだろうか。 科学の名のもとに、放射能という寝た子を起こしてしまった人類は、これから途方もない時間を「目覚めた子」と向き合わなければならない。これは天災でなく、人災なのだから。 ※この作品はカラー写真が含まれます。 【著者】中筋純 1966年和歌山県生まれ。2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島を撮り続ける。2016年より「流転 福島&チェルノブイリ」展を全国40か所で巡回。福島関連の表現を続ける芸術家たちの展覧会「もやい展」を主催。 -
ぼくが小さなプライド・パレード 北欧スウェーデンのLGBT+
LGBT+は、もう論争の的じゃない? LGBT+フレンドリー先進国の愛と勇気のリアル・ストーリー。 LGBT+の国際的な基礎知識から、LGBT+ムーブメントの歴史、ジェンダーレス幼稚園や世界初のLGBT専用高齢者住宅など最新のトレンドまで。さらに多くの人が「生きやすい」と認めるスウェーデンにも、まだある課題とは? 差別を知らない若者、子育て世代やシニア世代、当事者家族など、多様性あふれるインタビューも多数収録。日本が大好きなスウェーデン人による、日本の読者のために書きおろし。 【目次】 第1章 LGBT+ってなんだろう/第2章 スウェーデンの価値観とLGBT+の関係性は?/第3章 LGBT+の歴史をひもとく/第4章 LGBT+コミュニティとは?/第5章 LGBT+ムーブメントとインターセクショナリティ/第6章 コミュニティのための居場所/第7章 カミングアウトとは?/第8章 LGBT+と家族のかたち/第9章 スウェーデンのLGBT+コミュニティの課題〜移民、スポーツ界、ネオナチ、ジェンダー移行/第10章 スウェーデンのLGBT+の未来 【著者】 ソフィア・ヤンベリ 1993年ストックホルム生まれ。ストックホルム大学日本研究学科在学中の2013年に初来日。南山大学に留学後、帰国してストックホルム大学を卒業。2016〜17年上智大学に留学。2018年〜19年スウェーデン交流センター(北海道当別町)に勤務。現在、スウェーデンの旅行会社勤務。 轡田いずみ 1984年生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。大学在学中にスウェーデン・ウプサラ大学政治学部に留学。会社勤務を経て2015年に独立。現在、株式会社ノルディック・インスピレーション代表。「北欧の教育・学び リラ・トゥーレン」主宰。 -
幸福への道
あなたにとって幸福とは何ですか? 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。 「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。 【「まえがき」より】 22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸) 【ゲストのみなさん】 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家) -
イラク水滸伝
水牛と共に生きる被差別民がもつ“循環共生”の叡智とは? 権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む 謎の巨大湿地帯〈アフワール〉 ―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。 中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。 ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。 ・謎の古代宗教を信奉する“絶対平和主義”のマンダ教徒たち ・フセイン軍に激しく抵抗した「湿地の王」、コミュニストの戦い ・水牛と共に生きる被差別民マアダンの「持続可能な」環境保全の叡智 ・妻が二人いる訳とは?衝撃の民族誌的奇習「ゲッサ・ブ・ゲッサ」 ・“くさや汁”のようなアフワールのソウルフード「マスムータ」 ・イスラム文化を逸脱した自由奔放なマーシュアラブ布をめぐる謎……etc. 想像をはるかに超えた“混沌と迷走”の旅が、今ここに始まる―― 中東情勢の裏側と第一級の民族誌的記録が凝縮された 圧巻のノンフィクション大作、ついに誕生! -
ポップス歌手の耐えられない軽さ
曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。 マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。 時は図らずもコロナ禍という非常事態、 「週刊文春」というステージで綴られた全66篇 “魂”のエッセイ!! サザンオールスターズのリーダーにして日本の音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集! これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日本の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。 もちろん音楽についても、自身のサウンドに大きな影響を与えたザ・ビートルズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランらへの畏敬の念や、佐野元春や内田裕也、沢田研二、尾崎紀世彦など敬愛する日本のミュージシャンたちへの賛歌、サザンのメンバーやサポートスタッフへの感謝の想い、そしてコロナ下で行った無観客ライブの裏話など、桑田、サザンファンならずとも興味深い話題が満載です。 書籍化にあたって大幅な加筆&推敲を施し、さらに秘蔵カットも掲載! “ポップス歌手”桑田佳祐が「言葉」として残しておきたかったテーマを全身全霊、縦横無尽、天衣無縫に書き尽くした全432ページ、永久保存版の一冊です! -
また、本音を申せば
「週刊文春」の連載エッセイが一冊に。記念すべき第21弾! 名作映画「この世界の片隅に」をみながら疎開体験を苦く思い起こし、終戦の日々を書き残す。大病から生還し、青春時代から愛読した太宰治や、坂口安吾の長編ミステリを読み返す。久しぶりに書店へ行って最新海外ミステリを選ぶ楽しみ――。 「週刊文春」で『人生は五十一から』連載が始まってから21年。途中でタイトルが『本音を申せば』に変わっても、面白い本も映画も、東京の思い出も尽きない。 2017年4月、脳梗塞で入院した顛末は、『生還』(2019年3月刊)に詳しい。本書は、2017年から2019年、足掛け3年にわたるクロニクルである。 -
35歳の哲学者、遺伝性がんを生きる それでも子どもを望むということ
子どもがほしい。でも病気は遺伝させたくない。 32歳の不妊治療中に発覚した遺伝性乳がん。今の日本では、子どもに病気を遺伝させない技術が使えない。なぜ――? ・父方? 母方? 遺伝性のがんがわかったとき最初に思ったこと ・遺伝性がんでも子どもがほしい。「着床前遺伝学的検査」という選択肢 ・わたしが海外で着床前診断をすると決めた個人的な理由 ・日本で着床前診断のルールを作る日本産科婦人科学会 ・遺伝性がん患者に「生殖をめぐる自己決定権」はないの? ・遺伝性疾患がますます明らかになる時代に向き合うべき課題 遺伝性がん患者の着床前診断は本当に「命の選別」なのか? わたしは哲学者として、答えのない問いを考え続けなければならない――。日本社会が長く目を逸らしてきた問題に勇敢に挑む。 -
ここからが面白くなってくるわけでございますがッ ポンコツ弟子の上方講談修業戦記
2025年 第23回 開高健ノンフィクション賞 最終候補作。 28歳・無職、友だちほぼゼロ! 人生 行き詰まって飛び込んだ、弟子入り志願ノンフィクション! 時は令和。上方の講談界は地獄と化していた。 お客は数人、司法浪人から転じた師匠、気弱で怠惰で素敵な講談師たち、頻発する仲違い、東京講談界からの白眼視・・・・・・。そんな絶滅寸前にも見える世界の門を叩いた玉田玉山。 面白いとは? 芸人の心とは? プロとは? 理想の師弟関係とは? そして悩んでうつになって、その先に見えた希望の光。小さな世界で巻き起こる、おかしくも愛おしい人間ドラマの数々。皆さまの人生や社会の変革にお役に立たない愚かな姿に、一瞬でも笑っていただけましたらこれ幸いですが・・・・・・この続きは本書で。 (『ここからが面白くなってくるわけでございますがッ』とは? ・・・・・・爆笑が続いた演目の終わり際、講談師が語る決めゼリフ。話の続きへの期待を膨らませ、お客様にダメ押しの笑いを授ける、講談界最強のハッピーワード) 【著者プロフィール】 玉田玉山(たまだ ぎょくざん) 講談師。1990年兵庫県生まれ。2019年3月に上方で、講談師・四代目玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)に入門。その直後から新作講談を手掛け、自分の人生を語る私講談『玉田玉山物語』や『水曜どうでしょう講談』『政治・選挙講談』『阪神タイガース講談』など、手掛けた数は400本以上。好きなものは、他人の揉め事。 -
別れのフーガ 或る美学者の『愛と再生の断章』
【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 美学者キム・ジニョンが書き溜めていた思索を編んだ散文集。前作『朝のピアノ』の原点ともいえる、愛と不在をめぐる透明な断章。 2018年に逝去した美学者キム・ジニョン、待望の第二作。ハン・ガンが3回読んだ本として日本でも大きな反響を呼んだ前作『朝のピアノ』が死を目前にした「生」の横溢を描いたとするならば、その原点となる1冊。本書は書き溜められてきた「愛」にまつわ思索の断章を編んだ散文集である。美学者の知性が「愛」や「別れ」を経験し、「不在」という普遍的なテーマと向き合う。バルザック、ロラン・バルト、プルーストといった先人たちの言葉を杖にしながら、日常の風景や身体感覚の中に潜む「愛の痕跡」を読み解こうとする軌跡は、時代を超越し、読む者の心に深く響くする。悲しみが消えるのではなく「深まる」ことでしか到達できない至高の静寂とは。別離の孤独を知るすべての魂に寄り添う。解説:岸見一郎氏(哲学者/『嫌われる勇気』著者) 著・文・その他:キム・ジニョン 哲学者/美学者 高麗大学ドイツ語独文学科と同大学院を卒業し、ドイツのフライブルク大学大学院(博士課程)留学。フランクフルト学派の批判理論、特にアドルノとベンヤミンの哲学と美学、ロラン・バルトをはじめとするフランス後期構造主義を学ぶ。小説、写真、音楽領域の美的現象を読み解きながら、資本主義の文化および神話的な捉えられ方を明らかにし、解体しようと試みた。市井の批判精神の不在が、今日の不当な権力を横行させる根本的な原因であると考え、新聞・雑誌にコラムを寄稿。韓国国内の大学で教鞭をとり、哲学アカデミーの代表も務めた。バルト『喪の日記』の韓国語翻訳者としても知られる。 翻訳:小笠原藤子 翻訳家/上智大学大学院ドイツ文学専攻「文学修士」 現在、慶應義塾大学・國學院大學他でドイツ語講師を務める傍ら、精力的に韓国語出版翻訳に携わる。訳書にキム・ジニョン『朝のピアノ』(CEメディアハウス)、コ・ミョンファン『本は人生を生き抜く最強の武器である』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、リュ・ハンビン『朝1分、人生を変える小さな習慣』(文響社)、キム・ウンジュ『+1cm DREAM』(文響社)など多数。 -
メソポタミアのボート三人男
川旅は土地のいちばん低いところを行く――。 トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川上流域をボートで下る辺境作家(高野秀行)と探検家(山田高司)。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。そして第三の男の正体は? 自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯する前代未聞の川旅ノンフィクション。『イラク水滸伝』のB面的側面を、たくさんの写真とイラストでお送りします。 ■目次 プロローグ トリアーナの舟 第一章 川の源はトラブルの源 1-1ユーフラテス川源流はゲリラの拠点 1-2衝撃の出発 1-3妖精一家のマネージャー 1-4メン・イン・ブラックの惨劇 1-5トルコし苦労の村 第二章 不条理な人生、理不尽な旅 2-1ムシュで虫になる 2-2ハンマームでエビになる 2-3橋の下をたくさんの水が流れた 第三章 世界でいちばん美しい川 3-1知られざるトルコ最大の「秘境」へ 3-2多次元宇宙ダルスィム 3-3奇跡の聖地ムンズル 3-4大きくなった妖精たち 第四章 アレヴィーの聖なる楽器サズ 4-1「趣味」を調べることなかれ 4-2幻のサズ奏者を探せ! 4-3サズとアレヴィーとコミュニスト 第五章 川と歴史は遡るべし! 5-1非常識なほどの紆余曲折 5-2人類の歴史を塗り替える遺跡 5-3ディープグルメ vs ディープヒストリアン 5-4火と水の都ディヤルバクル 第六章 ティグリス川 世界最後の舟旅 6-1超巨大ダム湖に沈む川 6-2川の番人「バクチ」 6-3濁川芭蕉も涙する夕べかな 6-4大峡谷の探検 第七章 異世界のメソポタミア 7-1「江戸ポタミア」の舟旅 7-2十条のメソポタミア 7-3真逆のクルディスタン 第八章 帰ってきたボート三人男 8-1鳥の目、虫の目、タヌキの屁 8-2王様の川下り 8-3ソウルフードをめぐるささやかな体験 8-4ロストロストロスト 【著者プロフィール】 高野秀行(たかの・ひでゆき) 一九六六年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。 早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。〇五年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞、一三年に『謎の独立国家ソマリランド』で第三五回講談社ノンフィクション賞、一四年同作で梅棹忠夫・山と探検文学賞、二四年山田高司とのチームで「イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検」により、2023植村直己冒険賞、同年『イラク水滸伝』で第三四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
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