川端康雄の作品一覧
「川端康雄」の「オーウェルの薔薇」「ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「川端康雄」の「オーウェルの薔薇」「ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あまりにも有名な寓話……なんだけど、私はあらすじすらほぼ知らない状態でaudibleで聴いて、あまりのラストに紙本でしっかり最初から読み直すというなかなか特殊な読み方をした一冊。
おとぎばなし……なんだけど……ねぇ
1回目はaudibleだったのもあり、冒頭の動物たちの反乱を興味深く聴きつつ、後半ナポレオンが不穏だなーってかスクィーラーがやな奴だな、とか、ボクサーァァァァって感じでラストのラストでゾクリとした感じだったんだけど、2回目、しっかりと紙本で読み返したらスノーボールのあたりからもうめちゃくちゃ怖い。まさに、坂道を転げ落ちる感覚。これ、当事者だと気づかないんだろうな、と思う。
頭を
Posted by ブクログ
立場上、学生に「どうして勉強をしなくてはならないのか?」訊かれることがある。これにシンプルに答えるのは難しい。
頭脳労働と社会運営を他者に任せきりにした動物達の行末を描いたこの本は、その回答のひとつとして比較的分かりやすいと思う。
知識を蓄えること、頭を使うことの重要さが、全体主義への風刺を込めて描かれている。学生にこそ読んでもらいたい。
本書を読んでしまうと、会社員と家畜をかけて"社畜"と呼ぶ皮肉はそう笑えない。自分のために生きることを決意しなければ、本当に豚と人間の見分けがつかなくなってしまう。
また、トップさえすげ替えれば自分の暮らしは良くなるに違いないと信じる考え
オーウェルは自分の言葉で語っている。
当時も今も多くの人は自分の言葉で語っていると思ってもその実党派性の塊だったり、結局政治的ポジショニングのことだけを考えている人が多いよなと思う。
その中でオーウェルは自身の信じる原理原則に従って色々な判断を下していた。