動物農場 ――おとぎばなし――

動物農場 ――おとぎばなし――

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

悪い人間を追い出してけものたちが築くユートピア。「すべての動物は平等である」と七戒を掲げ、革命歌のもと産声をあげた動物農場。だがやがて、ぶたたちの奇妙な振舞が始まる──ソビエト神話の実態を知らせ、スターリン体制の粛清を暴いた、『一九八四年』と並ぶオーウェル(一九〇三―一九五〇)の名高い寓話。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    動物農場
  • タイトルID
    :
    172632
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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動物農場 ――おとぎばなし―― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    途中まではオーディブルで聴き、最後は岩波文庫からの単行本を購入して読んだ。
    オーディブルの口コミでナレーションが絶賛されていたので聴いてみたら、確かにとても聴きとりやすく、動物それぞれ声質まで違いすごくよかった!やっぱりプロってすごい!
    ただオーディブルは早川文庫のもので、翻訳が残念だった。物語の根幹にも関わる大事な用語(荘園農場)があえてなのか翻訳されておらず、メイナー農場となってて、固有名詞に聞こえてしまう。更に物語が悲劇的展開を迎えていくその最中「ギャロップした」といきなりのルー大柴調、ずっこけそうになった。意味は分かるけど、心音を表す時くらいしか聞いたことないよ!と思わず心の中でつっこみを入れる。それで岩波文庫のものを買って読んでみたらこちらの翻訳はとてもよかった。

    付録の部分では、オーウェルの人生やどのような経緯で本書を書くことになったのか、オーウェル自身の言葉で語られている。更に時代背景も記されていて理解が深まった。

    オーウェルがこの本を書いた目的は「ソヴィエト神話の正体をあばくこと」であった。
    物語では人間に支配されてきた農場の動物が、全ての動物が平等な、動物のための自立した農場をつくるという高尚な理念の下で立ち上がった。
    当初はうまくいっているようだったが、徐々に動物の中で特権階級と被支配階級に分かれていき、段々その差が歴然としてくる様子が分かりやすく描かれていた。
    本書を読んで「ある人間の本当の性格を知りたければ、その人に権力を与えてみよ」というリンカーンの格言を思い出す。
    権力を組織のためではなく、己のためにしか使わないような者がリーダーになってしまうと組織は腐敗する。
    独裁社会がどのように形成されていくのか分かりやすく描かれていた。
    恐怖を与え、孤立させ、情報を統治し、共通の敵をつくること、そして諸悪の根源はその敵のせいだと被支配階級の動物たちへの洗脳を繰り返す。やがてそこには感情が麻痺し思考することのない機械のような労働者たちがたくさん仕立て上げられていた。

    この話はソ連への批判だけには留まらず、大なり小なり現代の我々の社会にも通じるところがあった。
    決していい気分になる内容ではないけど、歴史を繰り返さないためにどうすれば良いのか考えさせられる本だった。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

     最初、おとぎばなしという副題の通りに、言葉を解する動物たちの愉快な話かと見せかけて、同志の追放や粛清を通じて一頭の豚の独裁体制の確立を描くため、読者は驚かされる。物語中の出来事が史実にリンクしていて、それに気づいた時に、快感が得られる

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    あまりにも有名な寓話……なんだけど、私はあらすじすらほぼ知らない状態でaudibleで聴いて、あまりのラストに紙本でしっかり最初から読み直すというなかなか特殊な読み方をした一冊。
    おとぎばなし……なんだけど……ねぇ

    1回目はaudibleだったのもあり、冒頭の動物たちの反乱を興味深く聴きつつ、後半ナポレオンが不穏だなーってかスクィーラーがやな奴だな、とか、ボクサーァァァァって感じでラストのラストでゾクリとした感じだったんだけど、2回目、しっかりと紙本で読み返したらスノーボールのあたりからもうめちゃくちゃ怖い。まさに、坂道を転げ落ちる感覚。これ、当事者だと気づかないんだろうな、と思う。

    頭を使う、自分の頭で考えることは大事だし、幼きものたちにはそういう場を用意すべきなんよな。義務教育って大事。これは、無くしてはならないものなんよな。

    付録もすごい。このお話は付録のオーウェルの文章とセットになっているからこそ、なんだろうな。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    物語序盤では、農場でよく見かける動物たちを、漠然と登場させているかのようにも見える展開ではあるが、
    中盤から終盤にかけ、動物たちに当てはまるイメージが顕著に表れてきて、なぜその動物を登場させていたのかが分かるものとなっていた。

    付録と解説から読んだ方が、時代背景や状況が理解できて良い。

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    立場上、学生に「どうして勉強をしなくてはならないのか?」訊かれることがある。これにシンプルに答えるのは難しい。
    頭脳労働と社会運営を他者に任せきりにした動物達の行末を描いたこの本は、その回答のひとつとして比較的分かりやすいと思う。
    知識を蓄えること、頭を使うことの重要さが、全体主義への風刺を込めて描かれている。学生にこそ読んでもらいたい。

    本書を読んでしまうと、会社員と家畜をかけて"社畜"と呼ぶ皮肉はそう笑えない。自分のために生きることを決意しなければ、本当に豚と人間の見分けがつかなくなってしまう。
    また、トップさえすげ替えれば自分の暮らしは良くなるに違いないと信じる考え方も安直だなあとつくづく思ってしまう。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    旧ソ連を揶揄した小説。しかし、譬え話とはいえ本当に旧ソ連がこんなひどい政治をしていたかと思うと開いた口が塞がらない。日本は平和だ。

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    物語形式で誰でも読みやすい。
    シンプルなようで非常に面白い。
    国と大衆のありようが非常に鋭く描かれている。
    無残なほどにおバカな動物達と、いつのまにか全体にとっての正義が利己的な利益の追求にすり替わりつつも、これは全体のための犠牲であるという、このように客観的に見れば、アホらしく思えることも、現実世界では実際に起こっていることだと思うと、ただただ笑ってはいられなくなる。
    最後の「ボクサー」という豚の末路は、悲惨すぎて只事ではないように思えるが、これは現実の世界でも今起こっていることだ。
    今や古典的ロングセラーであるこの本も当社は出版社がなかなかokを出してくれず、出版もスムーズではなかった。しかし、こうしたタブーを指摘する本というのは、その時代の本質をえぐっている、のみではなく、普遍的に流れる人間と社会とありようを描いているものだと、改めて思った良書。

    0
    2022年08月07日

    Posted by ブクログ

    事実が刻々と修正されていく様が特に恐ろしい。
    なんとなく、ロバのベンジャミンの鋭さが『1984年』の主人公ウィンストン・スミスに重なる気もした。が、どちらかというとベンジャミンはプロール側なのかもしれない。

    0
    2021年01月06日

    Posted by ブクログ

    ●2026年2月2日、Yahooフリマでクーポン使用のためキーワード「動物農場」で検索して出てきた。Yahooフリマで帯あり、690円。

    ●2026年8月18日、Yahooフリマから新着出品通知きた。出品者さんがオリジナルの説明文のせてた。

    「私、好きな小説(主に冒険小説やミステリーやSFなど)を色々な訳で読み比べるのが趣味でして、こちらの『動物農場』もずいぶんと読みましたねえ。

    内容は長くなるので割愛しますが、オーウェルはぜひ『1984』とセットで読んで欲しいです。
    書かれた時代背景もあり、今どきの子にはかもしれませんが、あまり学校では習わない近現代史を深く知るきっかけになるんじゃないかと。
    歴史を知れば知るほど、古いSFや風刺小説、更にはそれらを換骨奪胎(という名のパクリを)した現代の漫画やアニメがより面白くなると思います。」

    0
    2026年02月02日

    Posted by ブクログ

    結局、権力というのは自分の理想をみんなの理想とすり替えて語るのが好きなのだ。動物の格好をしているが誰も彼もきっちりと欲望を持った人間である。この幕切れは呆気ないが、ブラックで何故だか黙示録的に思えて仕方なかった。
    考えすぎ、拡大解釈が過ぎると言われても仕方ないかもしれないが、名前を変えて、姿を変えても権力は権力、右だの左だのリベラルだの言っても名前や姿が違うだけの同じものなのである。

    0
    2025年10月29日

動物農場 ――おとぎばなし―― の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    動物農場
  • タイトルID
    :
    172632
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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