一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

鋭利で辛辣、政治一辺倒――
そんなオーウェルのイメージは
本書を読めば心地よく裏切られる

「人間はぬくもりと、交際と、余暇と、
慰安と、安全を必要とするのである」

自然に親しむ心を、困窮生活の悲哀を、
暖炉の火やイギリス的な食べ物、
失われゆく庶民的なことごとへの愛着を記して、
作家の意外な素顔を映す上質の随筆集

文庫化に当たり「『動物農場』ウクライナ版への序文」を収録

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ
  • タイトルID
    :
    835610
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年08月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジョージ・オーウェルが何を思い描き「動物農場」や「1984」を綴ったか、そして彼の生活を愛する様子がエッセイや手紙を通して語られている。
    彼は意外にも愛しく思う女性と結ばれ、家庭を持ち、親しい友人と適度な頻度で文通していた。全体主義を文学的に批判する様子を見て、鋭い洞察力を磨き、鍛練に勤しんでいる、若干ではあるが冷徹な人であると思い込んでいた。
    しかし、本書を読み終えて、彼もイギリスで貧しいながらも執筆を積み重ね、また、その中で戦争や貧困、ファシズムを経験し、苦労の末に書き上げた一作なのだと理解することができた。

    文学者の生涯を追いつつ、彼らの思いを想像するというのも粋な体験だなと思った。

    0
    2025年03月25日

    匿名

    購入済み

    ジョージ・オーウェルというと『1984年』や『動物農場』のイメージから政治性の強い作家とのイメージが強いですが(実際そうなのですが)、このエッセイでは彼のもう一つの側面であるとともに、そうした政治への関心の根っこにあるとも言える生活に関するエッセイが見所となっていると言えるかと思います。オーウェルは「ナショナリズム」を批判していますが、パトリオティズムを擁護しています。その背景にここに書かれているようなイギリス的な生活への愛着があったのだなと思わされます。

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた『動物農場』『1984年』の著者、ジョージ・オーウェルのエッセイ!どんな人なのかと思ったら、回顧主義者のちょっとメンドクサイおっさんで、食器洗いに苦心している庶民的なところもあり、全文通して真面目な文体なのにめっちゃ面白い人だった(interestingというよりfunny)!

    第2部の『ジュラ島便り』はジョージ・オーウェルが知人にあてた書簡をとりまとめたものなのだけど、この時に、あの『1984年』を書いていたんだなぁ、と思うと不思議な感じです。この手紙を書いた2、3年後には亡くなってるんですよね。人生は短い。

    もし、ジョージ・オーウェルが現代に蘇ったら、私なら間違いなく、いの一番に彼に食洗機を見せる!!

    0
    2022年11月18日

    Posted by ブクログ

    津村紀久子さんの「苦手から始める作文教室」の中で、紹介されていたので、すぐ本屋で買って読みました。「動物農場」「1984年」など、全体主義に対する反体制の強い作品のイメージがある著者の柔らかな目線で、綴られる随筆集です。紅茶の淹れ方や、クリケットのことなど、日常で思うことをありのままエッセイとして描いているので、とても読みやすかったです。著者のイメージが180度変わりました。

    0
    2022年10月30日

    Posted by ブクログ

    ジョージ・オーウェルの随筆集。「Ⅰ食事・住まい・スポーツ・自然」完璧な紅茶の淹れ方についての議論はつきなさそう。ガラクタ屋の雰囲気やスクラップスクリーンに妙な魅力を感じる。「Ⅱジュラ島便り」この章は個人に宛てた書簡が中心なので、当時の生活風景や人となりが伝わってきて好き。「Ⅲユーモア・書物・書くこと」書物対タバコ……現代の貨幣価値で日本円に換算してみたい。自然や庶民への愛情を感じる一冊だった。

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    オーウェルといえば1984や動物農場などの作品のイメージが強いけれど、このエッセイを読んで彼に対する印象が大きく変わった。特に1章の食事や日常生活に関する内容がとても面白い。電車の中で笑いをこらえてしまうようなところさえあった。筆者が言うには、おいしい紅茶を入れるには11点もの譲れない条件があるらしいし、理想のパブの条件をすべて満たすパブは実在しないらしい。

    私がこの本をこれだけ面白く読めたのは、日本語訳がまた実に良いものだったからというのもあると思う。たいていの翻訳ものは、読んでいて何を言っているかわからなかったり、ジョークが通じなくなっていたり、「本当に原文でこんなこと言ってるのか?」と思えるようなところがあったりするものだけれど、この本についてはそういう点が全くなく、終始とてもリズム良く楽しく読むことができた。一見とても真面目そうな雰囲気の文体なのに、実はものすごく面白いことを言っていたりして、そのギャップで余計に笑わされた。翻訳されることによって作品がより良いものになるという好例!

    個人的には「クリスマスの食事」がとても面白くて、笑いたい気分のときに何度も読み返している。

    0
    2021年05月03日

    Posted by ブクログ

    とても面白い。
    冒頭の3篇(一杯のおいしい紅茶、イギリス料理の弁護、パブ「水月」)だけで元は取れる。

    雑誌への寄稿文や、1984年を書くために移り住んだジュラ島から送られた友人たちへの手紙などを集めた本。
    主に1945年前後の大戦による配給制下で物価が高騰しているイギリスで書かれた文章であり、当時の庶民生活も窺い知れる。
    他書からの再録がほとんどのようだが、この本のみに収録されたエッセイが6篇あるし、著者のエッセイ集を初めて読むならこの本が一番読みやすいのではなかろうか。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    オーウェルといえば政治的な要素を含む小説やエッセイのイメージだったので、食事や家事、流行りの音楽、洋服などの日常生活に関するエッセイが入っていると聞いて気になり購入。当時のイギリスの生活に密接した内容なので興味深かった。
    本来のオーウェルの人柄がより伝わってくるような気がしたしTHEステレオタイプ的なイギリス人ってかんじの皮肉も聞いていて文章としてとても面白かった。
    代表作が重い内容であるからこそ本人の人柄や価値観を知ることによって、その作品で何を伝えたいのかということがより分かりやすくなるような気がするのでこういうエッセイは好きです。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    スポーツや文化、世界情勢など様々な分野に対する、イギリス人らしい、アイロニーとユーモアを効かした文章は、インテリジェンスを感じ、その時代の空気も感じさせてくれる。
    紅茶に対する拘りも、イギリス人らしい偏屈さでまた良し。

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    良かった!イギリス人だね~。笑 と思わず言ってしまうような皮肉っぽさが面白い。紅茶のこととかスポーツをバカにするのとか文筆業のこととか。
    動物農場読んでない気がする、読まないと。

    0
    2024年07月31日

一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ
  • タイトルID
    :
    835610
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年08月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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