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Posted by ブクログ
1948年に発売されベストセラーだった。『1984年』を読んで、「なんと退屈なホラー小説」「露骨な反共」と思った人は多いだろう、だが
だがオーウェルは読む価値がある。
英国には≪王制廃止≫共和制の時期もあるし、マルクス以前からの社会主義運動の伝統もある。オーウェルは階級闘争のモティベーションは認めていたがスペイン人民戦線敗北後「底辺を上部に取り換えても混乱のあと同じことをするだけ」と≪革命≫を評価しなかった。WW2最中(以降でも。『冷戦』を公言できるまでは。)の英国では「ドイツだけでなくUSSRにも強制収容所はある」と同盟国を棄損するような言動は自粛させられ『動物農場』は寓話であるがソ連を当てこすったのは明白として文壇の顰蹙をかった…ス後、急転47歳の彼の生涯は宣揚され
Posted by ブクログ
英米文学の知識があれば、もっと楽しく読めたと思う。
ディケンズの評論は何とか読んだが、他の文芸論は読まなかった。
全編を通して伝わってくるのは、オーウェルの建前論を排した実直さ。
ユダヤ人差別について述べた評論では以下の指摘が鋭い。
曰く、
「ユダヤ人差別について検討しようとするのなら、なぜあきらかに非合理なこんな信念が人々の心をとらえるのだろう?とは考えず、なぜユダヤ人差別思想はわたしの心をとらえるのだろう?という疑問から出発しなければならない。」
また、なんらかの「主義」をもつ人々に対しての、「認めることの出来ない事実」の指摘も手厳しい。
たとえば、平和主義者に対して、
「彼らが暴力を「放棄」できるのは、他の人間が彼らに代わって暴力を行使してくれるからだ」
凝り固まった頭が解れていくような気分になります。
お勧めします。
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