作品一覧

  • 動物農場 ――おとぎばなし――
    -
    1巻858円 (税込)
    悪い人間を追い出してけものたちが築くユートピア。「すべての動物は平等である」と七戒を掲げ、革命歌のもと産声をあげた動物農場。だがやがて、ぶたたちの奇妙な振舞が始まる──ソビエト神話の実態を知らせ、スターリン体制の粛清を暴いた、『一九八四年』と並ぶオーウェル(一九〇三―一九五〇)の名高い寓話。

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  • ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌
    5.0
    1巻1,078円 (税込)
    「反ソ・反共」作家のイメージから「監視社会化」に警鐘を鳴らした人物へと,時代とともに受容のされ方も変化してきたオーウェル.ポスト真実の時代に再評価が進む『一九八四年』などの代表作をはじめ,少年時代から晩年までの生涯と作品をたどり,その思想の根源をさぐる.危機の時代に,彼が信じ続けた希望とは何か.

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  • ユートピアだより
    4.6
    1巻1,254円 (税込)
    目覚めると、そこは22世紀のロンドン――緑したたり、水は澄み、革命ののち人々が選びとった「仕事が喜びで、喜びが仕事になっているくらし」に、驚き戸惑いつつ触れてゆく「わたし」。社会主義者にして美術工芸家モリス(1834―96)のあらゆる実践と批判、理想と希望が紡ぎ出す物語。清新な訳文に、豊富な訳注を付す。(新訳)

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  • オーウェルの薔薇
    5.0
    1巻3,630円 (税込)
    ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから,見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて,精神の源を探るソルニット.豊かな思索の旅は,オーウェルの人生とその時代から,化石燃料としての石炭,帝国主義や社会主義と自然,花と抵抗をめぐる考察,薔薇産業のルポ等を経て,未来への問いへと続く.

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ユーザーレビュー

  • ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌

    購入済み

    オーウェルは自分の言葉で語っている。
    当時も今も多くの人は自分の言葉で語っていると思ってもその実党派性の塊だったり、結局政治的ポジショニングのことだけを考えている人が多いよなと思う。
    その中でオーウェルは自身の信じる原理原則に従って色々な判断を下していた。

    0
    2024年08月17日
  • オーウェルの薔薇

    Posted by ブクログ

    「戦争」の反意語は何かと問う。それは、「庭」とソルニットは答えている。戦争の時代に生きたG・オーウェルの庭に植えた薔薇が、この書名『オーウェルの薔薇』となった。オーウェルがこの時代に、どのように生きたのかがテーマなのだが、ソルニットの他の書物と同様に、単なる伝記ではない。いつものように、必然的なあるいは偶然的な出会いの広がりを描くなかで、オーウェルをめぐる環境との相互作用が批評され、眩しいくらいの世界を表現している。また、薔薇をめぐるソロー的な自然観察の文章表現が羨ましいほどだ。

    0
    2023年03月29日
  • ユートピアだより

    Posted by ブクログ

    とことん行き詰まって、何度も絶望し尽くした時に読むと、一筋の光が見える本。

    いいなぁ〜

    まだ、読み返している...

    0
    2016年06月12日
  • ユートピアだより

    Posted by ブクログ

    モリスをより知りたいと思った

    あの世界、今の私には暮らせない気がする


    というか想像がたやすくできない

    0
    2014年05月20日
  • ユートピアだより

    Posted by ブクログ

    スコットランド啓蒙と空想社会主義の交錯地点という感じがする。原文を読んでいないからなんともいえないが、勤労と技芸の洗練の賞賛はまさにヒューム的発想であると思えるし、楽しい労働というのはフーリエの専売特許である。
    翻訳が非常にこなれていて、解説も詳しい。ロンドンという街を詳しく知っていたらもっと楽しく読めるのだろう。現代においては、1989年以来のトラウマというか、ユートピアを描いた物語は必ずディストピアとなる帰結を伴うのであるが、この小説はそんなことはない。
    とはいえ、読み方によってはその側面がないとはいえない。たとえば、怠惰であることは病気とみなされるほどなのである。まぁ、スコットランドの哲

    0
    2014年01月05日

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