ダーク・スター・サファリ ― カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅

ダーク・スター・サファリ ― カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅

それは旅というより、姿を消しつづける行為であり、
〈暗黒星の彷徨=ダーク・スター・サファリ=〉にほかならない。
チャトウィン『ソングライン』、ブーヴィエ『世界の使い方』に続く、
「オン・ザ・ムーブ」シリーズ第3弾。
アフリカの光と闇の奥をめざして、サファリをつづける。スワヒリ語の「サファリ」とは「旅」を、そして「音信不通になること」を意味する。
ハイエナ、象牙の密輸、ゴミ溜め、酷使されるロバ、
丸石敷きの路地にある剥き出しの汚水溝、
薄暗い小屋へ客を誘いこむ暗い目をした女……
セローがアフリカの地で見出した、西洋近代とはちがった「世界のあり方」とは?
原著 Dark Star Safari: Overland from Cairo to Cape Town

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ダーク・スター・サファリ ― カイロからケープタウンへ、アフリカ縦断の旅 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年02月07日

    カイロからケープタウンまでアフリカ縦断の長い旅。この本に対する自分の評価はこのレビューの長さがものがたっていると思う。
    この本は単なる旅行記というカテゴリーには属さない。アフリカ諸国の歴史背景や様々な現地人たちの証言、筆者の時に厳しく、ユーモア溢れる観察眼が創り出すかなりディープな内容となっている。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月24日

    ポール・セローを読んだのは「モスキート・コースト」以来、ということは30年ぐらいぶりになるのかな。
    5センチ以上の厚さのある本でしたけど、とてもおもしろくて、毎晩少しずつ読むのが楽しみで、アフリカを堪能いたしました。

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    Posted by ブクログ 2013年02月01日

    外国の支援や都市化によって、アフリカが衰退していく様が印象に残った。
    現地の様々な人との対話で、アフリカの闇をここまで引き出せる文章は凄い。

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    Posted by ブクログ 2014年02月11日

    カイロからケープタウンまで、陸路の旅。
    旅で出会った様々な人との会話、その土地の歴史。
    「セーブザチルドレン」をはじめとする、欧米の慈善団体が及ぼす悪影響。自立の阻害。
    600ページを越す大著だが、読後の満足感は他では得られないと思う。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月19日

     カイロから陸路でケープタウンへー。という触れ込みをみると、かつての「深夜特急」のような旅行記を思い浮かべるが、異なる種類のようだ。
    著者のポール・セローは、かつてはアフリカでボランティアの教師として働いており、「再訪」の意味も含め、日常から脱出するたアフリカへ向かう。
     考えてみれば、アフリカは人...続きを読む

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