荒野にて

荒野にて

孤独な15歳の少年は、殺処分が決まった老競走馬をひそかに連れ出し、遠くに住む伯母のもとへ荒野を行く旅に出る。胸を打つ物語。アンドリュー・ヘイ(「さざなみ」)監督映画原作。4月12日(金)公開! ヒューマントラストシネマ渋谷他、全国順次ロードショー

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荒野にて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年07月01日

     こんな悲しい物語は、できれば読みたくない。ラストに用意されている薄い光明では、沈んだ心は十分に晴れない。
     主人公が出会う悲しみに満ちたエピソードには常にやりきれなさがつきまとう。エピソードの向こう側に階級社会の影が強く見えるからだ。やりきれない出来事の連続の中にも、温かみを感じる人々が主人公に手...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月28日

    この少年は人の痛みのわかる感受性の豊かな人間になるんだなあと思う。ラスト、本当に良かったねと肩を抱きたい。

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    Posted by ブクログ 2019年06月01日

    「馬との友情物語」的なものかと思っていたが違っていた。つらい話なんだけど、読んでいていやな気持ちにならず、不思議な爽やかさがあるのはなぜだろう。主人公の少年が自己憐憫に浸らず、妙に力んだりもしないからだろうか。映画化されているそうで、観てみたいが、ハリウッド的にアレンジされていたらいやだなあ。

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    Posted by ブクログ 2020年01月08日

    伯母に会いたい一心で、自分の道を切り開いたチャーリーはすごい。15歳の小さな体の中に一体どれほどの生命力が込められているのだろう。見習わなきゃ。父を慕い、伯母を慕い、逞ましく生きた少年。自分でお金を稼ぐことを覚えたり、良くないことでも生きていくために必要な事を本能で身につけている。だが、それでも世間...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月14日

    この人はバンドもやってていわゆる二足のワラジなんだが、それが駄目に作用してない素晴らしい作家だなあ。や、これ一冊しか読んでないけどね。15歳の全然擦れてない少年のひたすらしんどい旅、ただそれだけなんだけど、どん底の腹ペコの中、この子は少しも誰かのせいとか、自分だけがなんでこんな目に、とか「くさらない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月31日

    トレーラーの運転手として転々とする父親と暮らすチャーリー、15歳。父親の新たな仕事のためにオレゴンに引っ越してきた。以前いたところではフットボールの選手として表彰されたこともあるチャーリー。新学期と共に地元のフットボールチームに入るため日々ランニングは欠かさない。その途中で競馬場があることを知り、調...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月03日

    彼の15歳までのこの人生はつらいわー。。。
    いろいろ酷い目にも合っているし、彼自身生き延びるために万引きという犯罪を犯したりしているのに、なぜか妙にピュアな印象。

    『シービスケット』と『すべての美しい馬』と『ブッチャーズ・クロッシング』と『八月の光』のあちこちのピースを組み合わせたような。

    これ...続きを読む

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荒野にて の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    352ページ
  • 電子版発売日
    2019年03月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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