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3.5被害者全員、犯罪者。 ストックホルム近郊で発生した凄惨な連続殺人事件。 真の目的を知ったとき、あなたはきっと驚愕する―― スウェーデンNo.1ベストセラー! 国内ベストセラーリスト、6週連続トップ10入り! ヨーロッパで話題沸騰! 「刑事マルティン・ベックシリーズとミレニアムシリーズに根ざした強烈なデビュー作」De Telegraaf(オランダ) 「完全に予想外。手に汗握るスリラー」Aftonbladet(スウェーデン) 「誰が被害者で誰が加害者なのかを問いかける 残酷な物語」Nordjylland(デンマーク) ストックホルム郊外で磔にされた男の全裸体が見つかった。 残虐な拷問を受けた被害者は名うての凶悪犯罪者で、局部を切り取られたうえ、“生かされて”いた――。 過去のレイプ被害者の家族による報復か、犯罪組織の抗争か? 捜査を指揮する警部カールと匿名情報を得た記者アレクサンドラ、それぞれが事件に迫るなか、異なる手口で拷問された惨殺体が発見され……。 戦慄の北欧ミステリー!
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4.0子犬ルーミーは愛と笑いを連れてやってきた。 幼くして母と死に別れ、半年前に最愛の父も亡くした12歳の少女オリーブ。 会ってまもない異母姉のモーディと新しい生活を始めることになる。 「大きく暮らす」を合言葉に、幸せに暮らせる方法を姉と一緒に模索する新生活は、とまどうことも多いけれども、発見も多い。 そんなとき、犬好きが高じて盲導犬の子犬を育てることになる。 「うわあああああああああ」 子犬を見たとき思わず叫んでしまった。 そのかわいさったら、もうたまらない。 犬は、奇跡のようにすばらしいフワフワの毛の生きもの。 パピーウォーカーとしての10か月は、 めちゃくちゃ幸せな時間になるだろうか? 子犬ルミーの10か月の成長をオリーブの視点で追いながら、彼女自身の成長も描きだす。
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4.0――世界は全てを湖に依存していた――。選ばれた〈潜人〉であるセリは隊を辞め、弟を探す旅に出ていた。辺境の邑で出会った少年・レンに「待っていた」と言われ驚くが、彼の邑では、湖から油をくみ上げる櫓を直すため、潜人の派遣を要請していたのだという。セリが修理を買って出ると、邑長は三日間の期限を通告した。疑問に思いながらも承知したが――。エブリスタ「次に読みたいファンタジーコンテスト『神様』」大賞受賞作。
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3.4※本書は、講談社ノベルス版『天空の鏡 警視庁捜査一課十一係』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。 左目を奪い去る猟奇殺人犯を追え! 過去の未解決事件との不可解な共通点。 塔子を待ち構える衝撃&切なすぎる真相とは――? 大人気「警視庁殺人分析班」シリーズ最新作!! ★★★★★ 麻見和史がおくる2大シリーズ、3ヵ月連続刊行!! 11月 『天空の鏡』(「警視庁殺人分析班」シリーズ) 12月 『邪神の天秤』(「警視庁公安分析班」シリーズ第一作!) 1月 『偽神の審判』(「警視庁公安分析班」シリーズ第二作!) そして―― 「警視庁公安分析班」シリーズが2022年初頭、WOWOWにてドラマ化!! WOWOW 連続ドラマW 「邪神の天秤 公安分析班」 ★★★★★ 『天空の鏡』あらすじ 解体予定のビルで、左目を抉りとられた変死体がみつかった。遺体の状況が十年前の未解決事件と酷似していると知った如月塔子ら殺人分析班。アヌビスと名乗る当時の犯人が再び動き始めたのか? 手がかりをつかめず焦る塔子らをしりめに、次なる左目のない遺体が見つかってしまう……。
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-真実の恋を手に入れるのは、この僕だ。 恋侍・落合正泰の前に現れたのは、美人双子と外資系キャリアウーマン。 中目黒・歌舞伎町で繰り広げられる恋愛試合。今宵の勝敗はいかに―― イヤーコンテンツ配信サイト「NUMA」より『恋侍』待望の書籍化! ――口説かずに後悔するより、口説いてから後悔しろ。 僕が双子と出会ったのは、いまから二時間前、小洒落た中目黒の小洒落た立ち飲み居酒屋だった。 立ち飲み居酒屋がいかに素晴らしい場所かは以前から巨匠に教えてもらっていた。 恋愛示現流・免許皆伝の恋侍 落合正泰。鍛え上げた知性を武器に、いざ、参る! 『三軒茶屋星座館』シリーズの著者による、等身大ラブコメディ! 巻末には、柴崎竜人×現代アーティスト・杉田陽平 特別対談も収録!
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-『俳句の作りよう』ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、俳句実作入門の名著。 『俳句とはどんなものか』俳句にまつわる基本的な問題を、初心者に向けて丁寧に詳述した理論書。 『俳句はかく解しかく味わう』芭蕉・子規ほか46人200句あまりを鑑賞し、言葉に即して虚心に読み解く。 『進むべき俳句の道』計32名のホトトギス俳人たちの雑詠評を通し、ユニークな人物評と俳論を堪能できる名随筆。 ※本電子書籍は『俳句の作りよう』『俳句とはどんなものか』『俳句はかく解しかく味わう』『進むべき俳句の道』を1冊にまとめた合本版です。
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-性的不能の烙印を負って、山寺=曼荼羅寺にこもる三国実が、妖女艶婦の愛欲の中で、いかにして青春を復活していくかを描く問題作。
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-瀬戸内海に臨んだ県立女子高校の新任教師・矢吹は、明朗な性格で人気者だったが、ロレンス思想の礼讃者である彼は、放課後、教師および生徒を前にチャタレイ講義をし、大きな波紋をよぶ。敬虔なクリスチャンの池内先生は、矢吹と激しい恋に陥ち、霊肉一致の苦悩の果て、二人は結婚したが……。この「愛の静脈」は、子を残して先立った美しい妻の追憶に生きる旧師・矢吹の心の支柱たるべく後妻になった夕子が、未来を開く扉は過去からの照明によらねばならぬとして、互いに傷つけ合う教師同士の怖るべき恋愛に、生徒として関係した愛と憎悪を回想する、香り高き告白小説である。
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-タイトルの日付は存在しないので、「何が起きてもおかしくない日」という意味だ。学校で行ったこともない「南洋」についての作文を書かされることになったコンラート少年は、35日の木曜日に、学校に迎えに来てくれた叔父さんに相談した。すると叔父さんは名案を考えついた。二人はローラースケートをはいた言葉のわかる黒馬に乗って、「南洋」をめざす。「なまけものの国」「過去の国」「さかさの国」「電気の国」などの珍しい国をめぐったあと、コンラートはぶじ宿題を書き上げることができたのだろうか。
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-「飛ぶ教室」とはそもそもなにか。これは作品中で、生徒たちがクリスマスに演じる予定の劇の題名だ。ドイツの寄宿学校(ギムナジウム)で、五人の少年たちが織りなすクリスマス前の数日間の物語。実業高校生たちとの決闘、上級生との確執、友情で結ばれながらもそれぞれが抱える悩みの数々。信頼できる大人「正義さん」「禁煙さん」がよりそい、涙と笑いが交錯する。物語の象徴としてクリスマス劇「飛ぶ教室」が登場するが、はたして劇の結果は? 「五年生」と呼ばれるジョニーやマルティンたちは、日本でいう中学三年生にあたる。ワルター・トリアーの表紙絵と挿絵入り。
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-快楽を求める熟年婦人たちの性の体験談を集めた、女性専門性体験告白手記集。近親相姦、不倫にアブノーマルセックスなど、若い娘では受け止めきれない過激な性体験も、その経験で受け止めてしまう驚きの乱倫体験談がぎっしりです。※この電子書籍は「官能私小説(8)」電子化したものです。※収録作品:「オトコ買い」「強すぎた性欲」「恥辱奉仕」「熟女の発情期」「夫婦交換の夜」「人妻淪落物語」「◆主婦が描いた掌編官能小説 魅惑のモッコリ、淫らな自分が怖い、還暦の狂い咲き、交際サイトの男、異常な性刺激」「娘の婚約者」「夫との性生活が嫌で自虐気味になった時に知った自分の性癖」「熟女の切り札」「匂いのある男」「大きいお尻」「不倫狂い」「◆熟年婦人の独り言 娘婿を思い浮かべつつ自慰に耽る私は異常? 憧れの紳士を尾行して百年の恋も冷めた理由 70歳現役の私たち…えっ、皆さんは違うの? 主人が秘蔵するエロビデオを見て自慰癖に… 執念深い70歳のストーカー男を撃退する方法 恥ずかしいやら怖いやら…62歳の痴漢初体験 定年退職した夫と久しぶりの二人旅の熱い夜 カラオケスナックで出会った年下男と初不倫 58歳、35年ぶりの本気の恋にトキメキ中の私 公園で会う素敵な彼を付け回した65歳の女心 乱れぬことの出来ぬ私を悶絶させた夫の性戯 悪い女に引っかかった老人を助けてあげた私」「義弟との再婚」「禁断の好奇心」「我が乱倫時代」「淫売未亡人」「32年ぶりの男」「◆熟女乱倫手記集 恥部を穿ったり嗅いだり!綿棒好きの変態男 金のために老いた私の肌も舐める男を弄ぶ悦び 同性愛に溺れた未亡人同士で尿口を啜り合い 教え子に手を出さずにはおられぬ女教師の私 五十過ぎてもダメ男に惚れてしまう私の悪癖」「人妻売春婦」「魔性の快楽」「女同士の愛の証し」「他人の男の味」
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-青年医師が心を奪われた女性は、人に言えない秘密をかかえていた。しかし、信じられない事件が起き、二人の運命は一変する…… 十九世紀の大ベストセラー、ミステリー小説黎明期の記念碑的作品であるヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案した『法庭の美人』が、現代によみがえる! 本書は、早稲田大学社会連携研究所と株式会社扶桑社の共同事業で刊行したものです。 医師となった青年・卓三は、往診先の娘・お璃巴の美貌に魅せられる。彼女との結婚を望む卓三だが、お璃巴には隠された秘密をかかえる身であった。愛に破れ、自暴自棄に沈む卓三。しかし、思いがけない出来事が二人の運命を変える。狂乱するお璃巴がおそるべき事件を起こしたのだ! 犯罪に巻きこまれた青年の姿を描き、十九世紀英国で一大ベストセラーとなったヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案。人名を日本式に変え、大幅な編集で世に問い、明治なかばに探偵談が流行するきっかけともなった『法庭の美人』。明治の風情あふれる涙香の文章はそのままに、かな遣い等をあらため、現代でも読みやすい形で復刻。【電子オリジナル版】
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-K学園高等部のサッカー選手だった河村は、試合で膝に怪我をした。その頃、厳格な父が死んだ。スポーツのできない体になった河村は、放埓な仲間との新しい生活に踏みこんでいく。賭博、酒、狼藉、背伸びした女遊び……。悪賢い才覚で大金を手に入れ、それを湯水のように使う。彼らがひかれるのは、じつは賭でも犯罪でも女でもない。情熱の浪費、浪費のための浪費、消耗することへの欲望がすべてなのだ。そうした無頼をてらう生活のなかで、河村はキャバレーに働く可憐な恵子を知り、彼女との愛欲に純粋な価値を求めて……。高校生と年上の女のはげしい恋を描いた長篇。
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-殺人の容疑者として拷問にかけられた父は、蝶子が5歳のとき、冷酷な検事をうらみながら、死んだ。20年後、蝶子は、京都上七軒町から、芸者として出ていた。幸うすい青春に、父の記憶は黒いシミのように、影をおとしていた。ある日、呼ばれたお座敷に、父を死に至らしめた鬼検事がいた。蝶子は、装った笑顔で、その男に酒をすすめるのだったが……。社会の暗い部分と人間の醜い本能との間に、しめつけられた蝶のような女の、哀れな人生を、細密画のように描いた「西陣の蝶」の他に、「三条木屋町通り」「貴船川」など、全8篇を収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰にも相談できなかったあなたの悩み解決します! 知らないと危ない生活法律知識。弁護士作家・和久峻三が楽しく漫画指南! ――不倫関係のツケ、結婚・離婚にまつわる難題、子供の事故と親の責任、知らぬ間の連帯保証人、インフォームドコンセント……。身の回りで起こる男と女とカネのトラブルを、法的にどう解決するか? 弁護士作家・和久峻三が人には聞けない悩みや心配事に、分かりやすく楽しいマンガつきでお答えします!
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-それは少女だけに許された、幻のような記憶かも知れない。下宿人だった画学生の杉浦が、正子の裸体を熱っぽくデッサンし、鮮紅色の乳房に、ふと触れた日の感傷は……。正子は、いま新宿・元青線のバー勤め。マダムの弥生は画家の未亡人で、かつて杉浦を愛した過去をもつ女だ。「杉浦はパリの安宿で病いに臥せている」と耳にした正子は、パリ行きを決意した。彼女は幻影を追って稼ぐ。ある夜、正子がとった男は甘美な肉体の香に酔いながら、奇妙な述懐を始めた……。女の感傷の傷跡を描く表題作ほか、全10篇。
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-結婚7年め、子宝に恵まれぬのは、夫の体質が原因だと診断されたとき、絹子はむなしい虚脱感を味わった。頼りきっていた12歳年長の夫の姿が、ひどく老化してみえる。豊かな肉体をもてあましつつ、「ゴルフウィドウ」に甘んじなければならぬ絹子……情事への誘惑が心をゆさぶる。相手は、証券セールスの時岡という青年だ。夫の出張の夜、ついに彼女は甘美な悦楽にはしった――。「この情事の配当がほしいわ」絹子の胸に悪魔がささやく。彼女は夫に迫った「ね、私、人工授精をうけようかしら」。が、事態は一変した。時岡が事故死したのだ――という表題作ほか全10篇。
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-生まれながらに霊感を与えられた美少女・妙子と、女ざかりの独身女、妙子に仕えて上品な物腰の、女の魅力を持ち続ける老女――「女館」に棲む3人の女と、影の如くつきまとう奇怪な風体の髭の男をめぐって、さまざまな事件が展開する。妙子の霊感で、動かなかった機械が動くようになり、新しい流行色のファッションが作られるようになり、政治家や実業家が、「女館」に日参するようになる頃、妙子は初めての恋に、女として目覚めてゆく。現代の愛と欲望のゆくえを、流麗な筆で捉えた異色長篇小説。
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-考古学で名を知られた大学教授を父に持ち、母親がいない20歳過ぎの千也子と、やんちゃな妹で高校三年生のルミ子。二人の恋愛の行方はいかに?
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-30年来、新劇界に不死鳥の如く君臨してきた美貌の女優・長塚明子。彼女は脳腫瘍に冒され「五本の薔薇」の舞台を最後に、生命の危険を賭けて危険な手術に臨もうとしていた。数時間後に迫った死の影に脅えながら、彼女は愛の多かった自分の半生を、愛を交し合った男たちを思い返し、真の愛の意味を問いつづけ、舞台で使った5本の薔薇を、彼女の最も愛した人に贈ろうと考える。劇評家の宇佐見、彼女の発見者・春原、演出家の高城……幕が降り、まだ興奮のさめやらぬ群衆に囲まれて楽屋から出てきた彼女が薔薇を手渡したのは、意外な人物だった……。
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-植物学者・仁木雄太郎は、シャボテン・マニアの貴金属商がヨーロッパ旅行中、その邸に住まわせてもらっている。そこへ警視庁の砧警部補の紹介で製菓会社の重役が、警察ではとりあってくれないからと捜査を依頼にくる。自動車に轢かれかけたり、川へ突き落されたりして、死の恐怖におびえる男の出現。この「刺のある樹」は、その妻の死にはじまる。複雑な家庭の、絞殺、青酸カリ殺人の謎と、死の恐怖。電気ミシンのソケットの秘密に挑む、お馴染み雄太郎・悦子兄妹が、密室殺人事件のトリックを論理的に解明してゆく過程を、明るい清新なスタイルで描いた長篇。
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-すでに一男二女の父となった、かつてのきんぴら先生こと、坂田金平の家で、長女の縁談をめぐって起こる様々な事件。日常の悲喜こもごもを、小気味よい巧みな筆で描いた、明朗家族小説。
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-琵琶湖畔の古刹・昌福寺の一人娘・千賀子は、父・承海が、後妻として八千代を迎え入れたあくる日に、初潮を見た。正式な妻帯が許されない寺の中での、父と継母のなまぐさい営みが、女として目覚めた千賀子の心と体を、かなしい渦巻きに突き落とす。やがて京都の大学に進んだ千賀子は、ボーイフレンドと愛の過ちをおかし、そのことを八千代に告白するが、姉妹のような継母と娘の間に、父の承海もたちいることのできない、ふしぎな愛情が育っていた。……偽りと煩悩にいろどられた寺の生活を背景に、せつない女の愛と宿命を、美しい叙情で描きつくした、香り高い名作。
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-剛直で声が大きいけれど、めっぽう正義感と腕っ節が強い天川剛太郎は、都心の紡績会社で頑張る若手。湘南の海で出会った深紅の水着の女・涼子にひとめで心を奪われ、急速に距離が縮まるものの、さっぱり行動が読めない涼子嬢との一進一退の関係にほんろうされる。そんな二人の前に、腹にイチモツ抱えた面々が現れて、剛太郎は熱情とトラブルの渦に巻き込まれていく。長く波高い日々と純情がつむぐ、一途な恋の物語。
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-川崎門下の高弟で、新婚間のない土佐藩士・権九郎は、団栗眼、獅子ッ鼻の無骨極まる男だが、藩でも屈指の無外流の達人で、純情硬骨ながら女に甘い。その権九郎が江戸勤番のため急遽、土佐から江戸まで下る道中で、襲いくる女難また女難の果てに、いまだ不本意ながら己が貞操は守られる結果に……。爆笑、哄笑、苦笑い……抱腹絶倒の東海道道中記。
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-大がかりな偽ドル密輸団を追う「私」なる人物は、密輸団の核心に迫るため、前科者・加下千里の偽名で香港ボス・楊長二の元に潜入し、彼の手先の美女・ジェーン李に近づく。そして、ジェーンとともに東京空港へ向かうが、飛行機のタイヤに仕込んだ偽ドルは、パトカーの追跡で放棄せざるをえない。ホテルの女支配人、女高利貸し、バーのマダムと、その用心棒など悪漢の、入り乱れる密輸団と、公安調査官の対決。力作長編ハードボイルド・サスペンス。
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-影の多い国際都市・香港――そこでは、国籍は何の保証にもならない。日本商社の駐在員・越見は、ある日、友人のジョニイ劉が、アパートで殺されているのを発見した。間もなく、ヨットの遭難で話題になった男たちが、つぎつぎに殺される。そして、阿片窟の常連、元日本軍参謀、暗い過去のある大貿易商、美貌の女画家などの、もつれた糸のような動きに巻き込まれた越見にも、黒い殺人者の手が伸びてきた……。サスペンスに富んだ巧緻な物語の中に、落し穴を持つ現代の人間関係をさぐった、この野心的な長篇は、行動派の作者が華麗な才質を注いだ本格小説である。
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-九州の南西海上から本土にむけて放たれた無数の風船。それは化粧品会社が、東京への招待客をきめる「幸運の風船」だった。その中の2つ、赤と青の風船が、四国土佐と新潟の山中に落ちた。小松大五郎と柳田千穂は、この奇抜な宣伝アイデアによって出あったカップルだが、小松は新婚旅行の夜、室戸岬の宿で花嫁に逃げられた心の痛手をもち、また千穂も雪溪のみえる谷間で遭難、同行していた二人のボーイフレンドに置き去りにされた悲しい経験をもっていた。著者独自の素材で幻想的にくりひろげる、現代若人の恋と真実。
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-自分の恋の行方を追いながらも、教え子たちのコーラス大会への指導、高校生の恋愛問題など、数々の問題を抱え、同僚教師のストーカーまがいの行動なども起こる。また、寄宿している一家の事業が破綻しそうになり……。好感持てる新任教師物語。
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-「きんぴら先生」とは、小田原の海星女子高校の教師、坂田金平氏の愛稱である。生来の硬骨な朴念仁ぶりと正義感、加えて独身とあって、女学生や教師の間には奇妙な人気があり慕われているが、いつも何らかのトラブルに捲きこまれている。そんななか、元同僚「ザベス先生」が神戸から戻ってくることになり、かつてのときめきが蘇るが……。夢多き女子高校生と多感な青年教師が奏でる青春の幻想曲を描いて好評の、「きんぴら先生青春記」「同青春譜」に続く「きんぴら先生」シリーズの決定版。
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-「きんぴら先生」の愛称を持つ青年教師・坂田金平。独身、正義漢、唐変木のコンコンチキである。甲府の男子校、湘南の女学院、横浜の女子高ときて、このたび横浜郊外の望ケ丘女子高校に赴任してきた。クセのある教え子相手に苦戦しているところへ、かつての教え子も現れてさらに一波乱。そして、同僚エリザベス・テーラー似の「ザベス先生」が気にかかり……。『きんぴら先生青春記』の続編。
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-夫の父である人との結婚を決意した野口ふじ子は、少女時代からの自分の性の歴史をふりかえった。小学校の男の子との幼いペッティング、女学校のクラスメートとの同性愛……。彼女のまわりには、母を犯した孝行息子もいたし、純朴な青年に肉の果実を饗して死んでいった女教師もいた。体験や見聞を通して、ふじ子は、セックスがさまざまな人間たちの中に、原始の祭典のように生きていることを知った。明るく悲しいことだった……。現実に目をそむけることなくセックスを描くことで、作者は観照の深い人間論を展開する。石坂文学のエキスをすべてとかしこんだ長編!
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-短編の名手スレッサーにかかると「殺人」や「犯罪」が血なまぐさくない、さりげない事件となり、殺人者や被害者、はてはごろつきや警察官までもが愉快で憎めない人物になってしまう。つねに「うまい犯罪、しゃれた殺人」を描くことに心を砕いていたヒッチコックは、スレッサーの作品が大いに気に入り、テレビのヒッチコック劇場の常連シナリオ・ライターに起用した。本書は根は善良な小市民、悪党気どりの愛すべき一青年ルビー・マーチンスンを主人公に設定し、ニューヨークのダウンタウンを背景に、彼が思いつく奇想天外な犯罪計画の数々とその皮肉な失敗の経緯を披露する。趣きの変った、大人の童話という感のある作品。
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-ハードボイルドの旗手チャンドラーの長編処女作。主人公の私立探偵フィリップ・マーロウはこれによって一躍、有名になった。マーロウは富豪の将軍の邸宅へ招かれる。将軍の次女カーメンが、賭博場でふり出した約束手形にからまる強請りの件で、その調査を依頼されたのだ。マーロウは張本人とみられるガイガーの家をさぐりに行った。だが、三発の銃声がとどろき、ガイガーは射殺されていた。踏みこんだ所はあやしげな秘密写真撮影の現場だった。次々に現れる不審な人物に加え、将軍家の長女の夫の失踪事件もからみ、事件はいよいよ複雑に。双葉氏の翻訳はその名調子で知られる。
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-二十歳前後ですでに詩人、翻訳家、劇作家として認められ、短篇小説でも成功したツヴァイクは、バルザック、ディケンズ、ドストエフスキーという三大小説家を対象としたユニークな評伝を発表した。それが本書収録の三編であるが、これに追加して第四編として、最晩年に書かれた「モンテーニュ」を含めてタイトルを「四人の巨匠」とした。モンテーニュの生きた時代と、彼の境遇、性格、考え方に多くの共通点を見出したツヴァイクは、彼を「自由なる人間」の友であると考え、この評伝を書き上げてまもなく自ら生命を絶った。
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-ラブレーはフランス・ルネサンスを代表する人文主義者、医師。トゥーレーヌ地方に弁護士の子として生まれ、修道院に起居して勉学に励む。のちパリに出、モンペリエ大学医学部に。その後リヨン市立病院に勤務、医師・古典学者として知られるようになった。畢生の大作「ガルガンチュアとパンタグリュエル物語」はソルボンヌや教会など既成の権威を風刺した内容をふくむ破天荒な作品で、終始発禁本とされたが、巨人王ガルガンチュアの誕生・成長と冒険の数々、さらに戦争とその顛末が、古典の膨大な知識とスカトロジー満開の笑いのなかに展開される奇書中の奇書だ。(全5巻で、第二之書以下は「パンタグリュエル物語」と称されている)
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4.1著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。 ※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。 65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。 「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。 電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。
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-昼の光の届かない深みに広がる「魂の風景」 同人誌に批評を発表するのみで著作を遺さなかった越知保夫(一九一一~一九六一)は遺稿集『好色と花』により、遠藤周作、島尾敏雄、平野謙らに絶賛され脚光を浴びた。 理性の光を超えて実在の風景へと手を伸ばした彼の精神の軌跡を若松英輔が縦横に論じた傑作批評に、新原稿を加えて編む決定版。 人間と「死者」との交わりを探究したその精神の軌跡を、小林秀雄、井筒俊彦、須賀敦子、池田晶子、そしてキリスト教との連なりの中に描き出す日本精神史の試み。 【目次】 ■はしがき ■信仰の実践と逮捕まで ■詩と愛 ■批評家の誕生 ■聖者論――越知保夫と小林秀雄 ■実在論――越知保夫と井筒俊彦 ■死者論――越知保夫と二人の劇作家、チェーホフとマルセル ■異端論――越知保夫と須賀敦子 ■あとがき 〈増補〉 ■遅れてきた遺言 ■驢馬の仕事 ■悲しみの神学――近代日本カトリック感情史序説 ■増補新版 あとがき
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4.3ウッドハウスの全小説中、否、世界文学史上、もっともイカれていて、ハチャメチャで、ナイスなキャラの持ち主といわれたフレッド伯父さんが、あのブランディングズ城で大暴れ。英国ウッドハウス協会の「一番好きな短編」投票でも堂々のトップを獲得した「ゆけゆけ、フレッド伯父さん」もあわせて収録。
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3.5文京区の長い路地を抜けるとバーだった。大学教授の曽根原は、ふと気づくとバー〈スリーバレー〉に足が向いている。女性バーテンダー・ミサキの魅力なのか、文学談義のせいなのかは判らない。ある晩、まだ客の少ない時間にミサキが繰り出した質問は、川端康成の『雪国』についてだった。登場人物の行動から『雪国』はミステリではないか、というミサキの疑問に、途中からまたしても入店してきた宮田が、珍妙な説を披露し始めて……。『雪国』に加え、田山花袋『蒲団』、梶井基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』と、日本文学界の名作の新解釈で贈る、鯨統一郎最新作。
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-商家の主人とその義子、弟らとの葛藤を描く。 「晋! お前のお父つあんやぞ。お前のお父つあんが、美代に子産ませよつたんやぞ。」 あまり家業に熱心ではない近江商人の主人・藤村治右衛門と、正反対な性格の弟・真吾、そして、治右衛門の義子・晋。真吾が密かに心を寄せ、晋の母親がわりを務めていた女子衆の一人・美代が、治右衛門の子を死産し精神を病んでしまう。やがて真吾に結婚話が持ち上がったとき、断固として首を縦に振らない裏には、美代の一件によるわだかまりがあった――。 商家に生まれた著者が、その体験から描く「商店もの」3部作の第1作にして、第1回芥川賞の候補にもなった名作。
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-私小説作家と女たちとの交情を綴った短篇集。 「相手変れど主変らずで、作者の分身である人物がどこにも登場しており、相手方の女性は作品ごとに一人一人違っているのである。が、私がそれぞれ大なり小なり親しくした人達であり――」(まえがきより) 小田原の私娼街「抹香町」の芸者とのつかず離れずの関係を描いた「捨猫」、著者のファンとして訪ねてきた人妻との淫靡な駆け引きを綴った「火遊び」など、著者が交情を重ねた相手とのエピソード8篇に、師と仰ぐ徳田秋声にまつわる女性の話「小説 徳田秋声」など全10篇を収録。私小説作家・川崎長太郎、愁眉の短篇集。
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-今でもときどきおもいだす オレンジ色のみずうみに オレンジ色の船をうかべて (【オレンジ色のふるさと】より抜粋) 同人詩誌「かもめ号」発表された こころ暖かまる詩を一冊にまとめました。 社団法人日本児童文学者協会が主催 【三越左千夫少年詩賞】 受賞 第11回(2007年)
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-すべて命ある日が、詩になる、生きる人すべてが詩人になってしまう、人の心、生き方を表現したすてきな詩集です。人の生き方、考え方が、それぞれで、大変に面白く興味深い。 (※本書は2005 /8/1に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました)
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-まだツービートがいない昭和四十八年の浅草。ある日、アングラ演劇界のはぐれ者たちが、浅草松竹演芸場で、軽演劇の一座を立ち上げた。演劇史とは全く無縁なドタバタでアチャラカでノーテンキな、青春ドキュメンタリー小説。 (※本書は2021/1/15に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました)
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-詩と散文、子どもとおとな、双方の領域を行き来する西沢杏子の詩集。ドキリとさせたり、笑わせたり、考えさせたり…。ユニークなタイトルの付け方やことばの巧みな使い方など、自由で楽しいその世界が味わえる1冊。 (※本書は2011/4/1に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました)
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-冒頭に置かれた「死の国の世代へ」は「闘争開始宣言」という副題を持つ詩である。そこでは誰の保護も受けずに生きた個人のイメージが描かれる。 60年安保闘争での敗北を経て書かれた「擬制の終焉」では社会党や共産党などの党派的な左翼運動や市民・民主主義的な啓蒙主義を完全に否定し、真の前衛運動ないし市民運動の成長に期待を寄せた。 1969年、東大安田講堂に籠もった学生が警察力によって排除された直後に書かれた「収拾の論理」において、丸山真男に代表される大学の知識人の欺瞞を批判し、徹底的に論争を続ける旨宣言して結ばれる。 日本がバブル景気で沸き立っていた1988年に書かれた「七〇年代のアメリカまで」では、その後の東西冷戦終結でアメリカ合衆国が唯一の超大国となる……というあまりに単純化された物言いとまったく異なるアメリカへの視線が浮かび上がっている。 本書に収録された13篇がモチーフとするのは60年安保闘争や全共闘運動といった過去の出来事だが、むしろ執筆当時の文脈から切り離されて現代において読まれてこそ、個人と権力の関係をより切実に感ずることができ、その真価を発揮するものと思われる。
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-1.「嗤う」 四十年輩の男性が、20年ほど前、大学卒業後、社会人1年目の盆に里帰りした時の体験。地元の友人と深酒をして実家まで歩いて帰る道すがら、地元唯一の小さな商店街に差しかかった時の事。なつかしい気持ちに誘われてフラフラとシャッター街になってる商店街を歩いているうちに、幼い頃聞かされた都市伝説を思いだす。ところが、実はその都市伝説はきっかけになった凄惨な事件があった事を知る事になるのだが・・・。 2.「電話ボックス」 雪降りしきる12月の札幌。当時中学生だったY君は、初恋の相手と毎夜のようにこっそりと電話をしあっていた。ある夜、Y君は母親に長電話を咎められ、自宅の電話を禁じられてしまう。仕方なく、家の前にある電話ボックスを使う事にしたのだが・・・。そこで彼を待ち受けていたのは背すじも凍る不可思議な体験だった。そして、謎に包まれていた怪体験はその数年後に思いもよらない形で真相を顕す事になったのだが・・・。 3.「壁のシミ」 7、8年前のこと。当時18歳だったミホちゃんは、上京して小さなワンルームで一人暮らしを始めた。昼は正社員、夜は大学の夜学に通うハードな毎日を過ごしていた頃、ある時期から自分の部屋の壁におかしなシミを発見する。やがて何かに突き動かされるように毎日そのシミを監察するようになるのだが、しばらくして、遂にそのシミが原因と思われる異変が彼女を襲う。霊感の強い友達によれば、7、8年前のある出来事が、実はまだ終わっていなかったという。 4.「玄関」 およそ10年程前、一人の若者が舞台俳優を目指して劇団に入団してきた。屈託なく華のある男ではあったが、ある夏の夜、彼が住まう一人暮らしのアパートに帰って来た時、立て続けに奇妙な体験に巻きこまれてしまう。初めての怪奇現象は、結局解決をみる事なく数日が経つ。そして、更なる恐怖が彼らを飲み込む事になる。果たして何が起きてどうなってしまったのか。
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-欧米で絶賛された小説が遂に日本上陸! ! 新進気鋭のイギリス人作家が描く「地獄のなかでも失われなかった人々の愛」 イギリスのひなびた町アンバーサイド。 夜のお祭り会場がテロリストに襲撃される。理由もわからないまま、あたら多くの命が失われた。 予想だにしない大惨事に警察も対応が遅れ、地獄と化すアンバーサイド。 犯人が捕まり平穏を取り戻したあとの5人の若者が、それぞれの記憶から事件を語る言葉だけで物語は進む。共通点のなかった彼らが事件のなかでつながり、生き延びるために助け合っていく姿を、愛と希望とユーモアあふれる筆致で描く衝撃の感動傑作。
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