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●小説「幸せのままで、死んでくれ」
Author 清志まれ
水野良樹(いきものがかり)が、新たな筆名で覚悟の作家デビュー!
小説と音楽の同時リリースで贈る、かつてない物語体験。
●主題歌「幸せのままで、死んでくれ」
Song Writing & Vocal 清志まれ
Produce & Piano, Electric Piano, Organ 世武裕子
Drums 伊吹文裕
Bass 福井健太(People In The Box)
Guitar 永野亮(APOGEE)
Recorded & Mixed by 浦本雅史(Soi Co.,Ltd)
Vocal Recorded by 熊谷邑太
Coordinated by 杉本陽里子・村上由貴 (ondo)
Arrange 世武裕子・伊吹文裕・福井健太(People In The Box)・永野亮(APOGEE)
Produced by HIROBA
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
人気アナウンサーの桜木雄平。
仕事は好調、現場での信頼も厚く、
元女優の妻との間に一人息子を授かる。
誰もが羨む成功物語。
幸せとしか形容できないほどの。
ただ彼は幸せに「なってしまった」
幸せであることが桜木雄平を形作ってしまった。
桜木雄平は幸せでなければならない。
「桜木雄平」という着ぐるみを着せられた桜木。
彼は幸せのままで、死ぬことを選んだ。
「桜木雄平」として死ぬことを選んだ。
彼は幸せだった。
幸せな人生を歩んだ。
でもそれは彼の一面でしかない。
桜木は凡庸な男だった。
そんな凡庸な男を愛した人たちが確かにいた。
でも、
幸せのままで、死んでくれ
そう世間が望むから、
桜木雄平は最後まで「桜木雄平」だった。
Posted by ブクログ
回想しながら2人で焼き鳥屋で会話するシーンの三島の心の内の描写はテンポも筆致も的確で自分を投影してしまうほどリアルに感じました。
後半はやはり音楽活動がバックグラウンドである作者だからか、歌詞のようなテンポで桜木が死に向かう展開が描かれている。とても精緻に描かれていながらも、読み手の想像の余地を残す筆致が素晴らしい思いました。
桜木も妻も、それぞれの役割を全うすることが生きることが前提になっている人は孤独だろう、、と思っていたが、人はみな、多かれ少なかれ相手に役割を与えて期待しちゃっているんでしょうね。最後に愛する人に自分を知ってもらいたい、ありのままを愛してもらいたい、そんなわがままを愛する人に託すことができて、桜木に労いの言葉をかけてあげたい。相手のことを思うと、相手の残りの人生に負担をかけることをためらうかとしれないですが、もし自分に愛する人の最後に立ち会うことがあれば、その人のありのままを受け入れることができる自分でいたい、それが私なりの愛し方だと考えるからです。
総じて、自分の中の愛する気持ちが豊かになる物語でした。
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小説・文芸
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