怪談まみれ

深津さくら

“怪談と結婚した女”と呼ばれる人気怪談作家、深津さくら最新刊！

日常の景色に漂うかすかな怪――新たに蒐集した実話怪談43篇を収録。

気味の悪い不条理、強力な呪い、温かい感触、障る場所…
“あんなのに触って、おまえ呪われたで”
突然やってきて通り過ぎる怪異が生む物語


【街の怪】
お城／マジック／美術館／予備校／大使館／煙／プール／怖い通り／放課後／地底／清掃
【家の怪】
こけし／海の道／フィギュア／コ ーラス／鶏／手を組んで見る夢／留学／映画／チラシ
【食の怪】
酒／訪問／朝の海／カレーと兵隊／家族旅行
【野の怪】
感染／深夜高速／ターミナル／女と夜／空き地／登り窯／幽閉／踏む
【人の怪】
人の怪／祖父の山／すきま／プレゼント／恋人たち／遭遇／廊下／自画像／姓／瞑目／掃除
あとがきにかえて

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ホラー
• 出版社: 二見書房
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2022年03月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 37MB

[ブクログ · ★★★★☆]

怪談＝コワイ。という概念を捻じ曲げるようなエピソードの数々は不可思議でもあり、不気味。ホラー指数高めな前作と違った怪異への捉え方は哲学っぽさを感じる。なかでも"朝の海" "踏む" "プレゼント"は面白くて印象的。あとがきは素晴らしかった。怪談のネクストステージ。傑作。オーコワでした！

[ブクログ · ★★★★☆]

怪談話です。一つ一つの話はとっても短くてすぐ読めます。当たり外れはもちろんあって、おお怖いなと思う話となんだかなぁと言う話があります。当たりのお話は背筋がぞっとというのを初めて体感しました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

夜読んでいるとじわじわとこわくなってきたので、昼間に読むようにしてた。
「放課後」がわたしは一番こわかった。

[ブクログ · ★★★★★]

深津さんの怪談お話はいつもとても面白い。
しかし今回の私が1番背筋が凍ったのは、怪談へ向かうささいな流れの生きてる人間の行動だった。
その塩を食べる勇気、私にはない。