五十嵐律人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ法廷遊戯を読み法律の奥深さを知り、もっと法律系の小説を読みたいと思い本書を手に取った。
本書は連作短編集ということになっており、法律の知識を駆使して事件を解決する推理小説である。主な登場人物は、主人公で法律エリート一家に生まれ、現在は法学部4年の古城。大学で無料法律相談所を1人で経営?している。そして、その無料法律相談所に突如現れたのが、後に古城の相棒になる経済学部3年の戸賀。
戸賀については、その思考の深さと視野の広さには驚いた。一体何者なのか、主人公より法的思考が備わっているのでは?と、所々疑ってしまいたい場面が出てくる。
続編もあるということで、今すぐにでも読みたいが文庫化してから読むことにする。 -
購入済み
Critical Hit!!!
2024年2月読了。
少し前に映画化されており、世間を賑わすヒットでは無かったが、観た人の「これはスゴい!」と云う感想を聞いて、興味を持って読んだ。
感想としては「法律をど真ん中の基軸に置いた、スピード感の有る優れたミステリ」だと思った。法律を扱ったミステリ自体は多いが、(著者の意図かは不明だが)感情的な人間関係の展開や、ゲームの様な無茶苦茶なプロットの物が多く、正直あまり素直に面白いと思える作品は、多いとは言えない。
何十年か昔に、海外の法廷ミステリが大流行した事も有ったが、どうしても『陪審員制度』を意識したアッと言わせようとする展開が多く『そんな(大事な)証拠や事実を、誰もその時点まで気付かない訳が無いやろ〜』と思ってしまい、あんまり嵌まらなかった。
その点で本作は、上記の色々なツッコミにも耐え得る優れたプロットのミステリだと思う。こういう小説に『人間が描けている、いない』のレベルのケチを付ける人は、単なる《意地悪》でしか無いだろう。小説全体に漲るスピード感と過不足の無い法律説明は、著者の強い《武器》にも成っている。これは例え本職の人もだからといって簡単に出来ることでは無い。現に、昔々本職でミステリ作家を名乗っていた或る《大御所》は『結局、断崖絶壁で決着付ける』様な作品ばかりを書き、2時間ドラマ等で著作権料を稼ぐ様に成ったら、かなりのゴーストライターを囲っていた事でしか有名に成らなかったものだ。
ただ、敢えて《意地悪》を言わせて貰えるのなら、主役とヒロインの二人だけでも、もう少し人物、性格の描写を入れてあげられれば、言う事無しの大傑作に成れたかもしれないと思う。この辺りは、今後も作品を書いていくことで《筆力》として付いてくるとは思うが…。 -
無料版購入済み
ロースクールもので
試し読みの範囲だけだとまだ見えない部分が多いですが、法学は一般教養科目でしかとっていない身なので、内容には興味を惹かれます。メイン3人と准教授が絡むお話が主軸なのでしょうか。
-
購入済み
サンプルとしてとても良い試み
今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。
-
購入済み
もう少し読めたら。
話題の本で気になっていたので無料版を読んでみました。文体は軽くて読みやすく、たくさんの伏線が散りばめられている感はありましたが、もう少し読めたら購入して先を読みたいと思ったのでしょうが、無料公開は、さわりだけだったので、そこまで興味がわきませんでした。残念。