五十嵐律人のレビュー一覧

  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    主人公の母親は、医療従事者だ。それなのに血液を浄化したところで、なにかが変わるわけでもないことがわからないのかなと思った。血液より、DNAでは?と。
    そういえば、007シリーズにDNAを入れ替えて、別の人種に変わるという悪役がいたのを思い出した。現実にはない技術ではあったが。
    加害者家族というだけでなく、人はどうしようもない苦しみを感じると、カルト的なものに救いを求めてしまうものなのだと思う。

    これまで、世間を騒がせた事件の犯人の家族は、悲しい結末を迎えている人がいる。
    子供の頃、近所にいた子を思い出した。父親が⚪︎人で服役中と聞いた。
    昭和の田舎町のこと、嘸かし生きづらかったに違いない。

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    2024年02月24日
  • 法廷遊戯

    匿名

    購入済み

    起こる出来事に対して淡々と物事を進めてゆくセイギ達、人間味がないなと感じたけれどラストの気持ちの揺れようで、追い詰められてるのがヒシヒシと伝わってきました。

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    2024年02月20日
  • 法廷遊戯

    購入済み

    Critical Hit!!!

    2024年2月読了。

    少し前に映画化されており、世間を賑わすヒットでは無かったが、観た人の「これはスゴい!」と云う感想を聞いて、興味を持って読んだ。

    感想としては「法律をど真ん中の基軸に置いた、スピード感の有る優れたミステリ」だと思った。法律を扱ったミステリ自体は多いが、(著者の意図かは不明だが)感情的な人間関係の展開や、ゲームの様な無茶苦茶なプロットの物が多く、正直あまり素直に面白いと思える作品は、多いとは言えない。
    何十年か昔に、海外の法廷ミステリが大流行した事も有ったが、どうしても『陪審員制度』を意識したアッと言わせようとする展開が多く『そんな(大事な)証拠や事実を、誰もその時点まで

    #ドキドキハラハラ #タメになる #切ない

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    2024年02月20日
  • 魔女の原罪

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     級友同士の高校生、宏哉と杏梨が透析をする場面から、物語がスタートし、何が始まるのだろう?と惹き込まれる。そして、杏梨が遺体となって見つかり、宏哉の母がその件に関わっているとされ、逮捕される。正義感の強い宏哉、医師でクリニックを経営する父、そこで臨床工学技士として務める母、温かく絆が強い家庭として描かれていた。そこには、母が罪を犯す要素が全く感じられなかったので、この展開がどうなるのか、どんな背景が隠されているのか、益々惹き込まれていった。
     しかしながら、自分には結末が物足りなく感じたので、残念だった。新感覚で、興味を惹きつける展開までは良かった。

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    2024年01月18日
  • 不可逆少年

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    ネタバレ

    「不可逆少年」とは何なのか。
    多くの少年犯罪の加害者と面談をしてきた主人公。
    「やり直せるから、少年なんだよ」
    この一言に最初、心が揺れ動きました。やり直せる時間や期間、自分と向き合える、事件と向き合えることが大人の協力を得てできるのが少年なのかと、知りました。
    小説を読み進めていく中で、この一言の意味を改めて考えていきました。
    表紙にもある狐の面の意味を知って、驚愕しました。少年事件、法律の在り方についても考えさせられる作品でした。

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    2024年01月17日
  • 不可逆少年

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    なんとも重い題材をこんなにライトに読めるとは。
    感想を書くのが難しい。少し間違えると不幸自慢になってしまうし…
    精神力の強さ、心の強さってどのように宿るんだろう?
    私は、神経犯罪学の考え方は結構受け入れやすいけどなぁ。

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    2024年01月08日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    前作も読んだけど、やっぱり面白いなぁ。
    デビュー10年以内という条件がいいのかも。

    記憶が薄れたからかもだけど、前作のほうが読み応えがあったかなあ。作家さんも好きな人が多く。

    読者遍歴聞くと似通った感じになるならかなぁ。

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    2023年12月21日
  • 法廷遊戯(1)

    無料版購入済み

    ロースクールもので

    試し読みの範囲だけだとまだ見えない部分が多いですが、法学は一般教養科目でしかとっていない身なので、内容には興味を惹かれます。メイン3人と准教授が絡むお話が主軸なのでしょうか。

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    2023年12月14日
  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    読み応えあり。独特な高校かつ独特な地域のイジメというだけでは終わらなかった。傍から見れば異常でも集団になるとおかしくなっちゃうのだろう。不安でたまらない気持ちは想像できる。

    0
    2023年12月10日
  • 不可逆少年

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    すごく引き込まれて1日で読んでしまいました。
    登場人物もわかりやすくて良かった。

    五十嵐さんの他の作品も読んでみたくなった。

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    2023年11月30日
  • 不可逆少年

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    少年法と更生といった単純な話ではなく、神経犯罪学なども絡んだミステリ。エンタメ性の強かった法廷遊戯と比べて、全体的に暗い内容。

    境遇や出自などの社会的要因だけでなく、脳機能などの生物学的要因によって引き起こされる犯罪というのは今まで考えたことがなく、更生の意味も含めて考える機会となった。

    家裁の調査官といった法曹関係の馴染の少ない舞台設定だけでなく、狐の面の理由などミステリとしての要素もうまくまとまっていて面白かった。

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    2023年11月26日
  • 不可逆少年

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    家裁の調査官と
    事件を起こしたサイコパスの物語と思いきや、
    別の事件が起こり、でも繋がっていて…

    思っていたのとは違う方向に進んで
    こんなところに着地するのかという感じ。

    茉莉という名前が苗字によっては
    変なフルネームになるのか。

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    2023年11月22日
  • 魔女の原罪

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    作者らしさを存分に感じる作品でした。

    魔女など、突飛に感じる要素もある多いので、好みは分かれそうな気はします。
    ただ、芯に法律や法律に関する理に適った考察があるので、私は白けたりせずに最後まで楽しめました。次回作も楽しみです。

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    2023年07月31日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    サンプルとしてとても良い試み

    今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。

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    2023年02月05日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    気になる気になる

    気になる作家さんが複数いるが、文章が好みかどうかわからなかったので無料試し読みで確認。最初から引き込まれるタイプと中々進まないけどいつの間にか引き込まれてるタイプと最後まで無理なタイプがあった。コレを参考にして作品を選ぼうとおもった。

    #シュール #ドキドキハラハラ #怖い

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    2022年09月29日
  • 【無料公開版】不可逆少年 電子特典付き

    購入済み

    人間の弱さを描く

    人間には理想と現実とのギャップが存在するが、まさにこの作品の事件を目の当たりにする主人公もそのギャップに葛藤しているものといえる。凶悪な事件の加害者を前にして、果たして自分の持つ理念を貫き通し、彼を含むすべての少年を救うということは可能なのだろうか?続編が読みたくなる作品である。

    #怖い

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    2021年12月04日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    沢山のミステリーを知ろう

    ミステリー作品は読んでない人からすれば敷居が高く感じられますが、同一作者のみのものではなくさまざまな作家先生方の作品が連載されているこのシリーズであれば、自分のお気に入りの作風を知ることができると思います。

    #深い

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    2021年11月06日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    東川篤哉先生の純喫茶〜の続編が見られるなんてワクワクします。是非文庫本が出たら買いたい。これを気に他のミステリー作家さんたちを知れたのも良かったです。

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    2021年10月14日
  • 【無料公開版】原因において自由な物語 電子特典付き

    購入済み

    もう少し読めたら。

    話題の本で気になっていたので無料版を読んでみました。文体は軽くて読みやすく、たくさんの伏線が散りばめられている感はありましたが、もう少し読めたら購入して先を読みたいと思ったのでしょうが、無料公開は、さわりだけだったので、そこまで興味がわきませんでした。残念。

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    2021年08月13日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」
    の一文から始まる25個のショート・ショート。
    25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
    「Touch law if you can」 名倉編
    途中まですごく楽しい話だと思っていた。
    「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
    最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
    「もう、ディストピア」大沼紀子
    何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて

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    2025年12月07日