五十嵐律人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めてリーガルミステリー読んだので異世界で面白い。
書記官という仕事があるのか、とか、裁判ってこんな流れなのかとか。
医師の帚木蓬生さんとか、他の人が書けない専門性を持っている人って凄い。
というか弁護士しながらどう両立しているのか。
時間軸と裁判軸でこんがらがるが、
多少わからなくたっていいじゃない、の雑精神で読み進めていく。
あと鍵となる部分は、点で強調してくれているしね。
でもさ、主人公の宇久井傑と(お母さんの)心情が気になる。
実の息子である自分を差し置いて、父が義理の娘の凛の親権には執着するなら、
もっとどろどろど煮詰まった感情になるのではないのかしら。
一つの犯罪の裏にも当た -
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Posted by ブクログ
「だから捨ててといったのに」から全ての物語が始まる短編集。作者によって「何を捨ててと言ったのか」を読むのが楽しいですね。昔星新一の「ノックの音が」を読んだときのようなワクワク感があります。普段あまり本を読んでいないので、この手のタイプの短編アンソロジーはいろんな作者さんの作品を一冊でたくさん読めるのが本当にありがたいです。多分読書家の方なら、作者を伏せても「この話はこの人が書いたのかな」と分かるのかもしれないなと思いました。そういう楽しみ方をしても良いのかも。
真下みこと「お守り代わり」
五十嵐律人「累犯家族」
芦沢央「久闊を叙す」
多崎礼「海に還る」
谷絹茉優「猟妻」
こちらの5編が特に好き -
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