五十嵐律人のレビュー一覧

  • 現役弁護士作家がネコと解説 にゃんこ刑法

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    またたびを嗅いで興奮したネコが恋敵のネコに襲いかかったら罪に問えるのか?
    堅苦しく馴染みのない『刑法』。でも、罪を犯すのが『ネコ』だったら?
    作家であり弁護士でもある著者が、堅苦しく難しい『刑法』をわかりやすく伝えるため、人をネコに置き換えてユーモラスに解説する。

    社会生活を送るうえで、身近で大切な法律。どことなく敬遠されるのは言葉が独特で意味合いが違ったりするからかもしれないです。
    刑法など突き詰めれば、他人に害をなしてはいけないということに尽きると思うのですが。まあそれぞれに解釈やら事情やら色々と複雑になる要件もあるので、優秀な弁護士についてもらう、これが大きいのではと思いました。

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    2024年09月13日
  • 六法推理

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    うまく行き過ぎだし
    それは人に言われなわからんのー?
    な所もあるけど
    コミカルでサクッと読むにはちょうどいいし
    続きもあるなら読みたい!

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    2024年09月11日
  • 六法推理

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    法律は詳しくないので、勉強になった。
    推理するというよりは、へーという感じ。
    主人公の家族が、裁判官、弁護士、検察官で、それぞれの立場や考え方がわかって、面白かった。

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    2024年09月11日
  • 魔女の原罪

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    校則がなく法律を重要視する学校という設定に魅力を感じたけれど、どちらかと言えば街の秘密の方が重要であり学校の話は序章に過ぎない。
    魔女とはなんなのか、魔女の罪とはなんなのか、
    登場人物が明快で読みやすいと思うけれど、後半の法廷での話は少し気疲れするし、結末もそれで終わりなのかと感じた。

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    2024年09月11日
  • 嘘か真言か

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    この作家の小説は法律用語が飛び交って、作品に同化できなるなる傾向にある。ただし、この作品は読みやすい。現在の特殊詐欺事案も踏まえながら、新米判事の立場で読み進めることができる。
    短編集でありながら、裁判官の目利きに焦点を当てた珠玉の作品だと思った。

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    2024年09月05日
  • 六法推理

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    法推理/五十嵐律人
    大学のある無料法律相談のサークルの話。
    1話目の相談者戸賀とコンビを組み多重解決ぽい様相で進んでいき、ライトな感じで読みやすい。
    論理的に法知識で解決に向かう古城とひらめきや人の感情に寄り添って推理する戸賀の絡みが楽しい。
    続編も気になる。

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    2024年08月28日
  • 嘘か真言か

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    感想
    他人の嘘が見える。どれだけ楽でどれだけ辛いことか。けれども人間はそんなふうにできていない。だから証拠を集め、論理を駆使する。

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    2024年08月28日
  • 原因において自由な物語

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    ネタバレ

    買うつもりはなく、棚に戻すときに落としてしまい角が折れちゃったから弁償の意味を込めて購入した本。はじめて読む作家だった。

    私は自分の顔に自信はなくて(学生時代に比べたら自信はついた方だけど)、だからこの冒頭から出てくるルックスコアはなかなかキツイ仕組みだな、と思った。ホント、自分の学生時代、特に中学生の頃にスマホがなくて心底安心した。解説にもあったけど、今の子は我々の比じゃないくらいに自分の見た目を気にしていると思う。アプリそれ自体に対する対処法とかは特に綴られていなかったけど、まあ現実でもどうしようもできないよな。それにしてもなかなかリアルないじめの描写だったような。

    購入時の帯に書いて

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    2024年08月12日
  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    "魔女は、魔女とみなされた時点で悪であることが確定する" ということでの原罪についての話。章の切り換わりでの話の転換に驚きました

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    2024年08月12日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    表紙のテイストが変わってしまって残念。
    あとこういうアンソロジーに載るシリーズ物の番外編が苦手。

    五十嵐律人「千鳥の契り」が特に良かった。

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    2024年08月06日
  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    SL 2024.8.4-2024.8.6
    加害者家族が集う街で起こった事件。
    街の秘密、主人公の宏哉自身の隠された出自。
    徐々に明かされていく事実が、ある意味とても切ない。
    宏哉はまっすぐで強い心を持っているから未来に希望を信じたいけど、加害者家族の置かれた現実、絶望を思うと考えさせられる内容だった。

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    2024年08月06日
  • 法廷遊戯(1)

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    法曹界を目指す三者三様の物語。
    彼ら彼女らの行く末とは?
    待ち受ける思わぬ道とは?
    罪と罰のあり方が問われますね。

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    2024年07月28日
  • 密室法典

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    シリーズ第2弾。
    まだシリーズ続くよね、と思うエピローグで終わりです。

    ロースクールに通う法曹一家の古城と無法律ゼミメンバーによるミステリー
    出てくる法律がわかりやすく書いてあって、疑問を抱く事なく楽しく読めました。

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    2024年07月27日
  • 六法推理

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    五十嵐律人『六法推理』角川文庫。

    読むのは3作目となる五十嵐律人。現役弁護士の書いた連作形式の青春リーガル・ミステリー小説。

    デビュー作にして、第62回メフィスト賞受賞作の『法廷遊戯』は滅茶苦茶面白かったが、次に読んだ『不可逆少年』は凡作だった。そして、本作も面白くはなく、やたらと法律理論と机上の空論めいた推理が展開され、嫌気が差す。

    霞山大学のキャンパスの片隅で無料の法律相談所を開いている古城行成の元に経済学部の戸賀夏倫が相談にやって来る。下宿先で最近頻発する怪現象に悩む戸賀は古城にその正体を突き止めて欲しいと依頼する。法律マシーンと呼ばれる古城は事故物件の規制を踏まえて推理するが、戸

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    2024年07月22日
  • 密室法典

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/密室法典/今際言伝/閉鎖官庁/毒入生誕祭/エピローグ

    無法律シリーズ第2作。
    古城の父母が登場。しごく真っ当な人たちで、古城の葛藤がモラトリアム大学生の贅沢な悩みにみえる。

    密室で倒れていた着ぐるみの事件、矛盾する2通の遺言書とダイイングメッセージのようなメモ、雪山での遭難事件、そしてコンセプトカフェで起きた中毒事件。

    エピローグからすると、このシリーズはまだ続くらしい。それとも別シリーズにわかれるのかな?

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    2024年07月19日
  • 密室法典

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    『六法推理』から繋がる無料法律事務所(ゼミ)
    シリーズ第二弾。

    密室法典
    今際言伝
    閉鎖官庁
    毒入生誕祭
    エピローグ

    ロースクール生で[無法律]の代表を務める
    古城行成の豊富な法知識と戸賀夏倫の突拍子が
    ないけれど鋭い閃き、冷静な頭脳派の矢野綾芽
    の三人が、依頼者から寄せられる相談の解決に
    法知識を絡めて推理を組み立てながら真相を
    解き明かす学生法律ミステリー。

    各話で登場人物三人が抱える問題が
    小出しになった物語になっていて、
    この本だけでも楽しめそうです。

    エピローグでは、話が続きそうなニュアンスが
    ちらりと見え次作に期待が膨らみます。

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    2024年07月18日
  • 密室法典

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    連作短編4篇
    無料法律相談ゼミのメンバー,古城行成の法律解説はやはりわかりやすい.推理は戸賀頼みだけれど.今回古城の父親と母親が登場するが,どちらもいい雰囲気の裁判官と弁護士だ.

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    2024年07月17日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「心のお話」誉田哲也 
    「千鳥の契り」五十嵐律人
    「インクリボン」真梨幸子
    「空白の女」青柳碧人
    「THE KIDNAPPING」五十嵐貴久
    「わたしの最後のホラーミステリ」澤村伊智 

    「心のお話」 姫川玲子シリーズ第10作『マリスアングル』に続く短編。

    シリーズ物はシリーズ読者かどうかで評価がわかれるところがあるかも。シリーズ読者にはうれしい発見も、それ以外の読者は置いてけぼりのところがある。

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    2024年07月14日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    「心のお話・誉田哲也」
    「千鳥の契り・五十嵐律人」
    「インクリボン・真梨幸子」
    「空白の女・青柳碧人」
    「THE KIDNAPPING・五十嵐貴久」
    「わたしの最後のホラーミステリ・澤村伊智」
    六人の作家による全編書下ろしアンソロジーでシリーズ第五弾。

    名立たる作家さん勢揃いで毎回楽しみにしているシリーズ。

    一番良かったのは五十嵐律人さんの「千鳥の契り」。

    夫の不倫に気付いた妻が、郵便受けに入っていた一枚のチラシ『浮気・不倫調査専門 千鳥探偵事務所』をきっかけに動き出す。

    途中でオチに気付いたが、それでも最後まで面白かった。

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    2024年07月03日
  • 密室法典

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    五十嵐さんの作品で初めて?シリーズもの?無法律の第2弾ということです。
    ライトな青春ミステリー短編集といった趣き。

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    2024年06月26日