五十嵐律人のレビュー一覧
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ネタバレいじめやルッキズムが焦点になっているようでなってない感じがして、それが読みやすかった。いじめが引き起こした悲劇であるはずなのにそこまで深刻にならない、なれなかった。琢也は死にたがっていて、死んで、彼が死んでも標的はまた別に移るだけ。当たり前のいじめの流れというかまあ、そうだよねって思った。手を差し伸べる大人がいてもその手を取るかどうかは子ども次第なのも、同い年に利用されて人を殺そうとしたりするのも いじめの問題の危うさはじっとりあるのに何だか軽かった。2026年本当にルックスコアなんて出てきたら終わりだからね…
個人的にはいじめが問題というよりは紡季という個人が想護が託したプロットと現実の狭 -
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五十嵐さんのリーガルミステリーシリーズの中でも、本作は割とライトかつ安楽椅子探偵っぽさがある作品だったかなと思います。
本作の構成としては、連作短編で主人公は判事の補佐をする判事補。その判事補がキレ物の先輩判事とともに、いろいろな裁判を担当するというお話。
これまでの五十嵐さんといえば、学園リーガルミステリーの印象が強かっただけに本作の判事という主人公設定は、リーガルミステリーど真ん中の設定だったのかなと思います。しかし五十嵐さんのリーガル系は割とライトな作風なので、そこまで堅苦しい感じはないのですが、個人的には少し物足りなかったかなという印象でした。 -
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若手人気作家・二階堂紡季には、誰にも言えない秘密があった。露呈すれば、すべてを失う。
しかし、その秘密と引き換えにしてでも書かなければならない物語と出会ってしまい……。
主人公である作家・二階堂紡季の記した作中作と、現在紡季の周辺で起こっているストーリーが代わる代わる進行するミステリ……と思いきや、ちょっと雰囲気の違う一風変わった小説です。
自分の容姿を客観的に評価されるルックスコア。同じ顔面偏差値帯の異性ユーザーを、運命の相手として提示するアプリ「故意に恋する」。自殺疑惑の転落事故、いじめにスクールロイヤーの学校や生徒との関わり方。
現実からほんの少しズレた「圧倒的ルッキズム社会」の世 -
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法律一家に生まれながら進路に悩む大学生が、行動力あるアグレッシブな経済学部の女子大生に引っ張られながら成長していく話。
ラノベみたいで苦手な人もいるみたいだけど、テンポも良くて、ただの法律モノと一味違って斬新な視点から切り込む青春リーガルミステリ、いいなって思いました♡
どれも現代的な題材で、助手(仮)の助言がなければ読者も主人公に引っ張られがちな気がする。だから最後までしっかりおもしろかった!
ただ、私の好みもあるだろうけど毒親問題以外で印象に残る場面が少なかった印象。
言葉の繊細さとか鮮やかな推理より、あっさりしていて面白くて読みやすいリーガルミステリって印象かな -
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またたびを嗅いで興奮したネコが恋敵のネコに襲いかかったら罪に問えるのか?
堅苦しく馴染みのない『刑法』。でも、罪を犯すのが『ネコ』だったら?
作家であり弁護士でもある著者が、堅苦しく難しい『刑法』をわかりやすく伝えるため、人をネコに置き換えてユーモラスに解説する。
社会生活を送るうえで、身近で大切な法律。どことなく敬遠されるのは言葉が独特で意味合いが違ったりするからかもしれないです。
刑法など突き詰めれば、他人に害をなしてはいけないということに尽きると思うのですが。まあそれぞれに解釈やら事情やら色々と複雑になる要件もあるので、優秀な弁護士についてもらう、これが大きいのではと思いました。 -
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ネタバレ買うつもりはなく、棚に戻すときに落としてしまい角が折れちゃったから弁償の意味を込めて購入した本。はじめて読む作家だった。
私は自分の顔に自信はなくて(学生時代に比べたら自信はついた方だけど)、だからこの冒頭から出てくるルックスコアはなかなかキツイ仕組みだな、と思った。ホント、自分の学生時代、特に中学生の頃にスマホがなくて心底安心した。解説にもあったけど、今の子は我々の比じゃないくらいに自分の見た目を気にしていると思う。アプリそれ自体に対する対処法とかは特に綴られていなかったけど、まあ現実でもどうしようもできないよな。それにしてもなかなかリアルないじめの描写だったような。
購入時の帯に書いて -
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五十嵐律人『六法推理』角川文庫。
読むのは3作目となる五十嵐律人。現役弁護士の書いた連作形式の青春リーガル・ミステリー小説。
デビュー作にして、第62回メフィスト賞受賞作の『法廷遊戯』は滅茶苦茶面白かったが、次に読んだ『不可逆少年』は凡作だった。そして、本作も面白くはなく、やたらと法律理論と机上の空論めいた推理が展開され、嫌気が差す。
霞山大学のキャンパスの片隅で無料の法律相談所を開いている古城行成の元に経済学部の戸賀夏倫が相談にやって来る。下宿先で最近頻発する怪現象に悩む戸賀は古城にその正体を突き止めて欲しいと依頼する。法律マシーンと呼ばれる古城は事故物件の規制を踏まえて推理するが、戸