五十嵐律人のレビュー一覧
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圧巻の読み応えだった。
魔女は存在自体が悪である。
穢れの概念や血液浄化の話は、現代人からみたら非科学的で馬鹿馬鹿しいと思ってしまうけど、300年ほど前までは魔女狩りが行われていた。不安や疑念は掴みどころがない厄介なもので、人権意識の高まりや科学の発達がどんなに進んだとしても、人は非合理的な方法で不安や疑念を排除しようとするのかもしれない。
魔女の原罪
犯罪者の親から生まれた子もまた犯罪者になるのか?凶悪な少年事件が報道されるたびに、彼らの生育歴や親との関係性が取り沙汰されていて、少しでも犯罪を助長するような要素を嗅ぎつけられたら直ちに糾弾される。
今はSNSで悪い噂が瞬間的に広まる時代だ -
Posted by ブクログ
大好きな作家さんの、記念すべき10冊目として読んだ本‼︎
タイムスリップという設定が織り込まれていて、所々混乱したり理解するのに苦労したりしたけど、それを遥かに上回る面白さだった。最後の最後までどういう結末を迎えるのかが分からなくて、結末に辿り着いた瞬間の「うわー‼︎そうなるのか〜‼︎」という驚き(?)、感動(?)が一入だった。
裁判官の職責の重さや葛藤の大きさがありありと描かれていて、大変な職業だと思った。でも被告人と向き合って真相を追い求める姿は本当に格好良い。裁判官を支える書記官の活躍も素晴らしい。
リーガルミステリーは最高だ〜‼︎
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Posted by ブクログ
25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ*ステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第5弾も誰もがよく知るあの作家たちが競演! これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。『Jミステリー2024 SPRING』登場。 姫川玲子シリーズが圧倒的な人気を誇る誉田哲也。イヤミスの旗手、真梨幸子。『法廷遊戯』で脚光を浴びた五十嵐律人。ホラーといえば、澤村伊智。数々の人気シリーズを誇る五十嵐貴久。昔ばなしと本格ミステリの融合が人気の青柳碧人。大人気ミステリー作家たちの新作書下ろしを収録した贅沢なアンソロジー第5弾*
今作も面白かったー!
お目当ては誉田哲也氏の姫川シリーズでしたが、他の -