五十嵐律人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026/03/04新刊案内で気になった『六法推理』(五十嵐律人,如月香花)。
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【内容】
大学内で無料法律相談所を営む古城は、通称“血も涙もない法律マシーン”。法曹一家のサラブレッドである彼のもとに、戸賀が持ち込んだのは、「下宿先に起きる怪奇現象の正体の解明」という依頼だった。
事件を「事故物件の規制」から切りこんでいく古城だったが、調査を進めるうちに、意外な事件の真相が浮き彫りになっていき――。
理詰めの天才・古城と、閃きの天才・戸賀。正反対のコンビが贈る、痛快&新感覚のリーガル・ミステリー、待望のコミカライズ!
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Posted by ブクログ
ネタバレちょっと!何回ちゃぶ台返しするのよ!卓上の夕飯がぐしゃぐしゃじゃない!
最近のメフィスト賞は構成が丁寧でとにかく読みやすい。
新しい形のエンタメ小説。しかし本作は法廷もので大分メジャーな内容になっている。
個人的に特筆したいのは時系列と再利用
まずは時系列。法廷物といったら大人の弁護士、裁判官、検察官が戦う。ロースクールを描いた作品でさえ合格までを描くストリートなのに本作はロースクールから弁護士でもっと言えばロースクールで起きた事件が主人公が大人になって、弁護士として戦う。読む側は楽だが、書く側は大分負担がかかる。それを可能にしたのが弁護士バッジを持っている作者さんの能力なんじゃないか -
Posted by ブクログ
校則のない高校と、その街に隠されたしきたりのお話
かつては鏡沢ニュータウンとして栄えた郊外の鏡沢町
急激な人口減の対応策として、補助金制度などで移住者を優遇し多少は盛り返した
しかし、昔から住んでいた住民と移住者との間には確執ができた
そんな街にある鏡沢高校
校則がなく、法律が絶対視される
学校内には監視カメラが多数設置されている
法律に反しない限り処罰は受けない環境では、罪を犯した者に対しては関わりを絶つという「無視」が正当化される
その理不尽な状況に抗おうとする主人公の宏哉
だが、その仕打ちは自らにも降りかかり
そして、親しい友人が遺体として発見される事件と、その事件の容疑で母も逮 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「一見すると不合理な結末でも、登場人物の内面とか、そうせざるを得なかった事情を丁寧に描写していけば、納得が得られるかもしれない。絶対とは言い切れなくても、そういう小説を何冊も読んできた。読者が求めているのは、結末じゃなく、そこに至る過程への共感だと俺は思ってる」
作品内にて登場する男子高校生の死と主人公の彼氏の転落の理由を突き止めるミステリー要素と小説の意義を通して物事における過程の重要性を訴えかけるストーリー
以前読んだ不可逆少年よりすこし理論や人物の心象描写が多く若干の読みにくさはあったけど、細かい伏線を納得感のある回収がされたり、
なぜ彼らが屋上に飛び降りた、彼女は裏切ったか といっ -
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Posted by ブクログ
なるほど無辜裁判の同害報復がここに繋がってくるのかと感心する一方で、セイギの方はどうなるのかとずっと気になっていたらあの結末…。でも本人が全て理論的に判断する法律が好きだと語る以上は致し方ないのだろう。彼らの境遇に同情はしてもやったことを思うと到底許されるものではない。どうすれば良かったのかという問いに具体的な解決策を提示することは出来ないが、正しくないとは言える。
個人的には、自分が他者に対して行う行為は他者が自分に対して同様の行為を実行しても良いと許可していることも同義だと考えている。理屈の上では人は平等だからだ。自分は許されて他人は許されないなんて都合の良い理屈は通らない。少なくともそう