五十嵐律人のレビュー一覧

  • 法廷遊戯

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    法廷での緊張感あるやり取りと、法律という制約条件をハックしながら緻密にロジックを組み立てていく展開が面白い。本当の法廷がどんな感じかは分からないが、この作品の中では証言や証拠を積み上げて「心証」を形成していくロジックゲームなのだということがよく分かり引き込まれる。

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    2026年08月18日
  • 密室法典

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    ネタバレ

    よくありがちな大学生が校内の問題を解決するお話に法律要素が加わったような構成になっている。
    差別化ポイントは法律要素と法律担当と推理担当が別になっているとこであろうか。
    私は法律要素が存在するだけでそこそこ楽しめてしまうので、気軽に読める良い作品という印象。
    ちゃんと真相究明されない話も多いため、そういうのが嫌いな人にはあわないかもしれない。
    本巻で無法律の面々がそれぞれの道を歩み始めるような描写があり、今後の展開に期待したいところ。

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    2026年08月15日
  • ミステリアンソロジー 騙す

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    好き嫌いが分かれるかもしれないです。
    読んでてこの作家さんの話は好きだけどこの作家さんは微妙だなと思う所が正直ありました。
    「騙す」ということに着眼点を置いているので、集中して読みたいと思えました。

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    2026年08月15日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    同じ冒頭一行から24人が物語を立ち上げるという試みは、短編という形式の中で作家の個性が極端に浮き上がる面白さがあった。特に米澤穂信「時効」は、わずか6ページで伏線と反転を成立させる職人芸で、静かな論理の美しさが際立っていた。一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」は、可愛い設定を使いながら、人生の節目と喪失を静かに描く大人の物語で、最後の任務の“ささやかさ”が逆に胸に残る。ミステリー、SF、ホラー、ユーモア、社会派…ジャンルが毎話変わる短編なのに長編級の余韻を残す、豊かなアンソロジーだった。④

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    2026年08月14日
  • 法廷遊戯

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    やっぱり五十嵐律人さんのリーガルステリー大好き!!不可逆少年から入り、魔女の原罪、原因において自由な物語も読み、他のも読みたかったのでこちらのデビュー作?一番初期の作品を読みました。難しいところももちろんあるんだけど、それでも読むのをやめたくないほどの面白さでした。単なるミステリーではなく、法律知識もつくし、ヒューマンドラマとしても楽しめる。次は、幻告、真夜中法律事務所も読みたいです!

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    2026年08月12日
  • 原因において自由な物語

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    なんだか不意に自分の学生時代を思い出してみたり。たいした思い出はないけど、あの時の日々(過程)ってのはわたしのものと思ってる。じゃあ読むなよって話になりかねないけど、そーゆー矛盾も孕んで人間。痛かったなぁ。

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    2026年08月11日
  • それはそれはよく燃えた

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    読後感の詰め合わせのような1冊。
    多くの作家によるショートショートのため、1本1本が短く読みやすいのはもちろん、普段読まないジャンルにも出会える。ひとつ読み終わったときに爽快な気分になるものもあれば、ザワッとしたり、苦く残ったりもするのが良い。
    そして短いからこそ、好きな気分も苦手な気分もサラッと通り過ぎていくのがまた良い。

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    2026年08月08日
  • 法廷遊戯

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    ネタバレ

    タイトルと内容が噛み合っていないような気がするのは自分だけだろうか
    いや、内容は面白いし、タイトルもいいタイトルとは思うんだけどね

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    2026年08月08日
  • 密室法典

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    続きが気になってたので続編嬉しいです!

    ミステリー感強めでした。
    エピローグがあれなら続編ありますよね…??

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    2026年08月06日
  • 密室法典

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    無法律シリーズの2冊目。密室あり、遺産相続あり、毒混入問題ありとバラエティに富んだ短編集でした。無法律のメンバーそれぞれが進路を模索しており、シリーズが進めば、いずれ皆バラバラになっていきそう。今後どうなるんでしょうか。

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    2026年08月04日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    「これが最後の仕事になる」で始まる24編のショートショート。
    特におもしろかったのは、
    「二重螺旋の虚夢」
    「教壇にて」
    「アイドル卒業」
    「声」
    「時効」

    自分の知らない作家さんの作品も読めて、たまにはこういうのもいいなと思った。

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    2026年08月01日
  • 六法推理

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    感情理解が苦手な法律マシーンの古城と閃きの天才古賀の補い合うことで完成する推理が気持ちいいです!
    連作短編なのでいろんな法律事例が見れて、かと言って難しすぎない。面白くて久々に一気読みしました!
    読んでるうちに、「法律って面白いかもしれない」とすら思わせてくるミステリーってなかなかないと思います。大学内のゼミ設定なのでライトさもあり、始めてリーガルミステリー読む人には絶対おすすめです。

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    2026年07月15日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

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    2026年07月10日
  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    重い。とてもやるせない。
    息子を信じてあげられたら、と思うけど、元旦那の裏の顔に全く気が付かずに生活していたことを思えば、自分の見る目なんか信じられなくなるだろうとも思う。実際元旦那の親だって気づいていなかったんだから。
    こういう街があることは、救いになるのかな。

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    2026年06月27日
  • 六法推理 (1)

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    2026/03/04新刊案内で気になった『六法推理』(五十嵐律人,如月香花)。

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    【内容】
    大学内で無料法律相談所を営む古城は、通称“血も涙もない法律マシーン”。法曹一家のサラブレッドである彼のもとに、戸賀が持ち込んだのは、「下宿先に起きる怪奇現象の正体の解明」という依頼だった。
    事件を「事故物件の規制」から切りこんでいく古城だったが、調査を進めるうちに、意外な事件の真相が浮き彫りになっていき――。
    理詰めの天才・古城と、閃きの天才・戸賀。正反対のコンビが贈る、痛快&新感覚のリーガル・ミステリー、待望のコミカライズ!

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    2026年06月11日
  • 法廷遊戯

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    ネタバレ

    ちょっと!何回ちゃぶ台返しするのよ!卓上の夕飯がぐしゃぐしゃじゃない!

    最近のメフィスト賞は構成が丁寧でとにかく読みやすい。
    新しい形のエンタメ小説。しかし本作は法廷もので大分メジャーな内容になっている。

    個人的に特筆したいのは時系列と再利用

    まずは時系列。法廷物といったら大人の弁護士、裁判官、検察官が戦う。ロースクールを描いた作品でさえ合格までを描くストリートなのに本作はロースクールから弁護士でもっと言えばロースクールで起きた事件が主人公が大人になって、弁護士として戦う。読む側は楽だが、書く側は大分負担がかかる。それを可能にしたのが弁護士バッジを持っている作者さんの能力なんじゃないか

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    2026年06月03日
  • 魔女の原罪

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    校則のない高校と、その街に隠されたしきたりのお話

    かつては鏡沢ニュータウンとして栄えた郊外の鏡沢町
    急激な人口減の対応策として、補助金制度などで移住者を優遇し多少は盛り返した
    しかし、昔から住んでいた住民と移住者との間には確執ができた

    そんな街にある鏡沢高校
    校則がなく、法律が絶対視される
    学校内には監視カメラが多数設置されている

    法律に反しない限り処罰は受けない環境では、罪を犯した者に対しては関わりを絶つという「無視」が正当化される

    その理不尽な状況に抗おうとする主人公の宏哉
    だが、その仕打ちは自らにも降りかかり
    そして、親しい友人が遺体として発見される事件と、その事件の容疑で母も逮

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    2026年06月02日
  • 原因において自由な物語

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    ネタバレ

    「一見すると不合理な結末でも、登場人物の内面とか、そうせざるを得なかった事情を丁寧に描写していけば、納得が得られるかもしれない。絶対とは言い切れなくても、そういう小説を何冊も読んできた。読者が求めているのは、結末じゃなく、そこに至る過程への共感だと俺は思ってる」

    作品内にて登場する男子高校生の死と主人公の彼氏の転落の理由を突き止めるミステリー要素と小説の意義を通して物事における過程の重要性を訴えかけるストーリー

    以前読んだ不可逆少年よりすこし理論や人物の心象描写が多く若干の読みにくさはあったけど、細かい伏線を納得感のある回収がされたり、
    なぜ彼らが屋上に飛び降りた、彼女は裏切ったか といっ

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    2026年05月30日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • 法廷遊戯

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    なるほど無辜裁判の同害報復がここに繋がってくるのかと感心する一方で、セイギの方はどうなるのかとずっと気になっていたらあの結末…。でも本人が全て理論的に判断する法律が好きだと語る以上は致し方ないのだろう。彼らの境遇に同情はしてもやったことを思うと到底許されるものではない。どうすれば良かったのかという問いに具体的な解決策を提示することは出来ないが、正しくないとは言える。
    個人的には、自分が他者に対して行う行為は他者が自分に対して同様の行為を実行しても良いと許可していることも同義だと考えている。理屈の上では人は平等だからだ。自分は許されて他人は許されないなんて都合の良い理屈は通らない。少なくともそう

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    2026年05月27日