あらすじ
五十嵐律人『原因において自由な物語』試し読み版です。
本編冒頭試し読みのほか、書店員さんメッセージ、弁護士作家の一日などの特集も収録されています!
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謎を解かなければ。
私は作家なのだから。
人気作家・二階堂紡季には、
誰にも言えない秘密があった。
露呈すれば、すべてを失う。
しかし、その秘密と引き換えにしても、
書かねばならない物語に出会ってしまい――。
デビュー作『法廷遊戯』が、ミステリランキングを席捲! 注目の弁護士作家第3作!
装画/junaida
感情タグBEST3
秘密をとるか、本能に従うか
主人公の二階堂の心の葛藤が描かれている作品です。文章の書き手としての本能に正直にすれば自分が今まで秘めていた秘密を暴露してしまい致命傷になりかねない、というリスクがありながらも、なんとかして作品として発表してみたいという欲求が上回り、その後どうなるかがこの作品の肝になると考えられます。
冒頭部分だけだが
試し読み版ということなので公開されているのは冒頭部分だけだが、なかなか面白そうである。静かで それでいてちょっと気取ったような語り口がいい。ぎょっとするようなカバー絵も人目を引く。マーケティング的には正解なのかもしれないが、私はいくらか嫌悪感を覚えた。
もう少し読めたら。
話題の本で気になっていたので無料版を読んでみました。文体は軽くて読みやすく、たくさんの伏線が散りばめられている感はありましたが、もう少し読めたら購入して先を読みたいと思ったのでしょうが、無料公開は、さわりだけだったので、そこまで興味がわきませんでした。残念。