光文社作品一覧

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  • 女刺客人~尼僧お庭番~
    -
    将軍吉宗の御落胤、と名乗り出た天一坊は、ニセ者として処刑された。だが、それは替え玉であった!? 腕利きの女忍者・鈴鹿は、密かに生母の故郷へ落ちのびる真の天一坊に同行する。一方、天下の乱れを案じ、天一坊を亡き者にしようとする公儀や尾張・紀州の刺客が、執拗に行く手を阻む。妖艶な女刺客やくノ一の対決を描く、官能時代傑作第三弾!
  • 女主人公の50冊~一杯のお酒から読むミステリー~
    5.0
    いまミステリーは「女主人公」が席巻中。刑事、探偵、弁護士から、料理人、ゴルファーまで、バラエティ豊かな女性たちが事件を解決している。そんな彼女たちの大事な相棒が、ビールやワイン、ウイスキー、コーヒーなどの「無くてはならない飲み物」だ。ミステリーの女性主人公と一杯のお酒の“いい関係”をひもとく、ミステリー専門誌「ジャーロ」で長期連載中のコラムが、ついに1冊にまとまった。一杯飲みながらの読書のお供に!
  • 女賞金稼ぎ 紅雀~血風篇~
    3.0
    裏世界に名をとどろかす賞金稼ぎ紅雀は、元は高崎藩勘定吟味役の娘で名をお香といった。盗賊一味・高波六歌仙に家中皆殺しに遭った中、唯一の生き残りであった。抜け忍・黒鳶の弟子となったお香は、地獄の苦しみの末に忍びの殺人術を会得。ついに復讐へと旅立つ。標的は高波一味の強者六人と無数の手下ども。美貌の女剣士が斬って斬って斬りまくる! 新シリーズ。
  • 女 重 役
    -
    二十八歳の加納市子は、職業人として生きたいという強い意志から、〃女〃〃年齢〃というハンデを乗り越え、老舗・第一屋百貨店に入社した。持ち前の粘り強さで周囲の信頼を得て活躍、取締役広報室長のポストについた。しかし、ここで社内を揺るがす難問が! 男尊女卑のビジネス界で、見事頭角を現わした女性の鮮烈な生き様!
  • 女巡礼 地獄忍び
    -
    父母を探(たず)ねる幼い巡礼・お鶴は、危地(きち)を救ってくれた老忍者・鬼蔵に、女ならではの忍びの技を仕込まれる。やがて彼女は優秀な“くノ一(くのいち)”に成長。鬼蔵の命(めい)を受け、紀州藩邸に潜入。若殿・頼片(吉宗)に接近し、生命を狙うが、彼の温かい人柄に触れ、いつしか敵意も失せ、忍者の厳しい掟と女心との葛藤に悩む。密教に精通する著者が、闇の世界を描いた時代小説。
  • 女捜査官
    -
    東京湾から引き上げられたクルマの中に、東武大学の小田幸次郎教授の溺死体があった。彼は軽油の増力剤の発明で、業界の利権争いの渦中にいた。 晴海署の交通係、塩路勝子、大浜政子の二人は、女性特有のカンで犯罪の匂いをかぎ、小田の華やかな女性関係から捜査を開始した。 大好評の捜査官シリーズ!
  • 女たちのオフィス・ウォーズ
    -
    「日本の男って、どうして女に負けるのが嫌なのかしら」――アパレル、銀行、デパート、不動産、広告代理店、流通などの7人の女性総合職が、男社会の中でさまざまな悩みを抱えながら生きる様を、実在のモデルに取材して描く短編小説集。恋も、仕事も、家庭も、生き甲斐も、両立させようと健気に働き、挑戦する「できる」女性たちの物語。(『しなやかな辣腕』改題)
  • 女たちの私生活(シークレット・ライフ)~アフター5・レポート~
    -
    「カン違いばかりの男性諸氏に、OLのホントのエッチを教えてさしあげたい」そんな気持ちで結成された『性を語るOLの会』。現構成員五百人のOLたちがあっけらかんと打ち明けるエッチな話は、男たちの想像を遥かに越えているのです。給湯室で、会議室で、更衣室で、オフィスにはHが溢れている! 読めば、あなたも気持ちよ~くなれる!?
  • 女たちの私生活(シークレット・ライフ)2~OLの性~
    -
    恋愛もエッチもひとりじゃできません。私たち女のコが、その最中に何を思い、どう感じてるのか、男性諸氏にもぜひ知っていただいて、できますれば今後ひとりよがりな行為を慎む指標にしていただければと、恥を忍んで言いたい放題しているというわけです。(「まえがき」より)二十代現役OLたちの生の声を満載! 女たちのシークレット・ライフが赤裸々に。待望の第2集!
  • 女たちの祝祭(パレード)
    -
    重森洋介は、隣接するマンションに住む女子大生の様子を覗き見るのを週末の愉しみにしていた。だが、別の部屋に視線を移すと、そこには見知らぬ男と浮気する妻・真子(まこ)の姿が――。週明けの月曜日、洋介が帰宅すると、その男が平然とした顔で我が家に……(「奇妙な同棲」)。奔放に、大胆に、ときにはもの悲しくも、愛を支えに生きる女性たちを描いた傑作小説集。
  • 女探偵の事件簿~現代社会の素顔とホンネ~
    3.0
    「女探偵」というと、ピンク色に包まれたお色気ムンムンの小賢しいセクシーダイナマイトを想像するのではないだろうか? でも現実の世界では、色気よりも愛嬌! 体よりも頭と言葉! を巧みに使わなければ、女探偵は務まらない(「はじめに」より)。十年以上のキャリアを持つ著者から見た、社会の素顔やホンネ、探偵業の実態の報告記。

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  • 女特攻捜査官
    -
    激増する女性の凶悪犯罪に対処するため、警視庁は特別編成(スペシャルチーム)「女性特攻隊」を新設した。新宿で起きた殺人事件に早速乗り込んだ女性特攻隊は、女ならではの独自捜査で、事件に謎の外国人女性集団が絡んでいることを察知した。多人種都市・東京に潜む、甘く危険な罠が女刑事(デカ)たちに次々と牙を剥き始め……!? 魅惑的な女刑事たちの活躍を描く、“捜査官”シリーズの話題作。
  • 女奴隷の烙印(らくいん)
    3.5
    1巻715円 (税込)
    沙織は絶望のどん底にいた。恋人から手酷く捨てられ、仕事を失い、愛する姪は難病で莫大な治療費が必要だった。自らを売って姪を救おうと決心した彼女の前に現れた、完璧な美貌を持つ奴隷商人・サラサ。彼女にも、かつて奴隷として売られた過去があった。優秀な医学生だったサラサを襲った壮絶な運命が明かされてゆく――。龍のタトゥを背負うダークヒロイン誕生!
  • 女奴隷は夢を見ない
    3.6
    「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。自分は売られ、間もなく「奴隷市場」で競(せ)りにかけられるというのだ。ビルの一室に拘禁(こうきん)され、絶望にくれる春菜。だが、仕入れられていたのは、彼女だけではなかった。女たちを待ち受けていた壮絶な運命とは? おぞましくも美しい禁断の書。
  • 女について
    3.0
    彼女はぼくと同じ18歳だった。初めての女性だった。好きかと尋ねられて頷(うなず)いた──家族以外の女性についた初めての嘘。嘘を重ねるため他の女性を拾い、途切れ途切れに続いた彼女との関係も、ぼくが街を出ることで終止符が打たれた──。そして長い時を経て、ぼくは再び彼女と出逢った(「糸切歯」)。青春のやるせなさ、ほろ苦さを瑞々しい感性で描く秀作集。(『恋売ります』改題)
  • 女の一生
    4.1
    男爵家の一人娘に生まれ何不自由なく育ったジャンヌ。彼女にとって、人生は夢が次々と実現していくものであるはずだった。しかし、現実はジャンヌを翻弄し続ける。乳母妹だった女中のロザリが妊娠し、その相手が自分の夫であることを知った時、彼女は過酷な現実を生き始めた――。感情移入を抑えて、現実を美化せずにありのままを描く自然主義文学の真髄ともいえる傑作。
  • 女の決闘
    -
    夫と息子が外国に出かけている2カ月間、敷地200坪、建坪60坪の奥平家は、女二人だけである。真佐子は姑と呼ばれる隠居の身であり、嫁の立場に置かれる奈緒は専業主婦である。――姑は嫁に日常のあらゆることに嫌味を言いはじめる。嫁も負けずにやり返す。疑心と憎悪が渦巻いて、女同士の闘いは、日に日に激しくなる。危うい人間関係を描く異色サスペンス。
  • おんなの県民性
    -
    これまでの県民性は、いずれも男性を基準に考えられたものだった! 本書は初めて女性の県民性に焦点を当て、彼女たちの性格や仕事、健康などを都道府県別に徹底解剖する。
  • 女の子の育て方~「愛される」より「愛する」人に~
    -
    この本には、これからの“ふつうの女の子”を育てる方法が書かれている。つまり、社会を支え、自分自身の主人公として立ち、人を愛することができる、自立した女の子、である。──●母親のグチの効用●けんか上手●愛嬌のいい子●叱り方、ほめ方●容姿について●性の教育……婦人問題で活躍する著者が贈る愛情溢(あふ)れる教育書。
  • 女の時間
    -
    サラリーマン生活に見切りをつけて、学習塾の塾長におさまった可児雄一(かにゆういち)。若くてハンサムな彼を、欲求不満ぎみの母親族が放っておくわけがない。進学相談にことよせて、あの手この手の誘惑合戦。教室ならぬベッドの上で、手とり足とり性教育。……その色模様は少々脱線ぎみ。センセイと女たちの〃授業〃を軽快に描いた、エロチック・ユーモア小説の快作。
  • おんなの条件
    -
    小谷敬子は昼はOL、夜は大学生。明るい彼女に忌まわしい秘密がある。中学時代、遠戚の石崎淳に暴力で犯されたことだ。そのため、現在の恋人花田英昭の胸に素直に飛び込んでいけない。やがて敬子は完全結合がなく、処女であったと証明される。ところが今度は花田に困った噂が……。誰もが苦悩する結婚への道を探る恋愛傑作小説。
  • 女の絶望
    4.3
    1巻550円 (税込)
    「夫と話すことがありません」「赤ん坊と二人ッきりでいると息がつまりそう」「パート先で好きになった15歳下の男性が遠くに転勤して寂しい」次々と寄せられる読者からの身の上相談に答えるのは50代前半の詩人兼回答者・伊藤しろみ。不倫、セックス、子離れから、更年期、離婚、親の介護まで、迫力と説得力たっぷりに語りたおす。女の人生の絶望と希望が詰まった一冊!
  • 女の敵には向かない職業
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    盗難騒ぎにストーカー、突き落とし……人気漫画家のスタジオではトラブルが続出! なぜかハラスメント男ものさばっていて、事態は大混乱。新米アシスタントは解決に奔走するが、それは自分の才能と向き合うことに似ていた――。夢を叶えるためには、夢見がちじゃいられない。戦う女性に贈る、爽快ミステリ!
  • 女の誇り、妻の意地
    -
    「たくらみはそもそも、肉体と心をばらばらに切り売りできると考えたところに始まっていた。私は肉体を男に売って、女の精神の自由を確保したいとねがった」そうして、「私」は結婚したが……。自分の生き方を貫き生活力に欠ける夫。厳しい舅(しゅうと)と病気の子ども。家庭の内と外、女、妻、母としての奮闘を鮮やかに描く自伝的小説。(『犬と猫のはなし』改題)
  • 女の夜の声
    3.0
    隣室から夜な夜な聞こえる、女性の悦(よろこ)ぶ声――。陰気に見える隣りの男性が、妻のいない間に女性を連れこみ、絶頂に導いているらしい。有本(ありもと)は妬(ねた)ましさと羨(うらや)ましさに身もだえしつつ、誘惑に負け、毎夜、壁に耳をあてるのだったが……。用意された意外な結末とは?(表題作) 自分の気持ちと裏腹に猛(たけ)る欲望を、冷静に見つめつづけた著者の珠玉集。
  • 女はいつも四十雀(しじゅうから)
    3.5
    女の四十代は、子育ても仕事も社交もおしゃれもとなると、本当に忙しくて大変だ。だが「楽しく有意義な四十代を迎えれば、その延長としての五十代がやってくる」。(「はじめに」) そう、女の人生、勝負はいつも四十から。ここでの積み重ねが、その後の人生を豊穣にする。10年以上にわたって「STORY」の巻頭を飾る人気エッセイ、平成最後の5年分収載。
  • 女は帯も謎もとく
    -
    粋で艶やかな新橋芸者の“まり勇”は、ハードボイルドなどの海外ミステリーが大好き。少女時代はメイヴィス・セドリッツやハニー・ウエストのような女探偵を夢見ていた。忙しいお座敷の合間に起きるミステリアスな事件に胸を躍らせ、恋しい刑事と謎を推理。聖ルカ病院、魚市場、歌舞伎座に本願寺――なんでも一級品の揃う築地を舞台にした都会派連作ミステリー!
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~
    3.3
    15~22歳の女子の2割がキャバクラ嬢になりたい! この価値観の大転換の背景にあるのは、格差社会の拡大、地域社会の解体、高齢化、離婚の増加……。『下流社会』の論客が鋭く分析。
  • 女二人東南アジア酔っぱらい旅
    5.0
    奇酒、非合法酒、幻の名酒――噂を聞きつければどこまでも。あるときはバンコクの怪しい裏通りへ、またあるときは人里離れたメコンの奥地へ、ひたすらウマイ酒を求めて女二人の珍道中。ひとたび酒を酌み交わせば、見知らぬ人ともたちまち心が通う。なぜか懐かしい東南アジアの人と風物を描いて、「酔っぱライター」の面目躍如!(『タイ・ラオス・ベトナム酒紀行!』改題)

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  • 女魔術師
    4.0
    岡本綺堂といえば“半七捕物帳”に代表される怪奇趣味が横溢する探偵譚が挙げられるが、その非凡な才筆は人情の機微を描かせても超一級であった。――突如改易を申し渡され、流浪の身となった武士一家が辿る凄絶な冒険譚「海賊船」、大正期に曲芸団を率いて諸国を旅する美貌の女座長の数奇な運命を綴った表題作など、ほとんどが初文庫化となる傑作7編を収録。
  • 女無宿人・半身のお紺~お怨み申しません~
    -
    男嫌いのお紺と、町火消人足の善十が惚れ合って、お互いの半身に下り竜、上り竜の入れ墨を彫った。だが、善十は吉原の遊女を殺めてしまった。お紺も、善十の逃亡を助け、追っ手三人を矢立仕込みの匕首で……。
  • 女無宿人・半身のお紺~さだめが憎い~
    -
    天保十三年、善十の行方を追って中山道の追分から北国街道の宿場・善光寺大門町に入ったお紺は、そこで病いに倒れた。金策にはしる平手造酒は、松代藩士より五両で浪人暗殺を引き受けたが……シリーズ第2弾!
  • 女無宿人・半身のお紺~醒めて疼きます~
    -
    男嫌いでとおるお紺が、火消人足の善十に惚れ、互いの半身に下り竜、上り竜を彫った。平手造酒とともに、笹川の繁蔵の許に草鞋を脱いだお紺は、飯岡側の助っ人を斬ってみると……。シリーズ全3冊完結!
  • 女を逃すな~都筑道夫コレクション〈初期作品集〉~
    4.5
    ある夜、島村雄作がうたた寝中、泥坊が入った。なにも盗られた様子はないが、見知らぬ女性用ライターとヘア・ピンが落ちていた。それを発見したのが帰宅した妻の美枝子だったため夫婦の間には険悪な空気が……。その翌日、怪しげな二人組の男が押し入り、妻は人質に取られてしまう。(女を逃すな) ほかに、長篇推理「やぶにらみの時計」など初期の傑作を収録する。
  • 女を見て死ね
    -
    服飾デザイナー・宇佐見治郎は、充実した日々を送っていた。TVにも出演し人気を博している。しかし、そんな彼にも忌まわしい過去があった。2年前、デザインの盗用を抗議してきた男とその妻を殺害したのだ。それは完全犯罪のはずだった。しかし、ある日、彼のもとに死者からの脅迫状が――!(表題作)男と女の深淵を見事に描ききった傑作サスペンス・ロマン!
  • 隠密くずれ 悪党狩り
    -
    夢の五介と幻の三蔵。切っても切れない相棒同士が、江戸を抜けてからはや四年。上田城下に入った二人は、腐敗しきった藩重役どもの悪行を嗅ぎ付けた!! 信州から東海、四国へ放浪し、悪党相手に大立ち回り!
  • 隠密くずれ 剣鬼放浪
    -
    「裏切り者は殺せ!」と昔の仲間に追われ、諸国をさすらう隠密くずれの三蔵と五介。諸藩の内紛をめしのタネに一か八かの荒稼ぎに命を賭ける。中国筋から四国を目指して相変わらずの大暴れ! シリーズ第二弾!
  • 隠密くずれ 剣光一閃
    -
    元公儀隠密・幻の三蔵と夢の五介。賄賂に目が眩んだ上役に反抗し、腹立ちまぎれに江戸を飛び出した二人。今は諸国の悪人どもの、弱みを掴んで強請屋(ゆすりや)稼業。幕府の追っ手に、女難、剣難、くぐり抜けての道中記!
  • 隠密刺客遊撃組
    -
    幕府の役職を投げ打ち、兵学と儒学を講義する兵聖閣と武術稽古場・兵原草蘆を創って門弟を育ててきた兵法家の平山行蔵。江戸の町を荒らす巨悪が出現し、もと老中の松平定信の命で盗賊集団退治に乗り出したが――。当代屈指の武術研究家・長野峻也氏の原案。過去の時代小説にないド迫力の剣戟と武士の悲哀などを描いた珠玉の作品。
  • 隠密船頭
    4.5
    元南町奉行所の定町廻り同心ながら、船頭で生計をたてていた沢村伝次郎はある日、南町奉行所に呼び出される。待っていたのは、南町奉行の筒井和泉守政憲だった。筒井は、伝次郎に自分の右腕となって働いてもらいたいといい、快諾した伝次郎は奉行所の助をすることとなったのだが――。大人気を博した「剣客船頭」の後継シリーズがさらにスケールアップして開幕!
  • 隠密旗本
    -
    1~3巻770円 (税込)
    世は元禄。公儀の手先「影廻衆」として密命を果たす旗本高鳥家の三男坊・三郎太は、ある夜、商人が犬に襲われているところに居合わせた。三郎太は柳生新陰流の豪剣で商人を救うが、背後に何者かの策謀があることに気づく。不仲の犬小屋奉行・斗真とともに、謀略を仕掛ける黒幕を追う! 赤穂浪士も登場する贅沢な一冊。
  • 隠密爆撃機
    -
    一匹狼の空輸(フェリー)パイロット、天藤謙は、オーストラリアから名古屋までの小型双発機の空輸を請け負った。 ところが、出発地ではセスナ機が怪飛行物体と遭遇するという事件が起きていた。真相が解明されないまま、天藤は単身「謎の空域」に飛び出していった……。 自らも操縦棹を握る著者が放つ傑作航空ミステリー!
  • 陰陽師 鬼一法眼〈一〉~義経怨霊篇~
    -
    1~3巻440~550円 (税込)
    新都・鎌倉──。足軽の村上兵衛(ひょうえ)は、瀕死の老人を助け、鶴岡八幡宮に引き入れてしまう。途端、老人は奇怪な化け物に! これこそ、源頼朝に怨恨を抱いて死んだ者の怨霊が封印を解かれた姿であった。怨霊は穢(けが)れをばらまき、鎌倉は百鬼夜行の都に! そこに、巷の陰陽師の頭・鬼一法眼、登場! 金銀妖瞳を持つ法眼と怨霊との大合戦が始まる! 鬼哭啾々(きこくしゅうしゅう)──奇才の大陰陽絵巻。
  • 怨霊診断
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ネットでよく見る心霊テスト「霊感診断」。元カレの頼みで、ネット配信動画のためにテストを受けた未希は、想像の中で、血まみれの死体が何体も転がる見知らぬ家を訪れるはめに。以来毎夜、家族皆殺しの夢を見るようになった……。本当に幽霊に取り憑かれたのか? 取り憑かれたとして、この後自分はどうなってしまうのか? エスカレートしていく悪夢をめぐって、予測不能の恐怖が連鎖する、傑作ノンストップ・ホラー!
  • OL狩り
    -
    「なれるかなれないか分からないトップの座めざして死にもの狂いで戦うよりは、オフィス・ラブを楽しんだほうが賢明ではなかろうか。オフィス・ラブは、案ずるよりは生むがやすしである。勇を鼓して、一歩踏み出すだけでいい」(著者)。モテるのは、アイツばかり……とお嘆きのあなたに、口説き方を教える傑作10話。

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  • OL現代詩殺人事件
    -
    経済省に勤める我妻章子。彼女は、弟の伸一が呪術でサラ金業者。水上を殺そうとしているのを知り、心を痛めていた。そのうち、伸一は家出し、サラ金業者を狙った連続放火事件が発生。火災現場からは神奈川県庁次長・深山の死体が発見された。“弟が犯人?”あせる章子のもとに謎の手紙が!? 「タロット日美子」のデビュー作!
  • OL博徒
    -
    美貌の丸の内銀行OL、中上川良子は創立者の総領娘。だが夜は壷振り女博徒。背には緋牡丹、胸には花にまとわる二匹の蝶。銀行の誰もそのことを知らない。「処女を喪うと、壷振りはできなくなるよ」といつも親分にいわれている。「まだ男を知らない、その最初の体に賭けましょう」――ある日、その体が勝負に賭けられた!
  • オーストラリア大陸行き当たりばったり~頼りは度胸と直感のみ~
    -
    アメリカ大陸を行き当たりばったりで旅した女のコが次に目指したのは、オーストラリアだった! 本格的なキャンプ体験、住み込みお手伝いさんの日々、友人の日本大嫌い宣言、会社からの突然の解雇、7週間の恋で終わるはずだった彼との出会い……etc.悩み傷ついても前向きに自分を探し求める女のコの、笑いと涙と愛の感動オーストラリア生活記!

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  • 〈オールカラー版〉一生に一度は行きたい 世界の旅先ベスト25
    4.0
    旅行会社での企画、手配、添乗に携わり延べ70以上の国と地域を訪問。後に旅行ガイドブックの編者として数々のヒットを飛ばしてきた旅のプロが、「絶対外さない」「人生が変わる」旅先ベスト25を紹介。ネットではわからない貴重な情報も多数。必要な体力、旅行代金、日程の目安付き。オールカラー。世界遺産、絶景、秘境、南の島の美しい写真が満載!
  • 〈オールカラー版〉究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服
    3.5
    流行、ブランド、品質、サイズ、色、値段……。本当に身になるファッションとは何か? 『王様の仕立て屋』監修を務める服飾記者・片瀬平太がたどりついた結論は「日本製服飾品」だった。手作業で丁寧に作り、手に取りやすい価格で届ける。それがメイド・イン・ジャパンの神髄だ。スーツ、シャツ、ニット、ジーンズ、靴……。日本中を駆け巡る徹底取材によって、メイド・イン・ジャパンの真の魅力が明らかになる。
  • 〈オールカラー版〉魚はエロい
    4.0
    まったり求愛するウツボ、生殖器を「2本」持ち噛み付き交尾を行うサメ、口の中での子育てをするテンジクダイ、カワハギのイってしまう産卵、性転換するクマノミ……海で暮らす生き物たちの姿は、われわれ人間に種を越えた「生きるとは何か?」という素朴な問いを訴えかけてくる。魚の生態行動の面白さに虜になった水中カメラマンの著者が、四半世紀以上にわたって垣間見てきた、海の生き物たちが織り成す豊饒な世界を大放出!
  • 〈オールカラー版〉珍奇な昆虫
    4.3
    一生を巣の中で過ごすチョウ/潜水して獲物を狩るアリ/幼虫が手のひらサイズの巨大カブト/身体より長いあごを持つクワガタ/クリスマスだけしか現れないコガネムシ/砂漠を猛スピードで走るゴミムシダマシ/花弁そっくりでもランとは無関係のランカマキリ……。世界中の奇妙で希少な昆虫写真をカラーで堪能!
  • 〈オールカラー版〉日本画を描く悦び
    4.0
    私にとって、「絵」は幼少期から特別なものでした。来る日も来る日も、雨の日も晴れの日も、時間があればスケッチブックを取り出し、マンガのようなものから街の様子、海の中の様子から未来の想像図まで、それこそ何から何まで描いていました。小学生の時の授業中であってもそれは変わらず、担任の先生によく注意されたものです(「まえがき」より)。母の影響から日本画の持つ底力まで、思いのすべてを描き尽くした一冊。
  • 〈オールカラー版〉美術の誘惑
    3.5
    美術作品も、人と同じく一期一会で、出会う時期というものがあるにちがいない。私が病気の娘を案じているときに出会ったシャルダンも、娘を供養すべく東北に見に行った供養絵額も、娘の死後の絶望の中で見入った中国の山水画も、みな出会うべきときに出会ったのだと思っている。それらは、二度と同じ心境では見ることができないものだ。(エピローグより)美の原点に触れる、一期一会の物語。【図版125点収録】
  • 〈オールカラー版〉欲望の美術史
    3.8
    本書は、美術を生み出し、求めるときの様々な欲望に光を当て、美術というものをいろいろな観点から眺めたエッセイ集である。扱った作品は、世界的な名作から、通常は美術とは目されない特殊なものまで様々だが、いずれも美術史上の重要な問題につながると思っている。(「まえがき」より)「欲望とモラル」「美術の原点」「自己と他者」「信仰、破壊、創造」という四つの観点から、「美が生まれる瞬間」を探る。<オールカラー>
  • 開化怪盗団
    -
    色白の顔に細い八の字ひげ、撫でつけた漆黒(しっこく)の髪……気障(きざ)で柔弱(にゅうじゃく)な宝石商・高牟礼三太郎(たかむれさんたろう)。しかし、彼には怪盗団を取り仕切る〃裏の顔〃があった。口八丁手八丁の仲間を率い、金持ち連中から宝石を巻き上げる手練手管は右に出る者なし。さらに、その心の内には、途方もない〃理想の夢〃が燃えていた――! 明治の若い息吹が横溢する痛快ピカレスクロマンの傑作!(『開化回り舞台』改題)
  • 改革政権 準備完了 私に賭けてください
    -
    1巻660円 (税込)
    この国を、未来に希望を持てる活力のある国に再生させるためにはどうしたらいいか。それは、政権交代と脱官僚――。本書で、菅氏は、政権を交代させ、政官業の癒着を断ち切るためのリアルな実効戦略を提示。2002年、後に総理になる菅直人は何を語っていたのか。その信条、戦略がよく分かる必読の書。

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  • 海軍愚連隊〈昭和十七年三月〉マッカーサーを誘拐せよ
    -
    開戦の翌年、昭和十七年三月、日本軍は連戦連勝、破竹の進撃を続けていた。例によって箱根の温泉旅館で遊びほうけていた海軍愚連隊第九九九部隊に、新たな作戦命令が下された。〃フィリピンにいる敵将マッカーサーを誘拐せよ〃。……熱闘の末、脱出を図る将軍をみごと捕捉。しかし米軍の追撃は激しく、部隊は苦戦を強いられた。痛快戦争冒険小説、待望の第3弾。
  • 海軍愚連隊〈昭和十六年九月〉シンガポール軍港に潜入せよ
    -
    昭和十六年九月、全国から「不良兵」のレッテルをはられた水兵たちが集められた。彼らは人呼んで「神様分隊」――敬い奉っていればいい、近づいたらどんな祟りがあるかわからない連中である。その分隊に、英領シンガポール軍港に潜入し、貴重な鉱石を積んだ貨物船を盗んでこい、と命令が下った。それは成功したかに見えたが!? 痛快無比の戦争アクション!
  • 海軍愚連隊〈昭和十六年十二月〉真珠湾レーダー基地を破壊せよ
    -
    上海で休暇を楽しんでいた海軍愚連隊第九九九部隊の面々に極秘命令が下った。昭和十六年十一月のことである。目的を明らかにされぬまま、伊号潜水艦に乗り込んだ彼らは全員、海軍軍人失格の臆病で弱いダメ水兵ばかり。……真珠湾奇襲作戦の裏面で大活躍する愚連隊。作戦に成功した彼らには、さらに、別の試練が待ちうけていた。痛快戦争冒険小説、待望の第2弾。
  • 解決人
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    当然の上司交替に翻弄する商社マン、トラウマで授業ができなくなった教師、道場破りに殺された空手師範――トラブルシューター六原が、7つのトラブルをずばっと解決!! 斬新な着想と奇抜なストーリーテリングが冴える、切れ味鋭い連作短編集。
  • 会社がイヤになった~やる気を取り戻す7つの物語~
    3.7
    「がんばっているのに結果が出ない」「会社の“出世コース”にのっていない」「上司とうまくいかない」――そんな貴方の失われた「やる気」を取り戻す7つの物語。
  • 介 錯 人
    -
    不幸は突然、襲ってきた。藩内で陽明学を講ずる門出転(かどでうたた)に幕府から苛酷な罪科が下されたのである。「切腹」。この学問は国禁とされていた。愛弟子・和三郎の動揺は激しかった。「師の大恩に報いるには自ら介錯人を努めること」と申し出た。師を送る日が迫る。和三郎は〃失敗〃の夢にうなされた。さて当日は……? 武士道小説の名手が織りなす美しくも悲しい九編の宿命絵巻。
  • 会社に人生を預けるな~リスク・リテラシーを磨く~
    3.6
    さまざまなリスクに、これまで以上にさらされている日本の現状――政治の停滞、経済の停滞、労働問題――の解決策を探れば探るほど、その最大の原因は「終身雇用制度」――ここに問題の核心がある。このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の一冊。【光文社新書】
  • 会社の電気はいちいち消すな~コスト激減100の秘策~
    3.7
    「コスト削減」「節約」のかけ声も空しく、なかなかうまくいかないのはなぜか? それは社員自らが率先して動くための三つの「しかけ」がなかったためだ! デフレ時代の必読書。
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~
    4.3
    日本を蝕むさまざまな問題は、突き詰めれば私たちの「仕事」観に由来している。資本主義経済下での摩耗を避けたければ、会社のなかの「組織人」として生きるだけでは十分でない。私たちは同時に、社会のなかの「職業人」としても生きなければならないのだ――。本書はこの要請とジレンマを出発点として、働き手と組織が共栄していくための方策を探る。疲弊した日本経済が自壊する前に「職業の社会学」は新たな地平を拓けるのか。
  • 会社の中はジレンマだらけ~現場マネジャー「決断」のトレーニング~
    4.0
    「働かないおじさんの給料が、なぜ高いのか?」「なぜ産休でも人員補充がないのか?」「なぜ無謀な予算目標が立てられるのか?」「なぜ新規事業のハシゴはすぐ外されるのか?」――あなたの会社、こんな不満で荒んでいませんか。Yahoo!上級執行役員としてさまざまな人事改革に取り組む名物人事マン・本間浩輔と、企業における人々の学習・成長・コミュニケーションを研究する東京大学准教授・中原淳が新しい働き方を語り尽くす。
  • 会社を替えても、あなたは変わらない~成長を描くための「事業計画」~
    4.0
    あなたのやっていることは、本当に今やるべきことですか?――上場企業の現役経営者が語る、会社を飛躍的に成長させ、個人の明確なキャリアを築くツールとしての“事業計画書”。
  • 「会社を変える」人材開発~プロのノウハウと実践~
    3.0
    危機感・責任感のなさ、希薄なコスト意識、思考停止になっている頭脳……。“死につつある”企業の人材、立て直しのノウハウを、人材開発のプロフェッショナルが一挙公開!
  • 開城賭博
    3.0
    1巻2,090円 (税込)
    饒舌に過去語りをするが、本当かどうか判然としない勝海舟。旅順特務機関の作戦における不在証明を偽装した満鉄の測量技師。戦時中、呉で「張込み」と「舞姫」が混ざったような案件にかかわった防諜専門員。明智光秀謀反の夜の、最後の食事。そして、武田残党の若者たちが請け負った、ご神木の大輸送計画――。史実がどうであろうとも。幻視の作家・山田正紀が歴史をモチーフに自在に物語る、浪漫溢れる奇想史劇作品集、開幕!
  • 怪人二十面相~乱歩奇譚~
    4.0
    3年前、法が裁けない罪人を次々に《断罪》していった怪人二十面相。自らの焼身自殺を公開して幕を閉じたこの事件は、新たな後継者たちを生んでいた。野放しになった変質者に妹を惨殺された加賀美刑事もその一人だ。さらに増殖する正義の名のもとの処刑。その源には明智の唯一の友であり、生き地獄を生きていた浪越諒の存在があった。人気アニメのノベライズ第2弾!
  • 「快速」と「準急」はどっちが速い?~鉄道のオキテはややこしい~
    3.3
    本書は、(1)「のぞみ」や「はやぶさ」といった“列車名”、(2)「快速急行」や「通勤快速」などの“列車種別”、(3)首都圏でよく見られる他社線との“直通運転”、(4)直通列車に関する“特急券の発売”、(5)運賃計算に代表されるJRの“旅客営業制度”、という5つのテーマを選び、各々にまつわるややこしいネタを掘り起こして味わう。なんでそんなにややこしいのか解せないが、なぜか気になる鉄道の仕組みのディープな教科書。
  • 海賊商人
    3.0
    戦乱の日本を逃れ、海賊となった弥平太(後の呂宋助左衛門(るそんすけざえもん))は広大な南の海へ。荒れ狂う怒濤(どとう)と戦い、異国の海賊を退けて、命を的(まと)の荒稼ぎ! 太閤秀吉の権力にも屈せず、己れの意地を貫き通し、巨万の富を得た海の男の物語!
  • 海賊島
    -
    マラッカ海峡は、昔から、海賊が跋扈(ばっこ)していたが、近年、その略奪行為は、狂暴化、大規模化してきた。背後に黒幕組織があると睨んだJSA(日本の防諜組織)は、どんな状況でも冷静で、最も戦闘能力の高い、草薙丈二を送り込んだ。丈二は海賊ルートを探るため、寝返ったふりをして、海賊島に乗り込み、黒幕と対面するが、そこで待っていたものは!?
  • 怪談
    3.4
    「耳なし芳一の話」「雪女」「むじな」「ろくろ首」……。日本をこよなく愛したハーン(日本名、小泉八雲)が、古来の文献や伝承をもとに流麗な文章で創作した怪奇短篇集。日本の文化、伝統、習慣を世界に紹介し、いまや「日本文学の古典」として読み継がれるハーンの代表作。昆虫エッセイ「虫の研究」も収録。
  • 怪談
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    驚き、震えよ! 鮮やかな論理と、その論理から溢れ滲み出す怪異。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの『怪談』に、柳広司が挑んだ! 「雪おんな」「ろくろ首」「むじな」「食人鬼」「鏡と鐘」「耳なし芳一」――。“謎”と“恐怖”が奇跡的に融合し、名著が現代に甦る! 柳広司だからこそ書き得た、異色のミステリー。

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  • 怪談 累ケ淵
    -
    旗本小普請組の深谷新左衛門は、鍼医で高利貸しの安川宗順への借金返済に窮し、妻を抱かせた。それを、嫡男新一郎に見られ、逆上した彼は宗順を斬殺。その後、新左衛門は幻覚にとり憑かれ妻を刺殺、みずからも命を絶った。深谷家は改易になり、散り散りとなった家族に、世にも数奇な運命が……。(表題作) 剣豪作家としても著名な著者が放つ、妖気と幻想の世界!
  • 雪おんな(『怪談』所収)
    -
    1~6巻220円 (税込)
    ミノワ工務店の若き副社長・蓑輪健太郎は、パーティで出会ったコンパニオン“ゆき”に惹かれ、自分でも驚くほどのめり込んでいく。いったいなぜ? 理由を確かめるべく、“ゆき”との逢瀬を重ねるうち、秘した過去が浮かび上がってきて――。短篇集『怪談』収録作を特別に分冊化。

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  • 怪談部屋〈怪奇篇〉~山田風太郎ミステリー傑作選8~
    3.3
    怪談というものは、理におちてはこわくない。あとで合理的解決というものをくっつけては面白くない。徹頭徹尾、荒唐無稽なものでなくてはならない。怪談を成功させるには、天才的文章力と、一種病的性格の持主でなければなるまい(著者)。奔放な想像力を縦横無尽に駆使した、まさしく風太郎奇想小説のこれが真髄。20篇収録。巻末に少年篇5篇と緊急追加2篇も同時収録!
  • 海潮寺境内の仇討(あだう)ち
    -
    文政九年の夏。父・東条仁左衛門の七回忌法要の日に郷里に戻った三郎太は、兄の敵(かたき)・彦兵衛に決闘を挑んだ。江戸で剣の修行を積んだとはいえ、彦兵衛は藩の剣術指南役。だが、武士の一分(いちぶん)を立てるべく、相打ちを覚悟した三郎太の必死の猛襲に勝敗はつかず。やがて二人に思わぬ結末が……!?(表題作) 一編一編に多彩な魅力を満喫できる珠玉の短編八編。
  • 海底神殿~迷宮の冒険ファンタジー3~
    -
    日本の海底に眠るという幻の王国を求めて消息を絶った落合喜芳(きよし)。7年後、妹の絵美(えみ)は兄との再会を信じ、約束の海へと向かう。世界各地に今なお眠る古代都市の跡、そこに秘められた謎とはいったい何なのか? 満月の夜に訪れる奇跡とともに、今、異次元への扉が開かれる……。謎を解きつつ、スピーディーに展開するジェットコースター小説、「迷宮の冒険ファンタジー」シリーズ第3弾!

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  • 改訂新版 藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義
    3.9
    「この本は、人から聞いたことや、他人の書いたものをまとめたものではありません。私自身の経験から『金融市場で生きて行くには、これだけの知識が必要だ、資産運用をするつもりならこれだけの知識は必要だ』と思ったことだけを書きました」(まえがきより)――為替、先物、スワップ、オプションなど、ビジネスマンから個人投資家まで、本当に使える金融知識を、「伝説のディーラー」が伝授。データ刷新、大幅加筆の改訂版!
  • 改訂版 東大合格高校盛衰史~1949年~最新ランキング徹底解剖~
    -
    東大に集まる日本一の俊英たち。その大半は、全国の名門進学校出身だ。とはいえ、そんな名門校の地位も不動ではない。幾度も繰り返される凋落と躍進を辿ると、戦後日本の教育制度と社会構造が浮き彫りになる――。本書には、新制東京大学の入試が開始されて以降の合格者数ランキングをすべて掲載。年度ごとはもちろん、テーマ別にもさまざまな順位表を作成した。膨大な資料と精緻な分析で、東大受験の来し方行く末を見通す。
  • 回転スシ世界一周
    3.5
    米は野菜? インターネットでスシ修行? オシボリで顔拭きは世界共通? ジョン・レノン・ロールって何? 日本のスシは世界でどのように食べられているのか――あくなき探求心をパスポートにして、回りに回ったパリ、ロンドン、アムステルダム、N.Y、L.A。満腹、眼福、感服の「目からウロコ」世界一周スシの旅。

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  • 怪盗とジゴロと孔雀警視~「孔雀警視」スペシャル~
    -
    孔雀警視・扇野笙子(おうぎのしょうこ)と、修道尼僧の畠山小町、人妻の柴又天子の3人が東海道へ旅に出た。警視庁最大の敵・怪盗三十面相(サーティフェイス)と、小町を妊娠させた松様ジゴロを追っての旅である。笙子は何度も怪盗を追いつめるが、巧みなラブ・テクニックに翻弄されっぱなし! 怪盗とジゴロと女三人が繰りひろげる東海道珍道中! 愛(セックス)と冒険がいっぱいの「孔雀シリーズ」スペシャル版。
  • 海馬の尻尾
    4.1
    2度目の原発事故でどん底に落ちた社会――。3年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には「良心がない」のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症候群の少女が懐くようになり……。人間の脳は変われるのか。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~
    4.3
    結婚率や出生率の低下は、主に経済問題の側面から論じられることが多い。しかし、それは経済問題とは別のところに原因がある。多くの人が、自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、家族をもちたいとは思わなくなっているのだ。そこには回避型愛着が浸透していることが関わっている。われわれの身には、人間から別の種へと分枝していると言えるほどの、生物学的変化が生じているのである。
  • かいぶつのまち
    3.0
    1巻880円 (税込)
    演劇全国大会の前日、出演予定の部員たちが何故か次々と体調を崩す。さらに、上演予定の作品「かいぶつのまち」と同調するかのように、主役の女生徒に凶器のナイフが届けられ、せっかくの晴れ舞台はだいなしに! 後輩たちの芝居を観に来た劇団「羅針盤」の元メンバーは、この騒動の背後に潜む「かいぶつ」の姿を探し始める――。人間の「悪意」と「壁」を描く傑作青春推理。
  • 怪文書
    3.5
    経営者VS闇勢力の凄絶な暗闘! そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。
  • 解明旅行
    -
    一見気楽な退職旅行。だがその裏に、夫婦で互いに隠しあっている思惑があった。――相互銀行を定年まで勤めた総務部次長は、退職を機に妻と車で長距離旅行を計画する。妻の同僚で夫の部下でもあった元OLたち4人を訪ねる旅だが、訪ねる先々で、彼女たちは何者かに次々と殺されていく! 連続殺人をつなぐ動機とは?
  • 海妖丸事件
    3.0
    杉山潤之助の上海出張に、新婚旅行へ出向くという旧知の探偵・月輪龍太郎が同道することになった。彼らの乗る豪華客船・海妖丸が出発する直前の横浜港で、船客の政商らに宛てて奇妙な予告状が届く。絢爛な船旅の途上、仮面舞踏会や沙翁劇の最中に起こる殺人、そしてまた殺人。息を潜める犯人を見つけ出せるか。本格ミステリの醍醐味を堪能できる、傑作推理小説。
  • 快楽殺人鬼
    -
    「殺人は生きるためのゲーム。だが、私が負けることなどありえない――」。東京・新宿で、首と両手足が切断された子供の死体が発見された。犯人は人を殺すことにスリルを感じる異常性格者。そしてあたかも、警察に対する挑戦であるかのように次々とターゲットを定め、獲物に近づいていく……。エスカレートする妄想と狂気で弱者を襲う新型犯罪に刑事・扇山丈一が挑む!
  • 快楽の秘薬~ストレス解消のために~
    -
    「赤い玉がポンと出る」というギャグを、ときどきテレビなどで聞く。大昔からある笑いばなし、と思っている方が多いようだが、これは以前に私がつくったものである。「モモヒザ三年シリ八年」という諺も、私がつくった。ま、その種の笑いばなしをここに集めたわけで、ストレス解消にいくらかでも役立てばさいわいである。(著者のことば)
  • 回廊の鬼
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    老健施設「さんざし苑」の入所者・成田正三は、目を離すとベランダへ行こうとする。介護職員の四条典座は、それが成田の妻の死と関係しているのではないか、と調べ始める。妻は昨年、成田家のベランダで全身緑色の服を着て、両手の爪を剥がれ、雨のなか遺体で見つかったのだ。妻の異様な最期の真相がわかれば、成田の閉ざした心も融けるのではないか――哀しみの底に隠された真実が心を震わす、感動のミステリー。
  • 会話は「最初のひと言」が9割
    3.6
    人に会うのが怖い、あがり症、話ベタ……“コミュニケーション弱者”救済の書。あらゆる相手との会話で最も重要かつ成功の鍵を握るのは、優れた話術でも芸でもお笑いのネタでもなく、要所とタイミングを外さない「最初のひと言」だ。各界のトップたちにインタビュー取材を続け、他方で僧籍を持ち、さらに空手家として武道にも精通する著者が、社会人なら避けては通れないあらゆる場面での会話を制する、“最強のひと言”を伝授!【光文社新書】
  • 会話を哲学する~コミュニケーションとマニピュレーション~
    4.0
    私たちは会話を通じて何を伝え、何を企んでいるのか。あるいは相手の心理や行動にどんな影響を及ぼそうとしているのか。気鋭の言語哲学者が、『ONE PIECE』や『鋼の錬金術師』などの人気のフィクション作品を題材に、「会話」という営みを徹底分析! コミュニケーションとマニピュレーションという二つの観点から、会話という行為の魅力と、その実態をわかりやすく解き明かす。
  • カウンターの向こうの8月6日~広島 バー スワロウテイル「語り部の会」の4000日~
    -
    被爆しながらも、孫に決して多くは語ろうとしなかった祖母。戦後72年を経て、被爆者の平均年齢は80歳を超え、当時の出来事を詳細に語れる人が徐々に少なくなっていく現実に危機感を覚えた著者は、自らが経営するバーで、毎月6日、「被爆体験者の証言の会」を開くことを決意する……。本書の刊行を目前に、肺がんにより37歳で亡くなった著者が、その生涯を通じて持ち続けた平和への覚悟と志とは……。
  • 帰ってきた処刑人(スイーパー)
    -
    一匹狼の処刑人北条貴はアメリカでの任務を終え、三カ月ぶりに帰国した。表向きの仕事である探偵事務所を再開したところに、恩人御子柴玄山からの呼び出しを受ける。〃制裁(サンクション)〃の依頼だ。対象は、現在の日本にとって最も危険な人物であるという。それ以上の説明を拒む玄山にも、明らかな怯えが感じられた……!?――列島を北から縦走する事件。好評シリーズ第六弾!
  • 帰ってきた探偵たち
    3.7
    日本の推理界を代表する探偵たちが、一冊に集合した。法医学博士の天才型探偵・神津恭介、義理と人情の熱血私立探偵・大前田英策、若き捜査検事・霧島三郎、ぐず茂とよばれる検事・近松茂道、近松誕生のきっかけとなった検事・遠藤茂道。本格推理の巨匠・高木彬光のシリーズ・キャラクター五人の文庫未収録作品だけで編んだ、『五人の探偵たち』の姉妹編。
  • 混沌の城(上)
    -
    1~2巻440円 (税込)
    大異変によって、日本は跋扈する妖魔、割拠する戦国時代の坩堝と化した。邪淫の妖蟲に妻と父を犯された伊吉は、豪剣で鳴る武蔵に救いを求める。蟲を操るのは北陸・金沢を支配する美麗の魔神・蛇紅。超絶の闘いの始まりだ。斬! 斬! 刺客を血祭りに上げるうちに明らかになる恐ろしき「螺力」の存在……。読む者を瞬く間に異界に叩き込むノンストップ大河伝奇!!

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