作品一覧 2024/04/23更新 改革政権 準備完了 私に賭けてください 試し読み フォロー 原発事故10年目の真実 始動した再エネ水素社会 試し読み フォロー 総理とお遍路 試し読み フォロー 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 試し読み フォロー 日本 大転換 二十一世紀へ希望を手渡すために 試し読み フォロー 民主党政権 未完の日本改革 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 菅直人の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 [総理の言]未曾有の被害を引き起こした東日本大震災とそれに伴う福島原発問題の対応に当たった元首相が、当時の動きを回想した一冊です。また、脱原発を始めとする原子力、エネルギー政策に対する見解についても筆が及んでいます。著者は、第94代内閣総理大臣の菅直人。 福島原発問題の対応に当たって、当時の総理...続きを読むの問題意識が那辺にあったのかがわかり興味深い。いわゆる「理系総理」ならではの着眼点があったことを本書により知るだけでも、事故対応の際に管氏が首相の座にあったというのは、それだけで何かしらを意味するものであると再認識させられます。原子力政策に関する管氏の主張は既に多く出回っていますが、本書を読むとどのようにしてその主張に至ったかを知ることができ、その点も興味深かったです。 とある福島原発事故関連の書籍の中で、管首相は対応を平時モードから有事モードにしたという指摘があったのですが、管氏がまさに震災及び事故の発生時点から有事モードに入っていたことがわかります。また、その有事モードの中で、下記のように首相権限について無制限とも言える考え方を有していたというのは、いわゆる管氏が「市民政治家」と呼ばれていたことを思うと正直驚かされました。 〜異例ではあるが、国の危機とも言うべき緊急事態が発生した時には、総理大臣はあらゆる権限を行使し、危機回避に全力を挙げるべき責任を負っていると私は考える。〜 それにしても管氏が繰り返し述べることになる「外国から侵略される」という考え方は、どのようにして想起されるに至ったのだろう☆5つ Posted by ブクログ 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 時の総理大臣の証言。 事故直後の混乱の中、収束に向けて緊迫した状況が伝わってくる。 それにしても、加藤紘一氏の仲介が実って、谷垣総裁とのサシの会談が行われていたら、入閣での協力もありえたかと思うと、残念でならない。さぞや、その後の無益な政局は煩わしかっただろうと思う。 Posted by ブクログ 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 官邸にアドバイスできる人がいないこと。 そのような状況で、日頃危機管理に関して着目していないことが図らずも浮き彫りになった本だった。 Posted by ブクログ 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 ご本人の弁明や都合のいい解釈が含まれているでしょうから、割り引いて見なければいけないところがあるものの、当時の首相が記録に残すこと自体は一定の評価をしたいです。 現在の日本の危機管理体制の問題点が浮かび上がっていて、その点は大変興味深かったです。分厚い報告書はちょっと読み辛いという方は、まずこの本を...続きを読む手がかりにしてみるのもいいかもしれません。 Posted by ブクログ 東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと 菅直人 3.11東日本大震災時に首相だった菅直人の直筆本です。特に地震発生時から一週間は内閣のバタバタした状況や東電とのやり取りも「事実」として臨場感たっぷりに描かれていて(言い訳じみた表現も多々ありますが…)物凄く引き込まれました。一国家の最高責任者としての行動、考えに触れられる一冊です。原発再稼働問題に...続きを読むついても色々考えされられました。 また、決死の覚悟で支援にあたられた自衛隊、警察、消防士の皆さまや、ライフラインの寸断された中で尽力された地方公共団体の職員の皆さまには同じ公務員として敬意を表します。 Posted by ブクログ 菅直人のレビューをもっと見る