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Posted by ブクログ
1947(昭和22)-1962(昭和37)年に
一般誌や少年向け雑誌に掲載されたホラーテイストの作品を集めた短編集。
作者が医学生だったためか、専門知識を引用したネタ多数……とは、
言い換えれば、精神や身体の疾患および異形を題材にしているということで、
表題から岡本綺堂の『青蛙堂鬼談』風の雰囲気を想像していた
自分のアテは見事に外れた。
だよね……だって……山田風太郎だもん(笑)
巻末に断り書きがあるとおり、時代が古いせいか、現代より人権意識が低く、
今だったら活字になって商業出版など不可!
――な語句・表現が散見されるが、
その旨を注記した上で原文どおり掲載という編集姿勢は好ましい。
マッドなドクターの話は楳図かずお御大の絵が相応しいのではないか、
などと勝手に思った。
ストーリーそのものよりも、戦後の混乱が尾を引く都会の片隅で、
治安が悪く、主人公たちの周囲に塒(とぐろ)を巻くように
危険な夜の空気が充満している部分が怖かった。
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