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あなたのやっていることは、本当に今やるべきことですか?――上場企業の現役経営者が語る、会社を飛躍的に成長させ、個人の明確なキャリアを築くツールとしての“事業計画書”。
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Posted by ブクログ
(株)オプト CEO 海老根智仁さん著 生き残るのは"幹"を描ける人 幹 = 本質 コンセプト 事業計画と計画の決定的な違い 事業計画とは、「実現すること」に主眼をおいた、きわめて現実的かつ実践的な指針であるという点 すべての構成要素がなんらかの根拠によって...続きを読む裏づけられたものである必要がある 事業計画は、一本の木になぞらえることができる 土壌 = ○○したいという思い 企業理念や経営ビジョン 幹 = 徹底的な環境分析によるコンセプトづくり 事業ドメイン 枝葉 = 商品・サービス、販促活動、価格設定、組織構成 経営のオペレーション 環境分析により三つの要素を明らかにする 1 対象とする市場はどこか(顧客はだれか) 2 その市場(顧客)のニーズはなにか 3 自社の強みはなにか 「思い」と「環境」の接点を探す ⇩ 成長する幹づくり 持続的に成長する為の「成長戦略」 成長戦略と成長マトリックス 競争優位性を維持する為の「競争戦略」 競争戦略とポジショニングマップ ⇩ 「戦略」と「戦術」の違い 幹づくりこそが戦略 経営のオペレーションをどのように策定するかが戦術 戦略から派生するのが戦術
上司に勧められた本。事業の考えかた、キャリアの考え方がとても勉強になった。特にビジョン作りから戦略、戦術へ落としていくフレームワークは実践でも早速使ってみた。
サラリーマン必読です。会社を辞めなくても、辞めても、辞めさせられても読む価値があります。自立した生き方をするために内部環境と外部環境の理解を深めることが大事ということですね。基本的な考え方は世の中で自分の武器はどこで、武器をどのように磨いていき食べていくかということになるでしょうか。
思い⇒環境分析⇒事業ドメイン(幹)⇒成長戦略⇒競争戦略⇒マーケティングミックス(戦術) 思い(土壌)⇒ 環境分析(幹)⇒事業ドメイン ⇒成長戦略(枝葉)⇒競争戦略⇒マーケティングミックス 事業計画はまさに一本の木である。木を構成する『土壌』『幹』『枝葉』が事業計画の基本となる P26の絵を載せる...続きを読む ■思い(土壌) ・会社経営において、『土壌』は、まさに経営者の「○○がしたい」という「思い」です ・まわりの環境がこうだから、時代のニーズがこうだからといった条件に照らし合わせて考え付くものではありません ・自分の純粋な思いや、こうありたいという理想を表現する ・木は肥沃な土壌がなければ育たない。ですから、一番大切なのは土壌となる「思い」です。 ■環境分析(幹) ・立派な『幹』を立てるには、幹を立てる「環境」について、徹底的に分析するという作業が必要になる ・「自社がどういう状況にあるのか?」「どこが会社の成長市場なのか?」と会社の周りの市場をしっかり分析する [環境分析手法=SWOT分析] ・P32の絵を載せる ?内部環境で好影響を持つ要素=強み ?内部環境で悪影響を持つ要素=弱み ?外部環境で好影響を持つ要素=機会 ?外部環境で悪影響を持つ要素=脅威 の4つに分けるのがSWOT分析です 1920年代にハーバード・ビジネススクールで開発されたもの 強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) ■事業ドメイン 事業ドメインとは、環境分析をもとに、以下の3つの要素を明らかにすること ・対象とする市場はどこか?(顧客はだれか?) ・その市場(顧客)のニーズはなにか? ・自社の強みはなにか? ちなみにセブンイレブンは ・対象とする市場はどこか?(顧客はだれか?)⇒一人暮らしの若者 ・その市場(顧客)のニーズはなにか?⇒時間的利便性、距離的利便性 ・自社の強みはなにか?⇒日用必需品に絞った徹底的な品揃え という事業ドメインを作成し、大きく成長した ■成長戦略 成長戦略とは、経営環境が刻々と変化していく中で、持続的な成長のための次の施策、次のステップを考えること 成長マトリックP67の絵を載せる 第一方向・・・新市場開拓戦略(自社の強みを生かす製品やサービスを新しい市場へ展開してゆく) 第二方向・・・新商品開発戦略(既存の市場に対して新しい製品やサービスを提供してゆく) 第三方向・・・多角化戦略(新しい製品やサービスを新しい市場に展開する) 例)第三方向⇒富士フィルムが本業であるフィルムで培った浸透・吸収技術を活用して、化粧品に進出 ■競争戦略 競争戦略とは、競業他社に対しての優位性を確立する、もしくは優位性を確認する作業である この段階で、競争優位性が確認できなければ、前にさかのぼって、事業ドメインの設定が間違っていたのではないか 、あるいは、環境分析で重要な要素を拾い忘れたのではないか、といったことを考え直し、修正する必要が出てくる ポジショニングマップ ⇒ポジショニングマップとは、競合他社との差異を明確にするために、独立した二つの評価軸を用いて、 自社の優位性を検討するツールのこと 軸を決めるときに重要なことは、相関性のない、独立した軸をおくことである 軸が決まらなかったら、事業ドメインでしようした市場、ニーズ、自社の強みのうち2つを使用するばよい ■マーケティング・ミックス ・戦略でなく戦術なのである ・4P(Product、Price、Place、Promotion) 気になったセンテンス 会社の経営とは、ズバリ「幹を立てること」、つまり、事業ドメインを設定することです。繰り返しますが、 しっりとした「幹」を立てる前に、オペレーションの施策、つまり「松葉」の部分をあれこれ議論しても、まったく意味がありません。 もっと踏み込んでいえば、経営の仕事は「幹」を立て、育てることであり、「枝葉」をどう生えさせるかといったことは本来、 経営者の仕事とは言えないのです 戦略と戦術は良く似たt言葉ですが、まるで違うものです。 幹作りこそが戦術そのものです。いっぽう、枝葉の部分、すなわち経営のオペレーションをどのように策定するかというのが 戦術になります。つまり、戦略から派生するのが戦術です
簡単に転職スンナ!という説教本かとおもったら 経営管理の基礎講座の内容〜フレームワークをとおして個人のキャリアプラン構築にとても役に立つ本だった。 知っているだけで使わないフレームワークがいっぱいあることに反省。 事業の幹と枝のメタファーはとってもおなかに落ちた
【要旨】 昨今、夢を叶えよう、目標を達成しようとする人が多いが、成功者にはあまりお目にかからない。それは多くの場合、目標の立て方そのものが間違のではないか。 自分のあり方を考えていく時に、事業計画の手法が有効である。会社だけでなく、個人にも応用可能である。事業計画を一本の木に見立てると、木を...続きを読む大きく育てるためには思いやビジョンという土壌が必要である。そこに大きな幹を育てる。この幹こそが「ドメイン」である。個別の戦略は枝葉末節のことであり、まずはこの幹をしっかりすることが大切である。SWOT分析を行い、それを元にして1.対象とする市場はどこか、2.その市場のニーズはなにか、3.自社の強みは何か、を明確にすることで、ドメインは明らかになる。その際に、ドメインに関わる性質から2軸を構成し、マッピングを行うことにより、他者との差別化、競争優位を確認する。競争優位が築けるのであれば、そこからマーケティングミックスの考え方などから個別戦略(オペレーション)を検討していくと良い。 【感想】 個人のあり方、目標の立て方、生き方においても、経営者が行うような事業計画を応用できるのではという発想は画期的だと思った。まさに「コロンブスの卵」のよう。しかし、SWOT分析がなかなかできない。それは著者も述べているが、内部分析が困難であるためである。それ以外にそもそも外部環境の把握も困難である。単純化されたケーススタディだけ見せられても、「ではやってみるか」というところには、ちょっと高めの敷居を感じた。 【目次】 第1章 一本の木から事業計画をイメージする 第2章 老舗和菓子屋の事業計画書を書く 第3章 製作会社の事業計画を劇的に変える 第4章 安易な目標だけでは一歩も成長できない 第5章 あなたの人生はあなたが経営している
会社に何かを求めなくていい人生を歩む為に自分の“事業計画”を確立する。会社の経営のようで、自分がなければ破綻する。何処へ行こうが そこが大事なんだね。
本書は、「会社があなたに合わないと感じるからといって、転職してもなにも解決しませんよ」というありきたりの主張をするのだが、その構成は面白い。まずは、「事業計画の全体像」について解説。ケーススタディーとして、和菓子やとウェッブ制作会社の事業を紹介する。その後、このプラクティスを個人に適用し、個人的な事...続きを読む業計画を立てることを提案。これにより、「会社を替えなくても、あなたが替わる」となる。 悪い本ではないので、30代前半までの転職をお考えの人は、ぜひ一読を。
自分ドメインについて知りたくて読書。 自分の軸を持つこと。強み、弱みを年に1度くらい再点検する。 自分ドメインという言葉はいいな。 やりたいこと、達成したいことをぶれない幹として据えて、枝葉を考える。 当たり前だけど、これが難しい。 ちょうど今日、お世話になる飲食店経営者から話を聞かせてもらっ...続きを読むてから読んだので、この自分の幹、ぶれない軸についてより心に響いた。 平々凡々な自分は、人と同じことや同じ情報を得て、同じ人付き合いをしていたらダメだと改めて考えさせられた。 常に大きな仕事、やることを考えて、行動へ落としこんでいく。この繰り返しかと。 もっと緻密にマメに書きだす。ミクロ、マクロ、そして、またミクロへ戻る。 読書時間:約40分
経営者でもある著者が、事業計画のツールを個人のキャリア形成に応用することを提言した本。SWOT分析を個人に応用したり、個人を4Pの視点で分析したりするスキル的な話だけではなく、著者は自分自身を見つめることがいかに大切かを強調する。手段ではなく本質的な自分を考えなければならいという著者のメッセージは...続きを読む強烈だった。
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