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慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー
角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。有栖川有栖×霧に閉じ込められた学生たちの悲劇。北沢陶×大阪の商家で聞こえる、恨めし気な声とは? 背筋×集められた怪談から導かれる真相。櫛木理宇×あなたを追いかける謎の男。貴志祐介×姉の自死を怪しむ妹と叔父の心理戦。恩田陸×車窓から見える看板が描き出す恐怖。本書でしか読めない、夢の競演。ホラーの真髄がここにある! 有栖川有栖「アイソレーテッド・サークル」 北沢陶「お家さん」 背筋「窓から出すヮ」 櫛木理宇「追われる男」 貴志祐介「猫のいる風景」 恩田陸「車窓」 -
愚かな薔薇
母方の故郷・磐座を訪れた少女・奈智は、 あるキャンプに参加。その目的は――? 吐血、変質して、どうなる? 青春小説? ホラー? ファンタジー? 恩田ワールド全部盛りにして、到達点! 「構造的には、世界の秘密を発見する本格 SFだが、同時にファンタジーでありホラ ーであり伝奇小説であり思春期小説であり ラブロマンスであり少女漫画であり……と 自在にジャンルを横断し、見たことのない 世界へ読者をいざなう。恩田陸のジャンル 小説の集大成とも言うべき大作だ」 ――大森望(翻訳家、書評家) 週刊新潮より 十四歳の少女、高田奈智は、四年ぶりに磐座 の地を訪れた。二カ月の間、磐座城周辺で行 われる、あるキャンプに参加することになっ ている。しかし到着の翌朝、体の変調を感じ、 激しく多量に吐血してしまう。そして奈智は、 親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天 知雅樹らから、今回の目的を聞くことになる。 それは、星々の世界―― 外海に旅立つ「虚ろ 舟乗り」を育てることであった。 -
終りなき夜に生れつく
「僕はこの終わらない夜を生きていくしかないんだ」 残酷なのに柔らかで美しい。至高のアクションホラー! 作条痕のない窒息死体が連続で見つかった。 この殺人事件に、あの男は関与しているのか。 のちに何件もの大規模テロ事件を起こし、特殊能力を持つ「在色者」たちが派遣を争う「途鎖国」で、やがて犯罪者たちの王として君臨する男、神山。 神山が闇に目覚める瞬間を描く表題作など、傑作ダーク・ファンタジー『夜の底は柔らかな幻』へと続く鮮烈な作品集。 解説・白井弓子 ※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
きのうの世界 上下合本版
上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。 他殺か事故か。 町の外れの「水無月橋(みなづきばし)」で死んでいたのは、一年前に失踪したはずの男。 ようこそ、ここは、塔と水路の町。 上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。 飼い犬の「トラ」とともに暮らす、76歳の一卵性双生児、華代と虹枝。彼女たちはいつも同じ時間に散歩をする。水無月橋で一人の男が死んだあの日も。そして、二人は思い出す。バス停に捨てられた赤い印のついた地図のことを。 「ねえ、雨はどうやって数えるの? ほら、『ひと雨来た』っていうじゃない?」 「あのねえ、雨を数えてはいけないよ。雨を数えると鬼が来るよ――」 -
久保田万太郎俳句集
芥川龍之介は万太郎の俳句を「「嘆かひ」の発句」と喝破した.万太郎は「俳句は余技」とした.その無防備を装って詠み上げられた余技は,日本語での詠嘆の美しさ,表現の自在さにおいて,他の俳句の追随を許さない.国民に広く愛唱されてきた.明治末年より亡くなる昭和38年までの半世紀間の全句8000句から900句を精選した.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません. -
木洩れ日に泳ぐ魚
恩田陸にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー 舞台は、アパートの一室。 別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。 初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。 濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。 不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編! 「一つの部屋に、男女が一人ずつ。具体的な登場人物はこの二人だけ。そして、章ごとに男の視点と女の視点が入れ代わる。 読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。 そして、さらに読み進めれば、二人はある殺人事件に関わっているのかもしれないという予感がしてくる。 ……まだ、小説を読まないまま、先にこの解説を読み始めた人に伝えられるのはここまでです。」 (解説・鴻上尚史) -
珈琲怪談
なんか、怖い話ない? 異界が覗き、怪異の似合う古い街。 男たちが喫茶店に集ってすること、とは――。 男子会で、ホラーをダベる。京都、横浜、東京、神戸、大阪、再びの京都――。なぜ多忙な四人の男たち(外科医、検事、作曲家、音楽プロデューサー)は、わざわざ遠出して喫茶店を何軒もハシゴしながら、怪談を披露し合うのか――。そして、いつも茫洋としているが、気づくとなにか肝心なことをぼそっと呟く塚崎多聞とは誰なのか? ホラー小説家としてデビュー(『六番目の小夜子』)した著者による、深煎りネルドリップ、男子ホラーはいかが? 奇妙な味がじわじわ恐い(ほぼ実話)全6編。 -
色彩セラピー・色を決定した後には、必ず心が軽くなっています。
さっと読めるミニ書籍です(文章量10,000文字以上 11,000文字未満(10分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 色は人の心に無意識に影響しています。 今、周りを見渡すと、たくさんの色が目に入ってきます。 色の力は、その時が来ると大きく動き出します。 そして、心の中は変化していきます。 その時が来る、、、とはいつなのか、というと、、、、。 例えば、気分が落ち込んで暗い気持ちでいる時。 黄色のイメージは、明るい、元気、などですが、黄色を見たからといって、気分の落ち込みからは簡単に抜け出せるわけではありません。 ですが、黄色を見た、その黄色のイメージというものが、心深くに小さく残ります。 そして、例えばその後に美味しいケーキを食べた、、、 その時、「美味しい!」という気持ちが、黄色のイメージにある、明るい気持ちに連動します。 そんな小さなきっかけが訪れた時、心の奥深くに残っていた色の力が働きだします。 この時が、その時が来た、時なのです。 そして、黄色のイメージ、明るい、元気、が、少しずつ心に広がっていきます。 気がつくと、なぜか元気になっていた、そんなことが起こったりします。 色が心に与える影響はそういったものです。 心の奥に感じていた色のイメージが、ふとしたきっかけで前面に出てくる、そんな感じです。 【目次】 本書の使い方 色がイメージするキーワード どんな色が好きですか? どんな色が気になりますか? 色の取り入れ方 インテリア ファッション 【著者紹介】 温田想(オンダソウ) 保有資格 カラーコーディネータースタンダード カラーコーディネーターアドバンス 色彩インストラクター カラーアドバイザー カラーセラピー -
七月に流れる花/八月は冷たい城
坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。(「七月に流れる花」) 夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。(「八月は冷たい城」) -
シベリア抑留
酷寒の異境、広大なソ連邦の全域に広がる収容所(ラーゲリ)に、日本兵と民間人六十万が虜囚として強制労働に服した。その隠された実態を、新資料を駆使し、また「最後の証言者」を訪ねて明かす。死者・生者ともに心癒やされぬ歳月と空白の現場が、ついにあらわれる。民族の悲劇に新しい歴史の光をあてたドキュメント。 -
主従転生、最強執事とお嬢様 異世界でノブレス・オブリージュ!
「今度こそ、あなたが悲しまずに済むようにすべてを教えて差し上げたい―――」。転生前の時代は、イギリス。ウィンターフォックス家は、現代ではまれな古来のしきたりを守る由緒正しき貴族だった。しかし、貴族間の政争に負け、滅ぼされてしまい……残るは貴族令嬢とその執事のみ。燃えさかる屋敷の中で、老いた執事は「あと30年若ければ、お嬢様をお救いできた。そして、もっとお嬢様にいろいろとお教えできた…」とひどく後悔する。すると、その刹那―――執事は30年前の青年執事に、お嬢様は12年前の13歳の少女となり転生したのだった。異世界で、若返った執事はこう誓う。今度こそお嬢様をお守りし、お家再興を成し遂げると! ※1話目から3話目までを収録。 -
主従転生、最強執事とお嬢様 異世界でノブレス・オブリージュ! 分冊版
「今度こそ、あなたが悲しまずに済むようにすべてを教えて差し上げたい―――」。転生前の時代は、イギリス。ウィンターフォックス家は、現代ではまれな古来のしきたりを守る由緒正しき貴族だった。しかし、貴族間の政争に負け、滅ぼされてしまい……残るは貴族令嬢とその執事のみ。燃えさかる屋敷の中で、老いた執事は「あと30年若ければ、お嬢様をお救いできた。そして、もっとお嬢様にいろいろとお教えできた…」とひどく後悔する。すると、その刹那―――執事は30年前の青年執事に、お嬢様は12年前の13歳の少女となり転生したのだった。異世界で、若返った執事はこう誓う。今度こそお嬢様をお守りし、お家再興を成し遂げると! -
酒亭DARKNESS
話、聞いてもらえます? 全国各地の酒場の片隅でふと語られる、ちょっと不思議で不穏な話。 酒を片手にした謎解きの果てに見えてくるものとは── ・老舗の居酒屋を譲られた三代目が、 二代目から提示された奇妙な条件とは?(「跡継ぎの条件」) ・オカルト方面の才能がまったくないい男が、 ある飲み屋街で受けた「お告げ」。(「夜のお告げ」) ・「鈴が鳴ったら、風を除けろ」。 ユタ家系の親戚に渡された鈴が、ある朝、鳴った。(「風を除ける」) ・フェーン現象が起きる時には、 戸を開けちゃいけないと祖母が言う。「入ってくるから」(「曇天の店」) 著者が全国の居酒屋からインスパイアされた「居酒屋ホラー」13編+α! あらゆるタイプの「怖さ」をお楽しみください。 ※本作に収録されている13編+αのうち、「跡継ぎの条件」「昭和94年の横丁」「曇天の店」は、それぞれ2019年に電子書籍として配信した短編「跡継ぎの条件」「昭和94年の横丁」「曇天の店」と同じ作品です。ご了承のほど、お願いいたします。 -
植毛の進化論! 本気で薄毛に向き合う人が読む本
薄毛は「隠す」「ごまかす」「諦める」から「治す」時代へ! AGAに悩む老若男女にとって、自然かつ確実に悩みを解消できる方法が「自毛植毛」である。 その手法や効果、そして費用やメリットやデメリットについて、現役の医師も訪れる業界の権威でもあり「親和クリニック」総院長を務める音田正光氏が、その全てを語る。 ─本書の内容─ 第1章 あふれる広告、都市伝説... 高度AGA情報社会をさまよう “薄毛難民”が正しく増やすためには ■薄毛難民を惑わせるものたち ・毛生え薬ができたらノーベル章もの ・現代社会には薄毛に関する情報が氾濫しすぎている ■薄毛にまつわる困った迷信 ・その情報に根拠はあるか? ・育毛・発毛商品を検証してみると... ・増毛法とカツラに潜むワナ ・カツラのメリット・デメリット ・AGA治療・比較表 ■人は見た目が9割 ・どの年代がAGAになりやすいのか ・薄毛治療は人生への投資 薄毛に定義はない ・AGAの種類/AGAの境界線 ■よくある質問〈知識編〉 ■[座談会]適齢期女子たちの“髪”へのホンネって 第2章 植毛の進化論! 薄毛は「隠す」から治る時代に... 自毛植毛で人生を好転させる ■自毛植毛が薄毛解消の最適解 ・「隠す・増やす」ではない「治す」というベクトル ・二つの「植毛」法の大きな違い ・自毛植毛手術ではメスは使わない ■自毛植毛で変わるのは髪型だけではない ・本来の自分を取り戻した83歳の男性 ・自毛植毛の流れ 〜カウンセリングから手術まで〜 ■自毛植毛の内容 ・最先端技術「MIRAI法」 ・大量の移植を世界一のスピードでこなすチーム医療 ・髪の「癖」にまで配慮した驚異の移植法 ・自毛植毛の費用は長い目で見れば安い ・「患者ファースト」は“言葉”だけでは意味がない ・自毛植毛【MIRAI法】ビフォー・アフター! ・ 1年後に再会した“元・薄毛”の皆さん ■よくある質問〈心理編〉 第3章 人生100年時代の「髪」の未来 失われた過去から自分を取り戻す【自毛植毛治療体験記】 ・植毛体験記 PART 1 ・ 【薄毛・育毛の現実】失われたお金と時間の悪循環を止める ・植毛体験記 PART 2 ■あとがき ■よくある質問〈手術編〉 -
新ワイン学
1998年に発刊された『ワイン学』から20年を経て、ワインにまつわるさまざまな角度から、現代の傾向と進化を反映させた『新ワイン学』として登場。 ワインの科学、ワイン原料用のブドウ、ワインの醸造工程、ワインの貯酒・熟成・製品化、ワインの唎酒の5つの章から成る本書は、幅広くワインを知りたい読者にとって価値ある一冊となっている。 特に醸造工程の章は大幅に改訂され、現在使用されている製造機械も多く掲載されている。 製造機械の発展によって、ワイン造りも以前とは違うものになってきている様子も、本書から読み取れる。 専門的な内容でありながら、一般消費者の方、流通に従事されている方にもわかりやすく読みやすい構成を心がけた待望の一冊。 編集幹事:戸塚 昭/東條 一元 執筆:東條 一元/清水 健一/川邊 久之/萩原 健一/勝野 泰朗/後藤 奈美/松本 信彦/安蔵 光弘/島崎 大/小林 弘憲/武井 千周/恩田 匠/土屋 幸三/伊藤 和秀/工藤 雅義/村上 安生/久保 將 -
spring
♛2025年 本屋大賞ノミネート! 構想・執筆10年―― 稀代のストーリーテラーが辿り着いた 最高到達点=長編バレエ小説 「俺は世界を戦慄せしめているか?」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。 少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。 同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者―― それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。 彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。 一人の天才をめぐる傑作長編小説。 ♛読書メーター「読みたい本ランキング」月間1位(2024年2月2日〜3月3日/単行本部門) ♛今月の絶対はずさない!プラチナ本選出(「ダ・ヴィンチ」2024年5月号) ♛キノベス!2025 第10位 ♛第1回「あの本、読みました?」大賞第5位 ♛埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本第3位 史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、 表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生! ※電子書籍版には紙書籍版に収録されている「パラパラ漫画」と書き下ろし番外編二次元コードは付きません。 【目次】 I 跳ねる II 芽吹く III 湧き出す IV 春になる -
spring another season
HALの祭典、ふたたび。 シリーズ累計11万部 2025年本屋大賞にノミネートされた恩田陸の新たな代表作、 傑作バレエ小説『spring』への熱いアンコールに応えた待望のスピンオフ! けれど今、こうして僕らは一緒に踊っている。戦っている。 互いを理解するために、対話するために。 二人の神に近づくために。 本編『spring』では描ききれなかった秘められし舞台裏に加えて、深津、ヴァネッサ、ハッサン、フランツ、そして萬春自身はもちろん、永遠の師匠ジャン・ジャメやエリック・リシャールの教師コンビ、ロシア留学を果たした滝澤美潮など様々なキャラクターたちの気になる過去と未来を描く全12章の小説集。中編「石の花」ほかたっぷりの書き下ろし&『spring』刊行時に期間限定で公開された幻の一篇「反省と改善」をはじめ、これまでに明かされた『spring』のストーリーを余すことなく完全収録。 【電子書籍版には紙書籍版に収録されている「パラパラ漫画」は付きません】 -
戦艦「大和」の建造
戦艦大和の建造は、その基本計画から完成まで、実に7年の歳月がかかっている。その間に働いた延べ人員は、1万5000人以上。「大和」はまさに、当時の最先端技術を駆使し、日本人が初めて取り組んだ、一大プロジェクトであった。今日にも生きる多くの技術を生み、未曽有の巨艦をつくりあげた、勇気ある男たちの夢と挑戦の詳細な記録。 -
特攻
最後の証言と機密資料を掘り起こし、特攻の真相を追う。戦闘員の死を予め前提にした戦術は、いかなる経緯で立案されたのか。神風特攻、回天、桜花、震洋という人間兵器の誕生から結末までと、そこにかかわった人間たちの悲痛なドラマを、丹念な取材でたどる。ついに突きとめえた"真実"のドキュメント。 -
夏の名残りの薔薇
この殺人事件は真実なのか、それとも幻か!? 沢渡三姉妹が山奥のホテルで毎秋、開催する豪華なパーティ。 不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。はたして犯人は―― 沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。 参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。 不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。 これは真実なのか、それとも幻か!? 巻末には杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。 「『夏の名残りの薔薇』は本格ミステリという「閉じる」小説形式のルールを遵守しながら、同時に「閉じない」モチーフを小説内に定着させるという、極めて曲芸的な目論見によって書かれた作品である。(中略)小説内の犯人が目論んだ計画とは別に、作者が小説内で狙った仕掛けについても注意して読み進めなければならない――。」 (解説・杉江松恋) -
なんとかしなくちゃ。 青雲編
困ったことが起きたら、「なんとかしなくちゃ!」 日常に潜む「キモチワルイ」や「モッタイナイ」を見逃さない主人公・梯結子は商人の家系に生まれた四人きょうだいの末っ子。幼いころからその天才的なひらめきと観察力と調達力で、次々に難題に挑む。混み合う砂場、プライドが傷付くお友達が出るお誕生会、不利な生徒会長選挙でのアピール――誰もが諦めた課題を「なんとかしなくちゃ。」の一心で解決する、新感覚エンタテインメント!(幼少期~大学生編) 表紙がなぜお城のジオラマ? ↑読めばわかります! 世の中の「キモチワルイ」をスッキリ整理 痛快!問題解決エンタメ小説 ↓この難問、解けますか? Q. 学生新聞の広告効果を最大化するには? Q. 家族の夕食の予定がバラバラ。食材を無駄にせず家計の負担を減らすには? Q. 最も効果的に潜在顧客へ届けるポスティング戦略とは? (答えは本文に!) 単行本 2022年11月 文藝春秋刊 文庫版 2025年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
人間の記緑 東部ニューギニア戦
無謀極まるポートモレスビーの攻略作戦、悲劇のスタンレー山脈越えなどの戦地の実態を、生き残った兵士たちの証言と文書をもとに再現する。中国新聞に長期連載され、人間としての民衆の叫びと兵士の視点からの戦争記録として、大きな反響をよぶ。戦争の悲惨を訴え伝える、東部ニューギニア日本軍敗退の記録。悲惨な戦争実態と敗戦の真相を克明に追う、好評ドキュメント。激戦を闘った兵士たちの感動の記録。<「全滅篇」との2巻> -
福島原発 現場監督の遺言
福島原発の危険性を26年前から警告していた元現場監督・平井憲夫氏。一級配管技能士の資格をもつ配管のプロとして各地の原発工事と定期点検をした平井氏の告発を取材した著者が、原発の危険性を、平井氏へのインタビュー、平井氏と高木仁三郎・原子力資料センター代表との対面、大量被曝した作業員への取材を通じて根本的に問い直す。原子炉と、その冷却のための膨大なパイプの集合体としての原発は、地震にこんなにもろかった。 -
米中冷戦がもたらす経営の新常識15選
半導体復権!千載一遇のチャンス到来 ハーバード大で共同研究に携わった著者が これからの日本企業の生き残り戦略のあり方を提示 「G7広島サミット」で方向性が決定的になった米中新冷戦(民主主義と専制主義の戦い)への突入は、もう不可避で、不可逆的な事態に陥っています。「脱炭素化」と同様に、この冷戦がもたらす「デリスキング」は国内企業の戦略策定上、新しい経営課題になりました。本書では、客員研究員として米国の心臓部、ハーバード大学国際問題研究所で直近まで現地の政策エリートと議論を重ね、共同研究に取り組んできた著者が、日本企業に向けてこれからの生き残り戦略のあり方を説きます。 グローバルビジネスに携わる方、経営企画、事業計画を策定する方に必読の1冊です。 【本書のポイント】 ●米・中指導部の「本音」が丸見えに ●付き合うとリスクのある国、ない国が一目でわかる ●信頼できる『1次ソース』にこだわって分析 ●自社組織を立ち上げる際の設計図を提供 ●巻末に『<図解>米中冷戦』を収録 -
まひるの月を追いかけて
奇妙な旅のはじまり、はじまり 異母兄の恋人から、兄の失踪を告げられた私は彼を探す旅へ――。 奈良を舞台に夢と現実のあわいで真実は姿を隠す。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。 異母兄が奈良で消息を絶った。 たった二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。 早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香……。 旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。 旅と物語の行き着く先は――。 「恩田作品には映像に携わる人間を刺激する何かがある。 撮りたい衝動にかられる。その言葉を発語してみたくなる。 登場人物を設定された場所に解き放してみたくなる。 そして、その場所を、実際に訪れてみたくなる」 (解説・佐野史郎) -
メイデン/エイド
種田一斗は一つ上の女生徒・天神原しをんに一目ぼれ。しかし、しをんは校舎裏で不良達と乱交に興じていた。落胆する一斗であったが、その直後、不良少女の虹本えなに、突然の告白を受け、そのまま馬乗りにされてしまい…!? 優柔不断な思春期の少年に天然巨乳美女、淫乱幽霊、不良少女、美人教師などの美少女キャラが責め立てる。エッチでポップな学園オカルトラブコメ!! -
横浜の名建築をめぐる旅
赤レンガ倉庫、横浜三塔、ホテルニューグランド、山手の洋館……。 歴史を感じさせる華やかな近代建築は、港町・横浜の大きな魅力のひとつ。 そんな名建築の数々を美しい写真と解説で楽しむ、街歩きにぴったりのガイドブック。 建築好きの小説家、恩田陸によるコラム及び著者との対談も収録。小説に登場する建築物や横浜の街の魅力などを縦横無尽に語り尽くした、恩田ファンも必読の一冊です。 「――横浜自体が、日本の近代の庭という感じがする。文明開化、海外への窓、突き進む時代、変わりゆく暮らし。その過程が場面ごとに綺麗に保存されていて、道ゆく人が時代を辿りながら鑑賞することができる。」(恩田陸)/本文より -
夜果つるところ
執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、文庫化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実・・・・・・! 遊郭「墜月荘」で暮らす「私」には、3人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで・・・・・・。謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。 -
落語×文学
近代および現代の作家や文学者そして画家たちの作品と「落語」「落語家」「寄席」にまつわるひろく世に知られた事象から著者(天満天神繁昌亭支配人)が探り当てた事柄まで多岐にわたる逸話と蘊蓄。 「産経新聞」(夕刊、連載継続中)と「大阪保険医新聞」に連載されたコラム「落語×文学」と「作家寄席集め」を1冊にまとめる。取り上げた作家および文学者は、坂口安吾、永井荷風、芥川龍之介、森鷗外、織田作之助、武田麟太郎、谷崎潤一郎、吉井勇、江戸川乱歩、太宰治、内田百閒、正岡子規、吉村昭、折口信夫、久保田万太郎、直木三十五、塚本邦雄、色川武大、富士正晴、藤沢桓夫、井上ひさし、宇野浩二、星新一、永井龍男、坪内逍遥、向田邦子、久米正雄、秋田實、田村隆一、田辺聖子、周作人、野坂昭如、池内紀、吉行淳之介、田河水泡、鍋井克之、徳田秋声、小松左京、宮本百合子、横溝正史、岡本綺堂、和田誠、中江兆民、小島政二郎、安野光雅、半村良、開高健、渋沢栄一、幸田露伴、手塚治虫、丸谷才一、小沢昭一、古井由吉、瀬戸内寂聴、松崎天民、石原慎太郎、辻潤、司馬遼太郎、山口瞳、山崎豊子、二葉亭四迷、夏目漱石、山田風太郎、水原秋櫻子、南方熊楠、志賀直哉、齋藤緑雨、山本周五郎、泉鏡花……等。 -
ソード・ワールド2.5レイダーストーリー 魔法王レオンダールの鍵
アルフレイム大陸の西に浮かぶカーサリア群島は、古代魔法文明時代、数々の魔法王がぶつかり合った場所であり、この多島海には数多くの都市や墳墓が作られた。中でも最も有名なのが“覇道の魔法王”ソラーグの王都だ。広大な敷地を持つソラーグの王都とその周辺に存在する一族の墳墓は、まさに宝の山。多くの冒険者が訪れるようになり、瞬く間に遺跡の上には街が築かれ、競い合って探索が進められた。そしていつしか盗掘者たちのことを、魔法王の玉座を探す者──“スローンレイダース”と呼ぶようになる。そんな遺跡都市ソラーグを舞台に、弱小ギル
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